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【マッチプレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)シーズン初勝利へ本気チームで

リーグカップことEFLカップことカラバオカップ。今年もやってきた。

今回はラウンド2で、アーセナルは現在はチャンピオンシップのウェスト・ブロムとアウェイで対戦する。

ちなみにアーセナルは例年リーグカップはラウンド3からの登場で、今回ラウンド2から出場するのは、1995年以来ということである。たしかに、云われてみれば毎年こんなにすぐにリーグカップでプレイしていなかった気がする。

アーセナルはシーズンが始まってここまで2戦2敗の無得点。この試合は、PLとは違うレヴェルの試合になるはずだが、チームの勝利へのプレッシャーはますます高まっているところで、勝って当然という難しさもある。もし万が一、ここで敗けてコンペティションから敗退ということになれば、さらに大きな逆風が吹くのは必至。さすがにそんなことはあるとは思えないが、何でも起きるのがミケル・アーセナルでもある。

今晩の試合(※日本時間で明日早朝)をざっくりプレヴューしてまいろう。



アルテタの試合前コメント「われわれはファンを必要としている」

プレス会見は行われていない模様。昨日のアルテタのインタヴュー。オフィシャルサイトより。

(集中と信念を維持すること……)

アルテタ:まず認識せねばならないことは、われわれがいまいるところは、われわれが望むところではないということ。そしてそれを受け容れるべきでもない。自分たちについていい訳ばかりしていてはいけないし、目の前にあるチャレンジを機会として使おうということ。そして周囲のひとたちを勇気づけ、同じメンタリティ、同じエナジーをもって、挽回をしていく。

われわれはたくさんの取り組みをしてきており、いまは難しい状況にある。だが、みんなで一体となってスピリット、チームのなかにある一体感を持つこと。オーナーシップすらも。それはとても力強いものだ。しかし、われわれは、ファンと外部世界にも励みをもたらさねばならない。そしてそれだけが結果をもたらす。だからわれわれには結果が必要。

(前進するための自信を築くこと……)

それは大きなことばだ。自分たちがやっていることに対しての自信と、彼らができること、そして試合になぜ勝てないのか理由を見つけようとすること。彼らもわれわれの準備が邪魔されてきたことは理解している。

ブレントフォードの試合では、われわれは何かをしなければならなかったし、試合の24時間前に別のことをせねばならなかった。チェルシーでもそれとまったく同じことが起きた。しかし、われわれは適応せねばならない。

わたしが云いたいのは、彼らはチームであり、決してあきらめない。このふたつの試合でも決してあきらめなかった。だから、これらの試合のあとには違った感情があったと思う。チェルシーでは、セカンドハーフのチームに信念を貫こうというチームが観られた。だが、フェアになれば、彼らはわれわれよりもよかった。それがフットボールだ。

(ケガとCovidの問題……)

あれらの試合のなかで、われわれにはいろいろなやりたいことがあったし、選手が考えた彼らが利用するだろうプランがあった。しかし、選手たちがいかにトライしようとしていたかは称賛する。われわれはどちらの試合でもPLでももっとも若いチームを出していった。そういうところが出た時間もあっただろう。何人かの選手にとっては最初の経験となったし、何人かのビッグプレイヤーズはいまいない。しかし、フットボールにおける眺めというのは、ほんとうにすぐに変わりうる。それはポジティヴなことであり、わたしがとても期待していることだ。

(ここまでのパフォーマンスについて……)

ブレントフォード戦については、ふたつの異なるパフォーマンスィズがあったと思う。最初の15-20分、われわれには何もなかった。セカンドフェイズで失点した。コーナーで勢いもあり、われわれは前進することに苦しみ、相手ハーフで真の脅威になる時間もあった。

セカンドハーフでは、われわれはもっとよくなった。試合を完全にコントロールした。たしか23のショッツがあったと思うが、しかしまたしても、ボックスのなかでの真の脅威にはなれず、ゴールを取る道がみつけられなかった。フェアに云えばSoTも十分ではなかっただろう。そしてわれわれはまたしてもセットピースから失点した。あれはファウルかどうかの議論もあったが。

チェルシー戦では、試合がなくなってしまった。思うに試合の始まりはとてもよかった。最初にわれわれがオープンになったとき、彼らはそれを利用して得点した。そこからのHTまでの25-30分は難しい時間がつづいた。

HTの5分前にはブカヨへのペナルティもあった。こちらには4-5つのコーナーズがあり、ファイナルサードへのいい侵入もあった。

セカンドハーフで、われわれは前へ行こうとしていたし、そのときに起きたことも観たはずだ。しかしオープンになろうとすれば、そういう時間になる。

わたしの意見では、彼らが現時点でヨーロッパのベストチームだ。われわれは得点をすることはできなかった。われわれにはクリンシーツが必要で、ゴールズが必要。それなしには試合には勝てない。わたしにとってのメインのエリアは、ふたつのボクスィズだ。

(マーティン・オーデガードとの契約……)

わたしはとてもうれしい。なぜなら一時はそれが不可能だったから。マドリッドは彼を売るのに前向きではなかった。マーティンは、いつでもここに来たがっていた。しかしそれはあまり起きそうになかったし、ドアが開いたときにはクラブはすぐに向かった。エドゥはあの状況をマネジするグレイトな仕事をした。そしてわれわれはほしかった選手を得た。彼にはもうここで6ヶ月の経験もあるから。

わたしが思うに、彼は彼の周囲の選手たちをよくしてくれる。彼のワークエシックはすんごいし、彼の仕事のやり方、プロフェッショナリズム、キャラクター、彼はとても好人物だよ。彼はクラブのカルチャーにとてもよくフィットしているし、彼はわれわれがやりたいプレイに、格別のクオリティーズを与えてくれる選手だと思う。

(アーロン・ラムズデイルは馴染んできた……)

アーロンとは契約前にも何度か話していて、わたしは彼のパーソナリティやキャラクターにとても感心していたんだ。われわれにはふたりのトップGKsが必要で、つねにそうでなければならないし、わたしがここに来たときには、ふたつの異なる才能、年齢を持つふたりのGKsがいた。彼らによる競争が必要。

それがわれわれがどんな状況でも必要なものだ。どの役割でも競争があり、GKも例外ではない。

(ウェスト・ブロムでは彼らにチャンスはある……)

観てみよう。彼らは数日はふたりともトレイニングしている。たった数日だが。マーティンのヴィザはちょうど昨日取得できた。アーロンはしばらくトレイニングから離れていたが、ふたりともプレイしたがってはいる。

(カラバオカップはインテンシティを築くのにいいチャンス……)

そのとおり。誰がプレイするか観てみよう。何人かは試合で軽傷があったりしているし、試合でのプレイが必要な選手、ほしがっている選手もいる。

それにこれはわれわれがファイトしたいコンペティションであるのは明白だ。勝利も必要。

(ウェストブロムとマンシティを前にファンにメッセージを……)

まず第一に、ありがとうと云いたい。先日の試合前に観たアトモスフィア、選手が入ってきたときに受けた歓声は、それはもうスペシャルなものだったから。わたしは鳥肌がたったし、かつてないような気持ちだった。

そしてわたしは、彼らがこんなにもチームをサポートしようとしてくれていると感じたし、ホームで敗けて彼らの失望もわかっている。リアクションがなければならない。しかし、これはしばらく時間のかかるプロジェクトだ。

みんなが観ていてわかるように、われわれがやっているリクルートメントで、いまとても若いスクワッドになっていて、一夜にしてなるものではない。われわれは全員がすぐにでもできればいいと思っているし、われわれにかかっている、どのコンペティションでもトップチームスと競うという責任も理解している。それはこれからも変わらない。

わたしが思うに、われわれがいかに彼らを必要としているかということと、選手たちも彼らを必要としているし、クラブも彼らに寄り添ってもらいたがっている。なぜならわれわれは自信を必要としており、それはサポートであり、エナジーだから。

以上。

契約を延長したグラニト・ジャカのコメント「お互いに信じることが必要」

ちょいと時期を逸してしまったが、チェルシー戦のあとのジャカコメントをここでフォロウしておこう。

試合直後ならあの試合のレヴューエントリに加えたのだけど、公開されるのがちょっとずれたんだよね。

そして、しれっと契約延長の公式発表にもなっているという。オフィシャルサイトより。

(チェルシー戦のパフォーマンス……)

ジャカ:とてもがっかり。久しぶりのファンがいて、彼らにお返しをしたかったのに。でも今日観ることができたように、あれがなぜ彼らがヨーロッパのベストチームスのひとつかという理由だ。彼らはいいプレイをしていた。でも、ぼくらだって今日のプレイからいいものを得ることができたはずだ。もちろん試合分析はしないといけない。敗けたときはいつでも失望するが、同時にいいことのほうにも目を向けないといけない。

(ファンが戻ってきたこと……)

もちろんファンがいるのといないのとでは全然違う。云ったように、彼らにはお返しをしたかった。そして今日はできなかった。しかし、ぼくらは取り組んでいるし、彼らには返さねばならないことがあるのもわかってる。やりつづけないといけないし、お互いに信じつづけないといけない。今回得た教訓はファンと、チームと、スクワッドと、選手と一体になって、そうすればできるだけ早くカムバックできるはず。

(信念を持つこと……)

2試合でシーズンが終わるわけがない。ぼくらは2試合に敗けて、とてもがっかりしている。しかし、まだまだこの先にたくさんの試合がある。2、3、4つくらいの試合ではシーズンは終わったりしない。ぼくらはもっといいことをやらなければならないとわかっている。だがじきに来るだろう。そしてぼくが云いたいのは、お互いに信じる必要があること。そうすればここから抜け出せる。

(経験をもたらすこと……)

ひとりの選手が変化を起こせるとは思わない。ふたりか3人でも。ぼくらはみんなが一緒にいて、何才だとかは関係ない。若かろうが、経験があろうが、いまはこれがカギになることだ。

(契約延長について……)

ぼくはとてもうれしいよ。ぼくはまだここにいる。もちろん新契約にはサインした。ぼくはお返しをしたい。まずはすべてのスタッフに、そしてそのあとにファンだ。彼らはぼくがどの試合でもどのトレイニングセッションでも全力を出していると知っている。だから、そうだね、ぼくはすぐにでもチームとして見せるべきものがあると思ってる。

(今シーズンの目標……)

もちろん大きなことを成し遂げたい。この2試合のあとで、たくさんのひとがこのチームについて、クラブについて話している。しかし、ぼくに云わせればシーズンは終わっていない。まだたくさんの試合が残っていて、ぼくらが大いに進歩しなくてはならないこともわかっている。もちろんそれに取り組むよ。

(批判によってモチヴェイテッドされる……)

もちろん。あるいは、一緒にまとまるかだ。たくさんのひとが何か云おうとしていて、選手とチームを傷つけようとしてくる。しかし、いま最強のことは、一緒にいることだ。一体感だけがぼくらを強くする。ピッチでの結果をもたらしてくれる。

以上。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)シーズン初勝利へ本気チームで

  1. 90分で決着が付かない場合は、延長戦+PK戦みたいですね♡

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