ブカヨ・サカ。MOTM。あのポドルスキばりの左足の無慈悲なシュートはどうだい。あれは防げないよ。
そしてもちろんエンケティアのゴールをアシストしたすてきなクロス。。
Bukayo Saka’s first half by numbers vs. Bournemouth:
90% pass accuracy
3 crosses
2 chances created
1 clearance
1 assist
1 shot
1 goal
0 x dribbled pastFlying forward. pic.twitter.com/obhGcKWNTS
— Squawka Football (@Squawka) January 27, 2020
試合後は、左サイドでのマルティネリとのコンビネイションが称賛されているように、ふたりが息のあったプレイを見せていることは、LB危機にあったチームにとっては願ってもないことだっただろう。アルテタが来る前、ティアニーとコラシナツが離脱してしまったとき、アーセナルの左サイドがこんなふうになると誰が想像できたか。当初はサカがLBというだけでかなり驚いたのだ。
ぼくが今回気づいたのは彼のスタミナで、ハードワークをつづけていた攻撃の選手たちが試合終盤すっかり存在感をなくすなかで、サカはセバーヨスのスルーボールからチャンスをつくるなど、最後まで試合から消えていなかった。それもまた彼にフルバック適性があった証拠かもしれない。もっとも、彼はLBといっても多くの時間はウインガー(あるいはウイングバック)のようなものだが。
これでサカは今シーズンのアシスト(すべてのコンペティション)を「7」に伸ばしてチームトップ。チームのチャンスクリエイターに。
3 – Bukayo Saka has both scored and assisted in three separate games for Arsenal this season (vs
Eintracht Frankfurt, Standard Liège and today against Bournemouth), no other player has done so more than once for the Gunners in 2019-20. Future. #FACup #BOUARS pic.twitter.com/3fzm8AEPgo— OptaJoe (@OptaJoe) January 27, 2020
サカは今シーズンのアーセナルで単試合でゴール&アシストを3回もやっているという。
Bukayo Saka 🤝🙌🏼
— Jadon Sancho (@Sanchooo10) January 27, 2020
おまえも観てたんかい。もう来ちゃえよ。
ガブリエル・マルティネリ。ここ数試合に比べれば特別に際立ったパフォーマンスというわけではなかった。そこまでいい数字も残していない。
でもそれはおそらく彼のスタンダードがとても上がっているということだろう。
エンケティアのゴールシーンでは、クロスがもう少し前ならマルティネリに合っていた。
マルティネリが試合後にブラジルメディアのインタヴューに応えていておもしろそうだから、あとで訳そう。
ここ数試合でサカとマルティネリがちょっと無視できないくらいの良さを見せている。このことは、今後PLのレギュラーチームに影響を与えるだろうか。
つぎからはオバメヤンが復帰するので、アタッカーの構成をどうするかについては、ボスの頭を悩ませることになりそうだ。端的に云えば、ラカゼットとマルティネリのどちらを優先するかということ。またラカゼットとオバメヤンをCFとしてどちらを優先するかという問題もある。
不調のシニアと好調のヤング。アルテタならそれでもラカゼットを優先するに違いないとも思えるが。これは難しい。
ムスタフィは軽症?
これはほんとうに残念だった。足首の捻挫。
まったくの主観ながら、ムスタフィを巡るファンベイスの状況は変わりつつあるという実感はあって、チェルシーでのやらかしもファンが寛容に受け入れるみたいな空気はたしかにあったと思うのだ。AFTVが態度を変えているとか(笑い)。このブログでもそれは伝えた。
ちょうどそのタイミングで。しかもこの試合ではケガをする60分まで、かなりいいプレイを見せていた。
運が悪い。
ただ、その後の情報では当初に思われていたよりも悪くはなかったということで、長期離脱にはならないだろうと。
Good news about Shkodran Mustafi, scans have shown he only suffered an ankle sprain last night. Injury not as bad as first feared. Won’t be a long-term absence.
— Charles Watts (@charles_watts) January 28, 2020
彼のケガで、いままだ継続しているというパブロ・マリの交渉は(※ロンドンにメディカルに来てまだ決まらず、本人はリオ・デ・ジャネイロに帰るというグダグダ)、どうしてもリプレイスが必要になっただけアーセナルの分が悪くなったように見られたが、ムスタフィがさほど悪くないならば、状況はこれまでどおりだろう。
ムスティのケガが悪くないことを祈ろう。不幸中の幸いとしては前述したようにウィンターブレイクがある。
不透明なセバーヨスの去就。本人はアルテタのプランを知りたい様子
セバーヨスは久々の登場。しかしスタートとはならず。
フィットネスに問題があるようには見えなかったので、やはり現時点では単にウィロックやゲンドゥージよりもペッキングオーダーが下だということが判明した。本人もうれしくないことだろう。
『The Athletic』のこの記事によれば、セバーヨスはアルテタの意向をまずは知りたいのだという。たしかにアーセナルでの未来もなく、ボスにあまり気に入られてないのでは、やる気もなくなるというものだ。
Ceballos seeking clarity from Arteta… or a move back to…
一方本人はスペイン復帰希望ということで、ヴァレンシアやベティスがローンでの受け入れを希望しているようだが、今度はRMが国内のライヴァルチームに彼を行かせることに消極的らしい。
彼はもともとジダンのプラン外と云われており、セバーヨスにはアーセナルでよろしくやってもらって、シーズン終了後にはそれなりの金額でアーセナルかあるいは別のどこかに買ってもらうというのが、理想的なシナリオだったのだろう。
ちなみにこの試合、69分に彼がピッチに入ってからポジショニングについてアルテタに叱られる一幕があったそうで、アルテタのスタイルにまだ適応できていないことを物語る象徴的なシーンだったかもしれない。
Arteta furious with Ceballos for not being in the right position in midfield. Ceballos raises a hand in acknowledgement
— Sam Dean (@SamJDean) January 27, 2020
新しいマネージャーというだけでなく、11月以来最初の試合だったのだからそのあたりは割り引いてほしいとは思うが。。
ぼくが個人的には彼のことをとても気に入っているのはこのブログの読者さまはご存知のとおりで、ペペとの交替だったので彼が入ってからはおそらく4-3-3になったのだと思うが、ぼくはこの試合でも彼はちゃんと影響力を発揮していたと思うがどうだろう。
彼はピッチの中央エリアでボールを持って360度に展開できるし、単独でボールを運ぶこともできる。ワークレイトも高く、チャンスをつくることだってできる。85分と88分にはまったく同じかたちで2度、サカにスルーボールを出していた。
もう明日、あさってで移籍ウィンドウが閉じるので、彼がこのまま残ることは十分ありえそうだが、それならそれでちゃんと使ってもらいたいなあと思う。チャンスすらも与えてもらえないのではやりきれない。
「サンティ・カソルラの再来」がいつの間にか「デニス・スアレスの再来」に。キツいジョークだなあ。
その他試合について
気づいたことなど。
- ペペについては3人抜きとかもあったし。温かく見守ろう。でもアルテタはラカゼットを外すよりペペを外すほうが現実味ありそうな。。
- ジャカはずっとおれのターンという感じで好調をつづけている。細かいミスは相変わらずだけど。ほんとうに来シーズンはキャプテンに戻るのでは?
- ヴァイタリティステディアムのアテンダンス1万人とかだったみたいで。マンデイナイトとはいえ、そんなに少ないのか! なら行きたい!
- また「AFTVは出ていけ」チャントがあったとジェイムス・ベンジ。だが毎週一回あるかないかだけで大騒ぎするなという話も。
- レフがマーティン・アトキンソン。それで100分までプレイさせたのか。
- VARオフィシャルがマイク・ディーン。それであんなしつこくチェックしたのか。
- エンケティアのゴールシーン。ぼくのメモに「シティみたい!」って書いてあってわれながら苦笑。昔はそこは「アーセナルみたい」だったんだ。在りし日は遠くなりにけり。
試合については以上。
今回もまたどえらい長く書いてしまった。
リバティスタジアムは試合観終わった後の帰りの終電バスの時間帯が怖いんですよねー
ムスタフィは思い切りよくいいパスを出してたし、マークも外してなかったと思う。難しいマークを最後までついていくからこそケガもするわけだけど。。。ガッツを見せた人間は報われてほしい。軽症であることを祈ってる。
ヤングガナーズ達が台頭して前線は凄く楽しみですね。
DFラインもマリ・マトヴィエンコの2枚獲りでだいぶ安定する。サリバも来るし。
セバージョスの去就が不明なAMF/CMFとトレイラとは違う特徴のあるDMF(ザカリアとか)が獲得出来れば来季はかなり期待出来そうです。
後はオバ・エジル・ジャカ・パパ・ムスタフィ辺りを高値で放出出来るか、フロントの腕の見せ所かと。
確かに、ラカトップで、オーバとマルティネリを従えるエジルは見てみたい。ペペ、いまのところスペース与えてカットインか、フリーキック(彼のコーナーの精度はエジルより上)しか、ストロングポイントがない。あとはわれらがマネージャー、選手交代のタイミングがちょっと遅い気がするんですよね。もうちょっと早ければプレスやインテンシティーで主導権をキープできると思うのですが。そこが気になります。
ペペのスキルとかを否定するわけじゃないけどボールを受ける位置を幅広くするともっと活躍できるんじゃないかな。
ビルドアップとかでも中央寄り(やトップ下の選手がいるような位置)にも顔を出すことを少し増やしたらもっと彼にとっても全体としてもいい影響が出ると思う。
アタッキングサードならドリブルの最初の1歩でPA内に入れる位置とかも。
この試合の前半は少し中央寄りに来ることがあって期待したが、頻度を見るとどうも意図的ではなかったように思える。
サイド(の端)に張る時間が多いのがアルテタの指示なのか本人の判断なのか気になるところ。
もちろんサイドに張ることによって中央にスペースを作れるというメリットも考えられるだろうけど、
そのスペースを使う意図が明確にあればいいんだけど、この試合はウィロック個人のポジショニング特性でそこは割と使ってたけど、戦術としてそうしているのかは疑問(ここ数試合見ててもそうとは思えない)。
(戦術に詳しい?)r/Gunnersの人たちならペペとかこの辺にも言及してるんかな?
そこの人達がどう評価しているのかも気になりますね。
ンケティア、ウィロック、サカ、マルティネッリはお互いに次どう動くかというのがよくわかっている気がします。
全体的に攻め急ぎが少なかったのも良かったですね。
ゲンドゥージはこの日は役割がはっきりしていたのが良かったのかなと。
攻撃の時も高い位置を取ることを求められず、ビルドアップでも中央の位置を任されることによって迷いがない。
徐々に自信を持ってプレイしてたのも大きい。
ウィロックのような前に出ることを身に付けて役割を使い分けられるようになったら文句なくすごい選手になると思っています。
(アーセナル加入直後はもうちょい積極的だった印象もあるんですが)
終盤ミドル撃った後の笑顔が印象的でした。攻撃やゴールにも楽しみを覚えてくれるといいなと。
ウィロックはフィットネスがやっと戻ったのかなとも。
逆にセバージョスはフィットネスがまだ本調子じゃないんじゃ?という印象も。
どうもスプリントが不自然というかスピードに乗りきらないというか。
ホールディングがちと心配になる場面も…
ジャカとトレイラの2人は、アルテタのシステムで輝いていますよね 私はトレイラのNO8肯定派でしたが、ここまでのフィット振りを見るに、NO6が適正ポジの選手だったと認めざるを得ません
アルテタがジャカのためのチームを整えた、までは言い過ぎでしょうけど そう思えるほどに、ジャカが気持ちよくそのポテンシャルを活かせているように思えます
選手に合わせたシステムを操れる監督が、選手とのコミュニケーションも上手く取れていけるのなら。。。私たちのアーセナルは、本当に、かつての競争力を取り戻せるのかもしれませんね
ジャカが攻撃の時にバックラインの位置に下りることについて
そうしないと攻撃が上手く回ってないのは気になります。
そうやって意図的にボランチ2人の位置を調整しないとポジショニングが適正にならないというか。
アルテタ以降でこれをしていない試合もちょくちょくあって、大抵バックラインからのビルドアップに苦労している印象。
個人的にはこれはオプションであって欲しいし。