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【マッチプレビュー】24/25 EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(22/Sep/2024)PLタイトルを占うシーズン序盤のビッグマッチ

こんにちは。

アーセナルは、一週間で3つのタフすぎるアウェイ試合。その3つめ。試合間隔でも、今回は相手より1日分不利な状況がある。どうしてこういう日程が組まれたのか、不思議なくらい。

そして、ここまではなんとかうまくやっている。アウェイのNLDで勝ち、アウェイのアタランタで分け。その前には、アウェイのヴィラというこれまたタフな試合で、しっかりと3ポインツを持ち帰った。

アーセナルのシーズン序盤のタフなスケジュールの締めくくりが、今回のマンシティ@エティハド。

彼らはいまや、タイトルを狙うわれらにとり最大のライヴァルであり障壁。先週はリヴァプールがフォレストに敗けて、PL2強が鮮明になっている現時点においては、PL全体にとっても間違いなくビッグマッチである。

相手は、ただでさえ100%以上が要求されるいかさまチーム。アーセナルはタフな日程だけでなくスクワッド状況もあり、今回は正直かなり厳しい。ここでどうポインツをもぎ取れるか。

日曜の試合をプレビューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「このタフな一週間のためにプリシーズンから準備をしてきた」

昨日行われた試合前記者会見。というか、インタビュー? The StandardのSimon Collingsは、CLアタランタから時間がなく今回はプレスコンファレンスは行われなかったと云っていた。映像を観ると、何人かメディアは参加しているようだが。 AFC公式サイトより。

(イングランドに戻ってきてからのムード……)

アルテタ:とてもよい。この4-5日のあいだに、われわれはとても厳しいふたつのアウェイ試合をプレイし、そして日曜にはでかいのもある。だから、それを楽しみにしているよ。

(その2試合ともクリンシーツ……)

イエス。ふたつともかなり違うチームで、アウェイで戦うには非常にトリッキーなチームだった。ゆうべ(のCL)もポジティヴな結果だった。

われわれも試合には勝ちたかったが、勝てないのなら敗けないこと。進歩の余地はたしかにあるが、チームはかなりの安定も見せた。

(日曜に切り替えることと、あらたなケガの懸念について……)

(ケガの心配は)とくにない。アタランタとの試合のすぐあと、チームは回復が必要で、寝て、よく食べて、みんながこの試合を楽しみにしている。

われわれもそれが意味するところはわかっている。自分たちが何に向かって戦っているのか、このチームにとり自分たちに何ができるかを示す、素晴らしい機会だ。

(マーティン・オーデガードについて……)

来週かそのあたりからの回復を観ていく必要がある。まずは足首がどう反応するか。そのあとに、スタッフがわたしに彼の回復期間や離脱期間など新しい情報をもたらしてくれるはず。

(一日回復期間が多いマンシティは有利になる?……)

われわれも、彼らと同じがよかった。しかしそうはならなかったので、それには適応する必要がある。われわれは、今日、明日と試合の朝を最大限使い、試合に勝つための最良の準備をしていく。

(コーチの観点から今週はどれほど多忙だった?……)

そうだね、われわれはこれに対してプリシーズンから準備をしてきた。もちろん、スケジュールはわかっていたし、6日間のあいだに重要なアウェイ3試合をプレイするような状況も極めて珍しい。それもわかっていた。

しかし、そうなったものはしょうがないので、われわれもそれに準備をしてきた。肉体的、精神的の両方と、戦術的にも。

われわれは、全員がここに準備ができているかを確かめている。なぜなら、われわれには彼らが必要になるからだ。とくにIBからのケガがあったから。

(シティはKDBが不在の可能性がある……)

ノー。なぜなら、彼らには彼がプレイせずともオプションがある。Gundogan、Bernardo、Phil Foden、Kovacic! 彼らは全員がワールドクラスの選手。

われわれも数人欠いているし、それには対応せねばならない。だが、間違いなくこうしたチームは、ひとりの個人には頼らない。

(アーセナルには2024年のPLにおける素晴らしいアウェイ記録がある。日曜に向けての雰囲気?……)

とても競争力あるものになっている。われわれが行くのはチャンピオンのホーム。わたしが思うに、PLの歴史はかつてなく安定している。それは結果だけではなく、支配と一貫したトップパフォーマンスにおいてだ。

これは挑戦だ。われわれはそこへ行き、あらためてわれわれがさらなる一歩を踏んだこと、そして競えることを証明しなければならない。

(3000人のアウェイサポーターがマンシティを訪れる……)

素晴らしい。恩返しできることが素晴らしい。彼らがどれだけ個人的な投資をしてくれているかを知っているから。時間、金、労力、それと遠征も。

アウェイで何かをもたらせることができれば、それは非常に特別なものになる。それがアウェイでプレイするときに、特別な雰囲気になる理由だ。われわれのサポーターはこのゲイムに生きている。そして、わたしがとても満足しているのは、われわれが安定して大いに彼らにお返しができていることだ。

(CL、PL、カラバオカップで忙しい期間……)

わたしは、オフィスでもトレイニンググラウンドでもとても楽しんでいる。そういうものだから。われわれは、いま自分たちがいる場所にいたい。

われわれは一年前も、いまいるポジションのことを夢見ていた。ぜひともに最高でプレイし、楽しもうじゃないか。

(日曜には女子チームがエミレーツでシーズンを始める……)

とてもワクワクする。そのことについては、われわれも話していて、今シーズンもとても特別なものになりそうだ。

彼女たちはとても強いし、わたしもすでに40,000のチケットが売れたと聞いている。それはすごいことだ。チームの進歩やクラブのなかでのつながりを観られることも素晴らしいこと。彼女たちの健闘を祈るよ。

(エミレーツステディアムが女子チームのメインホームになる……)

それも素晴らしい。さらなるステップであり、クラブの進め方をわたしは非常にうれしく思う。それは彼女たちに完全にふさわしい。どんどん成長している。

その進歩を観られるのがとてもうれしいし、アカデミーも同じだ。彼らがいかにうまくやっているか。

クラブとして、どこを観ても力強い。それはとてもよいことになるだろうと思う。

CLアタランタの試合後会見にもシティに関するやりとりがあったようで、それをHayters TVがアップしていた。

(シティに向けて攻撃が昨シーズンほどのフロウがないことは心配?……)

アルテタ:イエス。改善したいエリアはある。だがそれをやるためには、シンプルなことをもっとうまくやらねばならない。

われわれは、ふたつかみっつのパスをやったあと4つめのパスで正しい距離、正しい関係になれなかった。マントゥマンの相手をオープンにするには、彼らが嫌がるエリアにボールを入れねばならない。われわれは、それを何度かはやったが、それをフロウにしたいのなら、もっと安定してそれをやる必要がある。

なぜなら、そこが安定していなければ、フロウが寸断されてしまい、とても難しくなるから。そのうえ、いっしょに動かなければ、そのときはプレッシャーを与えられる正しいエリアにもいないということ。それは、われわれのとても効率的なやりかたであり、あきらかに進歩の必要があるところだ。

(昨シーズンのエディハドは0-0で、タイトル争いにおいてはもう一歩先へ進まねばならない……)

そのとおりで、われわれは間違いなくこの試合に勝つために準備をする。今夜やったように。それはメッセージだ。

だが、それをやるためには、今夜よりももっとうまくやる必要があり、今夜われわれがやったいくつかの際立ったこともやる必要がある。なぜなら、彼らを倒すにはそのパフォーマンスが必要だとみんながわかっているから。

(今夜のクリンシートも非常にポジティヴ。なぜなら日曜は、とあるストライカーにとくに備えることになる……)

(笑)われわれも、当然彼らの最大の強みである個人のことは観ている。彼らをどう無力化し、敵のエリアを利用できるか。そこに違いはない。

(今シーズン素晴らしいふたりのCBについて。彼らはこのフォームを継続すれば世界一のパートナーシップになれる……)

彼らは素晴らしい時期を過ごしていると思うし、この2シーズンはともにとてもとても安定していたと思う。観てもらったように、彼らには信じがたいようなケミストリがあり、今夜の多くをチームにもたらしてくれた。彼らはふたりとも際立っていたと思う。

(直近3試合の対戦でガブリエルとサリバはHaalandにゴールを許していない。このマッチアップがカギになる?……)

彼のスタッツや決めてきたゴールの量を見れば、間違いなく彼がメインのひとつであり、メインの源泉のひとつ。それはもちろん止めたい。もし失点をしたくないのなら。

(ジェイズースは今夜スタートに復帰しましたが、彼は週末古巣に対してどんな役割がある?……)

ほかの選手たちと同じ。できるかぎり最良のコンディションになれるよう準備をすること。なぜなら、われわれには全員が必要になるから。去年の試合で彼はスタートし、とてもいいパフォーマンスだった。全員がフィットし起用できることだ。

(チャンスに関して。この2試合ではマーティンの不在が注目されているが、オープンプレイでのチャンス不足を懸念している?……)

そうだね、われわれは間違いなくもっとチャンスをつくりたい。そこは疑問の余地はない。わたしは、そのことを議論するにもとてもオープン。だが、チャンスはクリエイティヴでなければならない。なぜなら、そのプロセスが良好でなければならないし、絶え間なく起こらねばならない。そこは一貫性が必要だ。

こっちのやりとりのほうがシティ戦についてだいぶ重要な話をしているな。

「今夜われわれがやったいくつかの際立ったこと」。これは守備のことでしょうな。この日のアーセナルの攻撃はお世辞にも褒められたものではなかった反面、守備は際立っていた。

ウィリアム・サリバの試合前コメント「まだ何も勝っていない」

レアル・マドリッドもほしがるロールスロイスの試合前コメント。AFC公式サイトより。

サリバ:昨シーズン、ぼくらは彼らに敗けなかった。だから、これを復讐だとは思わない。だが、彼らは昨シーズンもその前もリーグを勝っている。これは、むしろ自分たちのせいだろう。なぜなら、PLはシティ戦だけじゃないのだから。すべてのチームとの対戦であり、だからぼくらは自分たちに集中しなければならない。たくさんの試合がある。

ぼくらは、みんな何かを達成したがっている。PLを勝つのは簡単ではないけど、2回2位フィニッシュすれば、勝ちたくなる。ぼくらは全力を尽くす。昨シーズンよりももっと。もう2位や3位4位でフィニッシュはしたくない。このリーグを勝ちたいから、チームで全力を出す。

(アルテタの功績)彼はとてもいいコーチ。彼がここにいてくれてみんな喜んでいる。彼は、ぼくらの成長をかなり助けてくれた。とくにぼくのような選手を。

ぼくは彼からとてもたくさんのことを学んでいて、彼とワークするようになってからよりよい選手にもなった。だから、彼がいてくれてうれしいし、きっとぼくらは彼といっしょにいくつかのタイトルをとれるはず。

(いまでこそレギュラーだが、AFCではここまで順風満帆ではなかった件)自分がチームでキーパートを担っているかどうかは知らないけど、それにはなりたかった。

最初はつねに簡単ではないが、フットボールとはそんなもの。ワークが必要で、悪いときもあればよいときもある。あきらめず強くいることだ。

ぼくはたくさんワークし、ローンのときだってそうした。そしてこの2年間はここに戻れて、すごくうれしい。もっとよくなるためにこれからもワークをつづける。

ぼくには、まだ目標と野心がある。まだ何も勝ってないから。いいシーズンもあったけど、トロフィが必要だ。それがぼくがアーセナルとナショナルチームでやりたいこと。

(ガブリエルとのパートナーシップ)べつに秘密はないよ。ぼくも優秀だし、彼も優秀。ふたりともフランス語を話すし、いっしょにプレイするのはこれで3シーズンめだ。お互いをとてもよくわかっている。彼といっしょに毎試合プレイできるのは喜び。

ぼくらはいっしょに成長している。彼だって若いし。だから、ぼくの隣に彼がいてくれるのはとてもよいこと。

世界一の選手と呼ばれるにはトロフィが必要。これはいい野心。

リカルド・カラフィオーリの試合前コメント「(ポジション争い)ここに来る前からわかっていたこと」

短い時間ながら、イタリアでもこのチームで十分プレイできるクオリティを示したリッキー。これはアタランタ後のインタビュー。『Mirror』より。

カラフィオーリ:ぼくは、自分たちが勝てると信じているよ。間違いない。どの試合でも勝つ必要がある。それがぼくらの信念であり、強さだ。ぼくらならできる。マンシティがすごく強いのはぼくも知っているから、シティについて誰かから聞く必要もない。全員がわかっている。

彼らのことについて話す必要がないのは、つまり自分たちに集中しなきゃいけないから。ぼくらがもし自分たちのことをうまくやるなら、彼らを倒せるはずさ。

ぼくらにはいいスピリットがあるほんとうにいいチーム。ここからは、日曜について考えていかなければならない。とてもタフな試合になるだろうし。

(すでに最強ディフェンスのチームに入っていくこと)これは、かなり大きな挑戦。でも、それはここに来る前からわかっていた。ぼくは自分のクオリティ、スキルをチームにもたらすことができるし、それを喜んでやる。間違いなく、ぼくはもっともたらせる。

競争があるのはいいこと。トレイニングでも試合でも全員をプッシュするから。

(チームへの定着)ぼくはもう慣れたよ。チームのみんなによくしてもらっているし、あとは試合でプレイすることだ。

トレイニングもこれまでとは違うけど、みんなが助けてくれる。ほんとうによくしてもらっている。ぼくも早く学んでいるし、あとはピッチでチームを助けたい。

しかし、ぼくも試合でのインテンシティがかなり高いことはわかっている。PLとCLのレヴェルはすごいから。最高のレヴェルでプレイすれば、どの試合もタフだ。考えてる時間なんて全然ない。

(シティとの日程差)スケジュールもプログラムもつくられたものだし、ぼくらはそれに対応するしかない。

(ラヤ)今シーズン彼に助けられるのは初めてじゃないね! 彼がすごくうまくやっているのは、ぼくもうれしい。でも、ぼくらももっとうまくやる必要がある。彼は素晴らしいよ。彼はチームをたくさん助けている。

サリバもカラフィオーリも、自分たちに集中せよと同じことを述べている。きっとミケルが、チーム全体にそう伝えているのでしょうな。それとふたりとも自分自身に自信満々。そういうところは、日本人にはあまりないところだなあと思う。

それと彼がポジション争いの厳しさも認識していると述べたのは、とてもポジティヴなことに思える。いまはティンバーがLBでかなりうまくやっているので、彼ももう少しチャンスを待たねばならないかもしれないが、彼がこれまで垣間見せているクオリティなら、遠からずそのチャンスも訪れるだろう。

追記:ブカヨ・サカの試合前コメント「今年も勝ちに行く」

『The Telegraph』より。

サカ:(昨シーズンのエティハドでのゴールレスドロウについてRodriが「彼らはドロウしか狙ってなかった」と批判)リアルな真実は、ぼくらしか知らない。

ぼくらは、勝ちに行くつもりだよ。それがぼくらの集中だ。(昨シーズンのパフォーマンスに関する批判は)正直、全然気にならない。ぼくらは、自分たちが信じるものをわかっているし、なにを成し遂げに行くかもわかっている。

事実を知っているのは、ぼくらだけだ。ぼくらは前回もあそこには勝ちに行ったし、この日曜もそれをまたやりにいくつもり。

(多忙だった夏のあとも好調)ぼくはすべてをやるだけ。ぼくはフットボールに生きているから。つぎの試合の準備に全力を尽くす。回復でも、食事でも、試合の予習でも。ぼくは自分がなれるベストになりたい。

それは、ほとんどすべてだと思う。結局はそれも渇望なんだ。自分がまだ成し遂げていないことを成し遂げること。

(昨シーズンのPLタイトル争いとEuro2024のファイナル敗退がやる気に)両方だ。でもそれが2シーズンみたいになっている。だから、よけいに苦痛。

(オーデガードの不在)ぼくがどれだけマーティンを愛しているか知ってるでしょう。彼はワールドクラスの選手で、彼の不在は痛い。でもそれに適応しないと。ぼくらには強みがあるし、彼のポジションでプレイできる選手たちもいる。彼が戻るまで、チームは解決策を見つけるはずだ。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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