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アーセナルがベンフィカからヌーノ・タヴァレスを獲得

アーセナルFCがベンフィカから21才のフルバック、ヌーノ・タヴァレス(Nuno Tavares)の獲得を発表した。

Welcome Nuno! | Tavares joins us from Benfica

この夏の最初のサインである。



アーセナルがヌーノ・タヴァレスを獲得!

すでに報じられていたように、アーセナルがベンフィカからヌーノ・タヴァレスを獲得した。

先週末にはすでにロンドン入りが報じられていたが、少し時間がかかったのは、Covid隔離期間があったためのようである。ポルトガルはイングランド的にレッドゾーンだったはずなので(いまも?)、ほかの外国人よりも長い隔離期間だったのかも。

Arsenal.comより。

ベンフィカのユースシステムで育成されてきたこの21才のディフェンダーは、ファーストチームスクワッドに入っていく前には2018の10月にベンフィカBでデビュー。ファーストチームでのデビューは2019年8月のPortuguese Super Cupで勝利したSporting Lisbon戦だった。

それから2シーズンズで、おもに左サイドのDFだったポルトガルU-21代表は、ベンフィカで25試合プレイしている。

彼は昨シーズンのアーセナルとのELラスト32でも両試合でマッチデイスクワッドに入っていて、セカンドレグでは遅いサブからプレイしていた。

ヌーノはポルトガルからのUK入国で、現状の隔離レギュレイションのあとチームメイツに加わることになる。ヌーノはナンバー20のシャツを着ることに。

アーセナルの全員がヌーノを歓迎している。

AFCのえらいひとたちのコメンツ。

エドゥ:ヌーノはヨーロッパ中からあまたのクラブから欲しがられていた才能ある若い選手。彼はレフトバックのポジションで力強いバックアップとなってくれるだろう。われわれは彼の成長と発展を期待している。ファーストチームスクワッドの重要なメンバーになってほしい。

アルテタ:われわれはヌーノをクラブに歓迎する。彼は最近のシーズンでもベンフィカでとても成長していた将来有望な若い選手。彼はまたポルトガルU-21の一員としてもクオリティを示していた。ヌーノの加入で、スクワッドにはあらたな強み、ディフェンスのオプションズをもたらしてくれるはず。とくに左サイドでのエナジーを。われわれはヌーノの加入を、また彼がアーセナルファミリーに加わり、われわれのファンタスティックなサポーターズの前でプレイしてくれることを楽しみにしている。

ヌーノ・タヴァレスのファーストインタヴュー「いまのチームならESRが好き」

オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

(ヌーノ、アーセナルへようこそ。クラブと契約した気持ちを教えてくれるかい?)

ヌーノ・タヴァレス:ありがとう。すごく興奮しているよ。だってビッグクラブだし、ぼくのようなヤングガイにとって、ここにいられることは喜びさ。

(このチャンスはキミにとってどれほどものだった?)

アーセナルはビッグクラブでここで始められること。ぼくのキャリアにはいいものだ。とてもハッピー。

(アーセナルがキミとサインしたがっていると初めて聞いたとき?)

シーズンが終わったときに、エイジェントから聞かされたんだ。アーセナルがぼくに興味を持っているって。最初の印象はとてもハッピーだった。夢のようだった。それでマムにも話したんだ。ここに来れたらと思ってすごくワクワクしたし、いまここにいられてすごくうれしいよ。

(この移籍はすぐに決まったの?)

いんや。全然すぐじゃなかった。契約のことでアーセナルとベンフィカでいろいろあって。クイックではなかったね。交渉はすんなりではなかったから、長い時間がかかったよ。

 (エドゥとミケルから今シーズンのキミに何を求めるか聞いた?)

ミケルとエドゥにはとても助けられた。いつも話をしてくれたし、ぼくはここで求められてるって感じたんだ。ぼくにはそれが必要だったからよかったよ。そのことには感謝している。

(アーセナルについて好きなところは? なぜアーセナルだった?)

いいプロジェクトがあるからさ。若いひとたちがいて、それはぼくにはいいことなんだ。ともに学べる。だって一緒にお互いを理解できるし、若い選手たちと一緒に進化していける。同じなんだ。若い選手たちといいプロジェクトがあって、ぼくらはともに理解していく。

(アーセナルにあこがれの選手はいる? いまのチームでも、歴史上の選手でも)

いまのチームではスミス(ESR)が好きだね。なぜなら彼はぼくと同世代だから。彼は(ユースチームで)同じサイドでぼくらと対戦したことがある。彼は右で、ぼくは左だった。彼はいい選手だね。サカもだ。若い選手たちがいて、いい選手たちがいる。

過去の選手ならアンリだ。とてもいい選手だった。そのストーリーを思い出すのはよいことだ。

(最後にキミのプレイのスタイルについて。アーセナルのファンはキミに何を観ることになる?)

ぼくはファストだ。右足でのシューティングも得意さ。左足だけど。ドリブルもできるし、前に行く。それがぼくのクオリティーズでありテクニック。ぼくにはクオリティーズがあるから、クラブでもっと発揮するよ。

インタヴュー映像を観ると、あまり笑顔がないけど、きっと緊張しているだけだろう。

彼はポルトガル人ながらふつうに英語をしゃべっているので、チーム内でもコミュニケイションのほうは問題なさげである。すばらしい。

ちなみに英語学習者としては、こういう非ネイティヴの英語はとても勇気づけられるというか、勉強になる。コメントのなかで時制とかたびたび間違えているけれど、伝えたいことが伝われば、そんなのなんの問題もないという。

愛称はヌーノ?

ヌーノ・タヴァレスの移籍金は£6.8M

ファブリツィオ・ロマーノがこの移籍を『The Guardian』でレポートしている。

Arsenal confirm Nuno Tavares signing for £6.8m with Lokonga deal close

この記事によれば、アーセナルがベンフィカに支払う移籍金は、£6.8M(€8M)で、これにアドオンがつくということ。※BBC Sportsではおよそ£8Mと伝えられている

KTのバックアップということなので、妥当な条件ではないだろうか。

オーンステインは「この移籍は€10M以下で成立するかもしれない」と云っていたので、まさにそのようになった。

いつも割高な取り引きを強いられる印象があるアーセナルにしては、なかなかよき取り引きになったように思える。

 

さてこれでようやくひとつ案件が片付いた。まだまだ満足なスクワッドになるためには先が長い。

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3 Comments on “アーセナルがベンフィカからヌーノ・タヴァレスを獲得

  1. ダイジェストで見る限り、攻撃面はいい素材っぽい。デカくて、速くて、両足で。
    マーカー目線で言うと、足が届かない要素がてんこ盛りだ。

    ただフィジカル面が足りない感じはする。アルテタはそういう準備には時間をかけるから、半年くらいはかかるかも。荒削りでもあるし。
    ともあれ、歓迎したい。アーセナルへようこそ。

  2. Zach Lowy氏のインタビュー、

    彼が成長しなきゃならんとこやね

    の一節のせいで、以下がベン・メイブリー氏の声で再生されました

  3. まずは1人目。ようこそ。

    ただもめたことがあるってのは、ちょっと不安ですね、マテオのこともあるし。
    ソアレスのことにはふれないんですかね、同郷のレジェンドのはずですけど。

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