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【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs リヴァプール(4/Feb/2024)三度目の正直

雪。どうも。昨日の試合は観ましたか。今回もまた、どえらい試合でしたなあ。期待以上。

あんな試合で、終わったあと一杯やりたくなってしまったけど時計みてやめた。大人は朝4時から飲み直してはいけません。

これでわれらは、今シーズンのPLのトップチームであるリヴァプールに敗けなし。前回アンフィールドであれだけのプレイをして、今回エミレーツでの結果は、パフォーマンスに十分ふさわしいものだったろう。彼らを倒したのはラッキーでもたまたまでもない。シンプルに強いチームが勝ったという印象が残る。

今シーズンのわれらは、エミレーツのホームゲイムでは、シティに勝って、リヴァプールにも勝った。

もう、対戦相手がどうこうというより、自分たちの本来の実力を発揮できるかどうかが最大の問題みたいな、アーセナルはまた新しいフェイズに入ったという気がしている。以前のように、トップチーム相手では歯も立たないし、敗けて当然みたいな関係性から、タフな試合であっても勝ちが想像できる。今回も、直近2回のリヴァプール戦を思えば、こういう結果になる予感だってちゃんとあった。

ユルゲン・クロップという、PLにとってアイコニックなマネジャーが去ることを決めた過渡期、アーセナルもまた一歩先へ進もうとしている。

試合を振り返ろう。誰になにを云われようが。

Arsenal beat Liverpool to close gap at top



アルテタの試合後コメント「記憶に残るすごい試合」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。

アルテタ:これは大きな勝利だ。美しい日。われわれは、選手たちの大きなパフォーマンスが必要だった。それを選手たちがもたらしたとわたしは思う。どのボールにも気持ちと魂がこもっていた。

相手はわれわれをコントロールし支配するために、多くのことをやってきた。そしてそうなれば、われわれのチームはベストを出してもらうしかない。

今夜、チームは今シーズン観せてきたように違うレヴェルに行ったと思う。それはわれわれが要求したものだ。彼らがいかに重要であり、いかに重要でなければならないか、動画で見せようとした。そして、それを団結して行うなら、われわれは本物の力になる。

ほんとうにありがとうだ。なぜなら、それがあのような違いある振る舞いになり、感じさせたのだから。彼らのもたらしたエナジーはアメイジングだった。

あのリヴァプールのチームにあるレヴェル、コーチや選手は素晴らしい。どのボールでも、彼らに要求させられることは信じられないほど。プレイのどのフェイズでも、どのプレイのスタイルでも、彼らはそこにいる。まだ準備ができていない? そんなことでは罰せられる。

そして、フィジカリーにも非常に要求された。またメンタルエナジーや集中も。だから、わたしにはわかっていた。サポーターが必要になるであろうことが。選手たちだって同じだ。わたしは、自分の1kmか2kmよけいに走った気がするよ。みんながそこにいたせいさ! ほんとうにありがとう。

(HT直前の失点)あれは、じつに痛かった。わたしには失望が感じられたし、彼らが自分たち自身を責めはじめるような気もしていた。

「あんなことがまた起きるとはフェアじゃない」とわたしは述べた。「みんな、もし自分たち自身を憐れむなら、相手にやられてしまう。ひっくり返そう、それが経験になる。Okay、われわれはそれを45分やってきたが、それはもう一度やれる。セカンドハーフのある時間では相手を苦しめられる。勝つために、どうそれをナヴィゲイトしていくかだ」。彼らはすごかった。

(トロサールのゴールを喜んだ)わたしだってまだスプリントできる!(にっこり) カードを出されると思ってすぐに方向を変えたが。わたしはチームのそばにいたかったんだ。

すごい試合だった。記憶に残るものだ。とくに、試合中に起きたことやそのときに感じた感情。今晩は美しい夕食をとるよ。

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(パフォーマンスがチームにもたらした自信……)

アルテタ:これはふつうじゃない試合だった。わたしが思うに、それは選手たち、われわれ全員からの素晴らしいパフォーマンスだったし、ステディアムで生み出されたアトモスフィアは、今シーズンでベストだ。

われわれはそれを要求し、チームも違うレヴェルに行く必要があった。このリーグでどの試合でも要求されることにもう一度つながること。そして、彼らはそれに信じられないようなやりかたで応答し、選手たちは完全にすべてを出し切ったと思う。

どのボールにも気持ちと魂が入っていて、わたしはこれ以上ないほど誇らしかった。あのチームを倒すのがどれほど難しいか、わたしにもわかっているから。どれほど苦しまされるか、すべての準備、そして、彼らがピッチでやったようなことをやるのにどれだけプロセスが必要か。だから、ビッグサンキュー。

(この勝利は醜い勝利か、それとも美しい勝利か?……)

すべてトレインされたものだった。わたしはわからないと述べたが、それをどうトレインするかはわかっている。

それはしなければならなかった。われわれは非常にプアな失点をしたというのが現実であり、とても失望させられた。HTのドレッシングルームは、とてもそれでがっかりしていて、だからわたしが気づいたのは、われわれはファーストハーフが終わった時点でもっといいもいのがふさわしかったということ。

そして、われわれは(後半)10分か15分苦しんだあと、とてもよく反応した。試合をつかみ、コントロールした。いくらか調整を行って、自分たちで試合の勝利に近づいていった。

(勢いが出てから生まれたスクワッドのなかのエナジー……)

そうだね。それはある。なぜなら勝利がその役に立つから。もちろん、われわれのクリスマス前のスケジュールでは、多くの選手たちがたくさんの時間をプレイしていたし、ケガ人もいて、チームは再充電をする必要があった。そして、いまわれわれはいくらか勢いを取り戻している。とても納得できる3連勝で、チームはとてもよくパフォーミングしているため、それをつかむ必要がある。

これからのシーズン全体だ。われわれは選手の何人かには戻ってきてもらわねばならない。いま何人かケガ人も出ているし、そこはわたしの大きな懸念だ。もし全員がフィットしてトレイニングしているなら、とてもいいチャンスがある。

(スクワッドは競うためのエリートメンタリティを身に着けた……)

まったくだ。われわれは今日それを示した。つまりベストになるにはどうするか。3日ごとにベストメンタリティが必要で、それがチャレンジ。今日はそれをたしかに観せていた。とくに、これはわたしの意見だが、ヨーロッパでももっともインフォームなチームが相手だった。

われわれはそれを明日もまたトレイニングでやらねばならない。翌日も。ウェスト・ハムでもつづけていく。そのボディラングウェッジ、アティチュード、エナジーがチームにあるなら、われわれは倒すのがとても難しいチームになる。

(今日のガブリエル・マルティネリのパフォーマンスについて……)

彼はとても自信があるように見えた。とてもシャープで、彼のゴールだけでなく、彼は本物の脅威になっていた。本能的で、やんちゃで、ストリートワイズ。レオもそうだった。

カイも、9として信じられないようなプレイをしたと思う。ジョルジと同じで、彼にフィットする試合だと思っていた。ああいうタイプのチームを倒すには、ビッグパフォーマンスが必要で、今日は全員がベストだったと思う。

(ジェズースとジンチェンコのフィットネス?……)

ガビーは、数日のものだと思う。アレックスはわからない。またふくらはぎをやって、交代させる必要があった。

(試合のなかでのチームのコントロールとケイオスについて……)

そうだね、コントロールというのはわたしはべつに好きなことばではない。わたしはコントロールよりもドミナンス(支配)が好きで、相手チームに息継ぎをさせないこと。

そして、とくにピッチのどのパートでそれを起こすか。わたしの意見ではそこが最重要。しかし、われわれはオープンスペイスではとてもケイオティックにもなれる。いろいろなやりかたで多くの問題を生み出せるということ。それは、われわれのもうひとつの武器。

(HT直前のイコライザーから信念を再インストール……)

試合のなかでエナジーのシフトがあったから。2つか3つのデュエルに勝てば、チームにより自信がつくと感じるし、観客も盛り上がる。それに負ければ、相手が向かってくるようになり、ちょっと恐れるようになる。

そういう感情的状態をやりくりすることが非常に重要で、それをしなければならなかった。聞いてほしい。彼らを倒したいなら、自分たちも苦しむんだ。

そこには、自分たちを非常に苦しませることに対処しなければならない時間がある。そして、われわれはそれにあまり慣れていない。しかし、彼らにそういう試合にされてしまい、そうなれば、われわれは勝つためになんとかナヴィゲイトしなければならなくなる。

今日は、その点でわれわれはさらなる一歩を進んだと思う。

(なぜにブカヨを下げたので?……)

彼は大丈夫だと思う。彼は蹴られていたんだ。たぶん足首か足の後ろ側。でも、彼は大丈夫だろう。

(チームは今シーズンのタイトル争いに含まれる?……)

われわれはそこにいる。それは間違いない。そこにいつづけたい。わたしが思うに、われわれはシーズンを通して非常に一貫性がある。それなしでは、いまここにはいない。

試合づつやっていく。スクワッドの厚さが決定的になるだろう。そこは、われわれが昨シーズンから学んだこと。だから、そうなるようトライしていこう。

(ジョルジーニョが違いになった……)

これは、わたしの頭のなかにある、彼がプレイしたらと想像する試合だった。わたしの意見では、チームは彼が必要になったはず。

相手は、フロントラインに5人めの選手を入れることは許さないチーム。ジョルジは、とてもインテリジェントな選手であり、彼の最大のクオリティは、周囲の選手たちをよくすることだ。彼はみんなとつながり、彼自身も信じがたかった。彼がMOTMだとわたしも思う。

(ピッチ内外でのジョルジーニョのハードワーク……)

信じられないほど。いつも云うことだが、彼は好例であり、模範。

彼もずっと痛みを抱えていた。もう何ヶ月もずっと問題があったから。しかし、彼は止まりたくなかった。それがありながらプレイしていた。彼はトレイニングでもいちばんに来て、最後に帰るひとだ。

すべての子どもたち、クラブの全員、鏡で誰かを観たいのなら、彼を見ればいい。彼のふるまいを。

彼はすべてを勝ち取ってきた。そして、もし彼をプレイさせなかったり、あるいは先週のように1分だけプレイするよう頼んでも、彼は喜んでそうする。98分間、リズムをもってプレイしてくれと頼めば、彼はそれができる。だから、わたしは彼のような選手がいてくれて、とてもラッキーなんだ。

以上

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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