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【マッチプレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)チェコのリーズ

リヴァプールでのアーセナルについて、MNFでの痛烈な批判

プレスからの質問のなかにある、ギャリー・ネヴィルのコメンツというのは、おそらくこれのことだろう。おなじみSky Sportsの「MNF(Monday Night Football)」。印象的なコメントだったので、各所でニュースになっていた。

ネヴィル:試合が終わって、わたしはふだんならやらないことをしていた。いつもならただ席を離れるだけなんだが、マーティン・タイラーと一緒にただ数分間座っていた。彼に訊いたよ「あれはなんだったんだ?」とね。

わたしは自分の観たものが非常に不快だった。MNFをやっていると、試合のあと数日たって怒りがふつふつと湧いてくることはけっこうある。わたしは嫌いだったQPRのチームを思い出したし、いつかのサンダランドにもおかしさを感じたものだ。チェルシーでは選手たちが試合中何度かマネジャーに確認していたこともあったと思う。

土曜日は、ピッチの前方には何人かの選手しかいなかった。まるでlittle mafiaみたいだった。

心地よく思っていない選手たちが小さなグループになって、彼らとマネジャーのあいだにつながりがないみたいだった。「彼らにはもうたくさん」とマネジャーは思っているように見えたし、うつろな瞳をしていた。

これは直感だが、われわれはもうこの世界に十分長くいるので、そのグループが興味を失っていることがわかってしまう。

これは恥ずべきことだ。悪い日だった。暗黒のときで、岐路だ。ミケル・アルテタは「自分か、彼らか」と云ってしまうかもしれない。

あのファーストハーフのアーセナルなら、わたしかマーティン・タイラーでもCBでプレイできただろう。彼らは触れることすらしなかった。恥ずべきことだ。

このあとには、キャラガーが「オバメヤンは怠惰」と批判。ゴール以外ではまったく役に立たない。それではダメだと。

ネヴィルの指摘している「興味を失っている選手」のひとりがオバメヤンだとしたら(まあそうなんだろうが)、キャラガーの「エジルの再来」という指摘は、あまりに不吉すぎる。

ぼくは、遅刻の罰を受けたNLDの一件以来、どうもオバメヤンとアルテタはうまくいっていないような気がしてならない。

オバメヤンのキャプテンと適材適所

アルテタの云うように、批判は批判として受け止め、チームは前に進むべきだとは思う。

だが、一方でこういうパフォーマンスを定期的に繰り返しているのがいまのアーセナルで、やはり何か根本的な問題を抱えているように思える。そのひとつはオバメヤン問題ではないか。

彼はキャプテンなので、あのパフォーマンスにも結果にも責任が生じるが、試合後にとくにコメントを残しているわけでもなく。当人が悪いパフォーマンスで試合から消えていて、なんの影響力も発揮できていなかったのは痛い。それに彼はそもそも「ヴォーカルではない」というタイプの人間なので、ドレッシングルームでチームを鼓舞するようなリーダーシップもあまり期待できない。

ジャカのキャプテン剥奪からキャプテン指名されたオバメヤンだが、果たして彼は適役だったのかどうか。苦しいときこそリーダーシップは必要なのだし。

それと、彼がスランプに陥っているのはあきらかに巨額の契約を結んでからだが、それ以来、彼を中心にしたチームビルディングになっていないというちぐはぐさもある。彼がゴール以外では大してチームに貢献しないということは、べつにキャラガーに指摘されるまでもなく誰もが知っていることで、だからこそこのチームは彼に適した、彼を中心としたストラクチャにする必要がある。だが、現実はWHUでもリヴァプールでもワイドに置いて、まったく効果がないばかりか、逆効果ですらあった。

アルテタはオバメヤンにはCFのポジションでプレイさせることが最適解だと学んだのだとばっかり思っていた。

今後はもうオバメヤンをワイドで起用することはないと思いたいが、いままでを観ているとアルテタならまたやりかねないという気はする。

おっとボスコメントから脱線してしまった。

今回のプレスカンファレンスは選手からは、ウィリアンが対応。アーセナルFCがいま「#StopOnlineAbuseキャンペイン」に取り組んでいるということもあるためか、レイシズムとオンラインアビューズについてのやりとりをしていた。

このやりとりは試合プレヴューとはまた違うトピックなので、追って別のエントリにまとめておこう。

※ウィリアンのコメント書きました

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)チェコのリーズ

  1. これは難しいところかなあ。。。

    僕は3バックもアリかなあと思う。ESRとウーデゴーアがベストでないなら。
    先日のエントリーで、「バランスの悪いチームからベストを引き出す」話が出てたけど、3バックはその意味では理にかなってたと思う。
    低い位置でボールを回すからプレス耐性は高いし、ウイングの位置が高いからサイドに持ち出したら一気に勝負に行けた。

    ここ数試合を見てると、このチームは90分間速い判断を持続できた事が一度もない。どころか、スイッチの切れた時間帯が2月以降どんどん長くなってる。
    僕にはこのチームには(必死にやろうとはしてるが)その能力がないように見える。この条件下でもあるし
    またシーズンも終盤で、もうチームを育ててる時間はない。

    僕は結果を出すことを最優先して、チームに課すハードルを少し下げるべきだと思う。
    例えば3バックのような。
    非常にブサイクではあるけど、やるなら僕は支持する。

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