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アーセナルがワトフォードとのフレンドリーマッチに快勝&移籍ニュースもろもろ

遅ればせながらおとといのプリシーズンフレンドリー、ワトフォードとの試合について。ご覧になりましたか。

予想どおりミルウォールのときとほとんど同じスタイルでの配信になった。開始1時間前に告知&録画をストリーミング&アーカイヴのフルマッチなし。ロンドンコルニーで1カメ撮りっぱなし素材も同じ。AFC撮影部夏休み説がまた裏付けられましたな。

さて試合はどうだったろう。かんたんに振り返ろう。



アーセナル vs ワトフォード プリシーズンマッチの雑レヴュー

この試合、じつは2日前にはredditにリークされていた。ただ、そのときは「ワトフォードが今晩フレンドリーをやるのに中一日でまたやるわけない」「フェイクニュース乙」みたいな反応が多かったので、ぼくも信じなかったのだが(ほんとは信じかけてtweetしたがレスを見てすぐ削除した)、結局ワトフォードとやることに。ということは、彼らは3日で2試合?

今年からPLに戻ってくるというワトフォードのチームはというと、やはりセカンドチームみたいな感じだったようだ。

ベン・フォスターやトロイ・ディーニーのようなメインメンはおらず。試合のコメンタリがあまりワトフォードの選手について触れていなかったので気づかなかったが、65分までイスマイラ・サーがプレイしていたようである。アーセナルの左サイド(ヌーノ・タヴァーレス)がやられがちに見えたが、彼が右ウィングでプレイしていたのかもしれない。このひとはこの夏は移籍しないのかな。

ということで、いかにも練習試合っぽい内容だったが、気づいたこともいくつか。

試合ハイライト

4-1勝利。

ゴールはエンケティア(15分)、ラカゼット(69分P)、KT(76分)、アズィーズ(85分)。

アーセナルのスクワッド

Starting XI: Leno, Cedric, Chambers, Mari, Tavares, Lokonga, Elneny, Nelson, Willian, Nketiah, Aubameyang

Substitutes: Runarsson (for Leno 46), Bellerin (for Cedric 46), Holding (for Chambers 46), Tierney (for Tavares 46), Partey (for Elneny 46), Pepe (for Nelson 46), Lacazette (for Aubameyang 46), Kolasinac (for Mari 64), Azeez (for Lokonga 64), Smith Rowe (for Willian 64), Maitland-Niles (for Nketiah 64)

EURO後のホリデイから戻ったばかりのレノがすぐ復帰。90分プレイした選手はゼロ。ミルウォールでプレイした、オコンコ、ハイン、バロガンはプレイせず。

後半は、ルナーソン、ベレリン、コラシナツら退団がうわさされる選手が登場。しかもコラシナツはまたしてもLCB。彼らが残留する可能性がどれだけあるかはわからないが(ルナーソンはすでにローン移籍が決定と報じられている)、せっかくの機会なのだから、かりに選手が足りないにせよ、こうした選手ではなく若い選手にチャンスを与えればいいのにと思ってしまう。

以下、試合で気づいたことを。

サンビ・ロコンガの安定感

この試合のファンの反応を見るに、やはりいちばん言及されていたのはサンビ・ロコンガかなと。このプリシーズンで、彼はかなりいい選手ということがわかってきた。

基本的に狭いスペイスでボールを持ったときに落ち着きがあって、パスも上手。つねに前方へのパスに積極的なところも、パーティの系譜のように思える。エルネニーのとなりでプレイしていたから、よけいにそう感じられたのかもしれないが。

もちろん、いくらプリシーズンのパフォーマンスが良いからといって、アルテタが彼を新シーズンのレギュラーに抜擢するような冒険はするはずもなく。これからパーティのパートナーとしてプレイできるレギュラー候補のCMをもうひとり取るはずだが、その選手の出来によっては、シーズン中にロコンガがファーストチョイスに台頭するなんて未来も想像できそうなパフォーマンスを、このプリシーズンで観せている。

ヌーノ・タヴァーレスのパフォーマンスに?

悪い意味で注目を浴びていたのが、ヌーノ・タヴァーレスか。ぼくも試合を観ていて、これはどうかと思っていたが、やっぱりネガティヴ反応が多かった。

彼はLBでKT役(WB)をやっていて、ボールにふれることも多く、アルテタにアピールするチャンスも何度もあったが、逆にパスを何度もしくじったりして悪目立ちしてしまっていた。

右足でゴールを奪ったデビュー戦とは打って変わって、彼にとってはほろ苦な試合だったろう。

このパフォーマンスで、彼を獲得したときに、彼の問題のひとつとして「集中力の欠如」が挙げられていたことを思い出すことになった。全般的にプレイが雑だったように見えた。こういう選手はわりといる。

この試合のエルネニーが集中力のかたまりのようなプレイをしていて(失点シーンで台無しだったけど……)、逆にタヴァーレスとのギャップが気になったものだ。

エルネニーはおそらくピッチ上でボールにもっともふれた選手だったと思うが、ボールがないときも試合の流れを呼んだポジショニングや味方のカヴァを怠らず。とくにタヴァーレスの空けたLBのスペイスへのパスを彼が当然のようにそこにいてインターセプトしていたシーンには感心した。

PLでも、KT不在で彼がスタートからする試合というのは、ふつうにあるだろう。そう考えると、心配になるパフォーマンスだった。とくにDFは、プレイにムラがあってはいけない。

アンドレ・サントスみたいにならないことを祈る。

ストライカーのワイド起用は今後もあるのか?

ミルウォールでのバロガンにつづいて、この試合もストライカーのエンケティアが左ワイドでプレイしていた。

サカやマルティネリが戻ってくれば、ウィングのポジションはむしろ競争過多で、実際の試合で彼らがワイドでプレイする機会はほとんどないだろうが、アルテタはやはりオバメヤンをワイドでインサイドFWとしてプレイさせるようなセットアップを、まだ諦めていないのかもしれない。

実際この試合のエンケティアはたびたびワイドの広いスペイスでボールを持って相手DFと対峙していて、あれがアルテタにとっての理想的な状況なのだろうなと思ったものだ。

エンケティアの15分のゴールは、左ワイドのスペイスでボールを持ってカットインサイドから右足でカーヴをかけたショットが決まったもので、あのセットアップのひとつの理想形だった。

新シーズンどうなるか。

その他試合について

  • いまチームのなかでもっとも安心して観ていられるのは、ラカゼット・パーティ・マリー。ラカゼットはいま調子がよさそう。パーティは当然として、パブロ・マリの安心感たるや。左足でビシっと通すパスも気持ちいい。いい選手を取ったものだとしみじみ
  • 逆にオバメヤンはまだ調子が上がらないという感じ。この試合でもショッツはゼロだった? やはり彼にはもっとチャンスを供給して、もっとシュートを打たせたい
  • アズィーズは64分に入ってからさほど目立っていはいなかったが、あのゴール。GKが一歩も動けず。この少年は持ってる
  • どしゃぶりでカメラもずぶ濡れ

試合については以上。

 

さて、これでUSツアーだったはずの期間はおわり。

アーセナルとしては、アメリカに行けなかったことはいろんな意味で残念ではあったものの、結局ロンドンに残ったことは、むしろポジティヴだったんじゃなかろうか。長距離移動のわずらわしさもなく、ホームでチームの強化に集中して取り組めたはず。

そして、ここからは「MIND Series」が始まる。

フレンドリーとはいえ、シーズン開始直前にチェルシーやToTのようなクラブとプレイするのだから、本気度はこれまでの練習試合とはだいぶ違う。

みなぎってきた。

まずは8/1(日)のチェルシー。あさって。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “アーセナルがワトフォードとのフレンドリーマッチに快勝&移籍ニュースもろもろ

  1. Heccy Bのラストマッチだったかも?
    マインドシリーズには出るのかな…?

  2. マリいい感じの縦パス入れてましたねぇ。このプレシーズンでパススピードが速くていいのをいくつか見た気がします。パスの質が変わったというか、山なりなロングボールじゃなくグラウンダーの割と長くて速いパスというのがいいですね。アーセナル加入後からちょいちょいトレーニングシーン見る事あるけど毎回気合が凄くて関心します。

    またエンケティアに対するコメントですみませんが前半35分頃からちょいちょい試合見ましたけど悪いポジショニングが多くて残念でした。
    ドリブルやヘッダーとかはちょっとずつ進歩が見れる(この前の試合ヘッダー外したけどそれでも以前よりはいい)のは嬉しいんだけど活躍の阻害になってる大きな要因の1つのポジショニングの悪い癖が直らない。しかもサイドでプレイしてる時にそれが出たのでちょっとショック。CFでも(ローンから戻して)2~3年でそれなりにやれるようになると思ってたけどこの悪いポジショニングの癖の改善が思った以上に進んでないのが気がかり。
    ハイライト見るとそれより前の時間帯でいいプレイもあったみたいですが。

    サンビは期待通り良さそうで安心。アジーズも個人的に良かった。ボールの扱いが上手いし攻撃の時のポジショニングとか相手選手との距離とか。

    個人的には話題に少し挙がったことあるようなザカリアみたいな守備的な選手をもう1人補強して、CMをその選手とパーティとサンビとアジーズでローテーションというかポジション競わせて欲しいですね。サンビは即スタメンでいいくらいだと思ってていい選手補強すると逆にチャンスを奪うのは勿体ないくらいな気もするけど、、、でもそれくらいの選手層欲しい気もします。

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