マッチファクツ(Opta)
- アーセナルはサウサンプトンとのリーグ試合ホーム24試合で敗けなし(W18 D6 L0)。最後に敗けたのは1987年11月
- サウサンプトンはPLのアウェイ試合でもっとも勝てていないチームがアーセナル(20試合 W0 D5 L15)
- アーセナルはPL直近4試合で勝ちなし(W0 D2 L2)。もしこの試合で勝てないと2011年以来
- アーセナルは降格圏の相手とのPLホーム36試合で35勝
- サウサンプトンはPL直近7試合で6敗(W0 D1 L6)。6得点23失点。ただし今シーズン8ポインツのうち7ポインツがアウェイ(88%)
- アーセナルの12試合後のネガティヴGD(-1)は1982/83シーズン以来
- アーセナルはPL試合では11月がもっとも敗けている月(L34)。11月の勝率は44%
- 今シーズン、サウサンプトンより前半の得点が少ないチームはない(G3)
これまでの実績的にはアーセナルはまず敗けないだろう。
が、これまでのウナイ・アーセナルの数々のワーストの記録破りを考慮すると、最後にホームで敗けたのが「1987年11月」なので、ここで敗けてぴったり「32年ぶり」をやりかねないような不吉なデータ。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
SKY Sports (Charlie Nicholas) 4-1
WhoScored.com 2-0
ホームで30年以上敗けていないのだし、相手は絶不調と来ている。アーセナルがどんなにひどくてもここで勝ち以外の予想はしづらい。
マーク・ロウレンソン(BBC Sports):アーセナルが簡単に勝つと思う。彼らの火力をもってすれば。サウサンプトンはひどいったらない。
チャーリー・ニコラス(Sky Sports):この試合はこれまでアーセナルの総取りだった。通常サウサンプトンはPLのエミレーツではアーセナル相手に何も得られない。そろそろアーセナルの選手たちは戻るころでウナイ・エメリには彼らにかけることばがある。このふたりのマネージャーは両方とも精査されているところだ。サウサンプトンは9-0で敗けても信頼を得ているが、それ以降もやられつづけている。GKとバック3はまだ脆弱だ。
ラカゼットは代表のお勤めがなかったしオバメヤンは最近は少し大人しい。アーセナルは勝利に戻る時間だ。いま6位にいるがずっとひどい。チェルシーがマンシティに行くということは、トップ4への望みがつながるかもしれない。勝利が期待される試合がつづき、アーセナルは勝つだろう。
ウナイ・エメリの「プロジェクト4×3」
さて、去年の「プロジェクト84」。好評だったのかどうだったのかよくわからないが、ここでリプライズ。
今後6試合がエメリに与えられた猶予であるという説については、先日も伝えたが、それにならってマンシティまでのPL4試合の進捗をチェックしようというミニ企画をやろう。
絶対に勝たなければならない試合がそこにはある(なんだっけこれ?)。
ずばりこの4試合である。
Southampton (H), Nov 23
Norwich (A), Dec 1
Brighton (H), Dec 5
West Ham (A), Dec 9
彼らの現在順位はそれぞれ19位、20位、11位、16位。このなかではブライトンが比較的高いポジションにいるが(GDもたったの1しか違わない)、その試合はホームだ。
本来のアーセナルならば4連勝は余裕と思われる顔ぶれながら、いまの自信を失っているアーセナルならポインツを落とすことだって絶対にないとは云えない。
この4試合ですべて3ポインツ取れば12ポインツ。ソクラティスが主張するように12ポインツ取れればチームにはかなり自信がつくだろうし、またトップ4に近づいていける可能性はある。
アーセナルボードがこの12ポインツのうちどの程度を合格ラインにするのかはわからない。もちろん結果だけではなく、内容も見ることだろう。
勝ったときよりポインツを落としたときの影響がかなり大きい
それと、エメリにとって問題になりそうなのは今後はポインツを落とすたびに大きく順位が落ちる可能性があるということだ。勝ってトップ4に近づいていくよりも、ポインツを落としたときのインパクトが大きい。
現在17ポインツのアーセナルから下、3ポインツのなかに9チームがひしめいているという混戦。
現在のテーブルを見てのとおり、アーセナルはトップ4よりも17位のアストン・ヴィラに近い。仮に今回セインツ相手にドロウなどやろうものなら、一気に3つも4つも順位を落とすかもしれない。
あるいはもし万が一敗けようものなら、トッナムにポインツで並ばれGDで追い抜かれる可能性だってある。
トッナムは14位でヘッドコーチのクビが飛んだ。このタイミングでアーセナルがToTに追い抜かれたら、そのインパクトはハンパじゃないだろう。
エメリとアーセナルにとって、この12ポインツは本来取れて当たり前のポインツ。だからこそ厳しい。ペナルティシュートみたいなものだ。本来入ってなきゃ絶対おかしいものがプレッシャーのせいで外れたりする。
果たしてこの12ポインツがウナイ・エメリのカウントダウンとなるのか。状況によってボードがどのような判断を下すかにも注目しなければ。当然だが、エメリにこだわって解任のタイミングを誤れば、ボードメンバーの責任も問われる。
比べる対象という意味ではこの週のToTの試合がどうなるかも見ものかも(※ランチタイムにハムとアウェイ)。
試合のみどころ
「プロジェクト4×3」の最初の試合。ホームで必ず勝つ必要がある。
とにかく問われるのはメンタリティだ。仮に前半を2-0でリードしてもまったく気が抜けない。いまのアーセナルには安全圏などないと思ったほうがいい。得点したら後ろへ下がるなどというメンタリティで臨めばきっと今回も罰を与えられるだろう。
チームの強い気持ち、団結(unity)と一体感(oneness)。
ベターなパフォーマンスと試合のコントロール。云うのは簡単だ。やるのが難しい。それがほんとにできるのかどうか見てみよう。
キックオフは日本時間11/24(日)0:00。今晩。
COYG
『絶対に負けられない戦いが、そこにはある…!』ですね
4-3-3ならエメリはトレイラのIH起用に固執すると思う。
それならいっそ前節の3-5-2を継続したほうがマシかも。
しかしどちらにしても、格下だけに逃げ切れる状況だったら迷わず引いてくると思う。
そうなるとエメリにはこじ開ける手段がない。
僕は12ポイントどころか、今の内容で6ポイントも取れれば上出来だと思ってる。
しかしそれでもエメリの首が飛ぶかどうか。。。まあ見てみよう。
ティアニーとベジェリンが戻り、エジルが右WGならベジェリンによるサイドをえぐる攻撃が復活する可能性はあるだろう(ぺぺで無理)
オーバが中に絞ればスペースのできる左もティアニーがオーバーラップできるかもしれない
なんにせよ攻撃戦術はSBからのクロス中心なのでなんとかしたい
相手の5バックがサイドのエリアを消した時にエジルとラカゼットで中央を攻略できればいい
今回の予想メンツは現状のアーセナルではバランスの良い方なので、採用されれば期待したい