いくつかの反応
ぼくの観測範囲だけでも、何人かの著名グーナーがこのエメリ発言に反応していた。
“Yes, I was the one who broke that person’s legs in twelve places, but you see that they’re not exactly walking any better since.” https://t.co/SYUX5I3vCx
— arseblog (@arseblog) February 10, 2020
Arseblog:そう、わたしはかつてひとの足を12コにへし折るような人間だった。だが、足を折られたひとがそのあと必ずうまく歩けるようになるわけではない。
訳がヘンかな。おかしかったらゴメンね。
これはエメリコメントの最後の一節の言い回しを用いて返しているよ。
Excess pragmatism can lead to short term results but building a philosophy takes time and is beneficial in long term. Arteta is not going to adapt to the players beyond minor tweaks in the system he wants to play. You’re out if you don’t adapt to his style and his demands.
— LTArsenal™ (@ltarsenal) February 10, 2020
LTArsenal:過度なプラグマティズム(現実主義)は短期には結果が出せるだろう。フィロソフィの構築には時間がかかるが、長期での恩恵がある。アルテタは彼の望むシステムにおいては、多少の調整以外では選手に適応することがない。もし彼のスタイルや要望に適応できないなら、外れるのは選手だ。
このTweetはエメリのコメントに直接言及したものではないけれど、タイミング的にはエメリ発言が意識されていると思われ。アルテタと比較して語られている「過度なプラグマティズム」はもちろんエメリのことだ。
Unai Emery took control of Wenger’s worst ever Arsenal team, spent 200 million pounds, and objectively made it worse. And I have the data to prove it: https://t.co/Jve5B55Tba pic.twitter.com/OPp2u5MyOD
— 7amkickoff (@7amkickoff) February 10, 2020
7amkickoff:ウナイ・エメリはヴェンゲル時代でも過去最悪のチームを引き継いで、200Mパウンズを使い、そして客観的に見てそこからさらに悪化させた。それを証明するデータがある。
このひとはもうずっとエメリを信頼していなかったのだよなあ。
昨日のArseblogにも転載されたデータ満載のこの記事、ぼくはアーセナル系ブログ界隈のArticle of the Monthに推したい。えらい力作である。
The 7amkickoff Index: Mesut Ozil’s stats, a deep dive – Arseblog News – the Arsenal news site
PR is such a massive part of being a manager and he’s lobbying for his next job. Nobody puts, “failed spectacularly” on their linkedin. But mostly, I really just want to forget the Emery era happened at all. It always felt like wasted time to me.
— Tim Stillman (@Stillberto) February 10, 2020
Tim Stillman:彼の立場からすれば、(彼のコメントは)わからないでもないかなと。多くの選手が彼の時代を暗に批判していて(まあ批判とはそういうものだが)、われわれだって誰かから批判されれば、こんなふうにはなかなか云えないものだ「いやあ、クソみたいな仕事をしちゃったなあ、だってぼくはただのクソなんだから」。
PRというのはマネージャーにとってはかなり重要なものなんだ。彼はつぎの仕事のためにロビイングしているのだ。誰だって自分のLinkedinに「盛大なズッコケ」を書いたりはしない。
わたしはエメリの時代に起きたことをただもう忘れたい。個人的には時間の無駄だったみたいに思うのだ。
PRが大事。そりゃそうだよな。。
そういや、デイヴィッド・モイーズもマンU後にこんなふうな自己弁護をしていたような。。
でもそれもフットボールマネージャーという人種のメンタリティの強さだなとぼくは思う。失敗するたびに「すべて自分が悪かった」なんていちいち落ち込んでたら、とっくにこの世界で生き残っていない。どんなときも図太くいられることも才能なのだろう。きっと。
思わず本音で話してしまったひとのいいウーナイに贈りたい。The Blow Monkeysの1987年の大ヒットナンバーです。“It doesn’t have to be this way”。お聴きください。
おわり
まあ、私が悪かった、すまんと思ってる、と素直には言いませんよね…
次のクラブでも選手を掌握できなかったりしたらさすがにヤバそう。