試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ハヴァーツ、サカ
ジョルジーニョ、ライス、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラヤ
サブは、キヴィオール(46 ジンチェンコ)、トロサール(74 マルティネリ)、ネルソン(79 サカ)
スターティングでは、試合前にジェズースの噂がほんとうだったことが判明。ややセットバックでアウトだった。(Szoboszlaiアウトの噂も当たってた)
予想どおりハヴァーツが9に。
そして、MFにはジョルジーニョを抜擢。結局、ライスとジョルジの2CMが大当たりになるのだった。
サブについては、HTでジンチェンコOUTのキウイIN。ジンチェンコはまたやっちまった。ぐえー。
キヴィオールは、いきなりやべえプアタックルをやった以外は、概ねナイスで試合後も高評価。かなり惜しいゴールチャンスすらあった。それとぼくは、彼がピッチ上で笑顔を観せていたのがなんだかうれしかった。彼はアーセナルに来てからあんまりハッピーに見えなかったから。
74分のマルティネリの交代については、さすがに本人も不満げで、困惑したファンも多かったようだ。イアン・ライト氏も不満を表明していた。
この試合の彼はほんとに水を得た魚みたいだったし、あのとき彼を変えない選択肢もあったんじゃないかとは思う。トロサールはダメ押しの3点めを決めたので、結果的にはよかったのだけど。
そのあとサカが足を痛めて、ネルソンと交代。彼にも惜しいチャンスがあったから、あれを逃さなければなあという。
全体的に、この試合のサブは難しかっただろうと思う。あの緊張感のなかで。ハヴァーツは、試合終了までもしものスクランブル要員としても必要だし、ベンチにはエルネニー以外のCMもいないなかでジョルジーニョを変えるのもリスクだった。
ESRはしょうがない。
そういえば、この試合アーセナルに5枚もカードが出ている。今シーズンのアーセナルは、もうしばらくもっともクリーンなチームだが、今回の5枚でシティに並ばれてしまった(39)。
この日の勝敗については、今回リヴァプールのファンはSalahを始めとしたスクワッドの不足をエクスキューズにしたいかもしれない。だが、それはアーセナルも似たようなものであるので受け付けない。
先日アルテタの主張した「最薄スクワッド」は各所でツッコミがあったが、アーセナルだってジェズースやパーティら重要な選手が欠けていた。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
ああいう試合の展開だったので、リヴァプールがポゼッションで勝るのはしかたない。彼らはロングボールを狙いながらバックラインで長くボールを持つので、その数字は増えがち。
この日のもっとも重要なスタットは、やはりSoT。リヴァプールのそれは1である。アーセナルは7。彼らは、前半SoTゼロなのにゴールを奪ったが(OG)、試合を通してもたったの1。
アーセナルは、彼らの最大のストロングポイントである攻撃を封じたといえる。
そして、それは彼らがつくったチャンス量にもはっきりとあらわれている。
Understat.comによるxGは、2.85 v 0.54。
今回は、アナリスト各社で数字がけっこう違う。
The xG Philosophyは、3.76 v 0.41。
Arsenal (3.76) 3-1 (0.41) Liverpool
— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) February 4, 2024
Scott Willisは、2.3 v 0.5。
Arsenal 3 (2.3)-(0.5) 1 Liverpool
I took out the big offside chance from Havertz here pic.twitter.com/6EJQig2Hst
— Scott Willis (@scottjwillis) February 4, 2024
Opta Analystは、3.52 v 0.41。
𝐀𝐫𝐬𝐞𝐧𝐚𝐥 𝟑-𝟏 𝐋𝐢𝐯𝐞𝐫𝐩𝐨𝐨𝐥: Opta Stats Review 📈
Arsenal’s xG total of 3.52 was the highest faced by Liverpool in a Premier League game on record. 😲
We look back at today’s clash, which has opened up the Premier League title race once again.#ARSLIV #AFC #LFC
— Opta Analyst (@OptaAnalyst) February 4, 2024
なぜ、これほどバラバラなのか。
Optaによれば、今回リヴァプールはPL時代でもっとも多くのxGを喫した試合になったという。それもどえらい。彼ら相手にこれほど多くのチャンスをつくったチームはなかった。
といっても、スタットとしてxGのカウントが始まってからという意味だろうから、そんなに長い期間じゃないはずだけど。
とにかく、今回のリヴァプールはxG、xT、ディープエントリーといった攻撃方面のスタッツがいずれも低調で、彼らのいつものストロングポイントを発揮できなかったのだった。
Liverpool registered season-low xGoals, xThreat, and Deep Entries against Arsenal pic.twitter.com/9nWV9UHojb
— markstats (@markrstats) February 4, 2024