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【マッチプレビュー】22/23UEL アーセナル vs PSVアイントホーヴェン(20/Oct/2022)悩むチームセレクション

アーセナルウィミンがOLに5-1大勝!というニュース以外、今週は比較的静かな週だと思ったら、CL/ELがない週だったのね。

今回のエミレーツでのEL PSVは、英国女王の国葬で延期された試合のリスケ。また昨日行われるはずだった、PLアーセナル v シティも延期されている。シティ方面からの情報によると、この試合は新年早々にリスケされるようだ。ワールドカップのあと。前とあとなら、アーセナルにはどっちがよかっただろうか。

さあ、PSV。おそらくはグループでもっとも強い相手。

いま彼らは調子もかなりよいようで、今週と来週の2レグスはタフな試合が予想される。ここでも絶対に勝ちたいアルテタは、どの程度ロテイションすべきか、セレクションに頭を悩ませることになりそうだ。

試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「(ジンチェンコ)ワールドカップの前には戻れる」

昨日のアルテタの試合前プレスコンファレンス。。AFCオフィシャルサイトより。

チームニュース

(ジンチェンコとマルティネリがアウトな件……)

アルテタ:いや、彼らはアウトというわけじゃない。明日様子を観てから決める。

(ジンチェンコのケガは心配?……)

ノー。そうは思わない。だが当然、彼はいまふくらはぎにケガをしていて、それがこの期間離脱している理由だ。

(ジンチェンコはワールドカップの前には戻れる?……)

イエス。

ELの重要性とPSV

(グループを勝つことの重要性……)

とても重要。ヨーロッパでは有利なときがあれば、それをやらねばならない。つぎの試合では何が起きるかつねに予想が難しいから。アウェイへ行き、そこでほかのチームのレヴェルを知ることもある。わたしが彼ら(PSV)が国内外でやっていることを観て云えるのは、とてもタフな試合になるだろうということ。

(コーディ・ガクポについて……)

そうだね(彼にはクオリティがある)。だが、わたしはほかのチームの選手について話すためにここにいるわけじゃない。

(PSVについて?……)

とてもいいチームだと思う。ルートがこのチームでやってきたことがあり、彼らのプレイがあり、国内リーグでのゴールの量があり。ELでのパフォーマンスもそう。彼らは、とても危険なチームだ。

(PSVでもロテイトする予定?……)

明日決める。

PLシティ(H)の延期

(マンシティの試合が延期されたのは助かる……)

わからない。そうなったというだけ。もちろん、フィクスチャも試合の量もあるし、結局は全員とプレイすることになる。われわれにそうしたスケジュールがあり、それに適応するだけだ。

(今週はPSVとマンシティとどちらとプレイしたかった?……)

選べないね! PSVとプレイしなきゃならないんだから、明日はPSVとプレイするよ。

(マンシティとプレイするのは、いまがいいタイミングだった?……)

わからない。数週間前から、こういうスケジュールになることはわかっていたし、このELの試合もプレイしなきゃならないことも。

RvN

(ルート・ファン・ニステルローイは、アツい歓迎を受ける?……)

さあ。もうかなり以前のことだ。当時はまだわたしもクラブに関わっていなかった。そのふたつのクラブの歴史や当時のライヴァリーについて云えるのは、つまり彼らがいかにハンパないチームだったかということ。

(選手たちの振る舞いについて模範をセットするのは、マネジャーの責任?……) 

われわれには、もちろん責任がある。レフェリーだけでなく、試合についても。われわれは、このゲイムを実施し尊敬されるものにしたい。当然、どのマネジャーについてもそうだし、わたしは自分の振る舞いを十分気にしているし、クラブのために正しいことをしようとしている。

だが、それはイエスだ。それはとてもインテンスで、アツく、この数試合でもそうした瞬間はいくつもあった。VARが関与せねばならないたくさんの事案を観てきたし、たくさんの議論、たくさんの宙ぶらりんの結果もあった。それは、判定次第であり、マネジするのは難しい。だが、もちろんわれわれには大きな責任がある。

(自分でも落ち込んでしまったことがある?……) 

まあ、もし試合後にカメラに映っている自分を観なきゃならないなら、違う行動を取っていたこともあるかもしれない。だが、そこにいるときはアツくなっているし、自分たちの選手に対する話し方さえも、違うやりかただっただろうことがたくさんある。そこは、われわれが学ぶべきところだ。

わたしが思うに、われわれはみんなそのことはわかっている。しかし、試合の熱がある方向に振る舞いを変えていくんだ。

(ファン・ニステルローイがいたころのマンUとアーセナルのあいだにあったライヴァリーについて……)

われわれが行きたいところはトップであり、それはつまりこの国のベストチームであるということ。それをやるためには、倒したい相手と対戦し、それがそのライヴァリーを違うレヴェルにしていく。われわれは、もうそのような体験もしてきている。

(マネジャーのタッチラインでの反応は、ピッチの選手にも影響する?……) 

その質問は、選手のほうにするものだろう。わたしには、彼らがそれに気づいているのかもわからない。わたしがつねに云うのは、チームとは、いろんな意味における、マネジャーの反映だということ。それが、われわれが行うことについて責任を持たねばならない理由だ。

リヴァプールとリーズの振り返り。ガブリエル

(昨シーズンのユルゲン・クロップとの衝突……)

(それが結果に影響したかは)わからない。もしわれわれが、ラカゼットのワンオンワン状況でゴールしていれば、影響はなかったと思う。だが、われわれはセットピースから失点し、そのあとのセカンドハーフで起きたこと。わからない。

(リヴァプール戦での事案について、ガブリエルとは話した?……)

イェア。問題なし。

(ガブリエルのピッチでの闘魂について)*competitive nature

状況への対処のしかたがわかっていれば、あるいはルールのなかの限界がどこにあるかわかっていれば、それは個性というべきものだろう。それが選手のキャラクターによるものだから。そのラインはとても狭いということには、つねに気にしていなければならない。

(ガブリエルはリーズでそのラインを越えてしまったと?……)

みんなスレスレということだ。なぜなら、VARで取り消される前に、すでにオフィシャルが判定を下していたのだから。

(あなたもリーズのあとは、リラックスできた?……)

それはもう!

(リーズ戦はてんやわんやの試合になった……)

イェア。観返しても、そういう時間があった。とくにセカンドハーフには、自分たちで問題を起こしてしまった。そして、すべての決断はVARで覆されねばならなかった。とても緊迫した試合だった。われわれはそこでほしかったものを得たし、明日はまた別の試合だ。

(今シーズンのドレッシングルームのムードは違う……)

そのとおり。もちろん勝利のおかげだ。なんの文句もない。思うに、これは特別なグループだ。そしてとてもいいときを過ごしている。チームがいまを楽しんでいる。自分たちのやっていることでは、まだたくさん改善するところがあるが、チームは正しい道を進んでいると思う。

(アーロン・ラムズデイルが相手のファンをからかった件……)

それは観てなかった。すまない。

(ラムズデイルはイングランドのNo.1になるために何をすべき?……)

われわれのために彼ができるベストを出す必要がある。そうなれば、あとはギャレスとコーチングスタッフが決断を下す。

以上

 

最後のラムズデイルのイングランドのNo.1について、ちょうど昨日『BBC Sports』がこんな記事をアップしていた。3人のGKの比較もあって興味深い。さすが国のNo.1を競っているだけあって、この3人のスタッツはわりと拮抗している。

Can Pope or Ramsdale challenge Pickford for England?

RvNこと、ニステル(©粕谷秀樹)にまるわる質問は、例のアレだ。アツくなる振る舞いがどうとか云っているのは、これのこと。浅野拓磨をすごくアグレッシヴにしたやつ(違う)。

これ、いまのようなソーシャルメディアの時代なら、当時よりももっと議論になりそうではある。

あのときのアーセナルとマンUのライヴァル関係においては、ヴェンゲルとサー・アレックスはもちろん、ヴィエラとロイ・キーンというキャプテン同士のバトルがあり、これもそれを象徴するシーンのひとつだった。この当時のPLトップ2の関係性を思い返すには、もってこいのシーン。

このマーティン・キーオンの振る舞いが議論であったいっぽうでは、「これぞ英国フットボール」みたいなポジティブな捉え方もあっただろう。アーセナルのファンだけじゃなく。お客さんにカンフーキックをお見舞いしたわけでもなければ、相手にヘッドバットを食らわしたわけでもない。ゲイムへの情熱を爆発させただけ。ここには、RvNがペナルティを失敗したときの、全アーセナルファンが抱いた感情のたしかな代弁があった。そして、フットボールちゅうもんは、そもそもそういうものだろうと。

ちなみにRvNは、今回の試合前プレス会見で「彼らがインヴィンシブルだったのは、わたしがペナルティをミスしたおかげなんだよ」と冗談を飛ばしていた。これは、エミレーツで特大のブー不可避。

ニステル46才。これは道ですれ違ってもわからんなあ。すれ違わないからいいか。

この件に関するキーオンの直近のコメントもあった。昨日の『Daily Mail』の彼のコラムより。彼のことはストライカーとして尊敬しているとしたうえで。

マーティン・キーオン:(2002年12月の事案について)あれについてはいまだに訊かれるが、みんなコンテキストを忘れている。

2002年5月、OTでアーセナルがタイトルを決めた日、ファン・ニステルローイが、マークしていたわたしの足を踏んづけてきたんだ。わたしはそれでアーセナルでの最終試合を逃したし、夏のワールドカップだって怪しくなった。

そして2002年12月、そのときもまた足を踏んできたので、わたしはファン・ニステルローイに向かって腕を振り回すことで反発した。彼は、劇的に落ちてたよ。そのあとでわたしも謝罪したがね。FAにも罰せられた(※訳注:3試合バンと£20kの罰金)。

このあともキーオンとニステルのバトルはつづき。くわしくは元記事で。

マット・ターナーの試合前コメント

マッティもプレス会見に同席したようだ。

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