試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、ハヴァーツ、サカ
ライス、ジョルジーニョ、オーデガード
カラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、キヴィオール(46 ガブリエル)、ジンチェンコ(56 カラフィオーリ)、ジェズース(74 オーデガード)、スターリング(74 サカ)、ワニエリ(85 トロサール)
ジョルジーニョのスタートを観たとき、また意外な変更をしてきたと思ったら、スターティング11の発表と同時に、なんとメリーノ(ヒザ)とパーティ(筋肉)のアウトが伝えられた。パーティはここまで長らくフィットしてきたが、ここでついに。彼のケガはやはり避けられないのか。軽傷だといいのだが。
そのほかはトロサールがスタート。マルティネリは温存になった。PLは前回のフォレストとこの試合で、ネリよりもトロサールが優先して起用されているのは興味深い。どちらもミドウィークに重要な試合を控えているので、マルティネリを温存したのか、あるいは単純にペッキングオーダーか。去年のこの試合でトロサールが大活躍したので、それもあるかもしれない。相性よし。
ベンチには、KTが入りMLSは入らず。だが、MLSもまたケガだったらしい。そのかわりにジョッシュ・ニコルズが入った。
試合中も痛む選手が多く、こんなふうに地味にケガ人が出てきているのは、ちょっと心配である。
サブは、キヴィオールが後半から。ガブリエルはファビアンスキに頭をひっぱたかれたからではなく、スポルティングでやったケガの影響ということ。彼もまた100%フィットネスのない状態でプレイをつづけている。
56分のジンチェンコもアルテタにしては変な時間の交代だと思ったら、カラフィオーリに問題あり。彼は右足の太ももにテーピングしていて、交代時には鼠径部を気にしていたという情報もある。
Pointing at his groin when off. Hmm pic.twitter.com/0k1uCNWtgr
— Osman (@OsmanZtheGooner) November 30, 2024
その後は、オーデガード、サカ、トロサールを下げて、ジェズース、スターリング、ワニエリ。ここは予定どおりに見える。
この試合であんまりネガティヴに書くことはないのだが、ジェズースのオーラのなさだけは気になった。
彼が入った時間帯は、もう試合も終わっているようなものだったので、そもそも彼にここでなにかやってほしいという期待感もさほどなかったが、すっかりチームの蚊帳の外にいるみたいな雰囲気で、ときの流れの残酷さを感じたものだ。もはや彼が中心にいるチームではないことがありありと感じられた。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
試合展開としては、4-0までの時間帯、そこからHTまで、そして後半の3パートに分かれるような感じだろうか。そして90分ではこの数字である。
アーセナルは4-0になって、もう平常心のチームではなくなったのだろう。集中を保てなかった。しかし、前半の終盤に2失点したこともあり、後半から気持ちをややリセットしてわりと互角っぽい感じになった。というか、3点リードしていたアーセナルはもう状態をキープするだけでよく、逆にWHUは敗けてもともとの背水の陣で超アグレッシヴになった。
後半のアーセナルはSoTが1しかない(前半は6)ことにも、攻撃への姿勢の変化が見える。
Opta AnalystによるxGは、1.46 v 3.0。
激動の前半にくらべ、後半はお互いに攻めあぐねたことがわかる。
91分のWHUのチャンスは、ラヤとサリバの連携ミスから。カメラに抜かれたラヤの仕草を見るに、スルーボールを自分に任せるよう伝えたのがサリバに聞こえなかったみたいだ。無理してボールに触ったおかげで相手のチャンスになってしまった。相手が外してくれて助かった。