残り契約が2年以上の選手たち(2024~25夏まで)
- セドリック・スアレス
- ルナー・アレックス・ルナーソン
- パブロ・マリー
- ロブ・ホールディング
- キーラン・ティアニー
- ニコラ・ぺぺ
- ガブリエル・マルティネリ
- ウィリアム・サリバ(ニースからローン←)
- トマス・パーティ
- ガブリエル
さすがにこのカテゴリの選手は、新しくアーセナルに加入したか、契約を更新したばかりで、退団の可能性はほとんどなさそうだ。KTは早くも契約更新に動いているという噂もある。
このなかでもし動きがあるとなると、ルナーソン。あとセドリック?
ルナーソンについては、もう指摘するまでもない。
ファイナルデイにはライアン不在でセカンドGKとしてベンチに入っていたが、彼がこの夏に放出されてもまったく驚かない。あるいはイリエフなどのように、退団するまで毎年のようにローンに出るか。
GKはとくにチャンスが限られたポジションだ。彼がやらかしたシティ戦は、正反対の評価を得る試合にもできた。でもそう甘くはなかった。あれ以降ライアンが来て、セカンドチャンスが訪れるチャンスもさらに減ったし、今後も難しいだろう。本人には気の毒だとしか。
<セドリックは放出候補?>
セドリックは、どうだろう。放出対象という噂はあるが。
彼は奇妙なかたちでポジションを失っていったという印象がある。
彼は両サイドのフルバックでプレイできるというプロファイルの持ち主だが、まずKTがケガで離脱してからのレフトバック危機では、一度はプレイするも、その後はなんとジャカにポジションを奪われた。彼がなんどかLBでプレイしたときの攻撃面での物足りなさが(彼は右足)、アルテタにはネガティヴインパクトになったのかもしれない。
そしてRBではぺぺとの連携などかなりいいプレイをしていたときもあったと思うが、おそらくは高さ対策でチェンバースが彼のかわりに起用されると、いつの間にかレギュラーが入れ替わってしまった。ここはチェンバースを褒めてもよいが、セドリックが完全にポジションを奪われてしまうほどパフォーマンスが悪かったのかどうかは、ぼくにはよくわからない。
彼がプレイしたのはELのスラヴィア・プラーグが最後だというので、もう随分と長くポジションを失ってしまった。毎回ベンチには入っているが。
彼は基本的にバックアップで、決してレギュラーに固まったことはなかったとはいえ、プレイしていたときはおおむねいい仕事をしていたと思う。それがこんなかたちで突然まったくプレイできなくなってしまうとは。彼のそれまでのパフォーマンスからすれば、ちょっとかわいそうなくらいだ。
彼もまだ29才で(8月に30)、あれだけプレイできることを見せていたので引き合いがあればいいし、このままバックアップとして残ってもらっても個人的にはいいと思う。
ちなみにアーセナルは、またセインツをフリーエイジェントになる31才のLB、ライアン・バートランドに動くという噂があるが(レスターがリードしているとも)、セドリックと似たような境遇になりそうな気がしてならない。
コストパフォーマンスや経験は重要だろうが、アーセナルのファンとしてはシニア選手で消耗するのはもうこりごりというのが率直な感想である。
まとめ:アーセナルは選手売却でいくら補強資金を稼げるか?
退団しそうな(退団した)選手をまとめると。
- ダヴィド・ルイス
- ダニ・セバーヨス(レアル・マドリッドからローン→)
- アレクサンダー・ラカゼット
- デヤン・イリエフ(シュルーズベリー・タウンにローンから←)
- エディ・エンケティア
- マテオ・ゲンドゥージ(ヘルタBSCにローンから←)
- セアド・コラシナツ(シャルケ04にローンから←)
- ウィリアン
- ヘクター・ベレリン
- リース・ネルソン
- ルーカス・トレイラ(アトレチコ・マドリッドにローンから←)
- エインズリー・メイトランド・ナイルズ(WBAにローンから←)
- ディノス・マヴロパノス(シュツットガルトにローンから←)
- ルナー・アレックス・ルナーソン
14人。。これがすべて実現するとわりと大改造である。
TMによれば、近年でAFCがこれほどの人数をいっきに放出するとなると、アルシャヴィン、ジェルビーニョ、シャマク、フリンポン、アンドレ・サントス、デニウソン、スキラッチら15人をいっせいに放出した13/14シーズン以来になる。個性的な顔ぶればかりでウケるw
全体給与が下がることもポジティヴ
ここでまとまった移籍金を計算できることはもちろん重要だが、クラブ運営の観点からは、高給選手を排除してランニングコストが下がることもかなり重要だ。
とくに、ダヴィド・ルイス、ラカゼット、ウィリアン、ベレリンらシニア選手がいなくなれば、ウェイジビルはかなり下がり、新しい選手を迎え入れる余裕ができる。
このなかでは、不良債権になりかねなかったウィリアンを移籍させられたら、ほんとうにラッキーとしか云えない。彼を受け入れてくれるほとけ様のようなクラブがあれば、ありがたや~と手と手をこすり合わせて拝みこそすれ、移籍金などはけして求めてはいけない。ばちが当たる。
取らぬ狸の皮算用
さあ、お楽しみの皮算用コーナーだよ。金額はブログ主の勝手な思い込みによるものだよ。()内はTMのいまのMVだよ。
※フリー移籍や、まともな移籍金を得られそうにないものは除いてある。いやウィリアンはただでいいだろ ※予想金額はいちおうTMを信頼している。
以下ぼくの予想売却金額。
- ラカゼット(£31.5M)£30M
- エンケティア(£16.2M)£17.5M
- ゲンドゥージ(£18.0M)£17.5M
- コラシナツ(£7.2M)£5M
- ベレリン(£22.5M)£25M
- ネルソン(£9.0M)£10M
- トレイラ(£19.8M)£17.5M
- メイトランド・ナイルズ(£16.2M)£20M
- マヴロパノス(£5.4M)£7.5M
市場価値より高く売れそうにしてあるのはエンケティアやAMNなど。HGの分、英国人らHG持ちは高くなるのが常である。
また市場価値より低くなりそうなのはコラシナツやトレイラなど、金のないリーグに行きそうな選手。
まあ適当だけどね!
これをすべて合わせると…… なんと£150M。やった! てかマジ? 売却資金だけでアザール買えるじゃん(いらない)。
これにアーセナルがもともと確保していたこの夏の補強資金。いくらかしらんけど。£30Mとか?
それにAFCBell氏が「オーナーが特別なことをする」と予言していたオーナー投資が加わる。ダニエル・エクのオファーもあり、KSEはいまプレッシャーにさらされているので、ここでそれなりの私財を投じないわけにはいかなくなっているだろう。
これはチェルシー化まったなし。さんざっぱら金を注ぎ込んでパフォーマンスが停滞してマネジャーが解任されるところまで似(以下略
夢がふくらむね!
スクワッド整理編はここまで。このエントリはつぎの「スクワッド補強編」につづく。
本当にセドリックはなぜなんでしょうね。ペペとの連携もよく、練習も熱心に見えますし、代表にも選ばれて。何よりTOT戦後にジョゼの前でアルテタとこそこそ話ししてたので嫌われてはないんでしょうが…
攻撃のオプションとして来季はさらなる活躍を期待したい。
ついにオバラカ論争に終止符をうつときがくるのですね。オバの今シーズンのパフォーマンスを見ると、戦術的にもこの先かつての彼がもどってくるとは思えないので、どちらか一人ならラカゼットなんですけどね。
選手よりもまずアルテタとエドゥを”放出”しないと復権は夢のまた夢でしょうね。
ネルソン、マブロパノス、は売ってほしくないなあ。サカやロブホ/ガブリエウのバックアップ。ストライカーはオーバ→ガビ―→バログン、という序列?補強はPLの適応を避けるためにもPLからもっと実績のある若手を刈り取りたいですよね。それにしても、スペイン・フランス・イングランド・ドイツの正代表選手に、アーセナルが2人だけ(サカ、レノ)というこの体たらく。この2人もファーストオプションでもなさそうだし。フランス代表選手がゼロになる時代がくるとは(→レアルのファンも、スペイン代表に・・・と同じことを言っているに違いない)。どのクラブも過渡期なんでしょうが、我らも改革のときですな。
すっかりタイミング逃しましたが。
なるほどスクワッド縮小が必要なんですね。でも若い選手はローンに出すとかでキープする選択肢はないのかな?トップチームで可能性のあるユース出身の選手とかは貴重な気もするし。といって来年ヨーロッパに戻れないと意味ないしそのための補強資金として必要となるとあれか。難しいですね。