ニューカッスルがあらたな金満クラブの一員に?
さいごは、ニューカッスルの話題。
ご存知のように、ニューカッスルはサウジ政府系投資ファンドに買収された(される?)とかで、界隈はかなり盛り上がっている。
Newcastle’s new owners net worth vs. Man City’s owners net worth 🤑 pic.twitter.com/q0ghdOljQG
— ESPN FC (@ESPNFC) October 7, 2021
シティのオーナーと比べて、資金力は10倍以上。。「国」だから?
ニューカッスルの公式声明だと、すでにクラブの株式の100%は取得されたと。
PIF, PCP Capital Partners and RB Sports & Media acquire Newcastle United Football Club
ただし、この動きにはすでに各所で大きな反発が出ている。
Angry Premier League clubs demand emergency meeting on Newcastle deal | Exclusive by @DaveHytner and @peterwalker99 #nufc https://t.co/bznrkxUgYM
— Guardian sport (@guardian_sport) October 8, 2021
PLの残りの19クラブスはこの買収にすべて反対。来週には緊急MTGを開催するという。アムネスティに糾弾されるような、サウジ政府系の投資ファンドがPLクラブを買えば、PLが持つブランド力が低下するとかなんとか。
要するに、西側先進国の価値観と中東の人権後進国のそれは相容れないみたいなことか。
Our statement regarding Saudi Arabia’s takeover of Newcastle United. pic.twitter.com/tyN4lLLGyw
— Pride in Football 🏳️🌈⚽️ (@prideinfootball) October 9, 2021
クラブだけでなく、ファンのレヴェルでも強い反発がある。彼らはフットボールクラブを使って、いわゆる「スポーツウォッシュ」がやりたいだけだという主張。チャイナのオリンピックもそうだし、カタールのワールドカップもそう。そんなものに愛するフットボールが使われてはならない。
ファンはともかく、クラブの反発は別の動機もあるかもしれない。
なぜなら、もしこれが実現すると、チェルシーやシティにつづく、PLの超金満クラブがあらたに誕生することになり、各PLクラブの現在の立場がさらに脅かされる可能性があるからだ。いまのリーグの均衡のなかに突如PSGが現れたみたいなことになれば、それはただごとではない。影響度には差がありこそすれ、上から下まで誰もが無傷でいられないだろう。
まあ、ただそれを云ったら、多かれ少なかれ多くのクラブがすでに中東やロシアからの資金を得てビジネスを行っている現状で(アーセナルだってエミレーツ)どの面下げて、といった側面もなきにしもあらず。
ぼくはこのニューカッスル買収の件については、あまり詳しくはわかっていないので、いま突っ込んだことは書けないのだが、上記のような理由でリーグ内での立場が微妙なアーセナルは、かなり影響を受けるほうのクラブであると認識したほうがいいだろう。いまはCLもELも数ポインツ差で争うような、瀬戸際なのだから。
アーセナルもターゲット?
また、今回この話題をこのアーセナルニュースのエントリに入れようと思ったのは、アーセナルも彼らのターゲットになっているという問題があるからだ。
しばらく前にもアーセナルには、サウジ政府系投資ファンドが狙っているという噂があったが、あらためてこんなtweetが物議を醸している。
We need #Arsenal after #Newcastle 🥲
— محمد الكعبي (@Qatari) October 7, 2021
「ニューカッスルのあとはアーセナル」
このtweetをしているなにがし氏(@Qatari)は、PSGの幹部と懇意にしているとかしていないとかのようなビジネスマンだそうで、その界隈のキーマンぽい人物らしい。このtweetも現時点でRTが5kもあって注目度は高い。
サウジの金満がアーセナルを買う?
そんな話がもしほんとうに具体化してきたら、アーセナル界隈はどえらい騒ぎになりそうだ。
ファンとしては、クラブ(オーナー)が金をつかってアーセナルが強くなるのはうれしいけれど、そこで銀河系のようなスクワッドを手に入れて、リーグを蹂躙し、ヨーロッパを取ったとして、それはわれわれアーセナルのファンがほんとうに望んだものだったのかどうかという。金で買えないものはないという夢のない現実に、嫌気がさすだけのような。
しかも、オーナーがその金をどうやって肥やしてきたのか、どういう仕組みのなかでそれが維持されてきたものか、われわれもダークサイドに気づいてしまっている。
これはもはやディストピア。Spotifyなんてかわいいもんだ(笑い)。
この件は、また何かあればもっとちゃんと調べて書こう。
おわる
アーセナルにもアラブ買収の話があるんですか。。。それは複雑だなぁ、、そんなことで悩みたくないっす。。
ラムジーのウルブズ移籍のうわさありますね。アーセナルとリンクされてないけど。
バログンは下でやるとフィジカルが圧倒的すぎますもんね。下部でも他国でもレンタルして欲しいです。上はまずマルティネリを、下はこれまたかなり良さげなビエレス君に機会あげるためにも。
ニューカッスルは自分も注視してます。
FFPがあるとはいえ、迂回の方法はどっかのシティやPSGがちゃんと実例付きで示してくれてますし、なんだかんだニューカッスルですからね。北東部一の歴史あるビッグクラブ。熱狂的なサポーター多い、ポテンシャルはあるでしょう。
ただ、表にでてくるのは中東仕事メインの投資家の共同代表どまり、まだまだフットボールの仕事を誰が取り仕切るかわからんですよね。
監督およびフロント陣の選定が難しいのは近年のアーセナルを見てる人ならきっと。。
外国人投資家による買収といっても最近ならウルブス、セインツ、リーズ、エバートンだって、、インパクトがどの程度になるか。。
個人的にはサウジアラビア代表監督のルナールがクラブ暫定でも指揮してくれないかな?(笑)
あのイケメン好きですし、代表だといいチーム作るなあーってこの度改めて思いました。