こんばんは。
UEL R16のセカンドレグ。アウェイでのファーストレグを2-2で終えて、今回アーセナルはエミレーツにスポルティングを迎える。
ファーストレグは簡単にディフェンスラインを崩されたり、セットピースから失点したりと、概ね現在のアーセナルらしくない不本意な内容で、ドロウという結果はラッキーと云えるほどだった。
そしてそのあとの週末にはPLフラムでのあの完璧なパフォーマンスがあり、今回もチームのロテイションはあるだろうとはいえ、アーセナルとしては非常にポジティヴマインドでこの試合を迎えることになった。
本日の試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「エディにはこれからチャレンジが待っている」
昨日の行われたアルテタの試合前プレスコンファレンス。今回はファビオ・ヴィエラが会見に同席した。AFCオフィシャルサイトより。
(トレイニンググラウンドの雰囲気について……)
アルテタ:まず、みんなとてもやる気になっていることがわかる。勝利への渇望と選手間の競争のいいコンビネイションがある。そして、彼らはいつ楽しむべきかもわかっている。だから、雰囲気はつねによい。
(ガブリエル・ジェズースの復帰はどれほどいいこと?……)
彼が戻ってきたのを観るのはグレイト。彼の周囲にいるみんなの喜びも感じることができる。サポーター、選手、スタッフ。われわれは彼には戻ってきてもらいたかったし、彼の復帰はうれしい。
(彼の復帰は確認しながら……)
われわれは彼の時間を管理する必要がある。スクワッドのなかで、チームのなかでどうよくなっていくかも。だが、ガビーは毎日いい調子でトレイニングしている。彼もどんどんよくなっていると述べている。非常にポジティヴである。
(明日はスクワッドのロテイションはするつもり?……)
われわれは勝つつもりだ。それはリスボンでの試合と同じ。だが、明日スポルティングに勝つためには、われわれがリスボンでやったよりも、もっとうまくやらねばならない。
(リスボンでのがっかりのあとフラム戦でステップアップした件……)
イェア。大きな違いがあった。ボールを奪い返す渇望があり、アグレッションがあった。両ボックスでの守りかたがあった。それは、明日われわれがトップチーム相手に示さねばならなくなるものだ。彼らにスペイスを与えるようなら罰せられるだろうし、明日はそれをすることはできない。
(ELは国内リーグの邪魔になっている?……)
ノー。われわれはCovidのおかげもあり、3年ものあいだヨーロッパの晴れ舞台がなかった。明日、おそらくそれは、しばらくぶりにわれわれに訪れるものになるだろうし、願わくばとてもいい雰囲気をつくり楽しみたい。
とてもいいチームから大きなチャレンジを強いられるだろうが、明日はわれわれのサポーターも来てくれる。
(エディ・エンケティアの復帰について……)
彼はよくなっている。だが、まだブーツ(※固定器具?)を着けていて数週間はかかる。われわれは我慢が必要だ。あれはひどいケガだったから。エディには、これからチャレンジがある。だが、彼はもっと悪くなっている可能性もあったので、そこまで悪くないのはありがたい。
(その他のチームの懸念……)
ない。
(ベン・ホワイトはイングランド代表に選ばれると思う?……)
彼はもちろんわれわれのチームでも起用できるし、イングランドスクワッドだって大丈夫だろう。わたしが気にしているとしたら、彼がずっといいフォームであること、毎試合で起用できること、チームのためにとてもいいパフォーミングをしているということ。
(ESRのスクワッドへの復帰について……)
彼はどれほどみんなから愛されているかを理解している。どれだけ戻ってきてもらいたかも。彼のクオリティを求められているかを。ここからは、彼はそれを証明する必要がある。自分がどれほど勝ちたがっているか、どれほどこのチームに貢献するか。もっとよくなって、勝つこと。彼はそれを示す必要があるし、チームにもたらす必要がある。
(彼はちょっとづつチームに戻っていく?……)
彼の負荷について、われわれが管理しなければならないのは間違いない。彼をどのタイミングで、チームのどのポジションで彼を使えるか。そのあとは、彼が試合でどのようにやっていけるかになる。そして、彼をいつ下げるか、あるいは最後の数分か。
(Erling Haalandの記録には驚いた?……)
ノー。彼がこれまでにやってきたことを見れば。彼のマネジャー、シティのチームの個人を見れば。彼は今後もよくなっていくだけだ。彼がやってきたことはすごい。
(最近のシティのフォームは心配?……)
それはわれわれにはどうにもできないことだ。われわれも、このリーグでこの4-5年のあいだのスタンダードを理解している。彼らに勝ちたいのなら、われわれはそれに見合うものでなければならない。
(あなたのスポーツでのアイドルは?……)
わたしがもうだいぶ長い間憧れているのは、Rafael Nadal。彼のメンタリティ、彼がやってきたこと、そのやりかた。いったい何度彼はバウンスバックしたか。彼がそのリストの筆頭に来るのは間違いないね。
以上。最後の質問なんだろ? やや唐突な。
サブを“インパクターズ”と呼びたいアルテタ
今回も時間差で各メディアが伝えた会見コメンツがいくつか。『Evening Standard』より。
アルテタ:われわれが変更したかったものがあって、わたしは何人かの人たちと議論をしていて、とくにわれわれ向けのものを見つけたかった。
わたしが思うに、それはわれわれがそれ(サブスティチュート)について感じていることを表現するのにベストなやりかただった。とくに試合の日、チームに対して彼らがどう感じなければならないかを。
それは(違いをはかるのが)非常に難しいものだった。それは誰かを代替することであり、チームをよくするものであり、あるいは試合に勝つことに関して違うことを行うこと、そして最後には選手のメンタリティはそうでなければならない。勝つために試合にインパクトを与える。それだけだ。ほかには何もない。
わたしにはその違いははかれない。わたしはそれを彼らの脳内に刻まねばならない。これまでそんなのはなかったのだから。
わたしは、われわれのそれの呼び方は、よりわれわれの好みになっている。もしそれをもっともっともーっと繰り返し、もっともっともーっと議論するなら、それはそれに近づいていくし、ただ単なるサブになる。
なにを云っているのかよくわからないので、この訳を読んでも理解できないかもしれない。ごめん。とにかくいわゆる「サブ」をサブではなく、今後「impactors」、インパクトを与えるもの?と呼ぶようにしたいみたいだ。
アルテタは、元ラグビー英代表コーチのEddie JonesやNBA、NFLのコーチたちとWhatsAppグループをやっていて、そこでそういった議論があるらしい。Jonesはサブを“finishers”と呼び、ミケルはより自分たちに合った呼び方をしたいみたいな。
ここでホールディングを出すか出さないかで来季のディフェンス陣の人員整理の方向性が見えてきそうですね