先週ブレントフォードに歴史的勝利をプレゼントし、今週もまたルカクのPL復帰をお祝いし、チェルシーのタイトルホープの現実味をアシスト。アーセナルはまさに噛ませ犬。
シーズンスタートからの2連敗はキツい。アーセナルは、ファンのメンタルヘルスも考えてほしい。
試合をざっくり振り返ろう。苦行。
アルテタの試合後コメンツ「チームは最後まであきらめなかった」
試合後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。
(試合について……)
アルテタ:さらなる敗戦。シーズンのふたつめとなれば受け容れるのがとてもタフだ。チェルシーは勝ちに値した。わたしが思うに彼らのほうが全体的によいチームだった。
われわれにも、ファーストハーフの最初やセカンドハーフの始まりで時間はあったが。ゴールを奪われたあとには、彼らは完全にやりたいように試合をマネジした。われわれがプレスでボールがないところで彼らを捕まえていたときでも、それでも彼らはとんでもないクオリティで出てきた。彼らはなぜ彼らがCLのチャンピオンかを示した。
わたしがチームで好ましく思ったのは2-0になっても諦めなかったところだ。彼らは90分までトライした。われわれには制限もあった。なぜならいま8-9人の選手を失っているから。
わたしは悲しい。ファンにも悲しい。今日われわれはほんとうに彼らに特別なものを与えたかったから。われわれのいまのチームの状況を理解していたとしても、それを実行できず、このときを楽しめなかったことが悲しい。
(ケガや病気の影響……)
そうだといい、ここからよくなっていける。とてもハードで困難に始まったし、われわれはこの状況に対処しようとしているところだ。われわれはチームとしてプレイしているが、おそらくアーセナルの歴史のなかでも前例のないものだ。しかしそれがいまのわれわれであり、彼らがどうトライしているかは称賛に値する。
これはおそらく彼らがあのようにそれに直面しているというベストな経験になる。そして彼らはそれでもベストを尽くそうとし、何人かはとてもいいレヴェルでそれをやっている。しかし、現時点では試合に勝つには十分ではない。
(ファンについて。彼らのキックオフのときの歓声……)
すごかった。彼らはチームをとてもプッシュしたがっていて、それをやろうとしてくれたと思う。始まりから彼らはチームを支えていた。セカンドハーフの最後にも、彼らはわれわれはプッシュしてエナジーを与えようとしていて、それは必要なことだった。
そしてもちろん失望がある。われわれは試合に勝つためにここにいるのであり、違うものは想定できていない。
(リーグカップへのアプローチは?……)
勝って、つぎのラウンドへ行く。チームを助けてくれる選手を取り戻したい。週末にはマンシティもあるから。選手をアゲるように努める。当然彼らも傷ついている。いまは気持ちもタフだ。選手が戻ってきてくれることも、ともに団結することも必要だ。スピリットはいいものがあるから。
(ビッグウィークを前にどう選手をモチヴェイトさせる?……)
彼らにやる気を起こさせる必要はない。正直、彼らはとても団結しているし、やる気を起こさせることは必要のないことだ。そこはとてもはっきりしている。彼らは彼らにできることをとてもやろうとしている。彼らに自信を与えること。それが必要なことだ。
試合後のプレス会見。オフィシャルサイトより。
(あなたにはパフォーマンスのなかに進歩を見えましたか?……)
アルテタ:わたしが確かに観たのはセカンドハーフにもチームが諦めなかったことと、つづけようとしていたこと。そのアティチュードは際立っていた。ホームで2-0で敗けることはいつでもタフなことだ。相手は個人でも集団でも、あのレヴェルでパフォームできるチームだった。それがとてもハードだった。
しかしはっきりしていたのは、彼らが絶対にあきらめなかったこと。観客は彼らをプッシュしようとして、われわれは最後までファイトしようとした。
(スクワッドを準備するのにCovidはどれほど影響している?……)
いまはとてもチャレンジングなときだ。われわれは9人を失っている。そしてその大半はシニア選手たちだ。それがいまのわれわれだ。われわれが送り出したチームは、おそらくクラブの歴史のなかでも前例のないものだっただろう。しかし彼らを称賛する。彼らがどうやろうとしていたか、彼らがチームにもたらそうとしていた情熱に。彼らがこのタフな状況でたくさんの勇気でプレイしていた。ベストを尽くそうとしていたが、それも現時点では試合に勝つには十分ではなかった。
(マンチェスター・シティでは若いチームをどう準備する?……)
彼らには自信と信念を与える。フットボールはとても早く変わるものだから。リーグとテーブルは8月に決まるものではない。わたしは誰かがスクワッドやチームのために気に病むところは観たくない。それはチームの助けにはならないから。
わたしがチームと個人に求めるのは、われわれの前にあるチャレンジに直面してファイトするところ。それをやるならば、どこかの時点ではリウォードがあるから。それがわたしが彼らとやろうとしていることだ。
(チームが野次られたのは心配?……)
わたしは最初から彼らからたくさんの興奮を観た。彼らはほんとうにチームをプッシュしようとしていた。HTでわれわれが2-0だったのだから、誰もハッピーにはならない。これでHTに喜んでくれる人がいるとしたら、この豊かな歴史を持つクラブを馬鹿にしているとしか思えない。
思うにセカンドハーフは違うリアクションが観られた。どの時間帯でもチームは何かをもたらそうとしていた。ポジティヴな反応があった。選手たちも、彼ら相手にもとてもよかったと信じていると云っていた。最後には失望を見せることになってしまった。
いま、ネガティヴにとらえたくはないが、とてもむずかしいことは確か。これまで以上にファンが必要になっている。
(ファーストハーフでサカが転んだとき、ペナルティをもらうべきだった?……)
イエス。間違いない。
(ティアニーとマルティネリについて……)
彼らは足をひきずっていた。KTはquad(大腿四頭筋?)で、ガビはけいれんだった。彼とブカヨは90分のプレイは長いあいだしていなかった。われわれは彼らが完璧に準備できているわけではないときに、プレイをさせざるを得なかった。彼らはとてもハードにやろうとしてくれた。
(このチームはシーズンのスタートにおける「初期の問題」として判断すべき?……)
それはコントロールできないことだ。われわれは直面していることについて説明しようとしているが、このクラブで想定されていることはどの試合にも勝つことだ。それが起きなければ、批判されるのはふつうのことであり、彼らは批判したいポイントを見ようとする。そういうこと。
これからうまくいくことを願うよ。選手が戻ってきたときには、いくらか時間も必要になるだろう。なぜなら彼らは長い時間フットボールをしていなかったから。
そうなれば、まったく違うものになると思う。違うスクワッドが見られること、プレイも違うレヴェル、違う結果を願いたい。そこからは話は変わりうる。フットボールでよいことは、話がとても早く変わりうることだ。
(ベン・ホワイトはマンシティでプレイできそう?……)
無理だと思う。ノーだ。
(オバメヤンのフィットネス。彼は来週末はスタートできる?……)
わからない。オーバは今日ベンチに入るためにとても努力をしていた。彼は1日しかトレインしていない。彼は病気にかなり苦しんで、長い間ベッドで過ごしていたが、スクワッドに入りたがった。彼はチームを助けたかったし、入ってきたときはチームを助けていたと思う。
(チェルシーではバック3で行きたかった?……)
想像できそうなことはすべて考えた。だが、Covidの件が起きてしまった。われわれはこれまで、3atbでトップチームスを倒してきたし、4atbをつかってチェルシーをこのリーグで倒した。今日の彼らはわれわれよりもよかったのだ。
(アーセナルはケガやCovidのおかげで、いまかなり制限されたなかでプレイをしている?……)
われわれはいまスクワッドから9人を失っている。それがかなりかどうかはわからないが、スクワッドの大きな部分を占めている。
(スクワッドのメンバーたちが戻ってくれば違った見え方になる?……)
イエス。100%。
以上。
正直、今回のスタメンを見たとき、チェルシーが自爆しない限り、万一にも勝てないなと思いました。監督が、グアルディオラだろうがトゥヘルだろうがアレグッリだろうが、もしかしたらより良い策を思いついたかもしれないけど、個の力もサブの選択肢も差がありすぎた。だから、どんな酷いことになるだろうと見ていたけれど、結局は実りあるいい試合だったのではないでしょうか。
アルテタは、引いてカウンターもできたんでしょうが──もしかしたら一点取ってドン引きしようとしたのかもしれないけれど──、そうせずに前からプレスをかけて、消極的にではなく積極的に勝ちにいこうとした。多くの人が指摘するように、左が空いたのは、そこを捨てでも前で取ろうという姿勢であり、前線でボールを持たれるよりはいいとと賭けに出た結果。理想と現実のギャップは大きかったけれど、その判断は決して間違ったものではなく、守備連動性と強度がPLでもピカイチなパーティ、ガブリエル、ホワイト、ラカゼットの四人が中央にいれば、五分五分までは持ってけたものだと考えます。無策とか言っているOBがいたけれど、アルテタのその姿勢は評価されるべきだし、批判するにしても、そのことを理解したうえですべきことだと思いました。彼らの言葉は影響があるわけですから。
結果の世界だから、このままいけばアルテタもいつかは解任されるかもしれないけれど、でもサッカーの結果だけじゃないところに魅力を感じているからこそ、人はアーセナルファンになるはずで、コンテが監督になれば結果はつくし、それはそれで魅力的だけれど(とはいえウーデゴールの居場所が多分なくなる)、ヴェンゲルイズムをアップデートさせたようなサッカーとはまた違ったものになると思います。アルテタの戦術が浸透し、スカッドも分厚くなれば、ボールを支配して勝つチームになれると信じれるような兆候がこの試合にはあったと思います。監督選びがうまいフロントなら解任してもいいですが、一度エメリを選んでいるので信頼できません。アルテタはベターだと思います。
完全同意です!
お疲れ様でございます。
圧倒的実力差。
この2チーム、実は一年前は同じような境遇だったんだぜ!しかもどっちかというとアーセナルの方が上向いてた!
監督をスパッと変えたチェルシーに忍耐がないとか偉そうに言ってたけど、自分が恥ずかしいっす。
試合後にメンタル面ばかり誉めてた所を見て、ああいよいよダメかなと思いました。
根性論ほど信用できないものはないので。
若手中心のスカッドは自分も賛成ですが、1人くらいはピッチで試合を変えられるリーダーが必要だと。それは決して根性論ではなく、プレーの質で試合を変えられるリーダーが。
200億近く使ってリーグ中位を争うレベルだったらそりゃ叩かれて当然。アルテタ変えるときは是非ともフロントごと変えて欲しい。
あっぱれなほどの完敗。
センターフォワードってああいうのを言うんでしょうね。まずパスがくる、そしてとおる、とられない、チャンスメイク、そしてゴール。
うちのCF へはいつだってパスが通らず、孤立させるだけとゆう、何が違うのでしょう。
あのときランパードに負けてたら、違う展開になっていたのでしょうか。
お金使った割にその選手が使えないとゆう、ツラすぎですね。
シティはなんとしてもハリーケインをとってほしいっす。
悔しいですが完敗。
ただ私も同感でそこまで深く悲観的なワケではなく。
それはやはりアルテタの運のなさですかね。
私は今シーズンいっぱいくらいは見守りたい意向ですが、サポーター達のフラストレーションはクリスマスがリミットかな、とも。
あと、私もESRとサンビとタバレスに未来を見ました。
ただ、逆に大好きなKTとサカは少しEURO疲れが見えたような、、、
パーティ⇔ESR⇔Øの夢の中盤が観たい。
私もそれほど悲観的じゃないです。
mediocracyとか言われていますが、2,3人を入れ替えて成熟させれば結構戦えそうだと思いました。
まさに苦行。このブログでなんとか前を向くことができそうです・・・。4失点よりも、2試合終えて得点ゼロ、って、、、。あと、9人いないとか、90分戦える準備がなんたら、っていい訳がやめてほしい。勝ったら選手をほめ、負けたら監督が全責任をおう、ですよ。それにしても、ガビ―とティアニー、あんだけ懸命に走って実らないってやっぱり戦略がおかしいです。ペペがドフリーなところにパスがでていなかったり、サカのあれも、気落ちせずドリブル突入を何度も繰り返して欲しかったし、オーバの空気感も半端なかったし。チームとしての意思統一がない?まだフレッシュな、AMNもリースもチャンバースもいたじゃないか!微妙なプレイヤーではなく、もう20~23歳を育てるシーズンとして、プレータイムをちゃんと与えなさい。ああ、フロもまだいいところなしだなあ。。。もっとホームゲームなりの、執念みせてほしかった。。。
チェルシーサポーターはアルテタ続投のチャントを歌っていたそうですね。
フットボールジーニアス・モイーズさんがイジられていた頃はニヤニヤが止まらなかったものですが、アーセナルがイジられる時代になってしまいました……
モイーズチルドレン・アルテタは言い訳の内容も不当だし、試合の内容もつまらないし、改善の兆しもはっきり見えないし、視てて辛いですよ。
プティのようにアーセナルに興味が無くなることは無いですが、応援する楽しみが少なくて辛いです。もっと希望が欲しい。
苦行お疲れ様です!
私にとっても、悲しいけれど失望するほどでもないゲームでした。
とりあえずまだ選手の気持ちは離れてないようにと思えたので良しとします。
いいところ探しは良いですね!元気出ます!
あんなセーブを見せるレノの将来が不透明なのは悲しい限りですが
ルカクのリアクションだけでも観戦の価値はあったと思います!笑
戦術面はともかく選手起用に関してはまだまだ希望があるので、これからのリバウンドを期待しましょう!
COYG!
自分もチャンさんと同じ心境で割と落ち着いて見ることが出来て驚いています。
それは多分新戦力とユース上がりの選手の新鮮味があったからでもありますし、今季初の観客有でのホーム戦で正々堂々と攻めの姿勢で挑んだアルテタの男気を感じたからだとも思ってます。
正直自分がスタジアムに足を運んで応援してる状況だったら違った感情もあったかもしれませんがww
ただ強いだけのどっかのオイルクラブよりかはアーセナルはセンスのあるクラブだと信じていますし、まだ移籍期間も終わってません。土曜のシティ戦含めウデゴやスミスロウ、サンビなど自分はこれからもこのクラブには多いに期待しているので楽しみでしょうがないです。
COYG!!
失点シーンだけ見ても、守備の戦術が徹底していなかったのが明らかで、こんな体たらくを見せられるとガックリしてしまう。9名が欠場していたとか、そういう次元の問題じゃないと思う。
1点目は、まず、ESRのコバチッチに対するプレスの甘さ…リース・ジェイムスへのパスをなぜ身体を張って防ぎに行かない?…が大問題。
さらに、やっぱりお前か!のジャカ。DAZN解説の戸田氏が言う通り「マウントはジャカが見てますから…」だったはずなのに、なぜか持ち場を離れてボールウォッチャーになってる。仕方なくティアニーがマウントをマークしてるうちに、リース・ジェイムスがフリーになってしまう。
ルカクをチェックにいって吹き飛ばされたマリのひ弱さに至っては、もう何をかいわんや。
2点目も、致命傷になったのはやはりジャカで、1点目と同じくマウントのことを忘れ、フラフラと真ん中に出て来てしまう。ティアニーが最終ラインに入らざるを得なくなり、ボックス前のマウントがフリー、リース・ジェイムスもフリーにしてしまう大失敗。その前のESRの緩い守備も遠因にはなっているが。
この辺り中盤の守備についての約束事が無いように見えるのはなぜですか?ということ。監督が指示していないのか、指示していたのに選手が応えていないのか。その辺りはよく分からないが、徹底できないのであれば、徹底できる人(監督なり、選手なり)に代わって下さいということかと。
3バックにできなかったのが問題だったと思う。
全ての要素で、話にならないくらいの実力差があった。今のルカクがどういう選手かは分析してたはずだし、リアリストのアルテタならあの配置だと誰もルカクを潰せないことくらいは分かってたと思う。ボールを支配できないチームにおいて、2CBが前に出て強く当たるのはすごく難しい。
しかしホワイトの病気は言い訳にはならないと思う。何しろガブリエウは最初からケガしてたのだし、サリバはキャンプの初日に追い出してしまった。目一杯ポゼッションに振ったメンバー以外誰も残さなかった結果、3バックという選択肢がなくなってる。ガチガチに守るべき状況は、現に目の前にあるのに。
あれだけリアリストだったアルテタが、今季は妙に攻撃にイキってるのが心配だ。目一杯ポゼッションに振ったサッカーを志向するのも、3バックでガチガチに固めるのも、勝つチャンスを最大化するための手段であるはず。普通にやったら負ける試合を意地汚く勝とうとするからアルテタなんであって、そうでないならアルテタに何の取り柄がある?
この試合をみて、むしろ安心しました。そもそも、チェルシーは強い。ヨーロッパ王者というのはまぐれではない。今のチェルシーは世界一のクラブです。この敗けは、アーセナルが弱かったのではなく、チェルシーが強かったゆえの敗けです。
それよりも、アルテタが弱者のサッカーを選ばなかったことが嬉しいですね。戸田さんの動画にもありますが、アーセナルは「理論上は」うまくいく戦術を用意して、ポジティブに振る舞った。アーセナルはこうあるべきという理想を追いかけていたと思います。
もし5バックでドン引き、受けて受けてカウンター一発で勝利、そんなサッカーで勝ったとしても、そこにアーセナルを応援する理由はないと思います。それならスパーズを応援するほうがましですね
最強ではなく、最高のクラブがアーセナルです。アルテタはアーセナルをそこへ戻してくれる可能性のある監督だと思います。たしかに時間はかかるだろうし、ベストな選択肢だとは言いきれないかとは思いますが…
ただただ草。
てかトーマスが復帰したら、三列目のレギュラーはトーマスとサンビが濃厚ですよね…?
あれ?ジャカ延長した意味は?