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【マッチレビュー】19/20EPL トッナム・ホットスパー vs アーセナル(12/Jul/2020)見慣れた光景

ラカゼットのアウェイゴールに歓喜したのもつかの間。直後に、見慣れた個人エラーにより失点。終盤にセットピースから失点。

NLDで敗けたこともさることながら、よりによってジョゼ・モウリーニョのチームが相手だったということでフラストレイションもひとしおである。

はあ。なんでこうなるんですかね。

気は乗らないが、記録のためにこの悲惨な試合を振り返っておこう。

Tottenham Hotspur 2-1: Arsenal: Toby Alderweireld heads winner as Spurs come from behind



アルテタの試合後コメンツ「エラーさえなければ、たくさんの試合に勝てる」

※今回は全部訳す気力がないので、すべて要点のみ。

試合直後のボスのコメント。『BBC Sports』より。

アルテタ:試合でのプレイは誇らしかった。試合の支配の仕方にアプローチ。しかしこのレヴェルでは試合に勝たないと。個人エラーとセットピースが高くついた。

珍しく?試合直後に現場でArsenalがインタヴュー。オフィシャルサイトより。

  • (どこで敗けたのでしょう……)また試合を渡してしまった。個人エラーとセットピースで3ポインツ。チームプレイには完璧に満足。どこでプレイしようが関係なくやりたいことをやったし、相手を無力化しロングボールをたびたび蹴らせて奪った。(エラーは)進歩しなければならないところだ。
  • (守備と攻撃で心配なのはどちら……)失点だ。フットボールでは得点することは難しい。しかし守備については今日はもっとうまくできたはず。
  • (なぜうまくいかなかった……)(失点の)影響。先行したすぐだったから。しかしそのあとは試合を完全に支配し、自分たちがソリッドだと感じ、正しくプレッシングし、相手を無力化していた。そういうことは起きるし、そうなれば少しマインドが落ちる。後半はOKだった。しかしセットピースで失点。挽回する時間はなかった。
  • (セットピースが最大の懸念……)懸念のひとつだ。改善することもプロセスのひとつ。試合前にもセットピースが決定的になりうると話していた。
  • (ヨーロッパ試合への出場……)進んでいくしかないし、そうするよう選手たちを説得する。数字的に不可能になるまで希望があるかぎりはファイトする。

試合後のプレス会見。AFCオフィシャルサイトより。

  • (何も得られなかった……)がっかり。選手たちにも申し訳ない。やりたいプレイができていたが、2失点すれば難しい。
  • (どうやって守備のミステイクをなくす……)マインドセットは前を向いていただけにキツい。学ばねば。毎試合でなにかが起きる。プレイは誇れる。やりたいことをやっていた。ファンには謝りたい。
  • (ヨーロピアン試合にセットバック……)ポインツの面では大打撃。だがリーグとFAカップ、できるだけ強く終われるよう最後までやる。
  • (チームの進歩にまだポジティヴ?……)イエス。もしミステイクを最小限にできればたくさんの試合に勝てるだろう。
  • (攻撃面……)本来はもっとできる。
  • (モウリーニョがあなたがチームを大いに進歩させていると称賛……)ありがとう。彼はまったく違うふたつのスタイルを完全にマネイジしている。おめでとうを云う。
  • (トッナムの得点はオープナーからわずか2分後……)ビッグゲイムで最初のゴールがいかに重要か。そしてスパーズのようなチームに得点を与えてしまえば。しかしその後もわれわれは試合を支配しようとしたし、よくプレイした。深く守る時間もあったが、こちらの勢いもあり勝利に近づいていた。だが失点した。
  • (リーグでウィニングポジションからもっともポインツを落としているチームに……)いろいろな理由がありひとつに限定できない。だがそのうちのいくつかはエラーであり、ゲイムマネジメントであり、セットピースであり。
  • (終盤の失点……)エラーは疲労から起きることがある。そうじゃないときもある。ショートコーナーで注意すべきだったのか、コーナー守備でマークを外してしまったのか。あるいはただの個人エラーか。最後の10-15分でプッシュされればときに失点する。より深い部分を見ていくが、たしかに進歩の余地はある。
  • (ロブ・ホールディングがフィットしているのにプレイしていない……)ときに相手次第であり、ときに選手個人の勢いによる。3-4試合で無失点だったら、すべてはポジティヴだ。もちろん今日のように2失点してしまえば…… ロブはとてもよくやっている。必要なら必ず使う。
  • (メスト・エジル……)先週くらいからずっと同じだ。われわれはすべて内部で処理する。云うことは何もない。

以上。

チームのプレイには概ね満足。ただし個人エラーの部分では進歩の余地アリ。ヨーロピアンプレイスについてはかなり難しくなったと認めている。

ホームといえど、つぎのリヴァプールに勝つのはトッナム(A)で勝つよりもだいぶ難しいだろう。

\(^o^)/オワタ

ラカゼットの試合後コメントはオフィシャルサイトさまでお読みください。せっかくアウェイゴール連発したのにね。ケチャドバだったのに。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

12 Comments on “【マッチレビュー】19/20EPL トッナム・ホットスパー vs アーセナル(12/Jul/2020)見慣れた光景

  1. やっぱりやらかした!と思いましたね。
    ただ失点直後に大崩れした訳でも無く「おめーらのヘマは計算ずくで、税金みてーなもんだ」とトドメの一撃を期待したんですがね。。
    オバ・ラカ・ぺぺの夢のフロント3は今んとこ、あんまりハマって無いような。
    限られた手駒でのベストだったんだとは思いますが。
    それぞれに一発を持ってるんで(ラカのゴラッソは目が覚めた!)なんとかなる日もあるけど、ここまで圧倒したという試合も無く。
    ぺぺはここまでPL5G/5A
    ジェルビーニョの一年目がPL4G/6A
    単純に数字で判断するのは愚かかも知れないけど、やはり高いジェルビーニョで終わってしまうんじゃという、一抹の不安。。
    ※圧倒的な可愛さはぺぺなのは言わずもがな

    たられば、は何の意味もないけれど1vs0で勝っていたなら賞賛された選手は何人も居ただろうなぁ。
    COYG

  2. 既に言及していたら申し訳ないんだけど、サリバは使えないの?

  3. やはり得点力が低すぎるのが一番の問題ですね。オーバ、ラカという高コンバージョンの選手に隠れてましたけど、ボックス内にワンツーで侵入するようなシーンとか一試合で一回あるか?ってくらいですもんね。

    セバージョスとベジェリンはわりかし斜めに動いたりして可能性感じるんですけど、もう一人絡めたら崩せると思うんですけどねぇ。

    セットプレーについては、シティも同じゾーンでの守備なのにうちほどひどくないのは、やはり個人の能力ですかねえ。反射神経とか身体能力とか、危険なポジションを察知する勘というかセンスみたいなものがもろに出ますもんね。

    昨年末の暗黒時代に比べたらかなり改善してるだけ希望が持てるので、アルテタには辛抱強くがんばってもらいたい。

  4. もうこうなると、エメリが悪かったというよりは、昨夏の移籍市場での方針がまるっきりおかしくて、今シーズンのスカッド構成が根本問題だったようですね。キャプテンシーを無視した選手の入れ替え等々。
    監督の交替でなんとかなる部分でないところで劣っている気がします。

    アルテタになってもエジルは干されますし、U字のビルドアップは相変わらず多いですし、アルテタの不可思議なこだわりみたいものも見えてきましたが、結局は選手・ファンが納得して浮上を待てるかどうかなんでしょう。

  5. ユナイテッドはマグワイアとリンデロフが安定して、著しく失点が改善(1試合1点未満)されたので悪い時期があっても持ちこたえられたんだけどね
    ブルーノフェルナンデスが加入しようと去年のザル守備ならこの状況はなかったよ

    今までのDF擁護で言えば、「あれだけ攻められればDF(DMF)もミスする、ルイスやジャカが悪いと言うより、ポゼッションできなかったせい」らしいけど
    鳥は守りきったし、むしろこれが普通で、あんなに個人ミスから失点するのはアーセナルくらいだから

  6. 丸一年後にこれだったら絶望ですね。
    選手一人一人の質の低さをアルテタは戦術でカバーしてると思います。
    ビッグマッチでは隠しきれない個の能力の低さは見ててツラいですね。
    だからと言ってエメリが悪いのは揺るがない事実です。
    アルテタが今急に解任されたとしてエメリのようにアーセナルの悪口言うことはないでしょう。
    アルテタの懸命な姿勢を見ててあと2年は信じたいと思います。

  7. 昨シーズンのショー、リンデロフ、スモーリング、ヤングの最終ラインだったら今でも50失点位してるだろうし

    オーバやペペ、サカ、エンケティア、ラカゼットが出てくる攻撃陣のメンツはユナイテッドより強いと思う
    ポグバ、マティッチの調子の浮き沈み激しい(欠場も多い)中盤はイマイチだった昨年と変わらないし

  8. アルテタが来て、選手は間違いなく気持ちもプレイもいい方に変わったと思います。それに乗れない選手もいますが。
    クリーンシート中にはあの3CB ですら生まれ変わったと錯覚してましたし。
    アーセナルの試合しか見てませんが、これだけ個人エラーで失点するチームってほかにあるんですかね。セットプレイの度に失点を繰り返すチームも。
    マリがいたら使われてたんだろうな。
    レノが復帰したらどちらかをストッパーで使ったほうがいいかもですね。
    CB を三枚使うと中盤の選手が一人減るわけで、いろいろ問題が出てますよね。
    くすぶってるラムジーのローンバックかな。
    ベジェはだんだんよくなってきてると思いました。

  9. サリバとかラムジーのローンバック(?)
    とかもう皆さんの失意の混乱が透けて見えて辛い。。

    いや、わかってたわな。DFでもクオリティ不足なの。
    だからマリな訳だし、来季からのサリバな訳だし。
    MFだってトレイラをうまく活用できないなか、セバージョスがやってくれてるが、得点面ではそこまで。。
    中盤が点とれないなら、得点で貢献するのはペペでもあって、そこまでな今季。、
    少しずつは良くなってる感じあるけどね。。

    まだまだ我慢できるから、アルテタにはちょっと早いけどスカッド整理を見据えた布陣見せて欲しい。

  10. ボールを保持しているという点に関して、
    ボールを保持していても得点もできず、さらにエネルギーを相手より使わされていては意味がないように思います。
    相手がボールを奪いにくるのに1のエネルギーを使っていたとして、それを躱すのに2や3のエネルギーを使っているという場面がある。この試合では多かっただろう。持たされているというかそれで体力を消費させられている場面というのは。
    それによって後半になるにつれ体力的に苦しくなっていくという傾向はあるように思います。元々走ってなかったのを走るようにしたのもあるし。

    最近試合を通しての支配、押し込まれる時間帯などにも言及されている件で、
    自分は相手にボールを持たれる時間や(見た目に)押し込まれるような時間帯はあって良いと思います。そこで失点しなければ。ただまぁ相手に持たれると失点してしまうのが今のDFのアレなのかもしれないが…
    ボールを保持してる状態で相手にエネルギーを使わせることが出来るようになればここに対する意見も変わるかもしれないけど、今のところそれは全く見られない。
    ボールを保持することが割と出来ているというのは一時期に比べるといい事なのだろう。1つのステップだと思います。
    ボール支配の主導権の奪い合いでエネルギーが必要なのも必然ではあるし、そこで勝てるようになったこと自体も進歩なのだろう。

    相手に持たせてエネルギーを使わせる、自分達の消費を抑える、ボールを保持して相手にエネルギーを使わせる、消費を抑える、相手のミスを誘ってエネルギーを使わせる、もっと色々やり方はあるんだろうけど、今のところどれも少なくとも意図的には出来ていないように思います。
    それも次のステップなのかもしれないですね。

  11. アルテタが既存の選手を買いかぶり過ぎかもという点は同じく懸念しますね。
    ムスタフィは前の試合でも60分過ぎくらいからこの試合の最後の方と割と同じ感じでしたし、それでも他に使える選手がいないんだろうけど…あれが見逃されていないことを願う。
    コラシナツのとこにホールディング議論は勿論だけど、なんならマリでも正直不足だと思います。この試合のような失点の仕方(セットプレー含め)はしなかったかもしれないけど、ケガした時の場面とかはもう完全に抜かれてたし。といってもいないのだから仕方ないんですが。

    あと、選手交代のタイミングはずっと遅い傾向にあると思ってます。ある選手のパフォーマンスが落ちてきてもその試合のある時間帯までは良かったという意味合いで余分に引っ張ることがある。それで後手になることはもうすでに多々あった気がする。
    試合中の選手のパフォーマンスの見極めもしてもらいたい。この試合の選手交代にも個人的には疑問を感じました。

    まぁ色々批判的なこと書いてますが戦術やプレイの仕方、姿勢としては前に進んでいると思います。そういう意味ではよくやっていると。
    選手起用(ポジション含め)及び見極めの懸念、補強、この辺りが今後どうなるのか。といっても望んでも望む通りの補強が出来ないかもしれないしなぁ。

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