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【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル & アストン・ヴィラ(18/Jan/2025)ダブルをかませ

また中二日で試合である。すごい日程だな。ケガもするよ。

さて、アーセナルのMD22は、ホームに7位のアストン・ヴィラを迎える。

ウナイ・エメリは、一時「アルテタより優秀」みたいにかなり称賛されていたのが、それから一転して浮き沈みが激しいシーズンを過ごしている。ここ数試合はやや調子はよいようだ。が、今シーズンはアーセナルはすでにヴィラ・パークで勝っている。彼らにはいやな相手だろう。昨シーズンのダブルがあったとはいえ。

アーセナルは、もちろん連続してふたつのカップコンペティションから(ほぼ)敗退し、傷心の気分から、ミッドウィークにはシーズン最大の試合に勝利してバウンスバックがあったばかり。トップのリヴァプールとの差も少しだけ縮めて、ムードは悪くない。足りないスクワッドでもエナジーはみなぎっているはず。

せっかくつけたこの勢いを維持するためにも、アーセナルはもちろん絶対に勝ちたい試合である。



アルテタの試合前コメント「タイトル争いを楽しまねばならない」

昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。

(Erling Haalandがマンシティと10年契約を結んだ件……)

アルテタ:それが伝えられていること。もし彼らが選手にそれだけの長期間コミットする意志があるのなら、それは彼らが非常に満足しているということだろう。彼らにはいいニュースだね。

(カラフィオーリなどケガ人について……)

今日の午後は、医療スタッフといくつか決断することがある。彼らのベストコンディションがこの試合にあるのか、それともつぎの試合か。それを決断する。

(長期のケガ人で復帰に近づいている選手はいる?……)

そう遠くない。

(スパーズに勝ったことで選手に与えるインパクト……)

チームのプレイする姿勢は最高だった。いくつかのビッグパフォーマンスがあったし、みんなの前で勝利を祝えた美しい夜になった。

われわれはいまはもうつぎの試合に動いている。ヴィラとのビッグゲイム。

(タイトルを勝ち取るには完璧でいなければならない?……)

明日の夜はできる限りいいプレイをするようにする。それが目標だ。彼らはとてもいいチームで、だから昨シーズンはやられたし、今シーズンのヴィラ・パークでも非常に難しい相手ということを証明した。だから、われわれも勝つためにベストな準備をする。

(補強なしでタイトルを競える?……)

現時点でそのような選手はいない。最良の解決策を模索してはいる。だが、これから自分たちに何ができるかを見守っていなければならない。

(探している選手のプロファイルについて……)

それはここで話すことじゃない。もちろん、われわれはフロントラインにふたりのビッグプレイヤーを失っているので、そこを支える必要がある。

(Martin Zubimendiが夏に来る可能性があると云われている。そのことについては尋ねないが夏には選手の何人もが契約切れになる……)

契約切れについては、いくつかの状況がある。これまでやっていたように更新することもできる。

われわれは、つねにスクワッドを進化させることに積極的だ。選手が契約を終えようとするとき、その選手がどうしたいのかを理解し、そしてわれわれはそれに備えておかねばならない。

(ダービーだけでなく選手たちを毎試合で発奮させる……)

3日ごとにプレイしているとき、あれこそがわれわれの求める類のパフォーマンスだ。パフォーマンスがあっても、その後には結果がすべてになるし、あの試合でも最初の数分でいくつかのことは自分たちの思い通りにはならなかった。とくに、あの支配がありながら1-0にされたのは精神的にタフだった。

わたしは、チームが素晴らしいレジリエンスを示したと思う。状況を乗り越える忍耐と落ち着きがあり、試合に勝てた。

(選手たちはリヴァプールを追いかけるプレッシャーを乗り越えられる?……)

そう思う。われわれがもう2年半もやってきたように、トップチームを相手に11ヶ月トロフィのために戦いたいのなら、そうした時間は楽しまねばならない。この状況、この挑戦、プレッシャーを。それがフットボールの美しさだ。

われわれは勝つためにプレイしている。そここそ、われわれがたどり着きたい場所。

(選手たちにはむしろプレッシャーを感じてもらいたい?……)

わたしはプレッシャーというものは内部から来るものだと思う。ほかに誰もプレッシャーをかけるものなどいない。わたしは、それは間違っていると思うし、仮にそうだとしたら、それはつまり正しく準備がされていないということ。

わたしが考えるに、選手は自分たちにできるかぎりのベストになるために成長せねばならないし、それを叶えるために毎日のコミットメントがあるとき、それ以上にかかるプレッシャーなどない。

(アストン・ヴィラについて……)

われわれは、彼らのチームの難しさをわかっている。だから、彼らのあのようにいいパフォーマンスがある。彼らには素晴らしいコーチがいて、とてもいい選手がいて、とてもいい組織がある。そして、われわれはPLではそういったことにとても慣れている。

3日ごとにプレイする点では、明日も大して違いはない。だから、われわれは試合に勝つためにとてもいいプレイをしなければならない。

(無冠の帝王と云われることについて……)

その場合、わたしはスタッツを参考にする。それに関するすべてのスタッツを見れば、それこそがスタッツが物語ることだ。現実としてわれわれがそうではないのは、誰かほかのチームがタイトルを勝っているからだし、まだこれから進歩すべき差もある。もっと強くならないと。

(Renée Slegersがアーセナルウィメンのパーマネントヘッドコーチに就任した件……)

とてもうれしい。彼女はその役を受けて以来、素晴らしい仕事をしてきた。チームとクラブにとっても素晴らしい。なぜなら、すでにいる人材を昇格させたということは、とても力強いシグナルになるから。とてもいい決断だと云わざるを得ない。彼女のためにわたしもうれしい。

(水曜の勝利からトレイニンググラウンドでの反応は?……)

とてもよい。ドレッシングルームでも彼らはとてもうれしそうだった。その翌日も。そしてこれからヴィラ。それだけさ。

試合の結果次第で喜びもバッドムードもありえるのだから、それはただちに消す必要がある。つぎの試合に集中するために。

(いま勢いはどれほど重要?……)

もしわれわれが安定していなければ、このポジションにはいなかったはず。この11-13試合のPLでのランを見れば、それ自体が物語ることだ。結果だけでなく、パフォーマンスも。

それぞれのコンペティションで、それを3日ごとにやっていこうじゃないか。それこそがわれわれが叶えたいものだ。

(タイトル争いに今週はどれほど重要?……)

われわれに勝利の可能性があり、ほかのチームにポインツを落とす可能性があるのなら、いつだって重要だ。まず勝利、そしてつぎに競争相手の望まないことが起きる。そうなれば、つねにグレイトな一週間。

われわれには、そうしたときがよりいっそう必要になる。なぜなら、自分たちのポジションがあるから。われわれは、自分たちのやりたいことは挑戦になるということを理解するために、とても集中している必要がある。

(フットボールは長期契約のほうに向かっている?……)

わからない。それはいくつかのそういう例があるというだけだろう。どのクラブもそうしたルートに行くのかはわからない。そこに至った経緯は、特殊なケイスかもしれない。

もしかしたら、マネジャーも10年契約になり始めるかもしれないし、そのあとはフィジオ、あとジャーナリストも!

(あなたも10年契約がほしい?……)

いまので十分。

(セットピースへの取り組みの重要性……)

われわれは、この前セットピースで失点した。それはバランスだ。もし得点しても失点すれば結局バランスはゼロ。そういうものだ。

われわれはコーチとしてそれに責任があるし、ほかにやることもたくさんある。それをとても上手にやったり、選手たちにやらせたりするのは、この仕事の小さな部分でしかない。

われわれにはいい勢いがある。ここからはそれを維持することだ。攻撃パートと守備パートも同様に。

(セットピースのアイディアをどうやって思いつく?……)

われわれの行うすべてのことは共有される。今日のアイディアも始まったのは何年も前のこと。そして、その進歩においてそれがコンスタントに行われている。なぜなら、いまわれわれのやっていることは、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月でもうまくいかないから。だから、コンスタントに進化させる必要がある。

(ケガで長期離脱の選手たちに課していること?……)

まず、主要な部分は彼らが感情的にどう感じるかの心理的なこと。愛していることを長い時間できないのは簡単ではない。

ルーティーンも完全に変えることになり、より孤立していく。なぜなら、その選手はグループのなかに入っていないし、その状況に対処して落ち着くまでには時間もかかるから。だから、まずなにより、選手には手を差し伸べること。

そのあとに、肉体的コンディション。ケガの程度によってそれを維持できるのか、あるいは改善できるのか。そこが非常に重要。

ほかのことに時間を使えることもある。たとえば、ブカヨはこの2シーズンはオフの時間がまったくなかった。だから、彼にとっては休暇が取れる時期かもしれない。人生にはほかの側面もある。家族と親しんだり。素晴らしい。

ゲイムで選手がまだ進歩し成長できる側面についての学びもある。それはわれわれがいまやっていることだ。それをやろうとしている。

(ジュリアン・ティンバーの時間をマネジする……)

彼がやっていることは信じられないことだ。とくに、彼が右でやっていること。LBでやっていることも。われわれは、彼にとても大きな要求をしているから。

それなのだ。スクワッドが足りないとき、いまのようにかなり多くのケガ人が出ているとき、選手はさらに負荷がかかり始める。それは理想的ではない。

(MLSをLBにコンヴァートしたのはあなたも関わっている?……)

わたしが彼を観たとき、わたしが観たときのアカデミーのプロジェクトがあり、彼にチャンスを与えるには、彼のポジションを変えるしかないと考えた。

わたしは彼と話して、そこ(LB)がキミのポジションになると思うと伝えた。わたしは、そこが彼のクオリティや彼のプレイのしかたにフィットすると思ったから。それに、チームはそのポジションに必要性があった。だから、われわれはそれに取り組み始めた。

そして彼は、そこですぐに彼が持つパーソナリティを出し始めた。わたしは、彼がいまあのようにやれているのは当然だと思う。

(彼のプリシーズンからの進歩について……)

守備パートでの役割に適応するだけじゃない。フィジカリーにも非常に要求される。

あのポジションは相手のウィンガーと何度も対峙する。守備ラインの一部でいなければならない。いつ相手を離して、いつ離さないかを理解している必要があり、自分のサイドでのプレイならどうボックスを守るかも。それは、彼にはあまり馴染みがなかったことだ。

そして、そのうえに攻撃プロセスがある。だから、やることは非常に多い。彼は、それに素晴らしく対処している。フィジカリーにもそうだし、去年くらいからとても成熟してきた。(NLDは)さらなる素晴らしいパフォーマンスだった。

(移籍市場では「ほしい」から「必要」に変わった?……)

この数週間に起きたことからしても、当然われわれは、いまは必要性が出てきた。それはそう。

(誰もがアーセナルがFWをほしがっていると知っているなかでの難しさ……)

それはJason(Ayto)に訊くべき質問だと思う。それはわたしにはわからないが、わかっているのは自分たちが正しいと考えること、自分たちに可能なことをやる必要があるということ。チームに起きていることからしても、われわれのやりたいことははっきりしている。

それができるかどうか? それにはたくさんの要素がある。

(マイルズはイングランドに呼ばれるかも?……)

まずは彼を落ち着かせることだ。彼の目の前にある現実について話そう。それに集中していれば、いまはそれでもう十分だとわたしは思う。

(タイトル争いは一騎打ちになった?……)

そうは思わない。PLの毎試合で、差や、どうやってチームが試合に勝っているかを見れば、どちらほうに転ぶこともありえる。だから、まったく異なるふたつかみっつの語りかたがある。

まだ1月だ。まだまだ長い道のり。

(ToT戦での雰囲気について……)

ブリリアント。最☆高。前にも述べたように、それはわれわれ次第なのだ。

われわれは、ケガだろうがレフリーだろうが、自分たちに起きたことを憐れんだりすることもできる。だが、なにが自分たち次第かだ。それをやると覚悟を決めよう。わたしは観客に違うものを見たし、違うボディラングエッジを観た。

われわれはどのボールにも食らいついたし、ボールがあってもなくても空気をつくった。ほんものの意図があった。われわれが叫び、どのボールにも向かっていった。あれは最高だったと云わざるを得ない。

会見後半。

サマリー。

  • Sterling: We can get a lot more. His involvement has been a lot more but he can give us a lot.
  • Gabriel goal threat: At the present time a lot. He’s scoring important goals.
  • Balance transfers now and in summer: No one can give you assurances. It’s clear it’s not easy enough. It’s a difficult scenario.
  • Spoken about it?: For sure. We never plan a window. We look at the squad, the academy and adapt.
  • Money? We have to be able to afford it.
  • Signings need to hit the ground running: For sure. You have to look at the context, the expectations.
  • Havertz: A joy to work with him. I wish you could spend time with him. He looks forward, takes it on the chin and goes again.
  • Crowd a different bite: Like you! Hopefully that’s the standards.
  • Do the fans know this?: I don’t know they need to watch the press conference!
  • Can Saka go on holiday?: Yes, he’s obligated to go. He needs to get away and refresh.
  • Desire to make him stay close: He’s been there every single day. We need to look after our players.

ブカヨには強制的に休暇を取らせる。ウケる。誰か彼におすすめアニメのリストでも送ってあげてください。

Haalandの10年(9.5年?)の新契約のニュースは、さすがにちょっち驚いたね。まさに、骨を埋める覚悟。彼らはこの冬にかなり金を使って補強をしているようだし、115違反の訴訟で勝つ目処がついたんじゃないかという憶測もある。これありそうなのが怖いんだよなあ。いまアメリカで起きていることを観ても、金と権力があれば、マジでなんでもありの世の中になりつつあるし。

Haalandのことを訊くなら、その流れでペップの離婚のことが話題になってもよさそうだが、動画で確認してもその質問はなかったようだ。彼は妻に「フットボールばかりで家庭を顧みなかった」と愛想を尽かされて(笑)、財産のかなりの部分も持っていかれるとか。それならミケルも他人事ではないんじゃないかという。むしろこれは訊いてほしかった。

CMからLBへのポジション変更についてやりとりがあるMLSについて、Daily Mailのモクベルが「夏にパーティとジョルジーニョが移籍するとMLSにCMへの道がひらける」と云っていて、今後の彼のポジションは注目されそうな予感がある。いま右サイドでパーティがやっているMFとFBの兼任を、来シーズンからMLSが左でやるみたいな。いずれにせよ楽しみ。イングランドにもMFとして招集されるみたいなことがあったりして。

マーティン・オーデガードの試合前コメント「3日ごとの試合にも慣れる必要がある」

今回の試合前コメントというより、NLDの試合後コメント? AFC公式サイトより。

MØ:ダービーに勝てばいつだって素晴らしい気分。雰囲気も信じられないくらいだったし、ファンもとても喜んだ。ぼくらはこの勢いを利用する必要がある。回復して準備する。毎試合で勝ちたい。

毎年、まるでどんどん試合が増えて、どんどんインテンスになっていくように感じる。でも、それはぼくらの望むところだ。ぼくらは戦いたいし、どのコンペティションでも競いたい。だから3日ごとの試合だって慣れる必要がある。休んだらまたすぐ試合だ。

FAカップからは敗退してしまったけど、ぼくはそれでもいいポジションにいる。まだとてもよくやっていると思う。プッシュしつづけないと。ぼくらの目標はトロフィを勝つことだ。それがここにいる全員のマインドセット。ぼくらが毎日トレイニングでもやっていることは、お互いにもっとよくなるためにプッシュすること。とてもハングリーなチーム。

(キャプテンで父にもなった)責任を楽しんでいるよ。この大きなクラブでキャプテンであることはとても誇らしいし、もう何年かやってきて、つねに学び成長している。とても気に入っている。プレッシャーはあるけど、チームとして楽しんでいることでもある。いまの自分たちのいる場所にはみんな満足している。

ぼくは、どちらの生活でもベストを尽くそうとしている。ピッチのなかでも外でも! ぼくの妻は素晴らしいよ。うちでも素晴らしい仕事をしてくれているし、ぼくもできるだけそれを助けようとしている。だから、うまくいっているね。

おのろけである。

そういえば、昨日のブログでもすこし書いたノルウェイの少年Nypanくん(18)は、その後オーンステインが「彼はアーセナル移籍に非常に前向き」とコメントしていたようで、やはり先輩効果かもしれない。ここには世界最高リーグのトップクリエイターに学べる環境がある。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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