試合について
アーセナルのファースト11
Sky Sportsより。
4-2-3-1
エンケティア
マルティネリ、ウィロック、ぺぺ
ジャカ、ゲンドゥージ
サカ、ソクラティス、ムスタフィ、ベレリン
マルティネス
うーん。サードラウンドのリーズでロウテイション予想を外されたので今度は本気チームと思ったら。逆にヤングチーム。すっかり裏をかかれた。
ラカゼット、エジル、トレイラがベンチに入り、ンケティア、ウィロック、ゲンドゥージがスタートに。そして彼ら3人が目覚ましい活躍を見せた。
サブは、ホールディング(62 ムスタフィ)、セバーヨス(69 ペペ)、AMN(92 ウィロック)。
ムスタフィはケガによる交替で、それまで安定したプレイを見せていただけに残念だった。ホールディング、ベレリンなど、アーセナルはノッている選手ほどアクシデンタリーにケガをしてしまう。なぜだろう?
(※そういえばこの前「アーセナルの選手はどうしてケガをしがちなのか?」で書いてほしいとコメントいただきまして。ありがとう&返信忘れてた。でもぶっちゃけわからないよね! 自損が多いならなんらかの理由を推測できそうだけど、今回みたいに一応相手がいる場合の偶発的事故だと説明がつかない。あと、最近のわれらってほかのクラブと比較してそれほどけが人が多くないのでは?というのもある。以前にPLのけが人についてはBBC Sportsあたりで特集記事を読んだ気もするので、チャンスがあれば書いてみよう)
アルテタのフォーメイション変更
いつかまとめておきたいと思っていたアルテタの試合のなかでのフォーメイション変更について、この試合のそれをr/Gunners有志がグラフィックにまとめていた。これはわかりやすい。
4-2-3-1からの3-2-5、さらに2-3-5みたいな。エメリのセットアップと比較すればびっくりするくらい積極的である。ちなみに「フロント5」はもうPLのトップサイドでは珍しくなくなりつつあるという説も。100年前に原点回帰しているとゆう。。
上図はボーンマスのセットアップだが、アルテタが来て以来、これまでのほかの試合でもほとんど同じような感じである。
ジャカが後ろ(左)に下がってサカが前に上がる(このふたりは試合中に頻繁に役割を替える)というのがもっとも特徴的。これはもちろんLB不在ゆえの策でありティアニーのような「まともなLB」が戻ったらまたどうなるかわからないが、これがたいそう効いている。
また、ミッドフィールドの組み立てを飛ばしたビルドアップも特徴的だろう。CB(ルイス、ジャカ、パパ、ムスタフィ)がチャンスとあらばロングボールをためらわない。ダイアゴナルに精度の高いパスで一気に前までボールを運ぶ。
こういったセットアップによりジャカが受けている恩恵は特筆すべきものだ。彼がこのチームのなかでの最大の受益者と云って間違いない。エメリ時代と比べてまさしく蘇った。蘇ったというと語弊があるか。エメリ時代でこれほど効果的に安定してプレイを続けたことはほぼない。だから新しく生まれ変わった。
そしてサカがウインガーとしてプレイする時間が長いため、ベレリンがバランスを取る右サイドより左サイドのほうが攻撃が活性化する傾向がある。
もしペペに批判的なひとがいたらそのあたりも考慮してくれたらとおれは思いますね。彼の右ウイングでのタスクはあきらかに左より重い。それを信頼してアルテタに任されているとぼくは見てる。異論は認める(笑い)。
おっとボーンマスから少し話がそれてしまった。アルテタの戦術的なチームセットアップのポイントについては、いずれチャンスがあればまとめよう。とっても興味深いものだから。
マッチスタッツ
BBC Sportsより。
後半追い上げられながらもポゼッションはほぼ60%。
ボーンマスの最初のシュートが38分だった(そこまではアーセナルの完全試合という雰囲気)ことを考えると、結局シュート7本づつということはいかに前半の終わりごろから後半にかけて相手に盛り返されたかということ。
個人的に意外なスタッツはファウルの数。あのストークばりのフィジカルなチャレンジだったらファウルにはもっと差がついていると思った。アーセナルの選手たちが何人痛がってピッチに転がったか。まったく。
リバティスタジアムは試合観終わった後の帰りの終電バスの時間帯が怖いんですよねー
ムスタフィは思い切りよくいいパスを出してたし、マークも外してなかったと思う。難しいマークを最後までついていくからこそケガもするわけだけど。。。ガッツを見せた人間は報われてほしい。軽症であることを祈ってる。
ヤングガナーズ達が台頭して前線は凄く楽しみですね。
DFラインもマリ・マトヴィエンコの2枚獲りでだいぶ安定する。サリバも来るし。
セバージョスの去就が不明なAMF/CMFとトレイラとは違う特徴のあるDMF(ザカリアとか)が獲得出来れば来季はかなり期待出来そうです。
後はオバ・エジル・ジャカ・パパ・ムスタフィ辺りを高値で放出出来るか、フロントの腕の見せ所かと。
確かに、ラカトップで、オーバとマルティネリを従えるエジルは見てみたい。ペペ、いまのところスペース与えてカットインか、フリーキック(彼のコーナーの精度はエジルより上)しか、ストロングポイントがない。あとはわれらがマネージャー、選手交代のタイミングがちょっと遅い気がするんですよね。もうちょっと早ければプレスやインテンシティーで主導権をキープできると思うのですが。そこが気になります。
ペペのスキルとかを否定するわけじゃないけどボールを受ける位置を幅広くするともっと活躍できるんじゃないかな。
ビルドアップとかでも中央寄り(やトップ下の選手がいるような位置)にも顔を出すことを少し増やしたらもっと彼にとっても全体としてもいい影響が出ると思う。
アタッキングサードならドリブルの最初の1歩でPA内に入れる位置とかも。
この試合の前半は少し中央寄りに来ることがあって期待したが、頻度を見るとどうも意図的ではなかったように思える。
サイド(の端)に張る時間が多いのがアルテタの指示なのか本人の判断なのか気になるところ。
もちろんサイドに張ることによって中央にスペースを作れるというメリットも考えられるだろうけど、
そのスペースを使う意図が明確にあればいいんだけど、この試合はウィロック個人のポジショニング特性でそこは割と使ってたけど、戦術としてそうしているのかは疑問(ここ数試合見ててもそうとは思えない)。
(戦術に詳しい?)r/Gunnersの人たちならペペとかこの辺にも言及してるんかな?
そこの人達がどう評価しているのかも気になりますね。
ンケティア、ウィロック、サカ、マルティネッリはお互いに次どう動くかというのがよくわかっている気がします。
全体的に攻め急ぎが少なかったのも良かったですね。
ゲンドゥージはこの日は役割がはっきりしていたのが良かったのかなと。
攻撃の時も高い位置を取ることを求められず、ビルドアップでも中央の位置を任されることによって迷いがない。
徐々に自信を持ってプレイしてたのも大きい。
ウィロックのような前に出ることを身に付けて役割を使い分けられるようになったら文句なくすごい選手になると思っています。
(アーセナル加入直後はもうちょい積極的だった印象もあるんですが)
終盤ミドル撃った後の笑顔が印象的でした。攻撃やゴールにも楽しみを覚えてくれるといいなと。
ウィロックはフィットネスがやっと戻ったのかなとも。
逆にセバージョスはフィットネスがまだ本調子じゃないんじゃ?という印象も。
どうもスプリントが不自然というかスピードに乗りきらないというか。
ホールディングがちと心配になる場面も…
ジャカとトレイラの2人は、アルテタのシステムで輝いていますよね 私はトレイラのNO8肯定派でしたが、ここまでのフィット振りを見るに、NO6が適正ポジの選手だったと認めざるを得ません
アルテタがジャカのためのチームを整えた、までは言い過ぎでしょうけど そう思えるほどに、ジャカが気持ちよくそのポテンシャルを活かせているように思えます
選手に合わせたシステムを操れる監督が、選手とのコミュニケーションも上手く取れていけるのなら。。。私たちのアーセナルは、本当に、かつての競争力を取り戻せるのかもしれませんね
ジャカが攻撃の時にバックラインの位置に下りることについて
そうしないと攻撃が上手く回ってないのは気になります。
そうやって意図的にボランチ2人の位置を調整しないとポジショニングが適正にならないというか。
アルテタ以降でこれをしていない試合もちょくちょくあって、大抵バックラインからのビルドアップに苦労している印象。
個人的にはこれはオプションであって欲しいし。