hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, Match, UEFA EL

【マッチレビュー】22/23UEL アーセナル vs FCチューリッヒ(3/Nov/2022)トミヤス負傷もELグループをトップで勝ち抜け

ホームでELグループ最終戦を1-0で勝利。グループトップを決めて、ひとまずはお仕事完了。お疲れさまだ。

ただ今回も、いかにも最近のアーセナルの問題がけっこう出ていた試合だったように思う。試合の終盤は薄氷を踏むような感じ。それなりに実力差はあったのだろうが、試合を殺せず、最後まで苦しむという。

Zurichは、やけに自信満々で全然アーセナルを恐れておらず、事前に想像していたよりもずっと強く観えた。それもなんだか、スイスでのファーストレグと似たような感覚と試合展開だったような気がする(アーセナルがリードした時間もほぼ同じ)。

ジェズースをスタートさせるなど、かなり強いチームでスタートしてこの内容。はずみをつけるという意味では、週末のPLチェルシーに向けて、いい準備になったのかどうかは疑問も残る。負傷したトミヤスも心配だ。

試合を振り返ろう。

Arsenal beat Zurich to reach Europa League last 16



アルテタの試合後コメント「トミーのケガはまだわからない」

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト

(ELで試合を早くスタートさせようとしていることについて……)

アルテタ:われわれは、つねに早いスタートをしようとしている。試合にはもの云う相手がいるが、われわれはできるだけ早くスタートしたい。いつも。

(ヒヤヒヤの夜……)

わたしはタフな試合になると予想していた。この数試合の彼らのことも観ていたし。彼らが新しいマネジャーが来てからどう変わったか、Bodoに対してどうプレイしていたか。それは、ここで観られたはず。あの試合の進みかたで、勢いをつけるのがかなり難しかった。われわれはそれに適応する必要があった。

こちらにいくつか大きなチャンスがあったとき、それを決められず、それによって最後の15-20分はさらに難しくなった。ある状況をコントロールせず、dig inせねばならなかった。結局勝つことができて、グループのトップだ。

(アイントホーフェンで敗けてからのチームのリアクションについて……)

それが望んでいたもの。試合に敗けるのはその一部であり、いつか起きるものだから、それにリアクトせねばならない。そうなったら、そのあとには前進し、何が起きたか分析し、チームとしてもっとよくなろうとする。それがわれわれがやっていることである。

われわれはこの2試合になんとか勝つことができている。そしてスタンフォード・ブリッジだ。

(サンビ・ロコンガが前めでプレイしていた件。彼はそのチャンスをつかんだ?……)

みんながチャンスをつかんでいると思う。プリシーズンでは、彼をそこでプレイさせていたことは事実。われわれが彼とサインしたときには、われわれには別の考えがあった。しかしプリシーズンで、彼は進歩し、あのポジションでいいプレイをしていた。今日はトーマスを休ませたし、あれはいいオプションだったと思う。

(トミヤスの様子について。それとティアニーがいいパフォーミングをすることがいかに重要か……)

まだわからない。彼は違和感があって、われわれはリスクを犯したくなかった。われわれがプレイしている試合の量からすれば、そういうこともある。トレイニングでも起きるし、試合でも起きる。残念ながら、それが今日トミーに起きてしまった。

ほかの選手たちはみな準備ができていなければならない。いま全員が必要になるから。

(トミヤスのケガは?……)

まだわからない。

(トミヤスのケガの最初の評価は? ワールドカップが近づいている……)

日曜にはチェルシーがある。わたしが興味あるのはそれだ。

(Gerard Piqueが引退を発表……)

わたしもさっきいま知った。キミがニュースを教えてくれたとおぼえておこう! 彼にはすごいキャリアとすごいキャラクターがあった。彼がこのゲイムにもたらしたものは多い…… 彼はワールドクラスの選手だったから、彼もさびしいだろう。

(ガブリエル・ジェイズースのフォームについて……)

それ(彼の不運)も、いずれ変わる。彼はいいプレイをしているし、チャンスも得ている。チームにはかなり貢献していて、試合に勝つのを助けている。彼が毎試合でどのボールにも競っていくさまは、すごい。

だから、それはいずれくる。彼に必要なことは忍耐であり、それは過去にも経験している。こうしたことから教訓を得るべきだし、彼はいまうまくやっていることを止めないことだ。なぜなら、それが彼とチームのレヴェルを維持することになるのだから。

(エルネニーのパフォーマンス……)

彼はとてもよかった。彼は8週間アウトしていたが、本来は12週間のはずだった。すばらしい回復。彼は、できるだけ早く戻ろうとトレイニンググラウンドで毎日プッシュしていた。今日の彼はとてもよかったと思う。

(ケガから戻る選手たちがいる……)

われわれはこの4週間、選手たちへの負荷をマネジしてきた。なぜなら試合の量があるから。バランスを得るために、それをパーフェクトにやるのはとても難しい。正しいパフォーマンス、試合に勝つこと、選手を休ませ、つねにチャレンジできるようフレッシュにしておくこと。われわれもベストを尽くそうとしている。

今日のトミヤスは悪いニュースだが、あとの選手たちはとてもよくやっていたと思う。

(オバメヤンの退団が両者に利益があった?……)

それは下さねばならない決断で、異なるパーティが関与していた。結局は、誰かがもうそれ以上われわれとは行動をともにしないということであり、彼のクラブでの役割があり、重要性があり、いつだって全員の幸せを願うもの。

選手をほかのクラブに移籍するとき、彼らは自分たちの仕事を楽しむ必要があるし、彼もうれしそうだった。

(チェルシーの最近のフォーム……)

彼らはとても安定している。グレアムが来てからの最近の結果は、彼らが何をしようとしているかが観える。われわれも準備ができているようにするつもりだし、今夜から準備を始めるつもり。

(グレアム・ポッターが来てからのチェルシーの違いは?……)

それはわたしが判断するようなことじゃない。だが、彼がブライトンでやっていたように、自分のアイディアを活かそうとしているところはある。

(オバメヤンは日曜の準備はできていると述べている……)

選手なら当然そうだろう。もしこちらの選手も同じことを訊いたら、きっと同じことを云うはず。

(最後のほうはオバメヤンをマネジするのはどれほどのチャレンジだった?……)

なにも。決断し、議論し、われわれはみんなではっきりと決めていた。

(日曜のオバメヤンはどれほど危険……)

とても危険。もしオーバがなにかを持っているというのなら、それはボールをネットに入れる能力だ。彼はもうフットボールは十分と思う日まで、それをやりつづけるだろう。

(どうやってオバメヤンを止められる?……)

まずチェルシーが何をやってくるかを観なければならない。そしてそれを避けるために、どういうプランにするか。

(スタンフォード・ブリッジでの勝利のカギは?……)

彼らよりいいプレイをすること。正しく勝利し、より多くゴールし、そうすれば試合には必ず勝てる。

以上

質問の半分は日曜のチェルシーについて。なんで急に、いまさらオバメヤンの話題?とおもったら、彼はチェルシーの選手だった。わし完全に忘れてた。

1月の補強についてアルテタ「さらなるレヴェルの選手を求める」

これは試合前のコメント。冬の移籍についての発言でちょっと話題になっていた。プレヴューエントリでもれてしまったので、ここで。Arseblogのトランスクリプトより。

アルテタ:(冬ウィンドウについて)その期間の計画というのは、極めて難しい。まず、われわれは1月のウィンドウがいかに特別なものか、みんながわかっているから。機会はあるが、期間が短い。

すぐにでも競い始めることができる選手を獲得すれば、そこには適応プロセスはない。そして、もちろんわれわれの現在のポジションもある。つまりさらなるレヴェルの選手を要求するということ。そしてそういう選手が取れる状況がなければならない。

われわれは全体を観て、何ができるかを観ていく。

(DaniloやMykhailo Mudrykの噂)すべての移籍の噂は本人にはいい影響しか与えないだろう。なぜなら、彼は自分のやっていることを楽しむから。そしてチームのなかで、われわれは彼にこう云う。「キミはもうアーセナルに準備できているんだな、じゃあ行こうぜ!」と。

(ワールドカップ前に選手の契約を延長したい)タイミングというのは、そのとき、フィーリング、あるいは個人の状況などで決まることがある。それをすべていっしょに考慮して、ことが起きる。だが、われわれはいい場所にいると思う。

適応プロセスのない選手。つまり、アルテタはやっぱりPLクラブから選手を取りたいんだろうか。

ところで、以前からアーセナルとリンクされているシャフタール・ドネツクのMykhailo Mudrykについては、少し前にクラブが彼に「€100mクラスの移籍金を求める」というニュースがあった。マンUがアヤックスのAntonyに支払った移籍金と同じくらいを想定しているらしい。これにはアーセナルファンも苦笑い。「そんな金額なら、シャフタールを買収したほうが早い」という意見も。ワロタ。

キーラン・ティアニーの試合後コメント「そろそろゴールするつもりだった!」

G1。今シーズンのKTのベストゲイムとも。ぼくも彼のMOTMに一票。AFCオフィシャルサイトより。

KT:やっと来たね。ぼくもしばらくゴールしてなかったから! この数試合では、ゴールには近づいていて、みんなにはそろそろゴールするからなんて云ってたんだ。

お仕事完了(job done)て云うんだろうけど、ぼくらはもっと楽に勝ちたかった。全然簡単な試合じゃなかった。彼らもプレイするつもりでここに来ていたはず。でも最後は、ぼくらがdug deepしてよく守った。かなりプレッシャーはかけられた。

(日曜のチェルシー)そう、すぐだ。この試合が終わったらすぐに、チェルシーがやってくる。タフな試合になるとわかっている。あまり回復の時間はないが、選手たちは100%準備できるはず。

シャツも破けてしまうほどの熱闘。そしてファウルなし。なんでやねん。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチレビュー】22/23UEL アーセナル vs FCチューリッヒ(3/Nov/2022)トミヤス負傷もELグループをトップで勝ち抜け

  1. 更新お疲れ様です。

    相手選手の声はかなり大袈裟でしたね…
    声出しの練習はしてはずw

    先制点が割と早いので、追加点を奪って試合をクローズできる展開になればいいのになーと見ています…今はそこが課題になってますよね

    vs森の後で大量得点を期待してた自分もいるので、少しガッカリはしたけどw

    トミーの怪我も気になってはいますがチェルシー戦も勝利を期待して、応援するのみです!!

  2. とにかく、チューリッヒのサポーターのドラムが不快だった。
    プレミアでは、ドラムも発煙筒もなく、フットボールに集中できる。ありがたいです。
    日曜日はW杯前、最後の大一番。
    ロンドンの盟主は誰か、思い知らせてあげましょう。
    COYG!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *