試合の論点
マンシティ vs アーセナルのトーキングポインツ。
複雑な心境
シティとのアウェイ。シーズン38試合のなかでは、敗けをあらかじめカウントしておくような試合。
でも善戦したとは思う。
アルテタはプレイ内容についてもわりと進歩があったと評価しているようだし、たしかに実際にスタッツを見ても惨敗という感じでもない。
プレヴューでも触れたように、近年のアーセナルはシティ相手にはずっと3点、2点と複数得点を奪われていたので、1失点で済んだことをポジティヴな兆候と捉える向きもある。
もう少しのラッキーがあれば、もしかしたら勝っていたかもしれない。
だが同時に、アーセナルはこの試合でパフォーマンスの進歩したところを見せたのだろうかとも思う。そこは個人的にはよくわかんない。
ブカヨ・サカのパフォーマンスは際立っていたが、そのほかの攻撃の選手たちは、むしろあまりいいパフォーマンスをしていたようには見えなかったが。
とくにウィリアンのCF(フォルス9)は、実験だったとしても今後それがオプションになりうる兆しがあったかと云えば、とてもそんなことはないような。
オバメヤンのCFを期待するファンも多く、ぼくもたいそう期待をしたものだが、結局そういうことはやらなかった。センターにいた時間もそれなりにあったが、それは今回に限ったことではない。
また、攻撃がどうしても左に偏りすぎであり、相変わらずぺぺが活躍するシーンがない。
それと試合後にそのことを指摘している声をいくつか見かけたが、やはり攻撃にかける人数が少ないのではないか。
アルテタの下でアーセナルの守備が改善しているのも道理である。だって、ボールを失ったときにはいつでもかなりの人数がボールの後ろにいるのだから。ヴェンゲルさん時代のようにカウンター攻撃への脆弱さはもうほとんどない。
アーセナルの守りはぶ厚い。得点入りまくりでクレイジーな今シーズンのPLで、ここまでアーセナル(6)より失点が少ないのはヴィラ(2)だけ。
パーティが来たことで、バック4(2CB)にして前を厚くすることも期待されているが(今回はバック4だったのか?)、いずれにせよ、守備の硬さをできるだけ維持しつつ、攻撃へのチャレンジ・リスクをかけることを求めたい。とくに攻撃でスーパーなタレントがいない限りは。さっきグリーリッシュの動画見てそう思った。
高CVの持続可能性
アーセナルの今シーズン(すべてのコンペティション)で得た「11ゴール」のxGは「6.58」だそうで。本来は6-7点程度が妥当なチャンスしかなかったはずなのに、われらはその倍くらい得点している。
今回の試合はサカにも、オバメヤン(間違ったオフサイド判定でチャンスはカウントされず)にも大きなチャンスがあったが、決めることができなかった。
エメリの時代からずっと指摘され続けていて、アルテタが来てからさらにその傾向が強まっているそうだが、アーセナルはコンヴァージョンが高すぎる。少ないチャンスを決めすぎる。
少ないチャンスを決めること自体がネガティヴなはずはないが、いまの状況を分析するならば、CVが高すぎるのは将来に懸念がある。なぜならそれがこれからも続くとは期待できないから。
今回はそのいい例だろう。
これまでの試合なら、あのチャンスだけで1点くらいは入れていて、それでこの試合はドロウだった。もしドロウだったら、試合後の反応もだいぶ違っていたはず。あるいはサカもオバメヤンも入れて勝っていた可能性だってある。そうしたら今頃は有頂天だったろうに。
でも、これまでの高CVな傾向なら、今回のような結果の試合がいずれ出てくることは十分予想できた。1チャンス、2チャンスを逃すだけで勝てなくなってしまう。
ストライカーに頼らずポインツを重ねられるようになったとき、本当に強いチームだと云えるはず。そのためにはチャンスをたくさんつくらなければなりません。
トップチームにアウェイで勝てないはつづく
Arsenal have won none of their last 29 Premier League games away at the other members of the “Big Six” – Lost 19, Drawn 10, Scored 30, Conceded 65, Clean Sheets 1
— Orbinho (@Orbinho) October 17, 2020
アーセナルはビッグ6にPLアウェイで直近29試合勝ちなし。W0 D10 L19。
Points away from home against the Big Six since January 2015
37 Man City
35 Liverpool
31 Palace
30 Man Utd
23 Chelsea, W Ham
22 So’ton
20 Spurs
19 Leicester
14 Burnley, Wolves
13 Everton
12 Swansea, WBA
11 Bournemouth
10 Arsenal— Orbinho (@Orbinho) October 18, 2020
アウェイのビッグ6相手のポインツは、スウォンジーよりもボーンマスよりも少ない。いくらなんでも勝てなさすぎだろ。
今回はかなりいいチャンスだったのに。
ガブリエルのペナルティ疑惑
われわれはマンUではないということがはっきりわかった。
これガビがぶっ倒れてネイマールばりに転げ回ってたらペナルティもらえたかしら。
毎度Twitter共々楽しく拝見させて頂いてます。
初コメ失礼します。
今回の試合はアルテタがペップに忖度した試合でしたね。完全にw
1つ言うならばウィリアンの消極的なプレイと守備の際のぺぺのポジションどりが凄く気になりました。
勝ちに行くならハーフタイムでラカとウィリアンは交代して良かったような。ラカゼットにこの前のリベンジの機会をと。w
VARの人達はだだの給料泥棒ですね。
ただクロップに続きペップもいよいよアーセナル対策&本気モードで戦うようになりましたね。
今回の試合は(特に前半)トップ6相手でも充分に戦えるという事が分かったのでこれからもっと攻撃のchemistryが上がれば強くなれると思います。
次のELは得点シーンが沢山見れるよう期待してます!パーティースタメンで皆んながケチャドバとか…w
COYG!
見ていて歯がゆい試合でした。失点シーンは完全に崩されてしまったのと、あとティアニーやサカがマフレズ押さえ切れていなかったような気がします。あそこはAMNに任せて、サカは一列前で使ったほうが良かったなあ・・・。ペペはきっちり2枚でマークされていたし。デブライネがいなかっただけに勝ちたかった。この相手だと、ジャカではなく、セバとパーテイのほうがいいと思いました。あー、木曜は4点か5点とってもらわないと弾みがつかない。このままだと、エミマルが今期ベストGKまっしぐら(失点2点って・・・)。うちも得失点差をもっとあげていきたい。COYG
これだけ選手がいると、誰をスタートさせるのが一番いいのか悩みがたえないでしょうね。でも少なくともウィリアンがトップとゆうのはもうやめてほしい。ここにマルティネリが復帰してきたらほんとカオス。
ユナイテッドのダイジェスト見ましたが、ほんとに同じルールでやってんのかってゆう。ラシュフォードのはシミレーションにしか見えなかったし。ほんとに胸くそわるいチームですわ。
非常に悔しいゲームでしたね。
ただ、エティハドとは言え調子の上がりきっていないシティに封殺されたようにも見え、やはりクリエイティビティが欲しいと思いました。
戦術のことはあまり分かりませんが、シットディープしながらオーバぺぺの快速カウンターが狙いだったのかなと。
4バックにはなったけど、右がルイスだとどうしてもガブリエルが後方をカバーすることになり、(CBがタテ関係なので)FBが上がりにくいと思う。
もう少し横にスライドできるCBが欲しい。
スピードならサリバ、フィード力ならマリ・ムスタフィあたりだろうか。
また前線からポストプレーヤーを外してぺぺを入れたけど、守備のポジションは悪く、修正も遅く、しかもストライカーとしての存在感もなかったと思う。
あの程度のプレスでいいのなら、ウィロックやESRのほうがボールが運べるのでは?と思った。
サリバやESRには「何故オレを出さん!」くらいの気持ちで常時スタンバイしておいてもらいたい。
まだまだこのメンバーが最適解ではないだろうし。
アサファ・パウエルのような、世界のタイトルは取ってないけど世界一強いみたいな相手とのアウェイゲームなんで、他の試合と一絡げにしてはいけないかもだけど。
だけどオーバの使い方勿体なく無い?っていう。
LWGでチャンスも作ってたとは思うけど、あまりにもチャンスにすら繋げられなかったシーンが多過ぎた。やっぱ本職じゃ無いんだし。
サカ左でオーバが、センターだったらどうだったか、とか右がぺぺじゃなくウィリアンだったらとか、アルテタも考えた上での(更に裏をかいての)だと思うけど、やっぱり惨敗だよね。と。
(KDBとジェズスとラポルトが居ない?知らん。)
あと、やっぱりセバーヨスとジャカだと走力が足りてない。特に守備のトランジション時に。
今、劇的にチーム力を上げられる可能性があるのはパーティのフィットとヤングボーイズ達の覚醒だと思うんで、引き続き期待はしております!
COYG
上位には勝ち点取れないかもと思える試合でした。やっぱり弱点を狙ってくるし逃さないなと。
アーセナルはWBが中盤に入った343、433やスタートフォーメーションの523でプレッシングして541でリトリートするんですが、その構造からWGのプレッシングがいなされた時にその裏のスペースに入ってきた相手選手をWBがカバーするか放置して5バックを優先するか問題があるんですよね。ボランチは2人なんでサイドのスペースをカバーすると中央空けるので行けない。
カバーした場合アーセナルの後ろはそもそも弱い上に劣勢時の瞬間的な判断力が無いのか度々マークの受け渡しやマーキングをミスするので4や3+2ボランチじゃ守りきれない。引くと541なんで長い間パスを回されて時間と体力を奪われるというジレンマ。
上位相手ほど共にキツいんで改善しないと勝ち点は取りないかなと思いました。
だいぶ時間経っちゃったんで内容だいぶ抜けちゃいましたが、
印象に残っているのはジャカが前からプレスにいく頻度・プレス位置の高さがこれまでよりかなり高かった。
リヴァプール戦にされたプレスを真似しようとしたのだろうか?
ジャカが上がっている分そこを抜けられたときの中盤でのスペースがこれまでより大きいのは当然でセバージョス1人ではカバーしきれない。失点シーンもそんな印象。
部分的に圧力として高くなっているシーンもあったけど、結果としては全体的には裏目に出たかなと。
まぁこれがすべてではなく部分的なものではあるんですが失点する前から見てて気になりました。