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【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs レスター・シティ(28/Sep/2024)予想外に苦しみながらの土壇場勝利

みずから脅威になれることを証明してみせたワニエリ

イーサン・ワニエリがベンチスタートと知ったときは、スタートを期待していただけにちょっとがっかりしてしまったが、今回はベンチスタートでもサブからあれだけのインパクトを見せたことで、むしろサブでよかったんじゃないかとも思えてきた。

アルテタとしては、このあとすぐのつぎの試合がミドウィークのCL(PSG)でかなり重要な試合なので、彼をそっちでスタートさせるほうを選んだのかもしれない。

彼が入ったのが85分というフルタイムまで残りわずかな時間帯。パーティとの交代だったので、あと1点を決めるためにDMを下げてAMを入れるという、チームとしてのスクランブル状況に入ったところだった。

そして彼はそのような短い時間でも、非常に印象的なパフォーマンスを見せた。

彼があのチームで稀有なのは、やはりMFとしてボールを持って狭いエリアに自分から入っていけるところだろう。単独でドリブルを始めてもボールが足から離れない、ジャック・ウィルシャーを彷彿とさせるペネトレイションで、お互いのチームの攻守の役割が固定されしばらく動きのない膠着した状況のなかで、彼がまた違うリズムを生むという。

もちろん、ボールをもって危険なエリアに入ってくる選手を相手は嫌がるはずで、彼に集中してくれれば、ほかの選手がフリーになりやすいという好循環。

彼が入ってすぐ、ボールを持ったままボックスの外側を横切って放ったショットは、GKのセイヴに阻まれたものの、アルテタも試合後にそのシーンについて述べていたくらいで、ボスからしてもやはり印象に残るプレイだったのだろう。勇敢だった。

もちろん、守備も怠らない。今回は、リードしてからのタックルでもスタンドを沸かせたものだ。アルテタのチームでは必ず要求されること。あの泥臭いプレイには、多くのファンが目を細めたに違いない。

オーデガードやメリーノが不在のチームで、ひとまずはその穴を埋めることを期待されていたのがワニエリの現状だろうが、今回のパフォーマンスは穴を埋めるというよりも、彼の個人のクオリティが一定のスタンダードを超えていることを示したんじゃないだろうか。彼は、バックアップ以上のサムシングを持っている。

また、いまのチームの選手たちにはない部分をもたらすことで、攻撃脅威にもなれることも示した。ボックスでボールを持ったときの存在感もあり、それはファーストチームの選手にも見劣りしなかった。

ここ数試合の活躍で、チームのなかでめっきり存在感を増しているティンバーとカラフィオーリ。そして、ワニエリも彼らと同じように、いままさにチームのなかでステップアップしようとしている。

そんなふうに感じたワニエリのパフォーマンスだった。

サカが大記録を逃す

この試合は、サカがPLのスタートから6試合連続G/Aの新記録がかかっていた。

そして、もう無理かもと思っていた超土壇場でトロサールのウィナー。サカのアシストも決まってよかったよかったと思っていたら、そのあとあのゴール記録が相手のOGに変わってしまったのだよね。トロサールのゴール1もサカのアシスト1も幻に。それで、PL記録もお預け。ブカちゃん残念。

しかし、彼の記録はこれだけではなかった。

全然残念じゃない。

 

この試合については以上。

 

そういえば、おなじみのチャールズ・ワッツ氏が、この試合の前、息子を初めて試合につれていくとtw。

「アーセナルが勝てなければもういっしょに来てくれないかも」と気弱なパパっぷりを見せていたが、試合後の坊やはこんな顔をしていたという。これはウケる。家族や恋人がアーセナル愛を理解してくれないあるある。でもどうにか息子には理解してほしいパパあるある。微笑ましい。

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