ホームでルートン・タウンに2-0勝利。できれば、もっとたくさんゴールが観たかったなあと思いつつ、まあお仕事完了である。
アルテタにしては珍しくチームに大きな変更も決断した。わりと予想外なほど。その影響もあり、あの若干ぎこちないパフォーマンス、あの若干物足りない結果だったろうが、結果を残せたことは大きい。アウェイでも野心的なルートンに対し、クリンシートも達成。
これでアーセナルは、2024年に入ってからPLで10試合敗けなしを継続。前回のエティハドでのドロウから、ちゃんと勝ちに戻った。今日リヴァプールがプレイするまで24時間の暫定ながら、リーグテーブルでトップにも戻った。
試合を振り返ろう。
Arsenal return to top with victory over Luton
アルテタの試合後コメント「エミールを観ているのは喜び」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトの書き起こしより。
アルテタ:(チームをロテイト)チームを5人変更した。完全にプレイするに値する選手たち。なぜなら、彼らは毎日わたしにその理由を与えてくれている。彼らは起用されるべきであり、チームにとてもよいインパクトを出したと思う。
エミルも間違いなくインパクトがあった。リースもそう。アレックスにもとてもいい時間があった。トーマスは8月以来のスタートであり、それも信じられないものだった。レオもチームに入るとインパクトを出した。
これが非常に重要なのは、彼らは肉体的にも精神的にもよくなっていて、自信もあり、プレイする準備もできていたから。
チームの半分だけならつねに疑問はあるし、結局のところ、自分たちのやることやそれが正しいか間違っているか、結果で判断される。
われわれは、そういうことをすべきではないし、それ(ロテイション)をすべきである。なぜなら、チームが勝とうが引き分けようが敗けようが、彼らはそれにまったくふさわしかったから。今日の彼らは、われわれが彼らを信頼しなければならない理由を与えてくれた。
チームはとても力強かったし、前半にはたくさんの勢いを生み、大きなチャンスをつくった。ふたつの素晴らしいゴールも決めた。後半には、少しばかり落ち着きを欠いてしまったし、より支配的になるため、トランジションを回避するためのプレイのシンプルさがなくなってしまった。だが、全体的に、われわれは変更を行いつつ試合に勝ったし、クリンシートもキープした。ここからやっていこう。
(守備)それが試合に勝つための基礎をもたらす。どんなチームでも倒せるという大きな自信と信念をもたらし、彼らもその重要性や仕組みがわかっている。ボールがないときの彼らは信じがたいほどさ。これをつづけていかねば。
このあとは少し回復の時間をとって、そのあとに計画していく。ブライトンへ行き、そこでどんな困難が待ち受けているかわかっている。そこに集中していくよ。それがここからのタスクだ。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(ESRとネルソンのパフォーマンスについて……)
アルテタ:わたしは自分のスクワッドの選手たちに、それぞれ違う見方をしている。彼らがフィットしているのは喜びだ。
もしわれわれがスクワッドを最大限に活用したいのなら、彼らはプレイしなければならない。わたしは、これがそれをやる正しいときだと思ったのだ。そして、彼らもよく反応してくれた。
わたしがとても満足しているのは、また試合に勝てたから。とくに何人かの選手は自信も観えたし、肉体的にもよく、リズムもあった。彼らはこの先、チームにとりとても重要になっていくはず。
(5人変更してのリズムについて……)
彼らにリズムを与えたかったのは間違いない。チャンスがあるなら、彼らはそれを活かす必要があり、今日は間違いなく彼らはそれをやった。彼らは、毎日その理由をわたしに与えてくれる。結果に関わらず。なぜなら、それは決断の正しさや結果と関係ないから。
もしわれわれが試合に敗けていたのなら、それはその変更にかかっていた。それほど単純なことではない。結局は、正しいことを行う必要があるし、彼らにふさわしいことを行う必要がある。そして、わたしは彼らがそれに反応するだろうことを確信していた。
フットボールにおいて、勝つか敗けるかはまた別の話だ。
(あなたはマンシティとリヴァプールの試合をするのは知っている?……)※Kloppが今日アーセナルとシティが試合をやることを知らないと述べた
いまシティがプレイしているのは知ってるよ! 彼ら(LIV)も明日シェフUとホームでプレイする。わたしは、それを観るつもりだし。トップチームがプレイするのを観るのが好きなんだ。
(テーブルのトップにいることは重要?……)
間違いない。つまり、われわれがそこにいるということであり、とても近いということ。それは、そのポジションを競えるわれわれの一貫性やクオリティを示している。実際いまそこにいる。
そして、それはもう終わった。よく寝て、よく食べて、よく準備する。そしてブライトンだ。
(昨シーズンのこの時期よりも力強いスクワッド?……)
そこは確かに昨シーズンとは違う。昨シーズンはシーズンのカギとなる時期に大きなケガ人が出た。今年は彼らがフィットネスを維持できることをお祈りして、彼らはそこにいる。しかし、同時にわれわれは彼らを使い、パフォームしインパクトが出せるよう正しい精神と肉体にしていく。
(マーティン・オーデガードのクオリティとリーダーシップ……)
彼はとても重要な選手だ。われわれはそのバランスも必要だった。ある選手たちのケミストリも。彼らがいかにいいトレイニングをしているか、いかにそうしたつながりや関係性を築いているか。そして、マーティンはわれわれのプレイにおけるすべてとよくつながっている。
(チームのなかの文化やスタンダードをオーデガードがどれほど先導しているか……)
彼も大きなステップを踏んでいる。存在感、グループの前でのふるまい、彼がセットするスタンダード。それは際立つものだ。彼には、彼を助ける選手もたくさんいるし、あとの選手たちは彼についていく。
(今日の試合はスミスロウには自信になった?……)
とてもそう思う。わたしは選手としての彼が大好きだ。彼を観ているのが楽しいよ。彼の動き、彼の方向転換、今日はボールのないところでフィジカルなところも見せた。
彼は多くのデュエルに勝ち、前へプレイし、ことを起こそうとする彼の意思にはキラーな本能があった。いまのエミールは止めるのがとても難しい。今日の彼はチームが試合の勝利に大いに力になった。
(カイ・ハヴァーツが9枚めのカード……)
そうだね、注意しなければ。彼にはもうカードをもらってほしくない。10枚めでどうなるかわかっているから。
(彼が9枚めのカードを受けたことに驚いている?……)
驚いているよ! あれは違う選手だ。わからないが、わたしはそれらのカードを見返さねばならない。だが、よくなっている部分はある。
わたしは、選手にはそんなに多くのカードを受けてほしくないし、その点ではたしかわれわれはリーグでベストだったはず。改善の余地ありだ。
(トミヤスには満足している?……)
トミヤスがハッピーかって? だったらわたしもハッピー。とてもハッピーだね。わたしは彼のことがすごく好きだ。彼は完全にプレイするに値する。
彼もチームとともによくなってきていると思うし、われわれは彼がフィットしているとき安定していて、そして起用できることが必要だ。今日も彼は出てきたときとてもよかった。彼がチームにもたらすものは多い。
(サカのフィットネス……)
彼は近づいている。しかし、シティでまた似たような違和感があって、とても短い後退だった。明日トレインできて、週末にはプレイできることを願う。
(今回のタイトル争いは前回と違うと感じている?……)
去年どんな感じだったか忘れちゃったな! とてもワクワクしていた。よくなりつづけた。ベストを尽くしたが、結局それを勝つには十分じゃなかった。ほかのチームの一貫性やクオリティを認識する必要があるときもある。そして、トライしていくんだ。
以上
ハヴァーツ累積8枚らしく、32試合でリセットかかるから残り2試合で2枚貰わなければ累積で欠場にならないと思われます。