パパ・ソクラティスの行き先はイタリアかターキー
今シーズンの完全なる余剰戦力のひとり、ソクラティスも今月に移籍が決まりそうだ。昨日のロマーノによれば、彼は数週間のうちにアーセナルを退団する見込みということ。
Sokratis Papastathopoulos will decide soon his next destination, Genoa and Fenerbahçe have asked for the Greek centre back. Both clubs are pushing to sign him – he’s leaving Arsenal in the next weeks. 🇬🇷 #AFC #transfers @SkySport https://t.co/hziEmFylKH
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 5, 2021
オファーしているのは、イタリアのジェノア、ターキーのフェネルバチェ。
興味深いのは、イスタンブールの夜景をtweetしたエジルに彼が反応しているもの。
エジルとも長らくリンクされているイスタンブールクラブへの移籍を示唆しているのかもしれない。
ソクラティスもアーセナルとの契約はあと半年なので、移籍金等はほとんど期待できないと思うが(コラシナツ式ローンの可能性のほうが高いのかもしれない)、サラリーを削減できるのが大きい。
コラシナツとソクラティスが解決するのは、クラブ財政にとっては非常にポジティヴだ。
メスト・エジルの心変わりはあるのか?
少し前には、アーセナルがエジルをユヴェントスへオファーしたが断られたというニュースがあったが、あまり大きな関心を集めることもなかった。
だが、昨日『football.london』(Chris Wheatley)がエクスクルーシヴで伝えていたこの件は、なかなか注目されていると思う。
Exclusive: Mesut Ozil in negotiations with MLS side DC United
いまエジルサイドとMLSのDCユナイテッドが交渉中という。
これまでにもLAギャラクシーだとか、エジルとMLSクラブとは何度もリンクされているが、今回DCユナイテッドは、アメリカでの「M10」ブランド拡販(コーヒーショップ、39 Steps Coffeeなど)を含めた大変に魅力的なオファーをしているのだそうである。
販売促進はUSのようなメジャーな国でやるからこそ意味があり、フェネルバチェのようなターキークラブではオファーできないことかもしれない。
エジルのエイジェントDr Erkut SogutとDCユナイテッドのエグゼクティヴ(ウェイン・ルーニーの獲得に一役買った人物)が親しい関係だということも、交渉を後押しする要素になりそうだ。
一方で、ターキー方面でもわりと信頼できる筋っぽいところから、エジルはフェネルバチェへ移籍するという情報がある。
Turkish journalist Berkay Tokgoz claims that Fenerbahce are set to sign Arsenal’s Mesut Ozil and the player will be joining his new club very soon. It’s also claimed he’s set to wear the No.23 jersey for the Yellow Canaries.
— Z (@ZRAFC) January 5, 2021
これはすぐに決まり、もうNo.23のシャツも用意されているという。そこはNo.10ではないのかな?
エジルといえば、代理人ともども、アーセナルでの契約を最後まで全うすると一貫した主張をしてきているが、あと半年間、チームに復帰する見込みが薄いなか(どのみちある時点ではクラブから今後どうするか意向は聞かされるはず。もう聞かされているかもしれない)、このままクラブに居続けるよりは新しいキャリアを始めるほうを選ぶかもしれない。とくに魅力的なオファーがあれば。
というか、この状況で彼がまだアーセナルに居続ける理由はなんなんだろうか。ロンドンの街が好きなら、このあとの長い人生でいくらでもいられるだろうに。
こういうニュースを見ても、ぼくは、彼がここで現状維持以外の選択をするようにも思えないが、このコロナ禍では何でも起きうるのもたしか。今回もし彼がほんとうに移籍を決意するなら、アーセナルにとってはいろいろな意味で大事件になるに違いない。
アーセナルのひとつの時代(ネガティヴな)が終わる象徴的なできごとになる。
ラツィオがムスタフィに興味
アーセナルが放出できるなら願ってもない選手のひとりは、当然ムスタフィ。
一説によれば、彼は夏にアーセナルの契約延長オファーを断って契約最終年に突入。プレイしようがしまいが最後まで契約をまっとうすると、エジルにならってクラブに残ったわけだが、残り契約半年で彼はどのような動きを見せるだろうか。
一時バルセロナがピケのリプレイスメントに彼をリストアップしたという不思議なニュースもあったが、バルサのひとが否定していた。あれはなんだったんだろう?
Calciomercato Lazio, per la difesa rispunta Mustafi
今回はラツィオ。彼らは夏にもアーセナルと接触していたということで、今回は再チャレンジとなる。
まあでも彼は残るだろう。
アーセナルはもちろん財政的には高給(£90kpw)の彼の退団を望んでいるだろうが、エジルやソクラティスらまったくプレイしていない選手に比べれば、そこまで積極的に放出したい選手でもない。実際いまも使っているし。ファンは彼がサリバのような選手より優先されたら腹を立てても、スクワッドプレイヤーとしてならとくに文句もないだろう。
ホールディングは今こそ契約延長すべきだと思うなあ。
PLで、しかもポゼッション重視の2CBをやっていて、ガビにそれなりについて行けるCBは決して安くないと思う。
まあ正直、攻撃面で角度のないロビングボールに逃げ過ぎのような気はする。
浮かせば通るコースをちゃんと見てるのはホールディングの長所だけど、それにしてもスピードで足元を通すパスが少なすぎる。
評価が上がらないのはそのへんだろうし、もっとやれると思ってる僕なんかもイライラする。
しかし必要なのは自信と実績だと思う。
今のチームではスタメンを掴みつつあるから、それらを手に入れるのはそんなに時間はかからないはず。
良いCBは責任感があるもんだから、自信のないうちは慎重でもいいと思う。
気の短いファンにはあと6ヶ月待ってほしい。一線級のCBになるから。