こんにちは。
極東のわれらにとっては、日曜の朝からアーセナルの試合が観られるという、ありがたい時間帯から開始されたUSバルティモアでのフレンドリーマッチ。ごらんになりましたか。
まだのかたは、Arsenal Playerでもフルマッチがアップされているので、ぜひ観よう。後半が見当たらない?
今回も前回のニュルンベルクにひきつづき、アーセナルのファンにはなかなか興味深い内容だったと思う。後半は途中で寝そうになってしまったけど……
Match report: Arsenal 2-0 Everton
アルテタの試合後コメント「彼はケイオスを生み出せる」
とくに、レギュラー選手を多数起用した前半は納得感ある内容で、ボスも満足げである。AFCオフィシャルサイトより。
(役立つ試合だった?……)
アルテタ:よかった。ふたつの違うハーヴズがあった。ファーストハーフはとてもよかったと思う。とてもインテンスだった。スペイスがどこにあるかの理解もあったし、実行したこともよかった。つねにわれわれは脅威になっていて、攻撃にたくさんの人数をかけた。とてもダイレクトで、カウンタープレスはトップだった。それに相手に何もさせなかったのもとてもよかった。
セカンドハーフは、ちょっとスロッピーに始まった。フォーメイションを変更してからは、相手に簡単に与えすぎた。それにより試合のコントロールがなくなっていった。最後の20分は、また変更をして、コントロールを取り戻したと思う。
全体的に、ボーイズはトレイニングでやっていることをやったよ。彼らはとてもよくトレイニングしていて、どのセッションでもかなり高いインテンシティでやっている。それは彼らのプレイにも見えたこと。
(ガブリエル・ジェズースについて……)
彼はとてもシャープに観える。とてもダイナミック。ほかのチームメイツともすぐに理解ができている。彼らは彼を観ている。彼がチャンスをつくりだし、周囲によいつながりを生み出している。とくに利用したい特定の場所の周辺でそれをやっていることにとても満足している。
(彼のベストポジションはNo.9なので?……)
彼はとてもヴァーサタイルだが、もちろん、われわれが彼を進歩させたいやりかたがある。それはそのポジションでだ。しかし、それはいつも彼のポジションというわけではない。なぜなら、ある試合では相手がなにをするかによって、ガビーを異なるポジションズで使わねばならないから。彼はそのことにもオープンだし、それが彼自身の強みであることもわかってる。
(エンケティアとジェズースのクオリティーズ……)
彼らは、われわれが必要なものをすべて持っている。まず彼らはとてもインテンス。ふたりともだ。彼らはプレスできるし、プレッシャーを維持できることがグレイト。ふたりとも、内側のスペイスに入っていくものにつなげることができる。とてもリンクアッププレイが上手で、ゴールへの目もある。それは9がやるものだ。そして、彼らはただの9ではなく、われわれのプレイのためのすべてのクオリティーズをもっている。彼らはファンタスティック。
(伝統的No.9は必要ではない?……)
状況による。ハリー・ケインやハーランドを観てご覧なさい。わたしが思うに、いまあるストライカーズのタイプがいて、彼らがヨーロピアンフットボールで輝いている。それは、クオリティーズによるし、またべつのひとりは、まったく違うクオリティーズでありながら、毎シーズン45ゴールしている。だから、それは何が使えるかとチームが何を求めているかだ。
(あなたがチームにほしいのは?……)
誰だってすべてがほしいよ! 6フィート(182cm)で、フォルス9でプレイできて……、だがわたしが云えるのは、わたしがいまいるストライカーたちに非常に満足しているということ。
(ジェズースのインテンシティ……)
彼は混沌をつくりだせる。不確実性をうみだし、つねに自分が責任を取る。つねにボールを奪いにくる。つねにゴールの前にいる。彼はほんものの脅威で、それこそわれわれに必要なものだ。
そして、ボールを奪われたすぐあとには、すぐに行動に移し、相手にプレッシャーを与えチームを支える。
彼には、かなりリーダーシップスキルもある。わたしは、すぐに彼がほかの選手たちとどうやって関わっているかを観ることができた。彼はわれわれがほしかったタイプの選手だ。
(彼には難しいところ(nasty streak)もある……)
わたしは選手のそういうところも大好きさ。ストリートワイズ。彼らは多くを学び、感じかたも知っている。彼らはどんな状況でもアドヴァンテッジを得ることができる。それはチームに必要なものだ。
(それが必要だった……)
ガビーもエディも違うクオリティーズがあるし、それをチームにもたらしてくれる。
(マット・ターナーの馴染みぐあい……)
わたしは彼にとても満足している。彼の溶け込みかた、彼には特別なキャラクターがあるね。パーソナリティがあって、われわれがやりたいこともとてもうまくやる。
もちろん、彼にとってアメリカに来てアーセナルのシャツでプレイするのは、特別なことだろう。観客の前でプレイし、うまくやっている。
(ターナーに望むもの?……)
彼がこれからも同じようにつづけること。そうすれば、今後もプレイするチャンスがあるはず。
(バルティモアのファンについて……)
グレイト。われわれもなにが起きるのかわからなかった。今日は、4万人ものサポーターたちがいるんじゃないか。そのうち3.5万はアーセナルのファンだ。感謝する。
彼らが来てくれて、それが違いをつくってくれた。選手たちも感謝していて、だから試合後にそれを示すために一周したんだ。すばらしかったし、うれしかった。ありがとう。
(ファンの声援がこんなに大きいと予想できた?……)
とても情熱的だったね。彼らはホテルの外でも何時間も待っていたり。この数日は、ずっとそんな感じで、それはわれわれとファン・この場所とのつながりを示している。
(観客は選手の自信に影響を与えられる?……)
チームのうち何人かは、USでこのような経験をするのは初めてで、つまり世界全体を認識し始めたということになる。それはボーイズにとって、彼らが行っていることにとってグレイトなこと。
(ブカヨ・サカの契約延長について……)
われわれはそれに取り組むし、両者は同じ意向を持っている。時間の問題だろう。
(ウィリアム・サリーバのパフォーマンス……)
彼はとてもよかった。彼はとてもいい試合をしたと思う。とても落ち着いて見えたし、初日からすぐに完璧に集中している。彼はわれわれが望んだとおりに成長していて、今日はグレイトなパフォーマンスだったと思う。
(ベン・ホワイトのフィットネス……)
彼は大腿にちいさな問題(niggle)があった。われわれは彼を守らねばならない。しかし、彼は昨日はスクワッドとトレインしている。問題ないことを願う。
(ほかのけが人について……)
キーランはやや問題がある。エミールも筋肉にすこし問題がある。トミヤスとベンも。あとは大丈夫。数日様子を観る。
(ファビオ・ヴィエラのフィットネス……)
彼は骨にすこし問題があって、来週くらいにはトレインを始められると願っている。
以上
伝統的No.9の話は、いわゆる長身FW論もあるので、プレスのナイス質問だった。
結局、ストライカーはもう取らないとなれば、CFはジェズースとエンケティアで行くことに決めたということで、アルテタの本来やりたいプレイのなかには、いわゆるターゲットマンタイプはかならずしも必要じゃないということなんだろう。
マルティネリの試合後コメント「キツい試合だった」
クロスボールに触れなかったことが結果的にナイスアシストになってしまったが、あの2点めは惜しかった。AFCオフィシャルサイトより。
(試合について……)
マルティネリ:キツい試合だった。彼らはかなりいいチームだとわかっていた。彼らもPLに向けて準備をしている。ぼくらもベストを出そうとして、勝ちにふさわしかったと思う。
(進歩について……)
そうだね。ぼくらは進歩している。でもまだこれからの進歩には大きなギャップがある。そこにたどり着けるよう、すべての試合に勝てるようがんばる。
(サポーターたち……)
アメリカのファンに会えたのはとてもナイス。彼らには来てくれて、応援してくれてありがとうと云いたい。今日は勝てたから彼らにもよかったんじゃないかな。
(これからオーランドへ向かう……)
とてもワクワクしている。そこでベストを尽くしてすべての試合に勝つつもりだ。
サカやジャカも試合後にインタヴューを受けていたはずだが、公式なトランスクリプトはガビのみ。
パーティ、大丈夫だったんですか?
いるといないのでは、雲泥の差ですからね。