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【マッチレビュー】23/24 EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(21/Aug/2023)トミヤス退場もしぶとくアウェイ勝利

PLの2試合め、アーセナルはアウェイで貴重な勝利を得たけれど、今回もまた一筋縄ではいきませんでしたねえ。

アーセナルは前半67%ポゼッションのように、アウェイでもかなり自分たち主導で終始試合を優勢に進めていながら、67分トミヤスのまさかのレッドカードで流れは一変。試合の最後の30分は、アウェイチームがひとり減った状態でほとんど防戦一方という展開に。

結局、オーデガードが決めたペナルティによる1点を守り切って、アーセナルは逃げ切りに成功したものの、前回のノッティンガム・フォレストにつづいて今回もPL試合のタフさを思い知らされたという。

逆境のなか、まさにレジリエンスで得た貴重な3ポインツ。これでアーセナルは、GW2にしてリーグで2連勝している数少ない3チームのひとつに残ったのだった。

内容はどうあれ、結果は出す。強いチームはこうでないといけない。

試合を振り返ろう。

Odegaard penalty gives Arsenal win at Crystal Palace



アルテタの試合後コメント「ストップウォッチを持ちながらプレイしなければならない」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。

アルテタ:勝てて非常にうれしい。勝てばいつだってうれしいものだ。だが、とくにうれしいのは10人の選手で11人に勝ったこと。あのチームの適応。彼らがいかに勝利を欲していたか。

ベンチの選手たちの貢献もあったし、彼らがピッチに入ったときにはすぐに変化をもたらした。状況がどうあれ、決断がどうあれ、われわれは前進をつづけている。われわれは勝ちたいし、勝つ道をみつけたい。

彼らは、完璧に仕事を遂行した。ひとつのクロスを除いては、なにもやられなかった。たぶん、あれはワイドからのフリーキックでヴォリーで終わった。しかし、その後はなにもなかった。そして、われわれが試合の勢いを変えたときには、われわれもいい時間はあった。だから、わたしはとてもうれしい。

アウェイでクリンシートの経験を得ること。それが今後いかに重要になっていくか、理解をするだろう。われわれは、今回もとてもソリッドで、パレスにはほとんどやれらなかった。このグラウンドでそれをやるのはとてもむずかしいのだ。

彼らはとてもよいチーム。今晩を通してのあのアトモスフィアも感じたことだろう。それは伝統的というよりは、より英国的なのかもしれない。何度も云うように試合に勝てたことがうれしい。

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(勝利について……)

アルテタ:最高だ。完全に気に入ったね。ここはとてもむずかしい場所なんだ。われわれは11人対11人でプレイしたかったし、われわれが試合を支配し、十分なチャンスもつくった。ふだんなら決めているだろうふたつの大きな大きなチャンスをミスした。だが、それでもあきらめなかった。われわれは、自分たちがつづけたいようにつづけた。

エディは彼のプレイでチームがリードする権利を得てくれた。ペナルティを決めて、そのあとは30分を10人でプレイせねばならなくなった。あれは、まったく予想していなかった障害だった。

われわれはそれに適応しなければならかったが、思うに選手たちは素晴らしくワークしていた。だって、われわれは何もやられなかったのだから。

サブもグレイトだった。彼らの試合への入りかた、どうやってチームを救うかに集中して、何度もチームの勢いに変化をもたらした。それもとてもうれしい。

(トミヤスへの2枚めのカードについて……)

わたしはコメントしないほうがいいと思う。わたしにはわかる。

(ガブリエルがスタートしなかった件。例の憶測のせい?……)

なにも関係ない。われわれが考えていたのは試合だ。どう守る、どう攻撃するか。わたしが信じているのはベストなことだけ。

彼はどちらの試合でもプレイしているし、どちらの試合でも違うやりかたで勝利を助けている。今日の彼はとてもよかった。彼が入ってからは、彼はボックスを完全に支配していた。彼はこれからたくさんの試合でプレイするだろう。そうした決断をすることはある。

(時間浪費ルールについて……)

わたしには、それは問題じゃない。それはレフェリーのコールであり、彼らは一貫している。彼らはそれを説明したので、われわれが唯一問いたいのは一貫性だけだ。もしそれがないのなら、われわれはどれがそれで、どれがそれじゃないのか、ストップウォッチを片手にプレイしなければならない。

(デクラン・ライスのパフォーマンス……)

グレイトだったと思う。彼はミドフィールドをボスし、試合を支配した。彼は攻撃でも守備でも非常に影響力がある。

今日の彼は先週とは違うポジションでプレイしていた。それはわれわれがパレスに予想していたもののおかげであり、今日必要だったものだ。彼はとてもよかったと思う。

(レッドカードのレヴューにおいてVARは一貫している?……) 

わからない。決断は下されたのだ。もうそれを覆すことはない。われわれはそれに適応したし、残念ながらそのおかげで試合はよりタフなものになってしまった。このリーグでアウェイで30分も(10人で)プレイするなら、ふつうはポインツを落とす。

われわれがやったサヴァイヴァルは、ふだんなら起きないものだ。われわれがこの大きなハードルを乗り越えたことには、とても満足している。

(マーティン・オーデガードが新しいペナルティテイカーなので?……)

まったくわからないね。あれは選手たちのリーダーシップの問題であり、もし彼らがあれが正しいと感じたのなら、わたしも問題ない。彼らは、ピッチ上でああした決断をしなければならない。

わたしもみんなと同じように驚いたんだ。しかし、彼がゴールして試合に勝ったということが重要だ。

(大きくてパワフルな選手をサブで入れるオプションを持った……)

スクワッドを成長させるなら、スクワッドを成功させなければならない。勝って、安定してベストであること。それが、われわれがやろうとしていることであり、それはつまりいろいろなプロファイルが必要になるということであり、とてもフィジカルにならねばならないなら、われわれはそれをやることができる。

(今シーズンに望んでいたレヴェルに近づいてきた?……)

いいえ。なぜなら、われわれはもっとたくさんボールをネットに入れなければならないから。とくに、あれだけの支配があれば。しかし、フットボールではそこがいちばん難しい。だから、もしそれをやらないなら、ほかの部分をやらねばならない。つまり極めてソリッドであること。

先週のわれわれも、今週のわれわれも、つくられたチャンスは少なかった。いいプレイをつづけて進化をしていこうじゃないか。

以上

 

time wasting rulesについてコメントはしないと云ってるのに、ストップウォッチ発言。ほんとはなにか云いたくてしょうがない。

デクラン・ライスの試合後コメント「全員がお互いをドライヴしている」

アーセナルに来てから彼のベストゲイムだったのではないかという声も。各所でMOTMのNo.6。AFCオフィシャルサイトより。

ライス:試合の前からSelhurst Parkへ来ることが、いかに大きなことかぼくらもわかっていた。とくにシーズンの序盤に。ぼくらには勢いが必要で、10人になるまでは完璧なコントロールだった。試合を支配し、ボールをパスし。ファーストハーフには、2点とってリードしているべきだった。

セカンドハーフにゴールしたことはとてもナイスで、そのあとぼくらが示したレジリエンスも完璧だった。

ピッチを観ればわかってもらえるように、全員がお互いをドライヴしているんだ。ぼくらはバック3で、彼らは話すことを止めなかった。ジョルジが入ってから彼はブリリアントで、彼がプッシュしつづけ、要求しつづけた。あとは試合が終わるのを見届けることだった。

彼らはここではゴール裏からゴールを吸い込むから、彼らは全力でかかってくる。だから、それを無効化して、彼らのシーズン最初のホームゲイムでゴールさせなかったことは、大きなプラスだ。

(チームでの2ヶ月)毎日、その日を受け止めている。聞こう、集中しようと努力しているし、ピッチではチームメイツとの関係を築こうとしている。もちろん、マネジャーがぼくに望むことをやろうとしている。そうしたプランに専念するのも、アーセナルのシャツを着ていればぼくはまったく問題ない。

このクラブについては、最高以上のことは云えないね。エナジーがあらゆるところにあるし、ファンからのフィールグッドな要素もある。それをただ感じるんだ。ウォームアップに出ていくだけでもう全開だし、最後にはマネジャーを名前を歌っている。

彼らは3ポインツに興奮してくれている。ぼくら選手も同じだ。ぼくらはこれをつづけていかないと。2試合で6ポインツ。これはいいスタートだし、プッシュをつづけていく。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチレビュー】23/24 EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(21/Aug/2023)トミヤス退場もしぶとくアウェイ勝利

  1. ライスはアンカーでも結構広範囲に動き回りますよね。ライス単体ではいいのかもしれないけどチーム全体としてはどうなんだろう。直近2試合は適切な位置にコンダクターがおらず、そのせいで最終ラインと前線が分離してしまっているように見えました。相手も間延びしないし、釣り出されることもないから、なかなか崩せない。

  2. ライスの守備は素晴らしいですね。
    ただ動きすぎてビルドアップを停滞させていませんかね。後ろ3枚で回している時に下に降りてくる動きが無意味に感じます。

    右は昨シーズンウーデ、サカ、ホワイトで崩していましたが今はトーマスが合流しないので昨シーズンほど脅威になっていないように感じます。それでもサカがスーパーすぎてなんとかなっていますが、、、

  3. いつも楽しく読ませてもらっています。
    レッドカードについて同感です。1人減ると試合がつまらなくなってしまいますよね。罰が大きすぎると私も常々思っていました。
    遅延行為についてもアディショナル長く取ることにするんだったら、その分延長すれば言い訳でマイボールのリスタートはそこまで厳しくしなくてもいいように思います。スローインの制約厳しくなるとボールアウトした方が有利になりかねないと思いました。

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