ラカゼットについて
ラカゼットは、この試合でも最前線でアグレッシヴにプレイし攻撃に大きく貢献した。BBC SportsのMOTM(Sky Sportsはエミマル)。
ただ残念なのは何度かチャンスもありながら、今回もまたゴールならず。そろそろハードワークのご褒美がほしいところだが。。
起用法などを見るに、アルテタはオバメヤンとの共存をとくに問題視していない?様子だが、ファンのあいだではオバメヤンをCFで使ったほうが効果的だという声も相変わらず多い。
一方でアタッカーではガビ・マルティネリがブレイクの予感を漂わせているということもある。この試合でもこのチームのなかで遜色なくプレイできることを印象づけた。
ミッドフィールドに落ちてビルドアップを助けたり、ファーストDFとしてプレッシングを主導したりと、ラカゼットが現在のストラクチャのなかで果たす役割はかなり重要だが、CFにゴールがないのは理想的な状況ではない。アタッカーの組み合わせは、今後も注目ポイントだろうと思われる。
ひさびさにTMを確認したら、ラカゼットの市場価値が€70Mに上がってたずら。。
リーズ・ユナイテッドとGKイラン・メリエについて
ぼくは毎度のことながら対戦相手にはあまり関心がなくて、このブログの読者のみなさまには物足りないと思われていそうな気もして恐縮だが、今回ばかりは痛く感心した。リーズつええええええ。
試合後の戦術解説なんかをざっと読んだり見た感じだと、リーズは守備フェイズではかなり積極的にマンtoマンをやってきたということで、ゾーナルに守られることのほうが多いアーセナルはそれに慣れていなかったと。たしかにバックからのプレイではボールの出しどころをことごとく抑えられていた。そして精度の低いロングボールを蹴らされる。思うツボである。
それと、彼らの空いたスペイスを利用したビルドアップと流れるような攻撃。少ないタッチでボールをつぎつぎに受け渡す、ファイナルサードでのインスピレイションもうなるものがあった。もちろんプレイ自体が積極的で、クロスに複数人がボックスに侵入することもしばしば。
それは、試合前にアルテタが指摘していたように、チームにそういったポジティヴなメンタリティを植え付けているマルセロ・ビエルサの功績なのだろう。
アーセナルの鈍い動きを差し引いても、あのように自信たっぷりにボールをきれいに回せるチームはPLでもトップクラスではないだろうか。
そして個人的に彼らの選手のなかでも一番すごいと思ったのはGKのIllan Meslier。フレンチの19才。ボールセイヴィングでの見せ場はさほどなかったが、ビルドアップのなかでのあの落ち着きと正確なロングキックにはたいそう驚いた。
(名前の読み方はフレンチでは「メスリエ」と「メリエ」という2通りの呼び方があるようで、ここではイラン・メリエと呼ぶことにしよう。アイランかな?)
この試合のパス精度はエミマルが50%なのに対し、メリエはなんと82%。パスの本数自体はメリエがエミマルの2倍近く蹴っている(15 v 32)。ロングボール成功率は7/20 v 11/17。
彼はロリアンからの1年ローンで、この試合がリーズでのデビューだったというからさらに驚き。
調べてみると、フランスU21ではダヨ・ウパメカーノやジェフ・レイヌ・アデレイドのチームメイト。ただGKとしては以前アーセナルともリンクされていたアルバン・ラフォンがNo.1ということで、プレイのチャンスはあまりないのかも。TMによれば、ロリアンのユース上がりということできっとゲンドゥージともよく知る仲なのであろう。試合後のピッチでふたりが語らうシーンもあった。
それにしても、あのプレイを見たら大注目せざるを得ない。今後どうなるか見てみよう。遠からず、ブレイクするかも。。
その他試合について
気づいたことなど。
- ホールディングはまあしょうがないよ。長い目で見よう。ただ、彼はこの試合で6回ミスパスをやっているが、ジャカとゲンドゥージもそれぞれ4回ミスパスしているということで、見た目ほど彼だけが突出してひどいわけではなかったという。リーズはホールディングにプレスをかけず、わざとボールを持たせてミスを誘っていたという指摘はなかなか的を射ていると思われる。まさに悪目立ち。試合後のインスタでは「応援してくれたみんなありがとう。そうじゃないみんなには……毎日ハードワークでがんばるよ」。これを応援せずにいられようか?
- ちなみに@Orbinhoによれば、ホールディングがスタートした過去2シーズンの試合でアーセナルが敗けたことは1試合しかないということ(W15 D7 L1)。考えてみれば彼は最高潮にノッていたときにケガをしてしまったんだよなあ。
- ネルソンはシーズン2点め。アルテタが彼を買っていることがわかりうれしい。
- パパのRBはどうだったろう? 前半終了間際、遅いスロウインにクレームを飛ばすファンに「みんな落ち着け」。さすがシニアプレイヤーである。
- 後半のゲンドゥージは図抜けていた。アルテタにアピールできたろうか。
- ラカゼットが後ろから相手を蹴ったシーンがVARで確認されていたが結局カードも出ず。レフェリーが自分でモニタを確認しないのはやはり問題があるような。
- 前半あまりにひどくて、Twitterでティエリ・アンリの投入を希望する声多数。そう云われましても。
- PM7:56というハンパな時間にキックオフだったのは“Head Upキャンペイン”のためだったそう。ファンにもメンタルヘルスについて考える時間を促す目的があったそうで。
- このシーン試合後にソーシャルメディアでは大喜利みたいになってたけど何を話していたのですかね。試合中になかなか爆笑しなくね?
試合については以上。
はあ、今回も長く書きすぎた。ここまで読んでくれたかたお疲れさま。
さて、FAカップはサードラウンドを突破し、フォースラウンドへ。アーセナルはすでにボーンマスとの対戦(1/25)が決まっている。またですか。
さあこれで久々の2連勝。週末のPLクリスタル・パレス(A)はまたしてもビッグテストになる。
待ちきれないね。
ではまたこのブログでお会いしましょう。
COYG!
更新ありがとうございます。
ゲームの話になるんですが、FIFAの中でのリーズの動きと今回の試合で魅せたリーズのプレイスタイルが完璧に一致していて本当に驚いた。
ゲームでも、あいつらに一瞬でも隙を見せたらやられるんですよ。。。
アルテタの統率力はすごいですね。
ジダンのようなスーパーな選手だったならカリスマ性があるのは分かりますが、アルテタは地味な選手だった上、監督経験もなかったので余計すごい。
リーズはあの完成度でサブ組メインという恐ろしさ。レギュラーメンバーなら後半モチベーション上げれないほどボコボコにやられてたでしょう。ビエルサのチームが凄まじいのはマンツーマンDFからゾーンDFに切り替わる際のマークの受け渡しが完璧なこと。後半はプレミアとチャンピオンシップの個のレベルの差で打開出来ましたがリーズの選手が経験積めば個の優位性も無くなってくるでしょうしプレミア上がってきたらどのクラブも苦戦するでしょうね。
なんだかんだ勝ててよかった。チームとして自信になる今後に向けても大きな一勝でしたね。
ローテ必須と言ってた人。ハイ、僕も思いっきり言ってました。w
アーセナルのプレスが4-2-3-1だったのも驚いた。案の定というか、前線はプレスに行ってるのにエジルの後ろがスカスガで、前半はエジルの不満そうな表情ばかりが印象に残った。
見ててDMFがもっと前に出ろとは思ってたけど、HTをはさんだだけで本当にガンガン前に出るようになるとは思わなかった。姿勢がどうとかっていうのは口にはするけれど、アーセナルでその効果を見るのはものすごく久し振りのような気がする。
まあ後半リーズはかなり落ちたし、レフリーの笛もかなりホーム寄りだった。しかしこれだけよく組織されたチーム相手に、途中で修正して勝てた。自信持って次に行こう。
更新お疲れ様です。
この試合は、ペップ・クロップ後のPLで、次世代のトップマネージャーとしてアルテタとビエルサが一時代を築く、前哨戦に過ぎなかった…なんてことがありそうですね。ビエルサは既にトップマネージャーでありリビング・レジェンドですが。
更新お疲れ様デス。
セカンドハーフFCを久しぶりに見た気がしますw
他クラブに注目されないうちにメスリエ掻っ攫っちゃいましょう笑
前半のあのありさま、省エネでトニカク失点なければOKとゆう指示でも出てるのかと思ったらゲキオコとゆう。でもよく無失点で終えれたなぁと感じられたのかです。後半はあのかわりよう。正にビッグクラブ。ガビは目付きがすごい。自信に満ち溢れてるように見えます。
パレスもぶっとばしてほしい。COYG
気になった点としては
ジャカはカード貰わなくて良かった。
アグレッシブに守備してくれる様になったの凄くいいんだけど、危うさとの上手いことバランスとれないもんか?
ペペは相変わらずプレーセレクションが疑問。そこで無理する?相手背負ってんのに強引にターンすんの?みたいなことがずっとある。
ホールディングとも画面外なんで確証はないけど受け手として噛み合ってなかったように見えた。
マルティネリは相変わらす素晴らしい
アルテタ、HTでチーム立て直すとか、、もう名監督の素質どんだけ見せつけてくるんだ
後半のゲンドゥジは素晴らしかった。後半早い時間のラカゼットのシュートにつながったエジルへのパスといいペナルティーエリア前でファール貰ったドリブルといい光るものを見せてたし、ボールの繋ぎによく絡んでた印象です。守備も相変わらずのところもありつつも相手のパスをカットできるポジショニングや、ソクラティスが中にしぼったスペースを埋めに右サイドバックの位置に入ったり、判断速度が上がってるんですかね。BoxtoBoxの選手としての期待値がぐんと上がりました チェルシー戦ではトレイラと組んであんまりうまく言ってなかったように見えたので、この試合で彼の能力が発揮されてよかったです。 次も勝って 連勝街道へ COYG
自分も相手選手ではGKが一番驚かされました。まるでレイナのような精度…セービングやハンドリング等の能力は分かりませんがビルドアップだけ見れば欲しい選手ですね。
戦術家として戦術的な弱点を改善するだけでなく、モチベーターとして選手に喝入れられるとか、アルテタどんだけだよwwwと笑ってしまうくらい有能ですね。
個人的にはラカ、ネルソン、ぺぺは心配ですね。どうも難しくボールをこねくり回したりして完璧に相手を崩そうとしてる印象。もう少しシンプルでもいいと思うんだけどなぁ。
攻められるようになってきたので、今後はよりフィニッシュにフォーカスされるでしょうね。xGが二点台なのに一点しか取れてないのは改善の余地があるということ。こればっかりはアルテタでもどうにもならないので、各選手の奮起とそれを楽しそうに操るエジルを見たいですね。
あと、FKのとき、ルイスとジャカ、ラカで談笑してたのなんだったんでしょうね。あーいうシーンは珍しいと思いましたが、ジャカが笑顔になってるのはうれしいことですね。
人間性に色々あるらしいけど、実績十分でかつフリーの期間が長くて、その実力をまざまざと見せられると、ビエルサにストレートで頼めばよかったやんという
途上にあるチームとか、中堅チームを率いさせたら恐ろしいですね…ビエルサは
今のアーセナルに適任じゃないか!
前半は色んなところでちぐはぐでしたね。
前線の3人はビルドアップ時にポジションが高すぎな上に動きもなかった感じで間延びしてたし。
(映ってないこと多かったんで推測な部分も多いですが)
恐らく横並びだからロングボールを出す効果的なスペースもなかった感じ。
上手いことそこにボールが入ったり抜けたりしても周りと距離がありすぎて孤立したり攻撃の形にならなかったり。周りを待つということもなかったかな。キープするという形にしなかったので流れは変わらずな感じ。
エジルも最初は低めにも来たけど、そこから先が遠すぎたりで途中から高めな位置が多かったかな。
両SBの位置も効果的ではなかったように思う。コラシナツは離れすぎ、ソクラテスはゲンドゥージより前に行かないというかビルドアップに参加できてない、そんな印象。
右SBはナイルズじゃなかったのも影響してるか。
ジャカ、ゲンドゥージはプレスするのかどうかもあやふやで結局引いて守ることを選択する形に。
あやふやというか全部のプレスが緩かったというべきなのか。
それにどちらがどの役割をするのかもあやふやで2人とも同じことをしようとしたり2人ともしなかったり動きがぎこちないのが最初の20分は特に酷かった印象。
プレスかける位置にいながら相手がトラップして落ち着くのを待ってからチェックに行くのを見たときは・・・
アグレッシブさという言葉はこの辺りのことかもしれないけど、、、
いやまぁ俺らの代わりにアルテタがちゃんと叫んでくれてたようでなにより(笑)
後半からはラカゼットがビルドアップ時に下りてくる頻度増えた印象なのと、
全体的にプレスをしっかりするようになったのは目についた変化に感じました。ジャカがかなり高い位置からかけてたのは印象的。
そしてジャカとゲンドゥージの役割がはっきりしたような。
高い位置でボールを奪うことで選手の距離感もよくなりペースを握れるようになりましたね。相手の得意な、というかアーセナルが苦手な位置でのプレスを受けることも少なくなったかな。
後半は相手もペース落ちたかもしれませんが。
ビルドアップ含め思うところは色々ありますが、
まぁプレスをかけてくる相手にまだまだ苦労するというのを認識できてそれでいて勝てたのは良かったかと。
いい教訓というか。
セバージョス見れるかとか期待してたけど、
自分が想像してたよりケガ明けの選手は慎重に慣らしていく感じなのかな。