マルティネリとサリバについて少々
ガビ・マルティネリについてすこし書きたい。
5 – Gabriel Martinelli has scored five goals against Liverpool, his joint-most vs a single side for Arsenal (level with Crystal Palace). In addition, no player has been directly involved in more league goals against them since the start of last term (3 goals, 2 assists). Impact. pic.twitter.com/vIdZCbawNt
— OptaJoe (@OptaJoe) February 4, 2024
彼は、今年はまだPL21試合でG4 A2しかしていなくて(※今回でG5)、去年のファインフォームを取り戻すことに苦しんでいたひとりだろう。22/23シーズンはG15 A5を記録していた。今年のGAペイスではそこには到達できない。
最近は、ゴール不足でチームが苦しむのと同調するようにフォームを落としていて、なんというか空回り感がかなりあった。簡単にボールを失うし、ファイナルサードで決定的な仕事もできない。
それがこの試合では、これまでとまったく違う雰囲気のパフォーマンス。LWエリアでボールを持てば、毎回脅威になるという感じで、いつ仕掛けるかの状況判断も的確。この試合のいちばん最初のBC(サカのショットxGは0.73)をお膳立てしたクロスは迷いなく冴えていたし、密集したエリアでのパスも間違いなく、タッチもまるで足に吸い付くみたいだった。
全般的にすごくやりやすそうだった。彼はこれまでもリヴァプールとは好相性で、今回もG1でその記録を伸ばしたかたちであるが、やはりリヴァプールだとそれだけ使えるスペイスがあるということなんだろうか。あるいは、TAAがフルフィットしてなかったからとか?
この試合のネリは、すごくよかった。このフォームを今後もつづけてもらいたい。が、またシットディープする相手になれば、彼が今回のように伸び伸びプレイするのは難しくなるのだろう。
あとは、サリバ。この試合唯一の失点の原因になってしまった。あれで貴重なクリンシートも失った。
あのプレイについて、誰かが「サリバはあまりにもパーフェクトなDFであろうとしている」のようなことを云っているのを観て、ちょっとなるほどと思った。あそこは安全第一ならクリアでよかったのに、彼はより美しく完璧な守備を目指した。そしてそれが裏目に。
まあ、VVDのような世界最高峰のCBですらああしたエラーをやらかすので、若いサリバが多少やらかしたところでそこまでシリアスにとらえる必要はないのだが、DFとしてよりクレヴァーでありたいのなら、あそこは違う判断をすべきだったかもしれない。あるいはラヤとのコミュニケイションの改善。
ただ、サリバはああいう局面でまるでマジックのように相手からボールをかすめとって、さらにそれをビルドアップにつなげてしまったりするような異次元のプレイをするひとなので、そことのトレイドオフではある。具体的に思い出せないが、ああいうエラーをやるシーンはこれまでも何度か観たような気がしないでもない。
リターンの期待できるリスク。ただ、今回は時間帯的にも必要なかった。これを教訓にしてほしい。
今回は、致命傷にならなくて安心している。
またゴールセレブレイションで?
これなあ。
トロサールのダメ押しゴールでアルテタがタッチラインを走り回っているのが、大人げないと咎められたり、試合後のオーデガードがピッチ上で社カメのスチュワート・マクファーレンの記念写真を撮ってあげてるところをSky Sportsのジェイミー・キャラガーが「試合が終わったんだから、さっさとトンネルから出ていけ」とコメントしたのが議論になっていたり。
***ANNOUNCEMENT***
An absolutely huge new appointment here at the Celebration Police!!!After his fantastic work telling Arsenal not to celebrate their win against his beloved Liverpool, we are delighted to welcome Officer Carragher to the force👮♂️🚨🫡#ARSLIV @Carra23 pic.twitter.com/Urp6dfZ8is
— 🚨The Celebration Police🚨 (@PLCPolice) February 4, 2024
うんざりさせられる。
おれにはただの微笑ましいシーンにしか見えんが。
この試合はPLのビッグマッチだから、中立のファンもたくさん観ていたみたいで、彼らの意見というのも各所で見かけたが、「アーセナルはマジうざ」という声はけっこう少なくなかった。
こういうやつね。
「中立で観てたんだけど、アルテタとアーセナルはマジうざsmug。フットボールは楽しんだよ。でも彼らは信じられないほど気に入らね」。LIKEも突出して多い。
うーん、not for meでもI hate youでもべつにいんだが。正直、ほっといてくれと思いますね。その点、アンクルライティに完全同意。
Enjoy it!!!! pic.twitter.com/OSpfZJ1zjS
— Ian Wright (@IanWright0) February 4, 2024
IW:アーセナルのセレブレイションへのネガティヴティ。なにか悪いことをしてる? スチュワートはフォトグラファーで一生涯アーセナルファンだよ。記念じゃないか。なんでみんな喜びを殺そうとするんだよ。喜びを殺さないでくれ。
アーセナルがなにかやるとすぐ、彼らは楽しんじゃいけないみたいにみんなが寄ってたかって叩く。台無しにしないでくれよ。
わたしのマネジャーよ、これからもずっと情熱的にセレブレイティングしてほしい。
もうほっといてくれよ、メーン。
その他ソーシャルメディアより
今回試合が終わったあと、眠れなかったからしばらくtwとかredditを観てた。いくつかそこから。
おなじみのScore Guyは旅行に行っていたのか、エミレーツの現場にはいなかったようで。笑えるのが、このひと試合前3-1予想を当ててたこと。
3-1 today from the Jungle to The Emirates. Keeping the Faith as they say here in Spanish speaking Costa Rica 🇨🇷 “Vamos” 👍👍🙏 pic.twitter.com/rxav24cn61
— score guy 🔴 (@highburyhigh) February 4, 2024
ありがとうスコアガイ。
キャプテンとの記念撮影で、思わず注目を浴びることになってしまったマクファーレン氏はこんなメッセージを送っていた。
Retiring….I don’t think so. So much more to do before I sit in the stands and support my team ❤️
— Stuart MacFarlane (@Stuart_PhotoAFC) February 5, 2024
引退………… は考えてない。スタンドから応援するようになるまでに、まだやるべきことがたくさんあるからね。
試合中、スタンドから試合を観戦していたTheo WalcottとOlivier Groudがカメラに抜かれていてほっこりしたひとも多かったはず。この日は、Flamini氏も来ていて、試合後は3人揃って記念撮影していた。ミケルとも会ったかな。
この試合についてはここまで。