早くも12月。師走に突入。
2021年なんて見慣れない年号がもう終わりとはなんてこった。年をとりますと、時間が過ぎていくスピードがほんとうに早くなりますね。びっくりする。
さてPL GW14のアーセナルは、13試合消化して5位という悪くないポジションでオールド・トラフォードへ。例年どおりシーズンのハイライトとなる試合のひとつだ。
現在、いろいろ問題がありつつも、それでもしぶとく結果を出しているアルテタのアーセナルに対し、マンUはここしばらくは悲惨なフォームで、クラブはPLで7戦でたった1勝、しかも最後はワトフォードに4失点で敗け、ついにマネジャーOGSを解任。またインテリムのインテリムとしてマイケル・キャリックが暫定的にマネジャーを務めているものの、先週末のチェルシー戦もドロウ。8戦で1勝という低フォームを継続中。もっとも、彼らとしては前回はチェルシー(A)だったため、それでもポジティヴな1ポイントだったろうが。
そのような好対照なチーム状況ながら、アーセナルがアウェイで勝てないのがマンU。お互い、かつてのビッグ2としてこれまで浮き沈みもあったが、昨シーズンのOTでのアーセナルの勝利は14年ぶりだったというのだから、われらにとってOTは鬼門と呼んでも差し支えないような場所のひとつである。
ただ、先週のニューカッスルと同様に、彼らがどん底にいるのはいまだけという可能性も高い。金があるクラブはいずれ勝つようになるのが運命だ。
あとで後悔しないよう、いまのうちに勝っておきたい。
この試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「選手に送るメッセージには気をつけないと」
昨日の水曜に行われたアルテタの試合前プレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。
チームニュース
(直近のteam news……)
アルテタ:グラニトもコラシナツもまだダメ。ブカヨにはダウトがあって、ニューカッスルではほかに何人かノックスも出た。今日は全員の状態を観る日で、明日誰がプレイできるか観て、スクワッドを決定する。
(サカは……)
望みはあるが、わからない。もちろんすぐに状況は変わるし、選手は小さなケガ程度なら快適にプレイせねばならない。彼がトレイニングでどうか観てゆこう。
(サカについて……)
われわれは選手にリスクはおかさない。ケガをしながらプレイするということは、途中で交代になるかもしれないということで、誰かが途中で外れなければならないとしたら。彼はケガをしているし、彼がプレイをしたがっても。
ケガは24時間のときもあれば、72時間、あるいは1年のときもある。ブカヨはやる気満々だよ。彼はこの2日間準備をしているのは、彼がプレイしたがっているからで、どうなるか観ていく。
(マルティネーリのゲイムタイム……)
それも道のりの一部だ。わたしだって選手全員をプレイさせたい。だが、11人しかプレイさせられない。われわれはとても若いチームで、正しい道のりを見つける必要がある。道のりには正しいタイミングがある。なぜならそこにはさまざまな道があるし、それにわれわれにはガビに何をやっていきたいかとてもクリアだから。
彼の決意は完全にトップで、彼はそれをつづけていくだろう。彼にスタートからプレイできるキャパシティがあることは間違いない。
(ガブリエルが強盗事件に巻き込まれた件……)
家族がそこにいればそんなことに巻き込まれてうれしいはずがない。彼らは家のなかに入ろうとしてきたのだから。ガビは大いにキャラクターを見せているよ。彼の直後の反応を観ただろう。大した少年だ。事後も彼は問題ない。
当然彼もショックは受けている。彼もそうしたことが起きないよう、生活の部分でいくつか変えたがっていたことがあった。今回のことを忘れるために必要なサポートはクラブとして行う。そこから教訓を得て前へ進む。
マンU戦について
(マンユナイテッドで起きている変化に準備する難しさ……)
あのステディアムへ行ったときのことは想像できるだろう。あの観客の前でプレイするということ。彼らはこのリーグでももっともタレントのいるチーム、スクワッドのひとつだ。どういうことになるかもわかっている。
戦術的にはとても難しい。なぜならば、彼らがどういう試合を準備しているかわからないから。彼らにはオプションズもあれば、フォーメイションもある。だから自分たち自身に集中することだ。自分たちがやらねばならないことに。そしてチームを準備して勝ちに行く。
(マンユナイテッドに対するあなた自身の記録……)
試合に勝つための準備が自信になっている。まずは目の前にいる相手をリスペクトせねばならない。だが、結局はゴールであり、マインドセットであり、自信、試合に勝つという渇望である。ただちに信念が必要だ。
(彼らがチェルシー戦と似たラインナップをすると予想する?……)
わからない。もちろんこれはまた違う試合だ。彼らのチェルシーはアウェイだったし、試合のなかのフェイゼズもある。彼らが試合全体で守備的にプレイするとは思わないね。
チェルシーが相手でもやりたいことはあるが、それができないのは、つまり相手のクオリティであり、彼らはクリエイトしようとするところにあらゆる問題を起こせるから。わたしが予想しているのは、かなり活気のある雰囲気と、チームはそのなかで出てくるだろうということ。
(クリスチャーノ・ロナウドはスタートすると思う?……)
わからない。マネジャーが決めることだ。
(マンUをめぐる問題には驚きがある……)
それが、われわれがいるコンペティションとリーグを表している。どんなチームも問題を起こせるし、名前や数字だけでどうこうなるほどシンプルではない。それ以上のものがあるんだ。
間違いなく彼らにはクオリティがある。キミは云わなかったが、彼らにはそのポジションでプレイできる選手がほかに3人も4人もいる。それはすごいことだし、それがクラブがずっと成功してきた理由でもある。
(今シーズンまだ足りないのは、トップ6に対するアウェイ勝利?……)
それはシティとリヴァプールに敗けたからだ。われわれはレスターに勝ったということも事実であり、彼らは近年はその領域にいるチームスのひとつだよ。だが、もちろんわれわれがほしいのはそれだ。どんなグラウンドへ行っても、トップチームスだろうが自信を持って相手を倒さねばならない。
(昨シーズンのマンユナイテッドでの勝利を再現したい……)
そのとおりで、それを目指さねばならない。一度きりの勝利ではない。去年に勝ったときは、たしかアーセナルは17年そこで勝っていなかったはずで(※訳注:14年?)、要するに、トップレヴェルになりたいのなら、そういうことはもう起きてはいけないのだ。
ラングニックについて
(ラルフ・ラングニックについて……)
彼はこの世界でも関わったすべての場所でトップコーチだったひとり。コーチングだけじゃない。彼はある領域では革新的でもあり、フットボーリングワールドでもほんとうに興味深いひとだ。クラブにとってもすごく興味深い指名になっている。
(ペア・メルテザッカーとラルフ・ラングニックについて話した?……)
われわれも何が予想できるかについては情報を集めようとしている。彼がベンチに座るかどうかは知らないし、トレイニングセッションを行ったかも知らない。だから準備については、いつもよりすこしだけトリッキアーだ。だって新しいコーチがどんな影響を及ぼすか全然わからないのだから。
ストライカーについて
(オバメヤンのポジションについて……)
オーバのフォームというのは、いつもゴールに関連づけられる。彼は得点以外ではたくさんのことをやっている。しかし当然ながら、われわれにはその貢献が必要だ。なぜなら、われわれの成功にとりゴールは決定的だから。
この数年で示されてきたことは、われわれにはそれができるし、ゴールが彼の目標であるべきで、同時に彼がいまやっているすべてのことを継続せねばならないということ。そのあとは、正しい時期にボールがネットに入るようになる。
(クラブにれっきとしたNo.9はいるので?……)
ラカの場合はまたちょっと違うと思う。ラカはそこで快適にプレイできる。オーバはキャリアを通して(ワイドとセンター)両方のポジションでプレイしてきた。
わたしが思うに、われわれのフォーメイションで、彼はスペイスをつかってより自由に攻撃で動けるようになるし、守備の責任もフォーメイションに影響をかなり与える。それはよく考えるべきことであり、彼と一緒にプレイする選手に依ることもある。
KTとNT
(キーラン・ティアニーとヌーノ・タヴァーレス……)
それがわれわれが望むレヴェルだ。どのポジションでも最高レヴェルでパフォームできる選手がいて、異なるクオリティーズでお互いを補完できる。
去年キーランに問題があって彼がしばらくアウトだったとき、われわれはそのポジションで工夫を強いられた。そしてそれはわれわれができるだけやりたくないことでもある。それがわれわれが夏に決断をした理由だ。既存のギャプスを埋めて、チームを強化する。それだけだ。
キーランはたくさんの試合でプレイしていないのは、彼はまだケガをしているからであり、ヌーノがとてもいいプレイをしているからでもある。彼はプレイをつづけるチャンスを得るにふさわしいと思うよ。
(ティアニーはベンチでスタートする……)
それはトリッキーな事案のひとつだ。アンフィールドではいくつかの個人エラーズがあった。われわれは選手に送るメッセージにはとても注意深くしていなければならない。
わたしはわたしの選手たちに勇気を持ってプレイするよう奨励している。リスクをとり、決断し、前掛かりになること。そしてそれをやっているとき、仮に誰かがミステイクをやろうがうまくいかない理由があろうが、それが選手に信頼を示すときだ。なぜなら、自信とレジリエンスを築きたいから。
それは、プレイしている選手だけではない。プレイしていない選手もその決断の一部を理解して、それは彼らの事情によってどうサポートするか。もしそれが彼らに起きるなら、わたしはまったく同じことをする。それがわれわれが築かねばならないものであり、若い選手たちならなおさらだ。なぜならそうでないのなら、彼らはかなり混乱してしまうかもしれないから。わたしは彼を完全に信頼している。
冬の移籍ウィンドウ
(いいポジションで移籍ウィンドウに入っていける……)
わたしはいまいる選手たちを信頼している。彼らをできるだけよくして、チームを進歩させ、よりいっそうの安定をもたらしたい。もしわれわれがいいプレイができるなら、よりよい結果が得られる。それだけ。
(ファンは多くの補強を期待していいので?……)
議論の最中である。毎週それについて話している。どうやってチームを進歩させられるか。1月の移籍ウィンドウで何が起きるか。スクワッドにどう影響をもたらすか。ご存知のとおり、夏には若干不確定になる選手が何人かいる。だから、われわれはいまから何が起きるか計画をしておかねばならない。
たくさんのことを行う必要がある。わかっていることもあるし、予想もしていないこともあるだろう。チームを進歩させられる選手がいるかどうか、われわれはマーケットをとても注意深く観ている必要がある。そうしたことが起きることについて準備もされている必要があるし、シーズンのこの時期にはケガ人も出てくるものだ。だから、備えと計画が必要。
以上
レフトバックどちらか問題
KTとNTについての質問はナイスだった。
「キーランはまだケガをしている」と述べているのは興味深い。彼はとっくにフィットネスは戻っていると思っていたが、まだ万全ではなかったのか。あるいは、アルテタは、選手がキャリアでずっと抱えていくような慢性的なものについて云っているのか。
いずれにせよ、アルテタのこの口ぶりだと、今回も花道もといヌーノがポジションをキープしそうである。
今週エンケティアが契約延長オファーを断ったと報道
冬のウィンドウについてアルテタは、注意深くしていくとコメント。実際まだ不確定要素が多いのでしょうな。
1月の移籍ウィンドウといえば、昨日エディ・エンケティアが「火曜にオファーされたクラブから契約延長を水曜にお断り」というのがニュースになっていた。以前も似たようなニュースはあったが、今回はあらためてということか。そして日時がやけに具体的(笑い)。
その記事によれば、エンケティアの側は来年夏のフリー移籍を想定していて、国内だけでなく、イタリアやドイツなどいくつもの海外クラブからも関心があるそうだ。
本人的には金銭的な動機よりも、とにかくファーストチームでプレイしたい意向が強いということ。
彼がこの冬ではなく来年夏の移籍を目指しているのは、おそらくより豊富な選択肢のなかからクラブを選びたいのではないかと思われ。
いっぽうでアーセナルは場合によっては冬に売る可能性もあるだろう。ニューカッスルがかなりいい金額でオファーをするとか、そういうことが起きれば現金化して、つぎの投資への資金にしたい。。
フォームの上がらないオバメヤン、契約切れが迫るラカゼットとエンケティア、バロガンをローンに出すかどうか。マルティネーリをストライカーで使うかどうか。これからくる冬と夏の移籍ウィンドウでは、ストライカーをどうするかへの対処に注目が集まりそうである。
ガブリエルが強盗に襲われるも撃退し無事
悪いニュース。またか。ぬすっと。
Arsenal star Gabriel in horror baseball bat attack at his home
ガブリエルが、友人と夜間の外出から帰宅するさいに、あとをつけてきたふたりの暴漢に襲われたという。
マスクをしたふたりのうちひとりは野球バットを持っていて、ガブリエルにメルセデスのカギと携帯電話や腕時計などを要求したものの、ガブリエルはこれを素手で撃退(Gabriel struck him in the face and wrestled with him)。けが人は出なかった模様。
犯人のうちひとりはすでに逮捕された。ブラジル人。よりによって同郷とは。
それにしても無事でよかった。この時期に彼にケガでもされたら、それこそ一大事だった。
もう盗人は、アーセナルのDFを襲っても成功しないと学んだほうがいいね。返り討ちが関の山。しかもコラシナツとかガブリエルみたいなストリートファイトでも負けなさそうな屈強なタイプをわざわざ狙うって、自殺行為か。
それとこれはコラシナツとエジルの襲撃事件のときも思ったが、これがバットみたいな近接武器でまだよかった。ガンならどうなっていたか。身震いする。
この件、ガブリエルには当然ショックだったろうけど、この試合でのプレイに影響あるだろうか。
オバメヤンについて語るアルテタ「ストライカーのハイプレスは絶対義務」
『Evening Standard』は毎回プレス会見にないアルテタのコメントを出してくる。
アルテタ:(オバメヤンの守備ワーク)それはnon-negotiable。われわれにはやりたいプレイがあり、FWの選手は毎回欠かさずボールへのプレッシャーをかけつづける必要がある。
そしてそれが(ニューカッスルで)試合の勢いを変えた。ファイナルサードでのハイプレッシャーでボールを奪い返したところから、ゴールできた。
それがわたしの要求だ。ボールをネットに入れるかどうかはともかく、ときにそれはミリメーターの問題であり、秒の問題であり。オーバにはそれができるキャパシティがあり、彼はそれを失っていない。
ほかのことで彼が失ったものがあるか。彼は考える「守備のワークを減らせば、もっとゴールができるようになるかも」。
そんなふうにはならないんだ。わたしにとって、それがうまくいくのは、まったく反対にやるときだ。なぜなら、(ニューカッスルでも)彼には4回ボールをネットに入れるチャンスがあったのだから。
そういえばハイプレッシャーについて、今朝興味深い画像を見かけた。トップ5リーグスでのファイナルサードのプレッシャー頻度。アーセナルはなんと6位にいる。ま?
その成功率や試合のなかでの継続性はともかく、最近のアーセナルがファイナルサードでのプレッシャーはよりいっそうがんばっている印象はある。最近だととくにオバメヤンが積極的。
いまハイプレスをサボるアタッカーがチームにひとりもいないというのは、すばらしいことだ。
ガブリエルのは実際に発生したのは大分前だそうで。それでも影響を感じさせず今季素晴らしいパフォーマンス見せてるのは凄い!
コスパでいったら(大体推定/参照元色々)
ワンビサカ(5000万£ 週給9万£)
vs
富安(2300万€ 週給5万8千£)
ルークショー(3100万£ 週給15万£)
vs
ティアニー(2500万€ 週給11万£)
リンデロフ(3100万£ 週給12万£)
vs
ガブリエル(2200万£ 週給5万£)
マグワイア(7800万£ 週給19万£)
vs
ホワイト(5000万£ 週給12万£)
プロファイル似た感じのガバガバ比較ですが
(£と€も直してないです)
守備型といっても、、攻撃はさらにお察しの彼
若い時から高給、かつ怪我多い彼
スターティングイレブンの瀬戸際に常にいる彼
イングランド人かつ足元いけるとか言われてた史上最高額の彼
アーセナルがもしかしたら獲得したかもと考えると、、ほんとスカウティング大事。
コスパとかいう概念がない商業No1クラブにここで勝っておきたいな!
ちなみに批判多い高給とりのオーバメヤンは週給25万£だそうで。
ユナイテッドには
マルシャル(25万£) カバーニ(25万€)
ポグバ(29万£) ヴァラン(34万£)
サンチョ(35万£) デヘア(37万£)
世界トップの彼(50万£)
いやあー相変わらずバグってる。
マンU板によるとチェルシー戦での彼らの3CMはかなり良かったそうな、
ここはパーティに中盤のボスが誰なのか証明してほしい
あとやっぱりクリロナは怖い
割とアーセナルは相手に合わせたプレーしますよね。
リヴァプール相手に前半だけだったけどそれなりのインテンシティ見せたと思ったら、ニューカッスル相手には同じようなプレイは出来ないという。
だからユナイテッドにもそれなりに張り合って、あわよくば3ポインツ持ち帰れると思ってますよ。
あとニューカッスルは降格濃厚ですな。
いくら金持ちといえど2部に行ったらサラリーキャップやらなんかで資金力なんて関係ないですからね。
僕ならサカの代わりにそのままマルティネリを入れるかなあ。ウーデゴーアは一時の不調は脱したみたいだし、おそらくあれが本来のプランAなんだろうし。ニューカッスル戦を酷評する向きもある(アルテタ本人も)けど、ゲームをコントロールすることはできてた。
上でも言われてるけど相手に合わせて戦ってしまうのってサッカー全般にあって、強い相手とやるとシャキッとすることが多い。大丈夫、リバプールのに比べたらマンUのプレスなんて大したことない。w
やっつけましょう。COYG!