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【マッチプレビュー】22/23EPL アーセナル vs トッナム・ホットスパー(1/Oct/2022)30万のパスで支配せよ

来てしまいましたね。この日が。

アーセナルにとってシーズン最大のビッグマッチのひとつ、NLDことノースロンドンダービー。エミレーツにローカルライヴァルのトトナムを迎える。

今回はまだシーズンの序盤ながら、1位と3位とテーブルでもお互いに好位置につけ、ポインツ差もたったの1。結果によっては、順位が入れ替わる可能性もあるという局面。

それにしても、アーセナルがこの10月のNLDをリーグトップで迎えるなんて、シーズン前にいったい誰が想像したろうか。

毎度NLDは意地とプライドのぶつかり合いで、いつもあまりチームのフォームと関係ない結果になる印象があるが、今回の2チームはトップを目指してまさにつばぜり合いをしているところで、いつもに増してアツい試合が予想される。

アーセナルは、ホームでのNLDは2010年以降いちども彼らに敗けていないということで、下馬評ではアーセナルがやや有利と観られているかもしれない。だが、もちろん油断は禁物。相手には一瞬のスキを突く武器があるのだから。

土曜ランチタイムの試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「お互いにタフな試合になるとわかっている」

アルテタの試合前プレス会見。AFCオフィシャルサイトより。すごい笑顔。

(チームニュース……)

アルテタ:いま最後のトレイニングセッションが終わったところだ。選手の多くが戻ったのは昨日だから、試合への準備期間も短かった。だが、選手たちはいいコンディションにあるように観える。

(スクワッドには自信が観える?……)

メンタリティは変わりない。われわれは試合づつやっていく必要がある。多くのエリアでもっとよくなり、進歩していく必要があるし、また謙虚でいる必要もある。だが同時に野心的でもいなければ。それが、われわれにとりほしいものを得るためのやりかただ。

(トッテナムのスタートにはどれほど感心している?……)

スタートだけじゃない。アントニオが来てからはずっとだ。そして、彼らがいかに変わり、いかに築いているか。彼らには、自分たちのプレイに対してとても明快なアイデンティティがあり、それにはとても感心している。明日の試合は、お互いにとてもタフになると考えているはず。

(昨シーズンのアウェイ試合がさらなるモチベーションになる?……)

それはすべて感情であり、意志であり、楽しむということだと考える。あれは、シーズンでももっともナイスな試合だった。われわれのサポーターにも意義深かったし、その歴史にも。そしていまも。なぜなら、テーブルを見れば、われわれはともにいたい場所にいる。これはとても重要な試合になる。興奮と云えると思う。

(新しい選手にはどんな試合になると伝えている?……)

彼らはもうそれを知っているよ!

(ジンチェンコ、パーティ、ティアニーはスクワッドに入る?……)

彼らはチームに含まれる。

(ティアニーはNTから離脱していた……)

われわれ全員が望むことは、選手にとってベストなことだと考えている。選手の安全と健康を守る必要があるのは間違いない。そして、選手には正しいマインドセットが必要。その選手がクラブと国のためにプレイするために、フィジカリーに準備ができているか?

それをやるベストな方法は、明快なコミュニケーションと率直であること、透明性があること。スコットランドともそうなる。

(選手をこの多忙な期間のスタートからプレイさせることにリスクはある?……)

われわれは試合づつやっていかねばならない。そして、フォームとパフォーマンスがある。くわえて、選手たちがメンタリーに、フィジカリーにどうか。それがわれわれの選手起用に影響する。

しかし、間違いないのはわれわれには選手全員が必要になることだ。スケジュールは厳しく、とても要求される。だから、選手起用についてはとても注意深くせねばならない。

(ブラジルで選外だったジェズースにはなにを話したので?……)

まずは、彼らがどういう気持ちだったのかを把握せねばならない。ニュースをどう受け取ったか、どれほど打撃だったか、彼らのためにどうやって助けられるか。ただ、頭を垂れ、受け入れる。そして、彼らにできる唯一のことはいままでやってきたレヴェルと同じようにプレイすることだけ。あるいはそれ以上のレヴェルで。ナショナルチームをもっと悩ませるために。

(このダービーをこれほど特別にするものはなんでしょう?……)

たくさんある。思うに、クラブへの思い入れと帰属意識がなければならない。そして、その気持ちがあるなら、ダービーの歴史を理解する。この両チームがどのような歴史をつくってきたのか。この何年にもわたり、何が起きたのか。そういったことが、それをとても特別なものにする。

わたしは、ここはとても特別な街だと思う。とても特別な国だと思う。とても情熱的なファンがいて、試合ではグレイトな雰囲気がある。

(今回は誰がチームトークをやる?……)

場合によるが、もちろんわれわれには、ここにたくさんの人間がいる。われわれよりもずっと長くここにいるひとも。彼らのクラブに対する気持ちは、われわれのよりももっと深いし、そう思ったときだったから、あれは正しいことだったのだろう(※訳注:カメラマンのスチュワート・マクファーレンがチームトークをやった件)。

毎日われわれといっしょにいて、選手たちをよく知っている、そして、その意味を理解していて、そのついての気持ちを表現できるひと。

(ESRはワールドカップ後の復帰になる?……)

願わくば。われわれは決断せねばならなかった。なぜなら、彼について使えるのかどうか不確定な状態は継続できなかったから。ラインを引くことが必要だった。そして決断し、彼自身が真っ先に決断をしたがった。われわれはそれを支持した。

われわれが彼がより強くなって復帰するために、準備をしなければならない。

(ESRは離脱はどれほどの長さに……)

手術直後にタイムラインを設定するのはとてもむずかしい。最初のプロセスに依る。どれだけ骨が癒えるか、彼がどう反応するか、進捗と適応。

ステップバイステップでやる必要がある。ワールドカップの前というのは簡単じゃないのはわかっている。そのあとにブレイクがあるので、その期間を有効に使いたい。

(ジェズースをアーセナル加入させるためにどう説得した?……)

エドゥが交渉をした。プロジェクトやクラブについて説明し、クラブに加入したときの役割についても。わたしも彼と話したよ。だから、これはチームとしての努力であり、彼もはっきりわれわれの望みを理解した。

われわれと彼の関係も、それにとても貢献しただろう。なぜなら、信頼もあったしコネクションもあった。だから、あとは完全に選手次第になった。

(彼がサインすると自信があった?……)

とても望んではいた。彼の当初の反応も非常によかったから。そのあとに、サインが完了するまでにたくさんのステップがあったが。だが、フェアに云ってガビーはとても前向きだったよ。

(アントニオ・コンテがアーセナルは昨シーズンよりもいいチームだと述べている……)

まずは感謝する。そうだといいが。今後の数ヶ月でそれがほんとかどうかがわかる。われわれもいまの自分たちよりももっとよくなりたい。

(ウィリアム・サリーバをケインとソン相手に起用することに躊躇はある?……)

ウィリアムはこの数ヶ月でも、彼になにができるのか示してきた。それは、すべてこれからも思い通りに行くということではないが、わたしから観ても、彼はずっとよくやっている。なんの疑いもない。

(ジェズースはサスペンションまで、あとカード1枚……)

彼のアグレッションとのギリギリのバランスだ。彼はかなり接触プレイをするほうで、どんな状況でもそうする。しかし、彼のカードの量はアンラッキーだった。そのうちのいくつかは、避けられないものだった。サスペンションは避けねばならないのはたしかだ。

(今回のダービーでは感情的になることをもっと気をつけねばならない……)

それは違うコンテキストだ。われわれは、たくさんの異なる状況がありながら試合に入っていく。試合でプレイできる選手に関しても、試合で起きることについても。教訓はある。そこから学び、前進するのだ。

(スクワッドは昨シーズンから学んでいると?……)

イエス。

(昨シーズンのNLDのリスケはアーセナルには邪魔だった?……)

わからない。CLでプレイしたいのなら、プレッシャーや状況があってもプレイしなければならないし、その状況を乗り越える必要がある。あの日は、われわれはそれをしなかった。

(レフェリーに望むものは?……)

自分の仕事をしてもらうこと。それだけ。

(ボックス内での判断の重要性について……)

われわれはそうしたすべてのことを観ることになる。そして、われわれはピッチ上で自分たちにできることに集中しなければならないし、レフェリーには試合を進めてもらわねばならない。

(ESRの手術は当初から念頭にあった?……)

われわれにはあらゆる代替手段があり、この数ヶ月はたしかにほかの手段を検討していたが、それらはうまくいかず、選手は違和感があった。

そして、われわれはそのルートで行くことを決断し、それがベストの判断だった。

以上

 

ジェズースのカードの件は、前回の試合でレヴューエントリで書こうと思って忘れてたやつ。

アーセナルは全般的にファウルの数に対してカードが多すぎるチームなのだが、ジェズースはその最たるもののひとつかもしれない。まったくカードにふさわしくないのに、カードを出されている。雰囲気で出されている。

残り1枚でサスペンションということは、もしかしたら今後は、それこそ意図的に(タクティカルに)カードを受ける必要もあるかもしれない。彼がいるといないでは、かなりチームへの影響が大きいのだから。

ちなみにこの試合のあとはPLリヴァプールなので、絶対にこの試合でカードをもらってはいけない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチプレビュー】22/23EPL アーセナル vs トッナム・ホットスパー(1/Oct/2022)30万のパスで支配せよ

  1. ブログ更新お疲れ様です。
    いつも楽しく拝見しています。

    トテナム戦のマッチプレビューでまさかのフィッシュマンズが出てきたのでおもわずコメントしてしまいました。

    僕はマッシブアタックから空中キャンプに至った口なのでずいぶん早い。流石です。

    それはそうと今日のゲームは激戦必至なので今から胸熱です。

    そんなわけで今日のランチは息子とチキンかつになりました。

    それではまたゴキゲンな音楽をご紹介して頂けるのを楽しみにしています!

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