すっかり遅くなってしまい。。
アウェイだからとまったく遠慮のないエヴァートン。そんな好調な彼らに対し見せた、チームのキャラクターとスピリット。
過密日程で披露の色もあったアーセナルの勝利に、試合後には多くのメディアでも“hard-fought”の見出しが。とくに最終盤はまさに薄氷を踏む思いながらも、みごとに逃げ切ったというファイティングスピリットの勝利。まったく簡単な試合ではなかったが、それでも最良の結果を出したことが大きい。
これで今年に入ってから敗けなしをひとつ伸ばし10試合unbeaten(W6 D4 L0)で、シーズン2度目の3連勝(※どちらも全コンペティション)。勝てない試合がつづくなかで、アルテタが「ドロウを勝利に変えていこう」とチームに話していたそのとおりの流れが来ている。
長いシーズンではいいときも悪いときもあるのは当然なのだから、悪いときこそしがみついてでも結果を求める。ミケル・アルテタの新アーセナルは、そういう勝負強さも身につけつつあるようだ。よきかな。
Arsenal 3-2 Everton: Aubameyang nets twice as Arsenal beat Everton in thriller
試合を振り返ろう。まずはコメント集から。
アルテタの試合後コメント「オバメヤンの野心が満たされるクラブにならねばならない」
ポストマッチプレスカンファレンス。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。※小見出しは訳者による
試合について
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:とても満足している。7日間で3試合プレイするのは簡単なことじゃない。グリースからの帰国はだいぶ遅かったし、それにいきなりの失点もメンタリーにくるものがあった。しかしチームはすぐに反応し、試合を支配し始めた。自分たちをインポーズし、チャンスをつくり、ゴールする。
HT前にはまたセットピースから失点し大きな失望になった。しかしわれわれはもう一度試合にカムバックしたんだ。プレイをはじめ、また支配をし始めた。
だが最後の20-25分はエナジーという意味ではかなり落ちてしまった。ピッチには問題のある選手が何人もいた。
サブで盛り返そうとしたのだが、ぶっちゃけエヴァートンのほうが最後の20-25分はよかった。得点チャンスもあったし。
(アーリーゴールでゲイムプランが変わった?……)
しかしそれも試合の一部だ。あれはわたしが望んでいるチームからのリアクションだった。がっかりはしても、それはコントロールできないものだ。
ある日にはそういったことが起き、またある日には10人になったりする。またある日にはレフェリーが…… しかし、やりつづけるんだ。トライをつづける。話していたことをやり始めて、チャンスをつくり、自分たちが望むようなタイプの試合にしていく。
(なぜにチームはアセンズにもう一晩泊まったので?……)
その後の可能性をいくつか考えた。試合後すぐに帰国したら、戻ってくるのはam4:30か5:00になる。それでは(エヴァートン戦の)準備ができない。
まずはとにかく休息、つぎに食事の取り方。飛行機のなかでは、ホテイルと同じにはならない。試合後2-3時間休息するか、飛行機に乗ってすぐ家に帰るか。
それはよくないと思った。そこにみんなで残って、よく食べ、よく眠り、一緒に移動し、そこからつぎの試合について話を始める。あるいは試合をレヴューする。そうすれば、われわれはフレッシュなマインズを持って家に帰れるし、翌日はまた始める準備ができる。
オバメヤンのパフォーマンスと去就について
(オバメヤンについて……)
オーバがいてとてもハッピーだよ。彼はチームにとってとても重要なゴールを取ってくれるからね。それにキャプテンとしてもみんなにとってとてもグレイトなお手本になっている。守備にだってワークができる選手だし…… 大きな試合ではそういった要求もあるが、彼は率先してそれに取り組んでくれるし、われわれは彼を称賛すべきだと、わたしは思う。
(オーバに対する他クラブの興味……)
彼を欲しがるクラブがあってもおかしくないよ。なぜなら彼はスーパーブな選手なのだから。彼はどんなチームだって欲しがられるにふさわしい。願わくば、ここが彼にとってふさわしい場所なんだ、ここに未来があるんだと説得できるといいね。
(今回のような勝利でオーバに新契約を結ばせるよう説得できる?……)
だといいね。勝利というだけでなく、自分たちが何をやろうとしているかだ。彼はほんとうに毎回ピッチのうえで楽しんでいるのか? それはわれわれがここで築こうとしているものの大事な部分だし、いま彼はそういったマインドセットを持っていると思うよ。
(オバメヤンの守備意識について最初は疑った?……)
ふたつのクエスションズがあった。ひとつは彼がそれをやりたがるのかということ。もうひとつは、フィジカリーにそれができないのかということ。そして、フィジカリーには問題ないとわかった。あとは彼にそれをやるよう納得させるかどうか。キミなら3日ごとの試合でもそれができると。彼はいまそれを見せているところだ。
(オバメヤンのマインドセット……)
彼のような選手にとってはタフだったと思う。なぜならここ数ヶ月、あるいは数年、たくさんの失望があったから。彼には大きな野心があり、最大のトーナメントを最大のクラブでプレイしたい。そこへ行って世界のベストプレイヤーズたちとプレイしたい。
われわれは彼をサポートして、クラブとしてできるすべてをするようにしないと。彼がここでほんとうに満たされていると感じられるようにね。それがいまのわれわれのチャレンジだ。
(3日ごとの試合でどうやってハードワークするよう説得しているので?……)
たくさんの事柄の組み合わせだ。しかし彼が満たされている必要がある。彼がそれをやるなら、われわれは称賛を示す。
彼はこう云うかもしれない。「ぼくは得点をしたので、守備をやる必要はない」。
だが不幸にも、われわれはそういった選手許容できるほどにはよくはない。
エジルについて
(メスト・エジルのワークレイト……)
メストにはとても満足している。わたしは彼とプレイしていたので彼を知っているし、だから彼が求められていることを可能な限りやれるよう、プッシュしようとしている。彼が攻撃面でどれだけのものをもたらせるのか、わたしは知っているから。
今日の試合はメストにとってはいい例だった。こちらが支配しているとき、プロセス全体がしっかりできていて、選手たちが正しいポジションにいることがわかるはずだ。彼は誰もが望む勝者のタイプだよ。
試合があんなふうになれば、それは彼の試合ではない。だから、彼はチームメイツと正しいストラクチャ、彼が輝けるオーガニゼイションが必要なのだ。
それは彼だけのせいではないし、ときどきは彼のあやまちでもない。それは彼が求めているチームでのサポートがないせいなのだ。
コラシナツのけがについて
(セアド・コラシナツのケガ……)
わからない。悪いように見えた。とても痛そうにしていたし、(月曜に)検査になる。
ああいったことが起きてしまえばうれしいはずがない。コラのケガはとてもアンラッキーだった。
ブカヨには試合前にはちょっとした問題もあったのだが、出てしまえば数分後にはもういいプレイをし始めた。攻撃では大いに貢献した。
だが彼が今日見せたものからすれば、まだかなり成長の余地がある。彼は地に足をつける必要があるし、われわれも彼の成長を助けなければならない。
以上。
試合はやはり疲労の影響がかなりあった。それは「複数人に問題があった」とボスも認めているところだ。
われらの粘り勝ちである。
さて、MOTMの大活躍でチームを勝たせたオバメヤンについての質問が集中している。
興味深いのは、守備についてのやりとり。オバメヤンはいまかなり積極的に守備にも参加しているが、当初アルテタは彼が守備を「できないのか、それともやらないのか」どちらなのか考えていたという。結局は彼は「できるし、やる気もある」ということがわかって一件落着と。オバメヤンがあそこで守備をサボらないのは、このチームにとりかなり大きい。
ぼくはオバメヤンがCFじゃない問題は、もちろんいまも残っていると思っているが(得点可能性とか効率の問題として)、こうしてしっかりチャンスのときはゴール前にいて、しっかり得点もできているのだから云うことはない。
実況の『ヌケティア』連呼が気になって仕方なかったです。
得点後のスタジアムでのアナウンスは、はっきりと『エーンケティアー!』と言っていたと思うんですけどね。
トレーニングがハードすぎて試合に臨むエナジーに悪影響及ぼしてるなんてことは無いと思います。プロだしその辺のトレーニング負荷管理は間違いなくやってるかと。 英語は読めんけどたぶんそんな事言ってないです
今となってはアルテタが監督でよかったと思ってますけど、エメリの後にアンテェロッティーに監督になって欲しかった(実際オファーもしてたとか言ううわさもありましたよね)人間としてはとても興味深い試合でした。エバートンのほうがゴールチャンスは多かったけどビッグチャンスをきっちり決めてなんとか勝った感じで、カルバートルインの高さには手を焼いてましたね。ダビドルイスが不安定で、逆にムスタフィーはアーセナルに来てベストなパフォーマンスやったけど、空中戦はやっぱり厳しい。そこはパブロマリに期待したいな
ウィンターブレイク後のぺぺはドリブルに固執しなくなってチームのパスのリズムを無駄に停めることも無くなりましたね。シンプルに走りこむ選手を使うようになったし あとはサイドバックとの一対一のドリブルで抜けるようになってくれたらいうことないですね
アブラハムは当たり前のようにアーセナルのインスタ界隈に出没してますね(笑)