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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ワトフォード(26/Jul/2020)ワーストシーズンが終了

アーセナルは最後に勝って、8位フィニッシュ。

リーグでその順位は25年ぶりとかだそうで。30年とか25年とかでワーストのチーム。それが今年のアーセナルFCである。

さてこれでEPL19-20シーズンが終わり。38試合が終わってみれば、感慨深いと思ったけれど、そうでもないような。PL全体的にもファイナルデイの番狂わせは起こらず、順当な結果で終わったようである。まったく残念だ。

ワトフォードは、もうわれわれにとってはあまり大きなモチヴェイションもないような試合だったから、どんなふうになるかと思っていたが、アーセナルの今シーズン、あるいはこの2年間の奇妙でいびつな感じをみごとに象徴するような試合になっていたんじゃなかろうか。あんな内容でもなんだかんだ勝っているという。もしスタンドにファンがいたら、試合後の反応はブーイングと拍手と入り混じったものになっていたに違いない。

もう昨日からイングランドでも移籍ウィンドウがオープンしているし、世間的には移籍の話題でもちきり。

タイミングを逸してすでにあまり需要もないかもだが、記録のために一応この試合を振り返っておこう。シーズンレヴューや移籍ウィンドウの展望についてはあらためて書きたいので、ひとまずはこの試合だけ。

Arsenal 3-2 Watford: Hornets relegated from Premier League on final day



アルテタの試合後コメンツ「バスケみたいな試合だった」

以下、要点のみ。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

試合直後のインタヴュー。

  • (試合とパフォーマンスについて)クレイジーな試合だった! いきなりペナルティで。2-0になったあとはオープンになってふだんならやりたいことができなくなった。切羽詰まった相手にアレでは苦労するにきまってる。あまりにもイージーにやらせすぎ。
  • (狂乱状態の試合だった?)バスケの試合みたいだった。ギャップが大きすぎてカウンターにさらされた。最後の16日間はフィジカリーにもタフだった。
  • (今日はバック4だった)トランジションに対処するため攻撃も守備もよくなっていたと思う。何人かの選手は休ませたかった。先週にはまたけが人も出たし、バックがほんとに足りてない。それが理由。
  • (シーズンをどう総括する)結論を得るにはまだ一ヶ月はほしい! 12/20に来てからたくさんのことが起きたしたくさんの障害もあった。しかし多くの状況でとても進歩があったと信じている。築いている環境、ファン、チーム、クラブとのつながり、われわれはいまいい方向性にいると思う。そしていま良いシーズンにできるチャンスがある。もしファイナルでチェルシーに勝てれば。トロフィを掲げられるし、ヨーロッパも出られる。

プレスカンファレンス。

  • (今日見たものは励みになる?)しょっぱなからクレイジーな試合だった。2-0になったときフロントの選手がちょっと「チーティング」に見えたかもしれない。もちろんすべてのチャンスを決めたわけじゃないし、オープンにしすぎた。ボックスのなかにボールを入れられすぎたがあれは彼らが危険になれるところだ。ファイナルサードではいいクオリティも見せたが、ボールなしではそうではなかった。ここ数試合ではボールなしでよかったのだけど。
  • (チーティングとはどういう意味で?)まあチートというよりはギャンブルか。もちろん、ボールを失ったりアクションを最後までやれなければコントロールは難しい。
  • (FAカップファイナルではエミ・マルティネスがスタートする?)エミは今日もまたブリリアント。ポジションを取った。ベルントは回復の最中。だからエミがそうなる。
  • (その選択はロングタームになる?)フットボールで一週間は長い。だから彼が試合に準備できていることを願おう。そのとき彼がスタートするかどうか。
  • (来週のFAカップで勝つにはどれだけ改善しなければならない)まったく違う試合になるだろう。まずメンタルではイコールになる。彼らがどれだけ欲しているか、われわれがどれだけ欲しているか。今日は参考にならないと思う。どれだけ熱望しているかが違うし、アプローチも変わる。土曜はまったく違うものになると願う。
  • (オバメヤンがゴールデンブートを取れなかった)彼は懸命にやった。チームメイツも彼に取らせようとした。だがいずれにせよ彼の数字がすごいことには変りはない。
  • (ムスタフィはFAカップファイナルに出られない)イエス。またしてもマジでドイヒーな怪我だ。わたしが来てから一週間後にカラム・チェンバースを失い、パブロも3ヶ月失っている。そして今度はムスティ。まったくバックが足りていない。ムスティはずっと安定していたし、とてもいいレヴェルでプレイしていた。早い回復を祈る。
  • (ロングタームのインジャリなので?)そう思う。
  • (来シーズンのスタートもダメ?)だろうね。
  • (どれくらいの期間になりそう?)ハムストリングの骨の腱を伸ばしてしまった。通常は何週間もかかる怪我だ。
  • (ディフェンダーは足りているので?)云ったように3人のDFが使えない。今シーズンも長いこと使えなかった。解決しないといけない。
  • (2点目の失点はどこが不満で?)いくつかのことが好きじゃない。いやすまん。そういうのを云うのはよそう。
  • (試合コントロールと関係あり?)スタンダードに達してなかったっていう。マイオピーニオン。
  • (ワトフォードがリリゲイテッド)気の毒に思う。今日は彼らはアンラッキーだった。トレイニンググラウンドでもご近所さんだし、最後のチャンスを決められなかったのはキツかっただろう。今日の彼らは切望が見えた。申し訳ない。来シーズンはPLに戻れることを願っている。クラブも選手もどれだけグッテドかアイノウだし。
  • (トロイ・ディーニーが最後の試合になるかもと云っている件)リタイヤじゃないことを願う。彼はまだあのプレイスタイルでPLでも通用すると思うし、キャラクターとかもろもろすべて。キツいときを乗り越えてほしい。

アルテタはこの試合のチームのパフォーマンスにはもっと怒っていいようにも思ったけども。

この試合とFAカップとで勝利への切実さの違いを認めるってのも、ちょっとちぐはぐな感じはする。だって、彼はクラブのバッジのためにいつでも全力でバトルしなきゃだめだとつねづね云っているわけだし。

まあいいや。

キーラン・ティエニーのコメント「ぬるま湯じゃだめ」

PLで初得点。試合後のコメント。オフィシャルサイトより。

KT:ぼくの人生でもっともタフな1年だった。ケガがあってたくさんのチャレンジがあった。でもチャレンジは必要だ。ぬるま湯じゃダメなんだ。

進歩するために自分自身にチャレンジしていかないと。ぼくは毎日とてもハードにワークしてきたけど、こんなグレイトな選手たちでいっぱいのマッシヴなクラブに入っていくのは簡単なことじゃないとわかっていたんだ。チームのなかで自分の居場所を見つけるのは大変だろうってね。

ぼくが全力を出せるようピッチでのオポチュニティを与えてくれたことには、ただ感謝しかない。ハードワークしてマネージャーの信頼に報いたいし、いいパフォーマンスを披露したい。とにかくハードワークだ。

(ゴールについて)どうセレブレイトすればいいのかわからなかったから、ただ振り向いたんだ。

ショックだった! もらったよ。オーバからいいボールが来てね。個人的には今日はいい日だった。

ぬるま湯じゃだめ(you need to be uncomfortable)。自分にも厳しい彼のひとがらが現れているなあ。

エインズリー・メイトランド・ナイルズのコメント「トロフィをホームに持ち帰る」

RBでスタート。オフィシャルサイトより。

AMN:長く、タフなシーズンだった。ここにはファンがおらず、世界的に起きてることもやばい。

ぼくらはただプッシュするだけで、あとはもうファイナルのことを考えるのみ。ぼくらはまだ終わっていないんだ。一番の目的はトロフィをホームに持ち帰ること。

ぼくらはみんな陽気で、自分たちに自信を持ってる。今夜はぐっすり寝て、またワークに戻る。ファイナルにフォーカスする一週間だ。

このひとは結局これからどうするんだろう。退団が決定的と見られていた時分から比べると、アルテタの信頼はだいぶ戻っているようにも見えるが。ていうかセドリックはどうした。

トロイ・ディーニーのコメント「この1年の結果だ」

いまだに「タマ発言」ばかりがフォーカスされてうんざりだろうな。チームを降格させてしまったWATキャプテンの試合後コメント。『Sky Sports』より。

ディーニー:より大局を見なきゃならんね。先週がどうだったとかじゃないんだ。これはこの1年全体の反映だよ。

ピッチのどちらでもまったく十分じゃなかった。今日もまたそれを見せてしまった。

フラストレイティンでディサポインティン。おれたちを支えてくれた人たちにもハートブレイキン。申し訳なく思う。

ソーシャルミディアなんかで非難はされるだろう。でもキツい現実はこれで仕事を失うひとがいるかもしれないってことさ。おれたちが不甲斐ないばかりに。

選手としては立ち上がらなきゃならない。それを受け入れて、クラブとしてもコミュニティとしてもまたここから始めるんだ。

個人でもチームでも十分じゃなかった。トップからボトムまであらためないと。自分たちのいる場所を見つめ直し、再評価していく。

このひとのコメントはどうも「おれ」で訳さないとしっくりこない。

ああいった発言もあったし、アーセナルのファンとしてはざまあみろと云いたくなる気持ちも少しはあるんだが、ぼくはどうもこのひとのことはだんだん憎めなくなってきている。

2017年当時もアーセナルの選手たちに肝っ玉がないというのも、わりとそのとおりだったし。

フットボーラーとしてはよくわからないが、こういったコメントなんかを読むと人としてはリスペクトできると思う。労働者っていう感じがするではないか。

こういう個性的な選手がPLからいなくなるのはさびしいといまは思う。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

7 Comments on “【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ワトフォード(26/Jul/2020)ワーストシーズンが終了

  1. ピッチでの内容はそんなに差がなくても
    エメリとアルテタのコメントは雲泥の差がある
    セバージョスやスターリングを育てたコーチング技術もあるし
    アゴ触ってないし
    ドン底の状態から引き揚げてくれてアルテタには感謝してる

    マイクディーンがVAR担当だったらPKにはならなかったんでしょうね
    公正な判定のためにVAR担当の審判はFIFAから派遣してほしいです

  2. インスタでちらっと見ただけなので信憑性は低いかもしれませんけど、エミレーツのアンリの銅像のところで白煙を使ってなにやら撮影してたらしく、オーバの契約延長発表のための映像撮影してるのでは!?って話題になってました
    FAカップファイナルに向けた映像という可能性もありますけど

  3. あまり聞かねーけど言わないようにしようという不文律でもあるのかね?
    狐と狼から勝ち点ガッツリ削ってManUre と Chel$ki にアシスト決めてくれるとか。モーロンにもほどがある。
    両方とも”順当に”負けときゃ最終節ヌノは勝ちで、ロジャースは引き分けでCLだったんだよな。
    弱気をくじき強気を助ける。我らがガナーズ。大好きだ。

    まぁいい。厄払いシーズンてことで。

    エミマル、オーバ、そしてレノ。お疲れ。

  4. いろいろありすぎて3シーズンくらいいっきに終ったような感覚です。
    アルテタが来てチームプレーが築かれつつあるなかで続きは来シーズンですが、このメンバーでの限界を感じずにはいられないですね。
    シュートまでいけないのはつらい。グーナーとして。高額な選手がとれるとは思いませんけど、降格するチームからとるとかいろいろやって夢を見せてもらいたいですね。

  5. 今季オーバ、レノ、マルのスーパーな活躍が無かったら一体何位だったのか?考えたくも無いですね。補強予算も渋そうだし若手の成長に賭けるしかないですかね…

  6. スペイン人、スペインのチームでも「va=ヴァ」読みされていますが、ブログのカタカナ読みは英語ベースが基本ですか?

  7. 縦パスが出せるCBがもう1人、そして中盤底の支配者になれるようなアンカーが絶対的に必要ですね。
    アーセナルは長年ボランチがハイボールの競り合いに勝てないんでCBが自分のポジション捨ててまで飛び出して結果そのスペースを使われて失点が定番なんでこの改善が急務です。ハイボール、セカンドボールを拾えれば必然的に得点も増えるんで。強いチームはCB2人+DMF1人が必ず高くて強いんですよね。
    揺さぶるサイド攻撃だったりオープンプレイでの守備はかなり改善してきたんでとにかくアンカー。アンカーが必須。

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