試合について
アーセナルのファースト11
4-2-3-1
オバメヤン
バロガン、ESR、ぺぺ
エルネニー、パーティ
タヴァーレス、マリー、ホールディング、セドリック
オコンコ
オバメヤンとバロガンが一緒にスタートするというので、4-4-2かと思ったが、どうもバロガンは左サイドでプレイしていたようである。
この試合でバロガンは1得点したのだけど、それはレンジャーズのバロガンだったという笑い話。しかもNo.26まで同じという。
そしてヒバーニアンでやってしまったオコンコをあらためてスタート。信頼を感じさせた。ヒバーニアン試合後のアルテタのコメント。
アルテタ:彼(オコンコ)はデビューだった。彼はとても興奮していたよ。彼はアカデミーレヴェルでやってきたことのすべてで、いまのファーストチームでの場所を勝ち取った。そして、不幸にも(失点につながるエラーが)起きてしまった。しかし、よくなるはずだ。彼には土曜にまたチャンスを得る。
彼にはもっとよくなってもらいたい。チームメイトたちとの関係やすべてにおいて、自信を得てほしい。いまは彼をサポートするときだ。彼はわれわれのGKであり、彼には自信をもってもらう必要がある。
彼がプレイしたこの試合のファーストハーフではあまりさらされることもなく、ビッグテストにはならなかったが、終わりごろにヘッダーでクリアするシーンがあって、とても落ち着いて処理していた。あれはナイスだった。
スクワッドに戻ると、この試合は90分プレイする選手はおらず、全員が交代した。後半以降のスクワッド。
4-2-3-1
ラカゼット
エンケティア、ウィリアン、ネルソン
ウィロック、AMN
KT、コラシナツ、チェンバース、ベレリン
ハイン
今回はキッズたちはサブにも入っていなかったので、コラシナツがCBでプレイするなど、適材適所というよりは、やや無理に当てはめたようなところがある。
またAMNがCMでプレイした。
KTはさすがに合流したばかりで、フィットネスが整っているようには見えず。レンジャーズのファンからは当然ブー。。。
試合の論点
レンジャーズ vs アーセナルのトーキングポインツ。
チャンスを量産。フィジカリティの改善とESR
この試合を観ていておもしろかったのは、アーセナルがたくさんチャンスをつくったからだろう。
もしまだこの試合を観ていないひとがいれば、ハイライトだけでなくぜひフルマッチを観てほしい。
オバメヤンは前半だけでハットトリックでもおかしくないほどで、彼のフィニッシュをなげく声もあったが、それよりもああして得点チャンスをたくさんつくったことに意義がある。それは、昨シーズンのアルテタのチームではほとんど最大の課題だったのだから。
攻撃がうまくいった理由はいくつかあるだろう。
ひとつはハイバーニアンのときと比べて、チーム全体の動きがとてもよくなっていたこと。ボールを追いかけるシーンを観ただけでも、あと一歩に無理がきく(©倉敷保雄)という感じがあって、選手たちがフィットネスを取り戻しすつあることを感じさせた。
それと、試合後のアルテタがトレイニングピッチでやってきたことを選手たちがちゃんとやろうとしていたと述べていたように、戦術的な面でも進歩があったのだろう。
アーセナルの攻撃のキーマンは、ESRとパーティだったと思う。
とくにESRは、シンプルなプレイにさらに自信が感じられて、自分でボールを持って前進していくさまはまるでグリーリッシュのようでもあった。
彼は、チームプレイの潤滑油として、ピッチの前後左右あらゆる場所によく顔を出しているように見えたが、これまでよりも自由な動きをするようなインストラクションがあったのだろうか。
もしアルテタからそのように動きの自由を与えられていたとすると、なかなか興味深く思えた。もちろんNo.10としてこれまでもある程度は自由なポジションでプレイしていたが、この試合では右から左までかなり幅広く動いてボールに触れていて、それがこれまでよりももっと顕著に感じた。これが新シーズンのあらたな変化だとすれば、個人的には大歓迎である。きっとESRはその恩恵をかなり受けるだろう。
昨シーズンのサカのように、新シーズンはESRの躍進の年になるかもしれないね。
タヴァーレスの初ゴール
彼はアーセナルとサインしてから最初のインタヴューで、自分はレフトフッテドながら「右足でのシューティングも得意」と述べていて、今回の初ゴールはいきなりそれを証明するかたちになった。
このゴールには、右腕でボールをコントロールしたハンドボールの疑いもありながら、VARがなかったのでおとがめなし。フレンドリーでそんな無粋はする必要もない。
💬 “I’m good at shooting with my right foot.”
You can say that again, Nuno 😅 pic.twitter.com/kEllEYfXdz
— Arsenal (@Arsenal) July 17, 2021
たしかにハンドボールに見えなくもないが、別アングルのカメラだと右腕ではボールに触れていないようで、やはりちゃんとした得点に思える。
彼のパフォーマンス全般について、試合後のファンの反応としては「fast」や「athletic」の声が多く、最初の試合として非常にポジティヴだった。
基本的には彼はKTのバックアップと思われているが、KTがアーセナルに来てからケガがちなことを考えると、シーズン中はこのヌーノがPL試合などでレギュラーでプレイする時期があるかもしれない。
ひとまずは、ファンとして安心できるパフォーマンスを見せてくれたのは大変によかった。
もっとも彼の進歩すべき課題は集中力と云われているので、そこはこの試合ではあまりテストされなかった(ぼくはそのことを気にしながら観ていたのでおや?と思うシーンは一度あった)。
いずれにせよ今後の活躍におおいに期待したい。
セドリック(RCB/RB)のポジションはベン・ホワイト?
今年のEUROを思い返すと、ぼくが観た試合では大半のチームがバック3でプレイしていた。いま、またそういうトレンドになってきたのだろうか。
このプリシーズンで採用しているフォーメイションで、アーセナルの新シーズンをどう迎えるかを占うことができるはずで、ぼくは前半のセドリックのポジションにそのままベン・ホワイトが入るんじゃないかと思った。
セドリックはビルドアップフェイズでは3CBのRCB、攻撃時にはRB/RWBとしてピッチを高く上がっていき、前の選手をサポートするような動きをしていた。
ホワイトは、もちろんRBでもCBでもプレイできる選手ということで、このセドリックが担っている役割はバッチリはまることになる。というよりむしろ、彼のプロファイルにイメージを合わせたセットアップかもしれない。
この試合でもメディアやファンの感想などでセドリックはあまり評価が高くなかったが(ぼくはいうほど悪いとは思わなかった)、比較的スペイスがあってボールが来やすいあのポジションで超優秀な選手がプレイすると、かなりチームプレイに好影響があるだろうことは予想できる。
ホワイトの獲得は£50Mのような大金をつぎ込むのだから思うところはあるにせよ、かなり期待している。
セットピースから2失点
セットピースコーチが交代になったと云ってるそばから。
しかも2失点ともコーナーからヘディングという似たようなかたちだった。
新セットピースコーチのNicolas Joverは、これからやらなきゃいけない仕事がたくさんありそうだ。
プリシーズンの結果に一喜一憂すんなの件
今回は2-2のドロウということで、またしても勝てなかった。
今年はプリシーズンの初戦に敗けたということで、一部のファンから反射的ネガティヴ反応がかなりあったようで(ArtetaOutとか)、そういった過剰反応をいさめるようなファンの反応もまたあった。プリシーズンの結果など、何も気にする必要はないのだと。まあこのブログも一喜一憂しがちなほうなので、若干耳が痛い。
ちなみに、2003-04のインヴィンシブルシーズンのプリシーズンは、今年と同じように最初の2試合が敗けとドロウだったらしい。そこからのシーズン無敗。
アーセナルは、今年はヨーロッパでプレイする負担がないので、そこだけはほかのライヴァルクラブに対して確実にアドヴァンテッジがある。トップ4フィニッシュを競う彼らよりもシーズンで20試合以上少なくなるとすれば、非常に大きな差だ。
これからのことはわからないが、そんなチャンスも二度とないかもしれないので、新シーズンは千載一遇のチャンスとして生かさなきゃいけない。
以上。
つぎの試合は一週間後のUSツアー、フロリダカップのインテル・ミラノ戦。ベレリンが移籍したがっているというクラブ。
Arsenal.comによるとUK以外はライヴストリーミングがないみたいだけど、ぼくらはどうやって観ればよいのだろう。
それと来週は、ついに東京オリンピックも始まる。オリンピック史上最悪のタイミング?
ゆうべは日本 vs スペインという試合をTVでやっていて前半だけ観てしまった。あのメンツでバーヨスがキャプテンというのは、とても感慨深かった。
このブログもいちおうスポーツのブログなので、オリンピックについてなにか書いてみたい気もするが、あまりポジティヴなことは書けなさそうだからやめておくか(笑い)。
ではまたCOYG
アタッキングなアーセナルでよかったです安心した
ちなみに他のフレンドリーでは、バイエルンは負けて、TOTも引き分けなんで、この結果は個人的にはそんな気にしてない
タベレスはもしかしたら右サイドもできるんですかね〜。足元も上手いようですし、アルテタが初期にベジェリンでやりたがってたインナーラップ型にもあいそうな‥。左利き版カンセロ的な
試合映像見れる機会があったので前半途中からちらちらと見てました。
部分的なところですがサイドアタッカーとSBとトップ下の3人の距離感と裏を取るような崩しの意識がより感じられたかな。スムーズだし動こうという意思は見て取れたかなと。
でもまだ足りないと思う部分も多いし、良い部分の半分は昨シーズンの調子の良い時、調子の良い選手が揃っている時は出ていたもので意図させた部分がどこまでなのかという気もしないでもない。でも半分はより意識的に感じた印象も。選手個人の特性が出てるだけな可能性もまだ捨てれない印象かな。
ESRは70分くらい限定で出てる時は昨シーズンも試合通して良かったけど、90分出るようになってからは試合を通してはいいパフォーマンス出せなくなってたのでそこが改善するといいなと。
ンケティアがサイドでウィリアンをトップ下で同時起用してるの見るといい加減ンケティアをトップ下で使ってくれとずっと思って見てました。最後の方ちょっとウィリアンがサイドに流れて空いたトップ下の位置取ったり、CFの時よりは少し低めの位置を取る事があっていいプレイの片鱗をちらちら見せてくれたのはちょっと嬉しかったです。ゴールも決めたしね。
ほんといい加減トップ下で使って欲しい。個人的にはESRとエンケティアでトップ下回してもいいくらいの気持ちもあるんですけどね。博打的なところもあるかもしれないですけど。
GKのハイン。後半に出てた彼。なんか落ち着いてるし期待が持てるような。セカンドGK候補にいいのではと思ったり。ちょうどホームグロウン資格つく頃かなだし最悪ラムズデイルやジョンストン取れなくてもと思ったけど、、さすがにまだ経験ないからリスクあるか。。