こんにちは。
アーセナルの夏ウィンドウはここまではまだ静かで、ちと退屈でありますな。
ここ数日では、リーズのラフィーニャの噂が盛り上がっているくらい。彼はセレソンのメンバーとして、先日の日本代表との試合でもプレイしていた。ぺぺが売れれば、その代替でラフィーニャは最高だけど、ぺぺなあ。
メインターゲッツと云われる、ジェズースとティーレマンスもいまだ大きな進捗は伝えられおらず。ひとまず、大きな障害もまた伝えられていないので(ジェズースはチェルシーとのリンクが)、いまは待つしかない。
あまりメジャーなニュースがないからか、ファブリツィオ・ロマーノが毎日同じ内容のtweetsを繰り返しているような気さえする(笑い)。それはいいとして。
今週のアーセナル界隈では、サッスオーロのCFジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)の話題が盛り上がっていた。
以前からアーセナルのターゲッツのひとりとして名前はちらほら見かけていたが、イタリア方面からは、アーセナルの€35Mという最初のオファーがサッスオーロに断られたとも伝えられ、アーセナルの関心はどうも噂だけではないらしいことがわかり、あらためて注目を集めることになった。
いっぽうで、彼に興味を持っているクラブはアーセナルだけではないし、またジェズースがFWのNo.1ターゲットであり、エンケティアが新契約を受け入れそうなことから(※昨日AFCから正式に「契約切れ&新契約の交渉中」とアナウンスがあった)、3人めのストライカーにアーセナルがどこまで本気か疑う声もある。
そして、このスカマッカの件で大変に興味深いのが、彼が長身のストライカーであること。195cm。
以前からアーセナルファン界隈で、クラブはジルー以来の長身FWを取るべきという論調はあり、スカマッカとのリンクで、アーセナルの長身FWというテーマがフォーカスされたりしていた。昨日はArseblogもそのテーマでブログエントリをアップしている。
手前味噌ながら、ぼくもこのブログでも何度も書いているように、クロスボールを多用するあのようなプレイスタイルなら(あれがアルテタの理想なのかどうかは疑わしい気もするけど)、リンクアッププレイも上手でボックスでプレゼンスのあるジルーが理想的なストライカーだとつねづね思っていた。だから、アーセナルと長身FWについての話題は、個人的にもかなり興味深い。
今回はこの件についてすこし書きたい。
アーセナルとジャンルカ・スカマッカのリンク報道いろいろ
今週、アーセナルとスカマッカとのリンクがあらためて話題になりだしたのは、このあたりからか。
『Gazzetta Dello Sport』「アーセナルがスカマッカに€40mでオファーするも、サッスオーロの要求は50m」
L’Arsenal fa sul serio per Scamacca. Ma il Sassuolo dice no a 40 milioni
こちらは「アーセナルが€35Mでオファー。サッスオーロの要求は€40M+ボーナス。インテルとの交渉は一時停止中」。
🔴 El Arsenal ha presentado una oferta importante por Gianluca Scamacca de 35M€. El club ‘neroverdi’ pide 40M€ + bonus.
Su negociación con el Inter está en ‘stand-by’.
[@86_longo] pic.twitter.com/XyeoYcP8DT
— Soy Calcio (@SoyCalcio_) June 5, 2022
ロマーノも。
Sassuolo CEO Carnevali on Arsenal bid rumours for Scamacca: “There’s nothing concrete yet for Scamacca, just some contacts with some clubs”, he told Sky Sport. 🇮🇹 #AFC
“Of course, after playing with the National team the interest is now growing”, he added.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 6, 2022
Sky Sports ItalyでのサッスオーロのCEOのコメントを伝えている。
スカマッカについては、まだ何も決まったことはない。いくつかのクラブが接触してきただけ。もちろんナショナルチームでプレイすれば、注目を集めるものだ
イタリア人スーパーエイジェント?というRoberto De Fantiというひとによるコラム。
Italian super-agent Roberto De Fanti’s latest column just dropped and it is a banger! 💣
🔥 #THFC recently held talks with #MUFC Marcus Rashford…
🔥 #AFC make opening £25m offer for Serie A striker but #NUFC in mix too…
🔥 Plus much more…https://t.co/vylthF5jTu
— CaughtOffside (@caughtoffside) June 7, 2022
ここ数日は、アーセナルがサッスオーロのスカマッカに£25M(€30M)でオファーしたという噂でもちきりだった。クラブのジェネラルマネジャーも、彼はPLでプレイするために退団はかなりありえると延べていた。
もっとも、サッスオーロはアーセナルのオファーを断っているが。金が必要だ。わたしが思うに£50Mあたりになるはず。彼らはニューカッスルのオファーも断っている。ニューカッスルは1月に彼を欲しがって、かなりかなりいいオファーをしたが、選手は降格の可能性があるクラブに行くリスクをおかしたくなかったのだと思われる。
『Sport Witness』「アーセナルのオファー(ボーナス含め€40M)は、サッスオーロの要求に€10M足りない。PSGが狙っているので、アーセナルは早く動く必要がある」
Gianluca Scamacca | Arsenal’s first bid for player €10m off asking price – Fee could be ‘adaptable with bonuses and payment terms’https://t.co/9dtT4pDawC #afc
— Sport Witness (@Sport_Witness) June 9, 2022
『The Athletic』(ジェイムズ・マクニコラス)は、アーセナルとスカマッカについてより網羅的に書いている。
🚨ARSENAL TRANSFERS:
🔺Jesus & Tielemans remain focus
🔺Next weeks crucial in Jesus pursuit – interest now from #CFC
🔺Scamacca willing to move abroad
🔺Gnabry not been discussed as target
🔺Zinchenko admired but not a priority@TheAthleticUK #AFChttps://t.co/YvQoem4gw0— gunnerblog (@gunnerblog) June 10, 2022
- アーセナルは、ジェズースとティーレマンスふたりのターゲッツの獲得に自信をもっているが、当然代替案もある
- そのなかでは、ラウタロ・マルティネスやタミー・エイブラハムはかなり難しいが、サッスオーロのジャンルカ・スカマッカは現実味あるオプション
- イタリア人選手は海外に行きたがらないと思われているが、スカマッカには当てはまらない。彼は16のときにローマのアカデミーからオランダのPSVに行った
- スカマッカはインテルのターゲットだが、イタリアンクラブスは金欠でサッスオーロの要求には応えられない
- 通常ならワールドカップイヤーにイタリア人がセリエAから出て行きたがることはないが、カタールワールドカップではイタリアはすでに敗退している
- スカマッカはアーセナルの予算内。問題はアーセナルが彼にどれだけ本気か
- 彼は優先ターゲットのタイプからあまりにも違うためコーチングスタッフから難色もある
- エンケティアも契約に近づいていて、探しているCFはあとひとりのはず。ジェズースがNo.1なので優先順位は低い
- いっぽう競争はある。ニューカッスルとウェスト・ハムが状況を観ていて、現状ではすでに交渉をしているPSGがフロントランナー
- タイミングも重要。サッスオーロには売却対象であるDomenico Berardi、Hamed Traore、Giacomo Raspadoriがいて、彼らが売れるとスカマッカをキープしようとする可能性がある
今日までは、こんな感じである。
スカマッカに対するアーセナルの本気度は疑問?
The Athleticでまとめられているように、スカマッカとアーセナルのリンクの最大の疑問は、アーセナルがこの夏に3人めのストライカーにどれだけ本気かということ。もちろん、オバメヤンとラカゼットが退団しているのだから、CFエリアでふたりのメジャーなサインをしようとするというのは一見理にかなってはいるが、いまはエンケティアがステップアップしているため、単純にふたりが席を空けた状況がそのままというわけでもない。
アルテタが、エンケティアの説得にある程度のプレイタイムを保証したのなら(契約切れ選手を引き止めるというタフな交渉だっただろうから、それなりの譲歩はあったと想像するほうが自然だろう)、3人めを大金をかけて取ろうとするこの動きはやや不可解にも見えるし、いっぽうで新シーズンからは「5サブズ」もあり、スクワッドデプスに十分な厚みはほしいという意味では、完全に納得できる。
移籍が有力視されていたフロ・バロガンを引き止めたときも思ったけど、もしかしたらアルテタはエンケティアにプレイタイムの保証などはせず、純粋に「競争」を求めて、それで説得に成功したんだろうか。だとしたら、3人めのFW獲得も納得できる。もちろん真相はわからない。
もろもろの状況を考慮すると、アーセナルはスカマッカについて、サッスオーロの高い要求を丸呑みするつもりはなく、中途半端なオファーでダメならダメで諦めるみたいなことをやるのかもしれない。そういうのは、しばらく前にリヨンのホッセム・アワにもやったと記憶している。本気じゃないけど、取れたらラッキーみたいなオファー。
まあ、このあとどうなるか観てみよう。
攻撃パターンが単調でオプションなく読まれているので中央からの崩しの為の長身CFは必要ですね。
ジルーの前はシャマフ、アデバですね。ベントナー様はCFらしい体格ではあったけど1トップタイプでは無かったから
セリエAには本当にお金が無いのだなぁ、とインテルやローマ、ミランを見てて思う。
もちろん、プレミアでイマイチだった選手の再生工場と化しているセビージャやベティス、
ビジャレアルなどのラ・リーガ勢もしかりで。
そのすきをついて、ルカクさんの買い取り付きでレンタルGetってのはどうかなぁ。
アーセナルならばラカゼット先輩の経験から、TOPに強くて強力なポストプレイの出来る選手を活かせるし、
ルカクもアルテタのように細かく指示された方がパフォーマンスするタイプとみた。
(コンテもうるさいタイプだし)
アルテタの、一旦決めたらすげー酷使される感じも、インテル時代のルカクはチームの中心として振る舞うのを好んでた気がするので良いと思う。
案外ルカクは周りに頼りにされて使われるのも好きだしね。
(チェルシーはルカク外にも選択肢が有りすぎたけど、ガナは今武器が足りないので本当に合う)
インテルよりは経済的に競争力は有ると思うから、あとはルカクがCLよりもプレミアに価値を感じてくれるかってところと、
インテル時代の郷愁に勝てるか、かなぁ。あとはエドゥの交渉力がプアなところが心配かな。
あとはワトキンスとか普通に取ろう!少なくとも契約満了前に声かけておこう!
頭お花畑で草。
ルカクはお地蔵様になられてましたよ。
連動とか連携とか、機能している試合を観てません。
そもそも目指すサッカーが違いすぎ。
長身FWは最近だとアデバイオールのイメージかな
あんなタイプのFWは1枚欲しい
いい思い出かは…