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アーセナル夏の移籍ウィンドウ展望【2021】その2 スクワッド補強。オーデガード? ブエンディア? アワー?

アーセナルの2021夏の移籍ウィンドウ展望エントリは、前半の「スクワッド整理編」につづいて、今回は補強編を。

現在のアーセナルの補強ポイントはどこなのか? どんなターゲッツがいるのか?

確認してゆこう。



2021夏アーセナルの補強ポジションズ

まずは、来シーズンに向け、チームに残るであろう既存の選手たちを各ポジションズに当てはめてみよう。※選手は前半エントリでの退団/残留予想から

4-2-3-1にしようか4-3-3にしようか迷って、やっぱり4-3-3にした。フォーメイションによって構成が変わるのがミドフィールドだが、3MFでそれぞれの役割を分けたほうが当てはめやすかった。

もちろん実際は、各選手で複数のポジションでプレイしたりもするため、これは必ずしも正しい配置ではない。

()は、現時点で不透明に思える選手。

ポジションごとに選手を確認していこう。

フォワード(センターフォワード)

  1. オバメヤン
  2. (新規獲得)/マルティネリ?
  3. バロガン?

CFのレギュラーはもちろんオバメヤン。

そして、ラカゼットとエンケティアが退団するならば、セカンドのCFが必要になる。

バロガンは契約を更新したため、将来的にはチームの戦力として期待をされているだろうし、来シーズンはもうU-23ではプレイしないはず。

が、ここでいきなりセカンドに抜擢される可能性はほとんどないだろう。よくてサード(20-21シーズンのエンケティアのポジション)か、あるいはローンに出てシニアレヴェルの経験を積むのが現実的に思える。本人がいくら希望したところで、いきなりはなあ。

補強が必要なセカンドのCFは、理想をいえば、オバメヤンとファーストを競えるクオリティを持った選手がほしい。もちろん若いほうがよいが、それよりもある程度の実績・経験を持っていることのほうが重要だろう。仮にオバメヤンのフォームがこのまま戻らなかったら、あるいはケガなど、オバメヤンに何かあったときにセカンドは頼れる選手でなければならないし、だいいち若い選手はすでにチームにいる。

オバメヤンがいるあと2年のうちにアーセナルはメインストライカーを確保しておきたいが、これから取るそのセカンドのストライカーが育てば理想的。

この夏に適当な選手が見つからないようなら、短期的にヴェテランを連れてくるというオプションも考慮する必要があるのかもしれない。あまりうれしくはないが、カヴァーニを観てうらやましくなった(高給はご勘弁願いたいが)。その場合は、オバメヤンの将来が見えている以上、この先もCFは補強プライオリティでありつづけることになる。

マルティネリをCFとしてカウントする場合は、このセカンドCFのプライオリティはいくらか下がるかもしれない。だが、個人的にはマルティネリはCFより、ウィングのポジションからゴール脅威になるようなアレクシス・サンチェス的プレイをするほうが、彼のプロファイルには合っているように思える。

彼は基本的にはウィンガーとしてカウントしておき、必要があればCFでもプレイ可能、くらいでよさそう。

ウィンガー

図では左右に分けたが、20-21シーズンはなんだかんだウィングの選手はみんな左右どちらでもプレイしていたので、左右で分ける意味はあまりないかもしれない。

  • サカ
  • ぺぺ
  • マルティネリ
  • (新規獲得)
  • (ESR)

図ではMFにカウントしたが、ESRも左右ウィングでプレイできるし、来シーズンもアルテタは彼をウィングで起用してピレス役をやらせることはかなりありそうに思える。

ウィングは、チーム全体のなかでは比較的補強プライオリティの低いポジションか。このまま誰も取らないのはさすがにリスクがありそうだが、このクオリティの4人なら、最悪現状でもなんとかなりそうな予感はある。もしここにリース・ネルソンが(放出されずに)いれば、なおさらそう思う。これくらいの選手層なら彼もチャンスを得られそうだ。

後述するが、アーセナルのこの夏のトップターゲッツのひとりと云われる、ノリッチのエミ・ブエンディアは左右のウィングでもセンター(No.10)でもプレイできるということで、彼のような選手を取ることができれば、ますます新しいウィンガーは必要なくなりそうだ。

ミドフィールダー

図では4-3-3の3MF構成で、アンカーのCDMと、その前にNo.10(クリエイティヴMF)、No.8(B2B MF)を並べるかたちにしてみた。が、ここも、もしこのように3MFでプレイするとしても、このように明確に役割を分けるようなことはあまりないかもしれない。都合で分けてみただけである。

順番に。

<クリエイティヴMF>No.10

  1. (新規獲得)
  2. ESR
  3. (サカ)

<B2B MF>No.8

  1. (新規獲得)
  2. ウィロック
  3. (アズィーズ)

<CDM>No.6

  1. パーティ
  2. (ジャカ)
  3. エルネニー

アーセナルがこの夏もっとも補強の必要性を感じているポジション(タイプ)がクリエイティヴMFだと思われている。

マーティン・オーデガードがローン終了でひとまず去ったが、20-21シーズンの後半、ビルドアップ~攻撃における彼の存在感は大きすぎた。まさにチームに欠けていたもの。あんな体験のあとでは、もう彼(のようなタイプ)なしでの生活は考えられない。なんてこった。

ESRはもちろん、このポジションでプレイする有力候補。あとはブカヨ・サカもこの3MFの攻撃的ポジションでプレイできるため、彼をここにカウントしてもよさそうだ。

どんなチーフクリエイターが来るのか。楽しみである。

No.8に関しては、いまのところウィロックしかいないので、補強は必要になるだろう。また、ウィロックを絶対に売らないわけでもないだろうし。先日には、アーセナルは€25Mから彼へのオファーを検討するというニュースがあった。思った以上になまなましい金額。

アズィーズについては、彼もまた来シーズンのファーストチームに昇格されそうなひとりとも云われるが、やはりいきなりトップレヴェルを期待するのも酷である。状況が許すなら、ファーストチームで長い時間をベンチで過ごすよりは、ローンのほうが彼の成長のためにもよいように思える。

CDMは、当然パーティがメインマン。4-2-3-1の2CMでプレイするなら、パーティのパートナーは対戦相手次第で、守備的なCMでも攻撃的なCMでもアリという。

それと、ジャカ。昨日のニュースには少し驚いた。アーセナルとローマが彼の移籍で交渉中とブレイキングしたのはカルチョ情報Tier1のディ・マルツィオで、信憑性もかなり高い。モウリーニョが彼をご所望だとか。

もし彼がほんとうに退団するなら、CDMポジションの補強は必須になるどころか、もっとも重要な補強のひとつになるはずだ。なにしろいまのチームのジャカ依存度はかなり高いのだから、彼の不在は確実にカヴァされねばならない。

ローマへの移籍には本人も乗り気とクリス・ウィートリー。新しいチャレンジ求めちゃってる。

ジャカがいなくなると、アルテタはまた彼のようなディープライイングプレイメイカータイプを望むのだろうか。

ぼくはジャカの移籍が実現したらそれがもっともいまのチームに大きな影響を与えると思う。ほかの誰よりも。だからアルテタがこれから未来へ向けてどういうチームをつくるつもりなのか、ジャカを誰でリプレイスするかで占える部分もけっこうあると思う。注目しよう。

ところで、アルテタは今後チェンバースをDMで試さないのだろうか? おととしのフルハムであれだけ高評価だったし、彼のMF適性は当然認識されていると思われるが、このチームではまだ一度も試されていない。彼をここにカウントするとDMの数は足りそうだ。エルネニーのペッキングオーダーが落ちてしまうかも?

まとめると、MFで補強が必要なのは最低でも2-3人。攻撃的にプレイするMF(No.10/No.8)がふたりに、ジャカがいなくなるなら守備的にプレイするMF(No.6)がひとり。10/8/6をひとりづつ取るとバランスがよさげ。

フルバック

<レフトバック>

  1. KT
  2. (新規獲得)

もちろんファーストはKTで間違いなし。

問題は彼のバックアップ。20-21シーズンは、コラシナツをローンで放出したあと、彼のかわりの選手を取らなかったことはわりと高くついたと思う。

KTはそれまで決してケガがちな選手ではなかったらしいが、アーセナルに来てからはフィットネスに問題を抱えた時間は長い。

KTのバックアップは確実に必要だ。

理想はKTにチャレンジできるクオリティのある若い選手。

LBの補強といえば、アーセナルのファンにまったく人気のなかったセインツのライアン・バートランドが、昨日レスターのオファーを受け入れたというニュースがあった。「アーセナルに打撃」という見出しに、「全然打撃じゃない」とツッコミを入れるファン多数。笑える。

<ライトバック>

  1. (新規獲得)
  2. チェンバース
  3. セドリック

ベレリン退団濃厚で、レギュラーでプレイできるファーストが補強必須。アーセナルの夏のプライオリティーズのひとつ。

20-21シーズンは、KTがいる左と、KTのいない右でクオリティ格差がひどく感じられたものだ。

選手のケガもあったが、アルテタは結局RBを終盤まで固定できず。彼にとってほんとうに満足できるRBがいなかったということだろう。

もし右にKTと同等程度のクオリティのRBが補強できると、アーセナルのレヴェルは格段に進歩するに違いない。

センターバック

<LCB>

  1. ガブリエル
  2. マリー

ファーストもセカンドも問題なし。ちゃんとポジションを競っている。健全。

<RCB>

  1. (新規獲得)
  2. ホールディング
  3. サリバ

RCBについては、ホールディングもサリバもいて、チェンバースもプレイできるので、個人的にはそれほど補強がすごく必要なポジションではないと思うのだけども、アーセナルのこの夏の補強プライオリティーズのひとつだとひろく信じられている。

考えられるのは、アルテタはダヴィド・ルイスのような「ボールプレイングCB」がどうしてもほしいということ。戦術理解とバックから余裕をもってプレイできるプレス耐性があって、長短のパスセンスがあるモダンなタイプ。だからきっとルイスを継続して使えれば理想的だったのだろうが、さすがに彼はもう高齢すぎた。エラーも怖い。

そういう意味では、ホールディングはボール扱いやパスが特別に上手というCBではないし、彼から攻撃が始まるというイメージもない。どちらかといえばゴール前でボールを跳ね返すオールドスクールなCB。まあ、そこまでいうといい過ぎかもしれないが。

その点、サリバはモダンなCBとしてかなり素質はあるようだが、まだアルテタを納得させるための機会を得ておらず。プリシーズン次第だという。RCBの補強を思いとどまらせられるほど、サリバがアピールできるかどうか。

サリバはいくら若いとはいえ、アーセナルと契約してからもう3年めになる。ここで印象づけられない、あるいはシーズン中もレギュラーを争えないくらいだと、なにより本人のこころが折れるんじゃないか。

ゴールキーパー

  1. (レノ)
  2. ライアン

サードはアカデミーの誰か。

ライアンは来シーズン以降もチームに残りそうなので、セカンドは問題なし。

あとはレノがどうなるか。

アルテタが技術のあるRCBを熱望しているのは、彼がバックからのプレイを進歩させたいと思っているからに違いないが、そうであれば、当然GKにもそのような技術レヴェルを求めたいだろう。おそらくレノはそこに不満がある。エデルソンやアリソンと比べれば誰だって見劣りするのはしかたないが、アーセナルが彼らのようなGKを求めちゃいけない理由もない。

しかし、スクワッド整理編でも書いたように、ぼくは、もしアーセナルが彼に多少不満はあったとしても、彼は残り契約1年まで残すんじゃないかという予想をしている(※契約はあと2年)。

いいGKが取れるチャンスがあるのなら話は別だが、そうでないのなら、とりあえず決断は先送りしたい。レノはいますぐ放出したいほど、悪いキーパーではないし。

それに、この夏はこれだけの人数がほんとうに入れ替わると、今度はチームにいる期間が長く、リーダーシップを取れるタイプが貴重になってくる。ただでさえ、ルイスを失って、ベレリンやラカゼット、ジャカのような選手まで失うかもしれないとなれば、ドレッシングルームにおいてレノのようなシニア選手の存在はますます重要だ。

補強が必要なポジションのまとめ

ということで、夏の補強ポインツをまとめると以下のようになる。

  • センターフォワード(セカンド)オバメヤンのバックアップ
  • クリエイティヴMF(ファースト)
  • No.8(ファースト)
  • レフトバック(セカンド)KTのバックアップ
  • ライトバック(ファースト)
  • RCB(ファースト)

少なくとも6人。

20-21シーズンにチームにいた選手で退団するのは7人と予想しているので、ファーストチームのスクワッドを縮小するという意味でも、妥当な補強人数ではなかろうか。

アカデミー選手の昇格?

アーセナルアカデミーの選手たちについてもざっと触れておきたい。

来シーズンにファーストチームにプロモートされる選手はどれだけいるのか。

おなじみMr.ジョージ・バード(ブログ)の、アカデミープレイヤーズについてのシーズン短評をざっと読んだかぎりでは、非常に残念なことに多くのアカデミー選手にとって20-21 シーズンは非常に残念なシーズンになってしまったようだ。これは非常に残念。

アーセナルのユースチームでプレイしていた選手も、ローンでほかのクラブでプレイしていた選手も。ことごとく、ケガやアンダーパフォーマンスでブレイクならず。

来シーズン確実にファーストチームに昇格すると思われているのは、フォラリン・バロガンくらい。

来シーズンにファーストチームに近づくかもしれないという、数少ないユース選手は以下。

  • RYAN ALEBIOSU – RB(U-23のレギュラーだった)
  • BEN COTTRELL – MF(ELダンドークでファーストチームデビュー済)
  • ARTHUR OKONKWO – GK(ファーストチームで3回ベンチ入り)
  • NIKOLAJ MOLLER -FW
  • MIGUEL AZEEZ – MF(ELダンドークでファーストチームデビュー済)

といったところ。

彼らはプリシーズンでボスにどれだけアピールできるかで状況は変わるかもしれないが、いまのところはファーストチームの補強を考え直すほどのインパクトを残した選手はいないようである。

 

このあとは、アーセナルとリンクされている選手を見てゆこう。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

12 Comments on “アーセナル夏の移籍ウィンドウ展望【2021】その2 スクワッド補強。オーデガード? ブエンディア? アワー?

  1. 「アーセナルで3人のマネジャーがジャカを重宝した」

    そして誰も成功しなかった。だからジャカは罠なんだよ。

    自分が好かない選手には随分な言いようですね、「お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう」

    まず、主さんが選手に対して敬意を払うべきでは?

    1. どの辺が選手への敬意を欠いてるのかさっぱりわかりませんが…。

        1. 【 お前 】も 止めましょう。
          そういう場ではありませんから。

  2. ジャカを変えないとプレースピードが上がらないので放出してチームを一新するのは普通かなと。むしろ判断遅いくらい
    まぁアルテタにその後のチーム作りが出来るかと言うと結構疑問ですけどね

  3. ジャカがいるとパスは回るけど守備はそれほどなうえにクロスに合わせてゴールってのもない
    8番のポジションはウィロックやラムジータイプの選手を使った方が勝ち点は増えると思います。

    1. なんだかんだ批判もあったけど、ラムジーがいた方が楽しかったですよね。
      プレーのスピードもあり、ダイナミックでしたし。
      どうせ守備がイマイチなら・・・

  4. アーセナルとして獲得する意思があるかも含め実現は難しいでしょうがユベントスで名実共に一流に成長したスチェズニー凱旋あったら胸熱ですね
    もちろんラムジーだって帰ってきてくれるんだったら嬉しいですが

  5. トーマスがまだシーズンフルで使えてない以上未だにジャカはキープレイヤーの1人だと思います。批判されがちですけど、在籍期間中ジャカが居なくてプラスだった試合より居なくてマイナスだった試合の方が多い印象です。正直中盤の機能不全ひいてはチームの機能不全をジャカ1人に負わせる論調には疑問です。

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