サブで試合を変えるアルテタ
シティで、サブの4人がアーセナルのウィナーに関わったことで、最近はアーセナルのサブの活躍がクロースアップされていた。
パーティの正確なロングレンジのパス、長身トミヤスの頭でのレイオフ、ハヴァーツのフィジカリティを活かしたプレイ、そしてマルティネリのフィニッシュ。
そして、今回もサブが効いていた。
実際、アーセナルの2ゴールが決まったのは77分と84分なので、アルテタがふたりサブをやったそれぞれ11分後、6分後だった。これは気持ちいい。
後半から登場のトミヤスはすごくよかった。彼はほとんどジンチェンコみたいにプレイしていたなあ。ときおり高く上がる許可も得ている感じ。
それとハヴァーツもよかった。彼の12分のプレイでの空中戦勝利(3/5)は、この日のアーセナルの選手のなかでトップだったらしい。1点を追いかけられる状況で、彼の頭をめがけてロングボールが飛んでくるというのは、相手が絶対にイヤなプレイのはず。
ESRとエディは、まあふつうか。ESRはなんだかやっぱり自信なさげで、どうにも波に乗れない。アルテタはどうにかしてほしい。このままでは、そのうち「環境を変えなきゃいけない」なんて云い出しかねない。
そしてもちろん、最後に劇的イコライザーを決めたレオ・トロサール。スーパーサブ。まさにゲイムチェンジャー。
Bossard 💪 pic.twitter.com/gHx1l4twqN
— Arsenal (@Arsenal) October 22, 2023
あんなふうにブーツの外側の部分で触るだけみたいな。あの決定的な場面でそれが実行できる冷静さと技術。
サカのクロスも精度がすごかったけど、アレを決めるのはやっぱりすごい。
こうしてサブが活躍するようになったというのは、やはりスクワッドデプスとも無縁じゃないということなのだろう。ベンチを含めてスクワッドが充実してきた証拠。
アーセナルで£65mの選手がベンチにいるというのは、以前ならスキャンダラスですらあったが、ピッチでは£105mの選手がプレイしているいまではそれがふつうのことになりつつある。
サカとククレヤ
このスレッドを貼りたかっただけである。まあ観てみてよ。ひどいもんだよ。70分でやっとカードが出たという。これがもしジャカなら……(これ久しぶり)。
Chris Kavanagh standard of officiating. No protection of players, no control, favoring the home team.
1. Very beginning of the game, Cucurella hacks Saka calf after he passed the ball, no call. pic.twitter.com/OKJqkfQdTl
— Mattia (@Mattia98220003) October 22, 2023
Cucurellaは、エミレーツではボールを持つたびに盛大なブーを浴びることを覚悟してもらおうかね。
Bukayo Saka for Arsenal vs. Chelsea:
◉ Most duels won (10)
◉ Most chances created (3)
◉ Most take-ons completed (3)
◉= Most tackles (3)
◉= Most fouls won (3)
◉ Most fouls conceded (3)
◉= Most interceptions (2)Providing an 84th minute assist. 👌#CHEARS pic.twitter.com/Rnx5xPoMPC
— Squawka Live (@Squawka_Live) October 21, 2023
それにしてもサカは優秀すぎである。
ハンドボール? ペナルティ? 今日のレフウォッチ
Cucurellaとか、あとPalmerとかいうやつのジェズースのかかとの踏んづけ。今回もひどいジャッジメントですの。サンキュー、Chris Kavanagh。
この試合で、アーセナル的にもっとも大きな問題だと思われているのが、15分チェルシーの最初のゴール(ペン)になったサリバのハンドボール。
それと、60分のフリーキックからのジェズースと相手GK、Robert Sánchezの接触。
まず、サリバ。
ぼくはあれのリプレイを観たときは、サリバの腕は上がっているし、これはしょうがないやつと思ったんだけど、現在の正式なルールに照らすと、あのハンドボールには議論の余地が少なくないようである。ゴールを防ぐための故意があったかどうか、それと腕の位置が不自然かどうかが問題にされているようだ。
アルテタの会見にもあるように、ジャンプした選手の腕が上がっているのはごく自然な動作。というか腕を上げなきゃジャンプできない。わりと多くの識者がこのハンドボールに異を唱えている。チェルシーレジェンドのJohn Terryさえ「ペナルティはうれしいけど、賛成はできない。DFには厳しい」と述べた。
なかには有名テニス選手のAndy Murrayのような人物も「(サリバとボールを競った)Mudrykの腕だって同じ動作をしているじゃないか」と。
この日は、マージーサイドダービーでも似たようなハンドボール事案があったようで、ギャリー・リネカーは「ハンドボールのルールはまったく馬鹿げている」とコメントしていた。
どうでしょう。
そしてこれ。トミヤスが先にボールに触ったためSánchezはボールに触れず、そのままジェズースに激突。GJはこのあとしばらくピッチでのびてしまった。これは、VARでチェックもされず。
Why wasn’t that checked @FA_PGMOL #VAR pic.twitter.com/qNoxQq94Of
— The Arsenal ❤️ (@YouFpl) October 21, 2023
この件については、マンUとウォルヴズの試合でも類似の事案があって、そのときOnanaが罰せられなかったことについて、事後にPGMOLが「ペナルティを取らずにすみませんでした」と謝罪案件になったという。そういや、そんなのあったね。
つまり、ここはアーセナルがペナルティを得ている可能性があった。
この件で、PGMOLは謝罪するだろうか?
この試合については以上