最近ゴールも大量に決めているPSVは、それなりに強敵なんじゃないかと思っていたが、これが拍子抜け。試合が始まってみればアーセナルとのクオリティ差は歴然だった。
アーセナルはホームで1点しか取れなかったのが信じられないような内容で、観ていてフラストレイションもたまった。
しかし、これでアーセナルはあと2試合を残してグループ2位以内が確定し、つぎのノックアウトラウンド(予備)への進出が決まり。ノックアウトラウンド(本戦)へ直接進めるグループトップもあと1勝で確定という有利な状況になった。※今年のUELのレギュレイションについては後述
ひとまずは、お仕事完了である。ここで、やるべきことはやった。
試合を振り返ろう。
Xhaka goal edges Arsenal closer to last 16
アルテタの試合後コメント「グラニトのクラブへの愛情は疑いない」
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト。
(パフォーマンスについてと、それがつぎのステイジへ向けて意味するもの……)
アルテタ:われわれは勝ち抜けた。それが最初のステップだ。それができてとても満足している。ここからは、つぎの目標であるグループの1位フィニッシュを目指したい。なぜなら、それが対戦相手などで違いになってくることはわかっているから。だから、まだやらねばならないことがある。
全体的に、選手たちのパフォーマンスにはわたしもとても満足している。彼らはとても支配的だったし、いい時間もあった。だが、ファイナルサードでは最後のアクションがちょっと物足りなかった。とくにボックスのなか。もっとSoT、もっとゴールを取るべきだったと思う。
(ジャカがキャプテンだったことと彼のウィナー……)
彼はそれに値する。逆境にも直面してきた。彼がなにか違うことをしようとするとき、彼は腕を挙げる。ワークエシック、彼の人となり、彼がクラブのみんなとどう接しているか。そして、このクラブと自分の仕事への愛情があり、それは疑いようもない。だから彼は完全にふさわしい。彼が自分のキャリアを楽しんでいるのが観られて、わたしもうれしいよ。
(アーセナルでのユースの重要性……)
全員にとって非常に重要。もちろん、選手にとっては経験であり、初めてプレイするのがELの選手もいる。彼らが試合で競えるようになるのはグレイトなこと。実際にプレイすることがいかに難しいか理解する。PLではなおさらそうだ。そして勝利を味わう。それは、われわれの育成の一部。
(1-0勝利が3連続……)
クリンシーツがグレイト。今日はもっとゴールすべきだったと思うが、それはリーズでのファーストハーフと同じで、いずれ来るものだった。しかし、わたしがとてもうれしいのは、パフォーマンスだ。チームが、どのようにプレイしたか。
(ELとPLでスクワッドをローテイトするチャレンジ……)
選手たちが、われわれのそれを正当化してくれる。それに、もしわたしがその機会を与えないなら、それはフェアではないだろう。とくに、われわれの振る舞いがあり、トレインがあり、チームへのケアがあるから。だから、わたしはみんなが参加していることがとてもうれしい。みんながその一部だと感じられる。そこが重要。みんなが競っていて、試合に勝つためにパフォーマンスする。
(サカはケガをした?……)
イェア。彼は蹴られて、ちょっと足を引きずっていた。大丈夫だといいのだが。
(ジャカが彼のゲイムに加えているものは?……)
もともと彼はちゃんとやっていて、われわれも彼にはそれをやるクオリティがあると思っている。そういうときは、ただ選手のマインドをアンロックしてあげるだけでいいことがある。すべてのことにもっとオープンに、もっと受け入れるようにする。
彼はまったくもってオープンで、いつでも学ぼうとするワークレイトはすばらしい。いまそれが報われているのだと思う。
(サカのプレイタイムは今後も維持させられる?……)
世界のトッププレイヤーたちを観てごらんなさい。彼らは70試合プレイする。3日ごとに違いをつくり、試合に勝つ。トップになりたいのなら、それができねばならない。
そして、もしわれわれがチームの若い選手たちになにか違うことをやらせ始めるなら、わたしはそれは大きな間違いになると思う。わたしはそれはいやだ。
わたしは彼らには無慈悲になってほしい。3日ごとに。わたしのところへ来て、自分はプレイしたいのだ、試合に勝ちたいのだと訴えてほしい。彼らにそれができないとわたしに云ってくるフィットネスコーチなど、この世にいない。なぜなら、わたしはそれを72試合、50得点するなかで観てきたから。選手が50ゴールして、シーズン38試合をプレイできない。それでは無理だ。
(グループのメンタリティに違いがある?……)
毎試合のあと、ちょっと違いがあると思う。勝つかどうかにも依るし、どうプレイしたかにも依る。その試合のなかでどう感じたか、チームの温度をどうマネジしたか。十分自信を持ってプレイしているか確かめる。そして、サウサンプトンに向けて準備をし、勝つために要求されるパフォーマンスをする。これがチャレンジであり、われわれはいまこのチャレンジを楽しんでいる。
(チームのなかに自信が観える?……)
自信はある。それはわかるだろうし、わたしにとってそれは、またそこへ行き勝つんだという渇望。
(エンケティアを左で、ジェズースを中央でプレイさせた件……)
ふたつ変えるんじゃなく、ひとつだけ変えた。とてもシンプル。
(今シーズン、セドリックがまだプレイできていない理由は?……)
競争があるのがひとつ。もうひとつは、彼はしばらくケガをしていて、いまは回復をしているところ。彼はプレイするに値する選手だ。わたしも彼には時間を与えたい。彼はそれにふさわしいから。
以上
セドリックを思い出してくれたひとがいてよかった。。
そういえば、セドリックとエルネニーは、いまコーチングバッジ取得に取り組んでいるらしい。もうすでにU-15を指導することもあるというジャカも含めると、ファーストチームのシニアメン3人が、コーチ志望という。いいことだ。
アーセナルで100試合のキーラン・ティアニー「とても誇らしい」
LBで90分プレイ。かなりよかった時間と、そうでもない時間と両方? AFCオフィシャルサイトより。
KT:思うに、ぼくらはあと2-3点は取れていたし、そうすれば最後の5分はもっと楽をできた。でも、落ち着いたパフォーマンスだったよ。
ぼくらはゴールしていなくてもパニックにはならなかった。そして最後には楽に勝てた。
もっとゴールを取りたかったね。でも、バックがタイトだったのは、このチームにはチャンスを活かす選手がいるから。
あと2試合。グループのトップを決めたい。勝ちをつづけて、勢いを維持する。ここまではかなりいい。
(アーセナルで100試合)とても誇らしい。そのことは、試合が始まるまで知らなかったんだ。試合後に教えてもらったり、テキストをもらったりして知った。すごい記録だ。とても誇らしいし、このチャンスが得られたことに感謝している。
これまでいろいろあったし、この世界もいろいろあった。でもいいんだ。ぼくは楽しんでる。
ジャカの満面の笑みを観ると、ここであんまりハッピーそうに観えない写真を使わなくてもいいのにと思う。
ルート・ファン・ニステルローイの試合後コメント「アーセナルはタイトル候補」
『Sky Sports』より。
RvN:ミケルへの称賛の気持ちを共有できたよ。彼のチームビルディング。彼がチームをどうプレイさせているか。彼がやりたいチームプレイのために獲得した選手たち。彼はそれを結果でつなげている。
PLで10試合で9勝していれば、それは間違いなく(タイトル)候補だ。
もちろん、PLでもっとも若いチームのひとつだ。だから、それはチャレンジ。だが彼らには、そのためのスクワッド、クオリティがあり、マネジャーもいる。
エンケティアほんと体幹強いなあ〜。
控えにはもったいない。
リーグ戦でもどこかでスタメンで使って欲しい。
おっしゃるとおり、レベルが違ってましたね。
そしてトミヤス。まさにアーセナルのオオタニサン。どこでもできる。
例の70試合発言ですが、CLのチームは正にそうですもんね、大事なことなんですよね。先を見据えた采配ともとれますし、サカだからこその発言、正にチームの象徴とゆうことなんでしょうね。