よっす! すごかったね。今朝は早起きしたかいがあった。
PLのボトムチームが相手とはいえ、15分以内で3-0。前半だけで5-0。そんな一方的な展開で、後半はややギアを落として6-0で終わり。まさに粉砕。Bramall Laneをブルドーズした。
それにしても、今回ばかりは観ているこっちがいたたまれない気持ちになってしまった。シェフUの皆さんにはなんの恨みもなかったから……
アーセナルは、いますごいことになっている。ことしに入ってPLで7連勝。ゴールが31。平均4.4ゴール。すごすぎて、もうすごいとしか云えない。無敵状態で身体に光をまとっている。うっかり近づくと火傷してしまうみたいな。こんなの観たことねえ。
ただでさえすごいのに、さらにケガ人が戻ってきているのもヤバい。スクワッドの総力はさらに向上。いったい、これからどうなってしまうのか。この勢いはどこまでつづき、このチームの刃はどこまで研ぎ澄まされるのか。とにかく、どえらいことである。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「本物のクオリティを観せた」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:わたしは、とても満足している。このグラウンドはいつだってとても難しいが、チームはまたしても高いレヴェルのパフォーマンスを観せてくれた。渇望、クオリティ。とても満足している。
マンデイナイトの試合だったが、チームはスタートからあらためていかに欲しているかを示した。クオリティ、継続への決意。
(早くに3-0になりリラックスした?)そうでもない。なぜなら、もっとよくなりたいのなら、彼らにスタンダードを高く保つことを要求することになるから。いいプレイを継続し、進化していくため。
われわれは、その渇望のメンタリティで毎日トレインしている。それができるなら、なぜ一貫性が保てない? それは、われわれが示す必要のあるものだ。
(ヴィエラとパーティの復帰)何人かの選手たちが戻っていることもうれしい。ファビオは何ヶ月ぶりかに観るし、トーマスも4ヶ月ぶりだ。彼らはチームのよいきざしだ。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(今夜のパフォーマンスについて……)
アルテタ:素晴らしい夜だ。とても難しい場所だが、われわれの試合の始めかたが違いをつくった。とてもアグレッシヴで、とてもポジティヴで、本物のクオリティを観せた。とくにファイナルサードで、かなり有利になるポジションに入っていけたし、それを維持した。
リズムを維持し、渇望を維持した。わたしが、このチームのとても愛するところだ。
(ブカヨ・サカのサブスティチューションは?……)
彼はちょっと具合が悪かった(feeling a bit sick)。そして時間を与えるべきファビオもいた。それはチームによい機会で、ガビ・マルティネリにもちょっとした問題があった。彼は足をちょっと切っていて、どういう状態か待つ必要がある。
(タイトル争いでGDが違いになる……)
わからない。もちろん、われわれがたくさんのゴールを決めて、失点していないのは素晴らしい兆候だが、いまはとにかく毎試合に勝つことだ。それが、あのふたつのチームがこの6-7年強いてきた要求であり、われわれのタスクである。
(去年の夏のリクルートがいいタイミングで勢いに役立っている?……)
イエス。間違いない。もちろんスクワッドにないものをもたらせる選手を選ぶこと、それと彼らがそれを確実に実行すること。選手ひとりひとりとチームのメカニズム、カルチャーをもっとよくしていくこと。
彼らはそれをやっているが、まだシーズンの多くが残っている。
(今日の試合の支配について……)
われわれはプレイのどのフェイズでも進歩しようとしている。選手間のケミストリも理解しているし、彼らの渇望もコンスタントによくなっていかねばならない。そしてすべてのエリアで進歩する。
それができるなら、支配的になれる時間がある。だが、簡単ではないのは間違いない。
(もう一度ミッドシーズンキャンプをやる?……)
スクワッドの大部分は国際試合があるので、彼らはいろいろな場所に飛び立っていく。そこで2試合。だから、チームがいっしょにやる機会はないと思う。
(3-0になったときのチームのアティチュードについて……)
繰り返すように、あれは試合のかなり早い時間帯だった。これがPLであり、相手のレヴェルもわかっているのだから、満足はできない。
チーム内部のことだと、要求レヴェルはわたしは毎日のトレイニングで観ている。彼らはお互いにプッシュしあい、お互いをもっとよくしようとしている。そのケミストリが非常に重要で、自分たちが望むものをかなえるチャンスを与えてくれる。
(あなたがゴールをつづけろと指示を与えた?……)
彼らはわかっているよ。われわれのトレインのやりかたがあり、自分たちが望むものを知っている。
しかし、試合をマネジする必要があれば、相手が何を観ているかを把握する必要がある。今日彼らはそれをとてもうまくやっていたと思う。
(トーマス・パーティの復帰……)
今日、トーマスは一定の時間はプレイすることができる状態だった。彼はそこから築いていく必要があった。なぜなら、4ヶ月という長い時間離れていたから。そして、当然ほかの選手と同様、彼もまたプレイ時間を自分で勝ち取る必要がある。
(タイトル争いにおいて鍵になる継続性……)
今日がベストオプションだったとはわかっている。少なくとも試合の始まりには。ニューカッスルのあと9日間という長い時間があり、そのタイミングはあった。
ここからは、3日ごとというとても難しいときになっていく。つぎの試合があり、そしてポルトだ。だから、われわれは全員のプレイ時間をマネジする必要がある。
(タケヒロ・トミヤスの不在について……)
彼はとても近づいている。もう芝生のうえで動いているし、もうすぐチームに加わることを期待している。
ベン・ホワイトの試合後コメント「自分のゴールは観てなかった」
G1。今シーズンの2点めは、アーセナルの10,000個めという節目のゴールに。試合後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
ホワイト:早くにゴールが決まれば、プレッシャーはなくなるものだ。それがぼくらに試合を楽しませ、もっとゴールを決めさせてくれた。
ぼくらはスタートからすごくアグレッシヴにプレイした。たくさんのチャンスをつくり、相手を突き放した。
(ゴールについて)そうだね、正直ぼくはよくわからなかったんだ。もちろんショットは打ったけど、どこに蹴ったかは観てなくて、ちょっとスピンもあったから、ボールが入るのは観てなかった。でも、観客の声は聞こえたし、とても興奮した。
ぼくはあまりゴールするほうじゃないから、とてもナイスだったよ。
(クリンシート)まったくだ。すべてのゴールは観ただろうし、全部グラマラスだった。でも、バックはタフだったよ。だから今日のぼくらはすごくよくやったのだ。
これが始まりだといいね。ここから残りシーズンにキックオンする。
マーティン・オーデガードの試合後コメント「ウィンターブレイクは必要だった」
G1。ピッチのあらゆるところに出没。Sky Sportsの試合後インタヴュー。via BBC Sport
オーデガード:ここがタフな場所だとはわかっていたから、ぼくらはスタートからすごくよくやっていた。ぼくらが試合をコントロールした。相手がどういう試合をするかわかっていた。彼らはダイレクトフットボールをしたがるので、ぼくらはそれに備える必要があった。
そしてぼくらがボールを持つと、今日はいいムードでたくさんクリエイトできたし、すぐにゴールした。そこから継続して、最後はソリッドでナイスなパフォーマンスだった。
ぼくらは勢いをつづけたい。リーグではいくつかいい試合をしていて、それを継続したい。いつも力強くスタートしたい。とくにこういうちょっとトリッキーな場所なら、スタートがよくなければならない。今日はそれをやれたし、ぼくらは止まらなかった。
ぼくらは、ボールがないときも信じられないほどのワークがあったと思う。今日は6-0で勝ち、最近はたくさんゴールして勝っているが、ボールがないときのフロントからGKまでのワークがとてもいい。その一部であることがうれしいほど。
ぼくらはボックスに人数を入れるよう取り組んでいる。ぼく自身も、深くからペナルティスポットに入っていくのが好きだ。フロントの選手たちがほかのエリアを攻撃して、そのほかの誰かがボールを持ってゴールする。
(ウィンターブレイクについて)ぼくらには休息が必要だったと思う。その前はタフなときを過ごしていたし、疲労もあったからリスタートが必要だった。
そこでは細かいことをやったり、オフを過ごしたりして力強く戻ってきた。ぼくらはこれをシーズン終了までつづける必要がある。それが問題になるから。
どの試合も決定的。トップ争いはよい戦いであり、どの試合も重要。さらなる3ポインツがほしいんだ。
Sky Sportsの中継では、以前試合後のピッチでカメラマンとの記念撮影を批判されたジェイミー・キャラガーとこんなやりとりも。
“I was waiting for you to say something” 😂@Carra23 wasn’t going to let Ødegaard get away with celebrating alongside Arsenal’s photographer 📸 pic.twitter.com/wfa5ciyFTC
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) March 4, 2024
キャラガー:キミ自身もファンタスティックなパフォーマンスで、チームにもグレイトな勝利だったけど、フォトグラファーはピッチにいなかったね(一同笑い)。
オーデガード:なにか云われると思った!(笑い) それをやるのは怖かったから、大人しくすぐ戻ったよ。
Chris Wilderの試合後コメント「アーセナルは違うリーグ」
さすがに気の毒なシェフUボス。試合後のコメント。『Sky Sports』より。
Chris Wilder:ピッチ全体でがっかりなパフォーマンスがあった。チャンスがあってもそのレヴェルにいなければ、こっぴどく罰せられることになる。われわれからすれば、相手は違うリーグ、違う惑星にいた。彼らと競うこともできず、だからこそ彼らは世界最高のリーグであのポジションにいるのだ。
彼らはやる気を起こさせる必要はない。彼らはプロフットボーラーであり、われわれは全員とてもとてもよい給金をもらっている。自分たちをやる気にさせるレヴェルにいなければならない。わたしがすべきことが、わたしにもよくわからない。
3-0になった開始15分で帰り始めたホームサポーターが話題になっていたが、後半はもうスタンドもスカスカだった。そりゃそうだろう。わざわざマイチームが目の前で蹂躙されるのを観たいひとなんていない。
この件で、r/Soccerの当該サブでのトップコメントが「むしろ彼らがそこに来たことを称賛する」というもの。
要するに、彼らはいま圧倒的リーグ最下位というだけでなく、ホームの3試合連続で5点以上失点するみたいな記録的バッドフォームをやっていた最中で、今回の試合はそれが4試合連続に更新された。彼ら目線ではまさに傷口に塩を塗りたくるみたいなものだった。それでもわざわざスタジアムを訪れたファンには、苦行のようなものだったに違いない。お疲れさまである。
すごすぎました。
チームにプラスをもたらす選手を獲得する大切さ。
こんなファインフォームでも3位とゆう魔境。
レジェンドアンリも納得できるチームになってますね。
一つ一つ。COYG