試合の論点
アーセナル vs チェルシーのトーキングポインツ。
ふたつのライヴァルチームスの現在地。実力・スクワッドデプス差は歴然。ルカクにまったく対処できず
選手個人もさることながら、チームとしてのクオリティの差をまざまざと見せつけられた試合だった。
アーセナルは、サカのペナルティ疑惑やロブホの惜しいヘッダーなど、もしかしたら最高にラッキーなら2-2ドロウという結果もありえたかもしれないが、アンラッキーだったのはむしろあれだけチャンスをつくったチェルシーのほうだろう。だから、アーセナルのホームで2-0敗けは、あの内容なら妥当な結果だと思う。
アーセナルはスタートから果敢にハイプレスを試みるも、いつもかわされ、ボールを前進させられる。ピッチのいたるところで交換されるクレヴァーなパスには、チームとしてのクオリティ、組織力の完成度・成熟度の違いを感じさせた。
ただでさえ、クレイジーに過剰なスクワッドデプスに加え、今回はメインメンがほぼ全員がフィットしていたチェルシーに対して、多くのレギュラー選手を欠くアーセナルだったのだから、なおさらそういうふうに感じたものだ。われらには残念な事実ながら、相手には、もしアーセナルが万全であってなおそれを明らかに上回るスクワッドとクオリティがある。
None of these players started for Chelsea today:
– N’Golo Kanté
– Thiago Silva
– Christian Pulisic
– Timo Werner
– Hakim Ziyech
– Trevoh Chalobah
– Ben Chilwell
– Callum Hudson-Odoi
– Kurt ZoumaDEPTH 😳 pic.twitter.com/jA22fQMFkH
— ESPN FC (@ESPNFC) August 22, 2021
そして、この対戦の決定的な差に思われたのがロメル・ルカクの存在。CLウィナーに€100Mとか?で加わった新戦力。セカンドデビューで、彼らにとって間違いない選手だということを証明した。
この試合の前にもあとにも、新加入のルカクはチェルシーにとって「パズルの最後のピース」(=的確な補強)のような言説をいくつも見かけたが、まさにそのような印象だった。
とくに彼と対峙したパブロ・マリーはルカクにはほぼまったく対処できていなかっただろう。やりたいことをやりたいようにやられた。
ルカクはマリーを背負ってもまったく動じることがなく、ゴール前の危険なエリアでパスを受け、サイドに散らし、チャンスがあれば自らそのままショットにまで持ち込んだ。彼は90分を通してずっとアーセナルの脅威だった。誰にも文句が云えないくらいのMOTM。
試合後には、1 v1 で彼を黙らせておけなかったマリーが批判されているようなところもあるが、PLの超本番であんなことをできるFWはなかなかいないと思う。
ぼくは彼の以前のチェルシー時代はほぼ記憶にないが、比較的おぼえいてるのはエヴァトン時代で、そのときはワイドエリアでもっと走力を生かしたプレイをしたいたイメジがある。それに比べるとこの試合で彼はボックス前に居座って徹底してホールドアップ&リンクプレイに特化していたように思う。それが彼らの戦術だった。
この試合の彼の屈強なパフォーマンスについて、ドログバが引き合いに出されることが多いようだが、それよりも想起されるのはむしろオリビエ・ジルーではなかろうか。身体の強さや大きさというストロングポイントを存分に生かしたホールドアッププレイ。
あんな武器が加わったチームが弱いわけがなく、アーセナルがヴェンゲルさんの末期以降、ずっと進歩しているのか後退しているのかわからず右往左往しているのを尻目に、チェルシーは着実に進歩しているように見える。
彼らはフランク・ランパードを解雇して、トーマス・トゥークルを招き入れたことが成功の分かれ目のように云われることも多く、今回の敗戦で、アルテタを解雇して経験ある有能なコーチ(現時点ではアーセナルのファンにはアントニオ・コンテが人気のようだ)を迎え入れるべきという世論がまた優勢になるかもしれない。
アーセナルはこの夏もすでにPLで補強にもっとも金をつかっているクラブになっていたりと、明らかにこれまでの清貧路線からシフトしつつある。この夏はとくに若い選手にフォーカスしているので、もちろん成功にいたるまでの中長期のプランがあるのだろうが、ファンはある程度の短期的な成功も求めてプレッシャーを強めている。
つぎのPLはマンシティ(A)ということで、PLスタートから3連敗は現実味を帯びてきている。今後アーセナルとアルテタがどうなるかは緊張感をもって注視していなければならない。
少なくともアルテタは、ファンになんらかの進歩の兆しを見せないかぎりは、ひきつづき厳しい批判にさらされそうだ。
アルテタの間違った戦術? 拙いハイプレスと左サイドのスペイス
今回の試合でもっとも気になったのは、やはりプリシーズンからつづくアーセナルのハイプレスと、左サイドのカヴァの放置という戦術だろう。
まずはハイプレス。アーセナルは、試合開始からかなり積極的に高い位置からプレッシングを行っていた。それがおそらくアルテタが試合前に云っていた「チェルシーを止めるプラン」だったのではないかとぼくは推察している。
去年のリヴァプールやシティ相手のときなどのように、うまくハマれば強力な武器だったし、もちろん、ハイプレス自体はアーセナルが進歩するためには歓迎すべきことだろうと思う。
しかし、残念なことにチェルシーのプレス耐性は、アーセナルのインテンスなプレッシングをかいくぐるには十分なクオリティだった。この試合アーセナルはチェルシーに比べてもプレッシングをかなりがんばっていたが(202 v 138)、高い位置でボールを奪ってチャンスにつなげるような、相手にリアルな困難をもたらしたシーンはほぼなかったのではなかろうか。
いっぽうでアーセナルはチェルシーのプレスに対して、雑なパス(クリアボール)で逃げ、ボールを奪われるシーンは幾度も観た。
ハイプレスというのは、それを打破されると後ろのスペイスを使われるという諸刃の剣だが、チェルシーはプレスをいなしてピッチの中央をやすやすと利用してチャンスをつくっていた。とくにDFやCMから、ボックス前のルカクへのパスが目立っていたと思う。
試合後にいくつか見かけた意見によると、アーセナルはハイプレスを行ったのはいいが、CBのプッシュアップが十分ではなく、ライン間にかなりスペイスがあってそこをチェルシーに悪用されたということ。そこはTVでの試合観戦ではわからない部分なので、なるほどと思ったものだった。
つまり、アーセナルのプレッシングはチーム全体で練度が十分ではないということかもしれない。とくにチェルシーのような相手なら、プレスの行き過ぎには慎重にならねばならないはずだが、ジャカが後ろに落ちない2CBも含めて、アルテタのプリシーズンからの攻守のインバランスな戦術セットアップが露呈したところがある。
云うまでもなくハイプレスというのはモダンフットボールの基礎のようなもので、集団として行く・行かないのような状況判断も含めて、そこの進歩が停滞していることは、アーセナルにとって憂える状況だと思う。
それと、アーセナルの左サイド(KTのエリア)が大いにチェルシーに攻撃利用されたこと。
この試合の20分程度のハイライト動画を観ても、失点シーンを含めて、前半に3-4度も明らかに相手のRWBのリース・ジェイムスが誰にもマークを受けず完全にフリーになっており、そこから相手のチャンスが生まれていた。トゥクルが来てからの戦術ではそこを使いがちなのにという。
Arsenal’s defensive setup moments before 0-1: Tierney inside and no one picking up James.
Arsenal’s defensive approach and the communication between Tierney and Saka seriously lacking here.
Chelsea have done these kind of attacks ever since Tuchel took over.#ARSCHE #CFC #AFC pic.twitter.com/BOEZtt41kS
— Between The Posts (@BetweenThePosts) August 22, 2021
Arsenal seemingly don’t have a plan to press/mark Reece James – as shown by Chelsea’s goal – he’s constantly free. The front three are narrow, closing down the back three, whilst Mount is occupying Tierney. (Xhaka drops in?) Maybe a risk arsenal are willing to take to press high
— Arsenal Column (@ArsenalColumn) August 22, 2021
I’m not a great tactician, but wouldn’t it be a good idea to occasionally mark Reece James?
— Swiss Ramble (@SwissRamble) August 22, 2021
フットボールファイナンスの大先生、SwissRamble氏まで「戦術には詳しくないけど、たまにはリース・ジェイムスをマークしたら?」。
リース・ジェイムスはG1 A1で、ルカクがいなければ当然MOTMというほどの大活躍だった(SofaScoreでは9.1という突出したレイティング)。
去年のなんの試合だったか忘れてしまったが、ぼくはこのリース・ジェイムスがアーセナル相手にまったく何もできずシャットアウトされていた試合を観て、彼にはあまりいい選手という印象はなかったのだが、この試合ではまったく正反対のパフォーマンスだった。それは彼の能力がどうこうというよりも、アーセナルの今回の守備セットアップのせいだろうと思う。このレヴェルではあれだけフリーになれれば、どんな選手でも脅威になっても何もおかしくない
アルテタのチームがあんなふうに相手のアタッカーをたびたびフリーにさせることはこれまでほとんどなかったはずなので、ブレントフォード戦も思い返すに、やはりアルテタはジャカのポジションを下げないなど、今シーズンは守備にある程度リスクをかけて攻撃を改善させようとしているように見える。
しかしながら、それはいまのところ成功はしていない。
いいところさがし
正直云うと、ぼくは今回の敗戦にはさほど落ち込んではいない。「絶望した!」を10とすると、7くらい? もちろんシーズンが始まってからまだ一度も勝っていないのだからキツいのはキツいけれども。まあ、いまはこんなもんだろうという気分。アルテタには疑問もあるが、むしろ、選手はよくやったと思う部分もけっこうある。
ESRは今回もよかった。チェルシーが手を焼いていた数少ないアーセナルの選手のひとりだろう。ブレントフォードにつづいて、存在感を発揮している。ボックス内での狭小スペイスでのあのタッチよ。彼がこのままのパフォーマンスをつづけていければ、いずれゴールもアシストもありそうだ。オーデガードとのリンクアップが待ちきれない。
彼にひとつ改善ポイントがあるとすると、やはりスタミナには進歩の余地がかなりあると思われる。この試合も最終盤はボールを奪われてももう足が動かないという感じだった。あのプレイが失点につながらなくてほんとによかった。彼はまだまだ若いのでこれから身体をつくっていってもらいたい。
サンビ・ロコンガも、ESRと同じく2試合つづけて高いレヴェルでプレイしているひとり。ピッチの中央で相手に囲まれても落ち着いてボールを奪われないし(パーティ風のターンもあった)、いつも前方を観ていてパスも的確。KTへのミドルレンジパスにはしびれた。オバメヤンへのスルーボールも。もうちょい短ければオバメヤンがGKをかわしていたかもしれない。
ここまでのロコンガはアーセナルのファンにとってはほんとうにうれしいサプライズ。トマス・パーティが戻ってきたときに、ベンチに落とすには大変に惜しい選手だと思う。
あとはぺぺ。ドリブルでも魅せた。相変わらずチームプレイにまったく貢献していないという批判もあるっちゃあるが。
今回興味深ったのは、サカのペナルティ疑惑のシーン。
あそこはぺぺが珍しく定位置の右から中央(左ハーフスペイス)に大きくポジションを移していて、チェルシーの選手が誰もマークしていなかった。彼が自由に動いたこととマークがついていなかったのは当然偶然ではなく。
あのチームのなかでESRがいいのは、ポジショニングにある程度の自由があるからでもあると思う。このチームに必要なことは、フロントの選手の「自由」だという考えを、ぼくはまたあらたにしたのだった。もっともっと動き回ってポジションを入れ替えたりして、相手のDFに混乱を起こしてもらいたい。
その他試合について
- エミレーツのファンはHTにもFTにもブーイング。TVだとそこまで大きな声には聞こえなかったが。それとステディアムに行かないファンも多かったようで、やはりスタンドは満員御礼というふうには見えなかった
- 40分のサカのペナルティ疑惑。あれがちゃんとファウルだったら、2-1になって、また違う試合展開になっていた可能性はなくはないと思う。100%クリアなペナルティとまでは云わないでも、50%以上の確率でペナルティのプレイだったろう。またしてもアーセナルに厳しい判定だった。いつもどおりである
- 高さの重要性を再認識。ルカクやアロンゾのヘッダーの強さ。いつだったかベレリンをなぎ倒したアロンゾはこの試合の空中戦が5/5。ブレントフォードにつづき、この試合でもアーセナルは空中戦で高さと強さに悩まされた。アーセナルはヴェンゲルさんの時代からフィジカリーやヘッダーで弱い傾向があると思うが、以前はテクニックでそのディスアドヴァンテッジを補っていた。いまはただ単に弱いだけに
- 49分単独突破を図るKT。まさに孤軍奮闘。スタンドは大いに盛り上がって、そのあと数分はチームもかなりアガった。全アーセナルファンが観たかった魂のこもったプレイ。KTは怒っていたんじゃないかな
- 59分のロブホのヘッダー。それは決めないといけません
- 76分のレノのスーパーセイヴ。3点めを免れた。あの至近距離からのショットストップは尋常じゃなかった。レノFC
- レノは今回もバックからのプレイには慎重だった。ゴールキックのうち半分くらいはロングボールだったか
- セドリックは何度かオフサイドトラップの足かせに。最初の失点もひとりだけラインからずれていた。あまり実戦で使わない選手を使うとそういうことも起きるのだろう。アルテタがチェンバースではなくセドリックをつかった意図はなんだったのか。気になる
- スタンドからたびたびチャントが聞こえるが(音量からしてチェルシーサポーター)、どんなふうにアーセナルを野次っているのかわからないのがもどかしかった
- ルカクとサンビが試合後に談笑(ベルジャンのチームメイツ)
- バカリ・サニャが試合後にアーセナルは若い選手ばっかり買ったり使ったりしてはいけないとコメント。一理あると思いつつ、そこはいまのアーセナルの方針を支持したい。必要なのはクオリティとチームプレイの練度
- ウィリアンがチェルシーの勝利を伝えるインスタにLIKE。グーナーのひんしゅくを買う。もうどうでもよい
試合については以上。
正直、今回のスタメンを見たとき、チェルシーが自爆しない限り、万一にも勝てないなと思いました。監督が、グアルディオラだろうがトゥヘルだろうがアレグッリだろうが、もしかしたらより良い策を思いついたかもしれないけど、個の力もサブの選択肢も差がありすぎた。だから、どんな酷いことになるだろうと見ていたけれど、結局は実りあるいい試合だったのではないでしょうか。
アルテタは、引いてカウンターもできたんでしょうが──もしかしたら一点取ってドン引きしようとしたのかもしれないけれど──、そうせずに前からプレスをかけて、消極的にではなく積極的に勝ちにいこうとした。多くの人が指摘するように、左が空いたのは、そこを捨てでも前で取ろうという姿勢であり、前線でボールを持たれるよりはいいとと賭けに出た結果。理想と現実のギャップは大きかったけれど、その判断は決して間違ったものではなく、守備連動性と強度がPLでもピカイチなパーティ、ガブリエル、ホワイト、ラカゼットの四人が中央にいれば、五分五分までは持ってけたものだと考えます。無策とか言っているOBがいたけれど、アルテタのその姿勢は評価されるべきだし、批判するにしても、そのことを理解したうえですべきことだと思いました。彼らの言葉は影響があるわけですから。
結果の世界だから、このままいけばアルテタもいつかは解任されるかもしれないけれど、でもサッカーの結果だけじゃないところに魅力を感じているからこそ、人はアーセナルファンになるはずで、コンテが監督になれば結果はつくし、それはそれで魅力的だけれど(とはいえウーデゴールの居場所が多分なくなる)、ヴェンゲルイズムをアップデートさせたようなサッカーとはまた違ったものになると思います。アルテタの戦術が浸透し、スカッドも分厚くなれば、ボールを支配して勝つチームになれると信じれるような兆候がこの試合にはあったと思います。監督選びがうまいフロントなら解任してもいいですが、一度エメリを選んでいるので信頼できません。アルテタはベターだと思います。
完全同意です!
お疲れ様でございます。
圧倒的実力差。
この2チーム、実は一年前は同じような境遇だったんだぜ!しかもどっちかというとアーセナルの方が上向いてた!
監督をスパッと変えたチェルシーに忍耐がないとか偉そうに言ってたけど、自分が恥ずかしいっす。
試合後にメンタル面ばかり誉めてた所を見て、ああいよいよダメかなと思いました。
根性論ほど信用できないものはないので。
若手中心のスカッドは自分も賛成ですが、1人くらいはピッチで試合を変えられるリーダーが必要だと。それは決して根性論ではなく、プレーの質で試合を変えられるリーダーが。
200億近く使ってリーグ中位を争うレベルだったらそりゃ叩かれて当然。アルテタ変えるときは是非ともフロントごと変えて欲しい。
あっぱれなほどの完敗。
センターフォワードってああいうのを言うんでしょうね。まずパスがくる、そしてとおる、とられない、チャンスメイク、そしてゴール。
うちのCF へはいつだってパスが通らず、孤立させるだけとゆう、何が違うのでしょう。
あのときランパードに負けてたら、違う展開になっていたのでしょうか。
お金使った割にその選手が使えないとゆう、ツラすぎですね。
シティはなんとしてもハリーケインをとってほしいっす。
悔しいですが完敗。
ただ私も同感でそこまで深く悲観的なワケではなく。
それはやはりアルテタの運のなさですかね。
私は今シーズンいっぱいくらいは見守りたい意向ですが、サポーター達のフラストレーションはクリスマスがリミットかな、とも。
あと、私もESRとサンビとタバレスに未来を見ました。
ただ、逆に大好きなKTとサカは少しEURO疲れが見えたような、、、
パーティ⇔ESR⇔Øの夢の中盤が観たい。
私もそれほど悲観的じゃないです。
mediocracyとか言われていますが、2,3人を入れ替えて成熟させれば結構戦えそうだと思いました。
まさに苦行。このブログでなんとか前を向くことができそうです・・・。4失点よりも、2試合終えて得点ゼロ、って、、、。あと、9人いないとか、90分戦える準備がなんたら、っていい訳がやめてほしい。勝ったら選手をほめ、負けたら監督が全責任をおう、ですよ。それにしても、ガビ―とティアニー、あんだけ懸命に走って実らないってやっぱり戦略がおかしいです。ペペがドフリーなところにパスがでていなかったり、サカのあれも、気落ちせずドリブル突入を何度も繰り返して欲しかったし、オーバの空気感も半端なかったし。チームとしての意思統一がない?まだフレッシュな、AMNもリースもチャンバースもいたじゃないか!微妙なプレイヤーではなく、もう20~23歳を育てるシーズンとして、プレータイムをちゃんと与えなさい。ああ、フロもまだいいところなしだなあ。。。もっとホームゲームなりの、執念みせてほしかった。。。
チェルシーサポーターはアルテタ続投のチャントを歌っていたそうですね。
フットボールジーニアス・モイーズさんがイジられていた頃はニヤニヤが止まらなかったものですが、アーセナルがイジられる時代になってしまいました……
モイーズチルドレン・アルテタは言い訳の内容も不当だし、試合の内容もつまらないし、改善の兆しもはっきり見えないし、視てて辛いですよ。
プティのようにアーセナルに興味が無くなることは無いですが、応援する楽しみが少なくて辛いです。もっと希望が欲しい。
苦行お疲れ様です!
私にとっても、悲しいけれど失望するほどでもないゲームでした。
とりあえずまだ選手の気持ちは離れてないようにと思えたので良しとします。
いいところ探しは良いですね!元気出ます!
あんなセーブを見せるレノの将来が不透明なのは悲しい限りですが
ルカクのリアクションだけでも観戦の価値はあったと思います!笑
戦術面はともかく選手起用に関してはまだまだ希望があるので、これからのリバウンドを期待しましょう!
COYG!
自分もチャンさんと同じ心境で割と落ち着いて見ることが出来て驚いています。
それは多分新戦力とユース上がりの選手の新鮮味があったからでもありますし、今季初の観客有でのホーム戦で正々堂々と攻めの姿勢で挑んだアルテタの男気を感じたからだとも思ってます。
正直自分がスタジアムに足を運んで応援してる状況だったら違った感情もあったかもしれませんがww
ただ強いだけのどっかのオイルクラブよりかはアーセナルはセンスのあるクラブだと信じていますし、まだ移籍期間も終わってません。土曜のシティ戦含めウデゴやスミスロウ、サンビなど自分はこれからもこのクラブには多いに期待しているので楽しみでしょうがないです。
COYG!!
失点シーンだけ見ても、守備の戦術が徹底していなかったのが明らかで、こんな体たらくを見せられるとガックリしてしまう。9名が欠場していたとか、そういう次元の問題じゃないと思う。
1点目は、まず、ESRのコバチッチに対するプレスの甘さ…リース・ジェイムスへのパスをなぜ身体を張って防ぎに行かない?…が大問題。
さらに、やっぱりお前か!のジャカ。DAZN解説の戸田氏が言う通り「マウントはジャカが見てますから…」だったはずなのに、なぜか持ち場を離れてボールウォッチャーになってる。仕方なくティアニーがマウントをマークしてるうちに、リース・ジェイムスがフリーになってしまう。
ルカクをチェックにいって吹き飛ばされたマリのひ弱さに至っては、もう何をかいわんや。
2点目も、致命傷になったのはやはりジャカで、1点目と同じくマウントのことを忘れ、フラフラと真ん中に出て来てしまう。ティアニーが最終ラインに入らざるを得なくなり、ボックス前のマウントがフリー、リース・ジェイムスもフリーにしてしまう大失敗。その前のESRの緩い守備も遠因にはなっているが。
この辺り中盤の守備についての約束事が無いように見えるのはなぜですか?ということ。監督が指示していないのか、指示していたのに選手が応えていないのか。その辺りはよく分からないが、徹底できないのであれば、徹底できる人(監督なり、選手なり)に代わって下さいということかと。
3バックにできなかったのが問題だったと思う。
全ての要素で、話にならないくらいの実力差があった。今のルカクがどういう選手かは分析してたはずだし、リアリストのアルテタならあの配置だと誰もルカクを潰せないことくらいは分かってたと思う。ボールを支配できないチームにおいて、2CBが前に出て強く当たるのはすごく難しい。
しかしホワイトの病気は言い訳にはならないと思う。何しろガブリエウは最初からケガしてたのだし、サリバはキャンプの初日に追い出してしまった。目一杯ポゼッションに振ったメンバー以外誰も残さなかった結果、3バックという選択肢がなくなってる。ガチガチに守るべき状況は、現に目の前にあるのに。
あれだけリアリストだったアルテタが、今季は妙に攻撃にイキってるのが心配だ。目一杯ポゼッションに振ったサッカーを志向するのも、3バックでガチガチに固めるのも、勝つチャンスを最大化するための手段であるはず。普通にやったら負ける試合を意地汚く勝とうとするからアルテタなんであって、そうでないならアルテタに何の取り柄がある?
この試合をみて、むしろ安心しました。そもそも、チェルシーは強い。ヨーロッパ王者というのはまぐれではない。今のチェルシーは世界一のクラブです。この敗けは、アーセナルが弱かったのではなく、チェルシーが強かったゆえの敗けです。
それよりも、アルテタが弱者のサッカーを選ばなかったことが嬉しいですね。戸田さんの動画にもありますが、アーセナルは「理論上は」うまくいく戦術を用意して、ポジティブに振る舞った。アーセナルはこうあるべきという理想を追いかけていたと思います。
もし5バックでドン引き、受けて受けてカウンター一発で勝利、そんなサッカーで勝ったとしても、そこにアーセナルを応援する理由はないと思います。それならスパーズを応援するほうがましですね
最強ではなく、最高のクラブがアーセナルです。アルテタはアーセナルをそこへ戻してくれる可能性のある監督だと思います。たしかに時間はかかるだろうし、ベストな選択肢だとは言いきれないかとは思いますが…
ただただ草。
てかトーマスが復帰したら、三列目のレギュラーはトーマスとサンビが濃厚ですよね…?
あれ?ジャカ延長した意味は?