チームニュース
フースコによれば、現在は離脱者ゼロ。
注目選手
ジョタ、ヒメネス、アダマ・トラオレ、ルーベン・ネヴェス、ジョアン・モウチーニョ。ぼくのような門外漢でもさすがに名前は知っているという選手ばかり。
ひとり選ぶなら、このブログ的にはやはりアダマ・トラオレに注目したい。
去年(おととし?)ウォルヴズが彼をいい値段で買ったときは誰もがチャレンジャーだと思ったはずだが、いつの間にかリーグ屈指のアタッカーに成長してしまった。
ひさしぶりに鬼のドリブルを見せてもらおうじゃないか。
先週のOptaJoe。アグエロ&KDB、フィルミーノ&サラーのコンビよりもっと危険なふたり。それがトラオレ&ヒメネス。
10 – Adama Traoré and Raúl Jiménez have now combined for 10 Premier League goals this season, the most of any PL duo, and just the seventh different partnership to manage at least 10 in a single campaign in the competition. Brand. pic.twitter.com/9Zzj4stU1F
— OptaJoe (@OptaJoe) June 24, 2020
前回の対戦(今シーズンのPL)
11月にホームでドロウ。自分でつけたタイトルに笑ってしまった。「ウナイ・エメリの限界」
【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(2/Nov/2019)ウナイ・エメリの限界 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
ホームでシュートを24本打たれてりゃあなあ。今度は敵地でやりかえしたいっすね。
ジョルジュ・メンデスの影響色濃いウォルヴズ。スーパーエイジェントとクラブ
まだウォルヴズについて書く。
彼らはスーパーエイジェントのジョルジュ・メンデスが「アドヴァイザー」を務め、ここ数年でヘッドコーチのヌーノを筆頭に、ポルトガル人選手を多数スカウトし、チームを強化していったのはよく知られている。TMで見るといまポルトガル国籍を持つ選手はチームに9人もいる。
最近のアーセナルでは、キア・ジューラブシアンという、やはりスーパーエイジェントが、移籍ビジネスで存在感を増していることはご存知のとおり。
以前のアーセナルと云えば、AWがいてアンリやピレスといったフランス(あるいはアフリカ)にゆかりのある人材が多かったり、あるいはエジルやメルティ、レーマンらドイツ人が増えていた時期もあった。
しかしいまはポルトガル・スペイン・ブラジルといったエリア出身の人材の存在感が増しているのは、やはりサンレヒやジューラブシアンの影響だろう。ガビ・マルチネリを連れてきたように、南米系のリクルートに活路を求めようとしている動きは、以前のアーセナルではあまり目立たなかったものだ。
一部には、そのいまのアーセナルが置かれている状況を、ジョルジュ・メンデスのウォルヴズとなぞらえる向きがある。スーパーエイジェントが牛耳るクラブとして。
スーパーエイジェントが幅を利かすようなクラブのストラクチャは、いかにもアーセナルのフィロソフィにそぐわないものに思えるし(AWはずっとスーパーエイジェントとの関わりを嫌っていた)、好意的に思えないファンも多いかもしれない。
ただウォルヴズは明らかに成功事例だろう。彼らの近年のスポーツ面での飛躍は誰の目にも明らかで、そこにはメンデスの貢献がある。スタイルは違えど、彼らがいまいる場所は素直にうらやましく思えるものだ。
今後もっと距離が縮まるのか、あるいは節度ある距離(笑い)を保つのか、ジューラブシアンとAFCがどういった付き合い方をしていくのかはまだわからないが、チームに彼の顧客が増えれば増えるほど、彼の影響力も増すことになるのは間違いない。そして、いま現実にそうなりつつある。
この先、それが吉と出るか凶と出るか。
個人的には、マイクラブがスーパーエイジェントと過度に親密なお付き合いをすることはあまりうれしくはないが、ウォルヴズのような効果があらわれるようなら、それはそれで興味深いと思う。
どうなるか見てみよう。
はあ、ウォルヴズについていっぱい書いちゃったよ。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
SKY Sports (Charlie Nicholas) N/A
WhoScored.com 2-1
ひどい。
ロウロ「ウォルヴズはいまもっともインフォームなチームで、アーセナルはこの試合のあとレスター、トッナムとつづいていくが、ここで彼らがいいスタートを切れるようにも思っていない。ウォルヴズはたくさんは失点はしないチームで、フォーメイションも変えないだろうし、全員がやるべきことをわかっている。彼らはアーセナルがいたかった場所にいる」
試合のみどころ
Sky Sportsの分析記事でもわかったように、アーセナルとウォルヴズ(アルテタとヌーノ)では、まったく正反対のプレイイングフィロソフィを持っている。
ポゼッション対カウンターという図式で説明するのはやや陳腐ながら、お互いがいつもどおりに自分たちのストロングポイントを生かしたプレイをしようとするならば、そういった傾向の戦いになるのは避けられないのではないか。
アーセナルは、ノリッチのときのような相手を押し込んでプレイすることだけで喜んでいては、逆襲を食らうかもしれない。
彼らは喜んでポゼッションを相手に渡すのだし、オウンハーフに大勢を呼び込んでから、空いたスペイスを一気に攻略するのだろうから思うつぼである。一見優勢に見える時間帯こそが危ない。
アダマ・トラオレのドリブルはキレキレで(19/20シーズンの3月時点の記録でヨーロッパのトップリーグのなかでもトップ。6.3ドリブルper game)、彼ひとりにに複数人を抜かれるようだと一気に苦しくなる。アーセナルは当然対策も考えているだろうが、ドリブルでボールを持ち込まれても、なるべくゴールから遠ざけるようなクレヴァーな守備が求められる。
それとわれらはペナルティを取られやすいチームなので、個人技に対してはボックス内守備も大いに注意が必要だ。
また攻撃では、クリエイトを担うセバーヨスやジャカから、ノリッチのときのように積極的なヴァーチカルパスが出るならばおもしろい。こういう試合ならエジルを観たかったが……。さすがに厳しいか。
スペイスのないところをいかに攻め落とすか。ファイナルサードでのクオリティが求められる。ボックス内に人が密集するなら、ときにゴールから離れた場所からのシュートも有効だろう。
ということで、今回はみどころがたくさんだ。
キックオフは日本時間で明日7/5(日)1:30。土曜の夜ですな。
楽しみ。
ではCOYG!
ジャカとルイスのコンディションが心配。
ルイスは足首を痛がる素振りを見せてたし、ジャカは足首のケガからの復帰をかなり繰り上げて活躍したが、前節の後半はかなりパフォーマンスが落ちた。
意外と守備の勝負になりそうな気もする。
どっちも少ないチャンスをモノにする切り札は持ってるが、たぶんアーセナルは試合を支配する力(主力のコンディションも含め)がない。
とはいえ33試合目に至ってまだこんなビッグゲームが残ってることを、サッカーの神様に感謝しないと。
今季はまだ終わってない。ありがてぇぜ!COYG!
毎試合、対戦相手がラスボスじゃないかと思うくらい、強そうですね。
ベギラマ覚えたてくらいのアーセナルじゃあ、ちょっとしんどそう。
こういう試合で勝てるなら、それこそスーパーな個の力(オーバ、エジル、ぺぺ、ジャカ砲)じゃなかろうかと思うんですがが。
ジューラブシアンのwikiを読んでたら、彼は子供の頃からグーナーで、デイン時代かたアーセナルとは深い関係にあるのだとか…。
興味深いです。