PLもMD31。今回のアーセナルの対戦相手は、現在ダントツでリーグ最下位のシェフィールド・ユナイテッド。アウェイ。
ミドウィークのELスラヴィア・プラーグにホームで手痛いドロウ。その前はPLリヴァプールで頭を抱えたくなるようなシーズンワーストゲイム。2月からまだ一度もクリンシーツをキープできていないといったこともあり、いまかなり劣悪なフォームのわれらが、リーグワーストの相手にここでいかに戦うか。
もうすでにPLのトップ4フィニッシュは絶望的になっているため、CLを望むならミドウィークのELに集中せねばならないという状況で、この試合にどれほどの本気度で臨むか、チームセレクションにも注目。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメンツ「オーバは完全にコミットしている」
プリマッチのプレスカンファレンスは行われていない模様。金曜に行われた試合前インタヴュー。オフィシャルサイトより。
(チームから見たいリアクション……)
アルテタ:リアクションは昨日(ELスラヴィア・プラーグで)観たかった。そしてそれはしっかり観られた。われわれは結果よりももっといいものを得ているべきだったと思う。しかし結局はああなった。われわれはよりいっそうの決意を見せねばならない。なぜなら、プラーグに行き得点し試合に勝たねばならないから。難しいマインドセットじゃない。やらねばならないことが明確で、それをやるんだ。
(サカとESRの復帰……)
彼らはとてもよかったと思う。もちろん最近はしばらく試合でプレイしていなかったので、試合の終え方は苦しんだ。だが、全般的に彼らふたりはいい試合をしていたと思う。
(シェフィールド・ユナイテッドに思うこと……)
彼らが毎週行っていること。大きなコミットメントがあるチームで、どの試合、どんな相手だろうがファイトする。また難しい試合になる。われわれには準備する時間もリカヴァする時間もない。どういう試合になるかわかっている。
(ニコラ・ペペのインパクト……)
彼はサブで入ってとても効果的だった。リヴァプールでもスタートはよかったし、あとは彼に必要なのは一貫性あるレヴェルを保つことだ。彼が脅威になることはわかっている。彼はどんなウィンガーよりも得点している。チームには大きなプラスになっている。
(成功したシーズンになるはずだった……)
シェフUとのつぎの試合に勝つことだ。それだけに集中している。(4位までは)あと9ポインツ。8試合あれば算数的には十分でなんでも起きうる。いまはやりとげることだけだ。
(ラグビーの「フィニッシャーズ」のようなサブを検討する必要がある……)
5人のサブスティチューツのときは、また違う試合になる。もちろんラグビーとも違う。しかし、類似点を見つけることができるのも確かで、結果に大きな影響を及ぼせることがある。試合を変えることが必要だ。
(チームから突然に自信がなくなってしまった……)
わたしも選手だったし、自信というものは、おそらくはフィールドに出ていく選手にとって必要であり最重要のものだ。だから、それがあれば決断することを躊躇せず、何をやるかを完璧に理解していて、それを実行することができる。それが自分にとりいいことになるとわかっているのだから。
個人を取り巻くものもまたとても重要だ。集団で伝達していくことと、それを個人にもたらすこと。それが集団スポーツである理由だ。しかし、感じることができる自信は、成功するチームにとってはカギになるものだ。
(チームの選手たちに自信をつけさせるためにマネジャーとして何ができる?……)
それは彼らとの話し方であり、トレインの仕方であり、彼らに伝達したいメッセイジだ。しかしどの個人も異なる。ポジティヴだろうがネガティヴだろうが批判にどう接するか。彼がボールを失ったりエラーをやったりして、そのリアクションは? それは個人に属することで、そうしたときに個人が何を求めているか、われわれは知る必要がある。
(チャンスをコンヴァートできない理由?……)
理由ははっきりしていて、起きることをいかに避けるか、あるいはそれを起こさないか。それはそれぞれ違う話なんだ。多くの試合でわれわれにそれができていないのは、それぞれの理由がある。昨夜は、はっきりした一例だった。ELでは15ものチャンスはつくれない。4つか5つのビッグチャンスをつくれば、それをネットに入れねばならない。そうして、94分にセットピースから失点するような余地が生まれる。それは起きうること。しかし起きてはいけなかったのは、最後の4-5分でのわれわれのマネジの仕方だ。
(クリンシーツに集中している……)
昨夜の試合は失点しないということに関しては決定的な試合だった。そして結局試合の最後にセットピースで得点をあげてしまった。それほどチャンスをつくられたわけではまったくない。失点の仕方はとてもはっきりしている。守備の面では、われわれが改善しなければならない最大のパートだ。
(ベンチから出場したオバメヤンのリアクション……)
ELの前に話しているように、全員が違うやりかたで貢献している。スクワッド全体がそこに関わっていて、昨日の彼の役割はベンチから出てインパクトをもたらすこと。彼はニコをアシストしたのだからインパクトはあったよ。また左脚でタップインすべきだったチャンスもあった。あれこそがサブの選手に求められるものだ。
(オーバはあらたなエジル状況になっていると云うひともいます……)
わたしは将来に関してはいつだってポジティヴ。過去に起きたことについては考えたくないし、違う状況や違うパーソナリティと比べたい。それに引きずられることはない。
(オーバはコミットしているので?……)
完全に。
(シェフUはプライドをかけてプレイしている……)
毎試合から観ている。毎試合で競っている。それは試合に勝つためだ。シェフUには違いは観られない。わかっていることは、われわれはそこへ行き、タフな相手と戦うということだ。準備する時間はまったくないが、そこへ行き勝つ。
同じインタヴューだと思うが、『Sky Sports』で別のコメントが記事になっている。
(来シーズンのヨーロピアンコンペティション出場についてプレッシャーを感じている?)
プレッシャーではない。われわれの責任だ。われわれがレペゼンしているクラブには高い要求があり、われわれが求めるもの、得点するためにやらねばならぬワークは最低限のものだ。それが求められている。
(ヨーロッパのないシーズンの恩恵)
ヨーロッパのないチームについてわれわれがよく云っていたことがある。似たようなことだろう。
チームを再構築しているチームや、プロジェクトには助けになる例があるのはたしかだ。しかし、わたしはそれよりもヨーロッパにいたいね。たくさんのもしもがありすぎる。もしヨーロッパに出られたら、もしELで勝てたら。わたしはそんなふうに考えるほうがいい。
(トーマス・パーティについて)できれば、日曜とつぎの木曜はベストヴァージョンの彼が観たい。これで彼はIBを挟んで2-3試合連続でプレイしている。彼がとても力強くシーズンを終えるところをみることになると思うよ。
彼について真正の評価を下すのはとても難しい。彼は6ヶ月離脱していたのだから。それは長い時間だ。彼はまだわれわれのプレイに適応中だ。それは彼がアトレチコ・マドリッドでやっていたこととは違う。
彼には大きなスパークがあったし、彼がチームにもたらせるものをわれわれは見ることができる。ここからは安定のレヴェルを見つけていくことだ。彼にはそれが必要で、彼の周囲にチームを築いていく。彼にはそのキャパシティがある。
これまた別のメディアで、ガブリエルとダヴィド・ルイスらについてのコメントも紹介されている。同じインタヴューみたいだから全部まとめてくれればいいのに。『Mirror』より。
(14試合クリンシーツがない件)
リヴァプールやマンチェスター・シティといった相手のクリンシーツ、われわれがこれまでにやってきたことを観てもらいたい。被ったチャンスやショッツも考慮しなければならない。
いまのわれわれは以前よりは失点は少なくなっている。しかし、最近ではいくつかの大きなエラーズが打撃になっている。バランスを見つけることはいつでも難しいというのは事実だ。なぜならわれわれはよりフットボールをしようとしているから。
全体的に、われわれがいまやっていることは以前よりはよくなっている。しかし、結局は結果がすべてだ。われわれは勝つためにここにいるのだから。
わたしは「いまわれわれはより安定するようになった」みたいに云って、判断を下すことはできない。たくさんの見るべきものがある。
もしスラヴィア・プラーグで起きたことを見るなら、もしわれわれは3-1で勝っていればパーフェクトだった。しかし、それはならなかった。われわれは93分にセットピースから失点した。大きな大きないくつかのチャンスをミスした。だからいまは違うものを観ている。
(ファンからマルティネリのプレイにますます期待が高まっている件)
それは理解している。チームが試合に十分勝てていなければ、われわれもいつでも誰かほかのものを探すことになる。
それは尊重している。ガビもとてもよくやっている。彼は毎日とてもよくなっている。正しく成長している。
われわれも彼には少し我慢をしなきゃならない。だが、彼にはクラブで明るい未来があるし、彼も自分がどれだけすばらしい選手か示す機会を得るはずだ。彼のキャリアはわれわれとともにある。
(マルティネリのプレイタイムが少ない理由)
6人も7人もキッズをそこに入れることはできない。チームにはまとまりが必要で、タイミングが必要。
ガビもまだたくさん成長の余地がある。彼には大きなクオリティーズがあるが、そのあたりのポジションにはほかの選手もいる。
われわれはチームのなかでリンクをつくらねばならない。バランスを得なければならない。いずれプレイするときはくる。
(ダヴィド・ルイスの契約延長?)
そういうタイプの契約はシーズン終了後に決断する。まだたくさんの試合があるし、気が散るようなことはしたくない。
契約の最終年にいる選手たち、彼らはこれから決断があるということはわかっている。それについては話しているし、ケガをしているとかどうかは関係ない。
未来について考えていること、それはこのクラブにとりベストなことだ。
以上。
6人も7人もキッズ入れちゃえばいいのにね。