試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
ハヴァーツ
マルティネリ、トロサール、サカ
ライス、メリーノ
ティンバー、ガブリエル、ホワイト、パーティ
ラヤ
サブは、キヴィオール(54 ガブリエル)、MLS(76 ティンバー)、ジェズース(85 サカ)、ワニエリ(85 マルティネリ)
サカとティンバーがサプライズでスタート。おそらくこのふたりがいるといないでは、チームプレイは全然違っていただろう。
サリバ不在で適応を強いられていたバックラインの組み合わせは、ティンバーのLB、ホワイトのRCB、パーティのRBとなった。
前半は、コーナーからあっさり失点したものの、早い時間と遅い時間にそれぞれサカとメリーノがゴールを決めて2-1のリード。この前半、今シーズンのアーセナルでベスト級のパフォーマンスだったと感じた。逆境のときこそ発奮しがち。
そして後半は、いきなりビッグガビが故障し、勢いが失速。彼と交代したのはキヴィオールだった。
1点を追いかけるリヴァプールにプッシュされる劣勢のなか、ティンバーも座り込んでしまう。彼もサカもそもそも100%フィットネスはなかったのだろう。アルテタはこの試合でリスクをかけた。
LBのサブはMLS。ここでジンチェンコが選ばれなかったのは興味深かった。彼はそれだけペッキングオーダーが下なのか、あるいはフィットしていないのか。不明。
ちょうどキヴィオールとMLSがいるサイドを出し抜かれて81分に追いつかれると、サカとマルティネリの両翼を下げて、ジェズースとワニエリが入る。が、彼らも残り10分で試合を決めるほどのインパクトは出せず。
この日は、RBのジョッシュ・ニコルズ(18)もベンチに入っていて、今シーズンのPL試合で彼がベンチに入るのはレスターにつづき二度目だが、いかにもスクワッド危機を感じさせた。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
基本的なスタッツはわりと拮抗している。はっきりしているのが、お互いの時間が前半と後半にあったこと。試合を通したショッツは両チームが9だが、前半が6 v 3、後半が3 v 6と数字でもわかりやすい。
目を引くスタットは、空中戦。62.1% v 37.9%と、ここはホームチームが圧倒している。さすがにでかい選手を揃えているだけある。
The xG PhilosophyによるxGは、1.14 vs 1.10。
Arsenal (1.14) 2-2 (1.10) Liverpool
— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) October 27, 2024
ちなみに、アーセナルはメリーノのゴール(43分)から、Salahのゴール(81分)までのあいだ、ショッツが1(77分ハヴァーツ)でxGが0.05しかなかったらしい。その間、まったく攻撃できていなかった。
後述するように、この日リードしてから後半のアーセナルの消極性は議論になっている。
これも大きくはアルテタのターンオーバー不足が招いたことかなぁとも思います。
主力を絶対的な主力として、控えは絶対的な控えとして扱っていたら、それはこうなりますって!って感じます…
守備はよく頑張ってますがマルティネッリがイマイチかなと思います。左のクォリティが上がれば怖いチームになれそうですが右のサカがスゴすぎるのを割り引いても左は少し弱いです