試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 2-0
Sky Sports (Jones Knows)2-1
WhoScored.com 2-1
三者似た予想。
Chiris Sutton (BBC Sport):これは昨シーズンのアーセナルがやってしまった試合だ。彼らはリーグ18試合のうち16で勝っていたが、ひとつだけアストン・ヴィラに対し悪いハーフをやり、その敗戦がタイトルに高くついてしまった。
まだ苦痛は残っているに違いない。しかし、そのことが今回こそ仕事をやりとげることに集中させるかもしれない。
ヴィラはエヴァトンでのいい勝利からここにやってくるが、彼らはモイーズのチームにいくつかのチャンスもつくられていた。
ガナーズは水曜のNLDでふさわしい勝利だったので、わたしはここでそのパフォーマンスをつづけると思う。彼らはあらためて無慈悲なタッチを見つけるだろう。
Jones Knows(Sky Sports):トテナム戦のMLSは、とてもアシュリー・コールのヴァイブスがあった。彼のパフォーマンスにはかなり驚かされた。彼は怪物である。
彼は18才にしてすでにNLDを楽しんでいて、もう何才も年上に観えたほど。アーセナルのチームで、彼よりも多くタックルし(4)、ポゼッションを奪い(6)、パスが正確だった(93.8%)ものは彼のほかにいなかった。
彼のファウルを誘発するプレイも興味深い。彼はとてもストリートワイズな性分で接触も厭わず、喜んで倒れるところがある。彼はここまで8試合のスタートで18回ファウルされ、試合平均では2以上ある。それもまたアーセナルが粘り強く勝つ展開において、注目するポイントだ。
試合のみどころ
この試合のアーセナルにおける最大のテーマは、もちろん勝って勢いを維持することだろう。ゴールがゴールを呼び、勝ちが勝ちを呼ぶような状況をつくらねばならない。そうすれば、ホームのサポーターも盛り上がって、チームも盛り上がって、それが結果につながるような好循環が生まれる。
去年のアーセナル戦のダブル、今年前半の試合での敗けたとはいえ彼らのパフォーマンスを思えば、彼らがここしばらくアーセナル戦で好成績を残しているのは、ウナイ・エメリの要素が大きい。アーセナルというチームとクラブをよく知っているコーチに対し、何ができるかが問われる。相手の考えをどう出し抜くか、どう想定を上回るか。
アーセナルは、オーデガードの不在期間や、現在のサカの不在で、攻撃における彼らへの依存度が高すぎることが露呈してしまっているシーズンでもある。そこをどう乗り越えていくかが、もうしばらくチームのテーマになっているが、それは当然この試合でも変わらない。
前回のNLDでも、アーセナルの攻撃の停滞している本質的な部分は、そう変わっていないように観えた。ということは、今回の試合でもまたそのあたりの課題がキーポイントになるだろう。
いま必要なのは、トロサールが決めたゴールのような決意ある、迷いのないショット。ゴール前での勇気と云ってもいいかもしれない。失敗を恐れない。ファンも選手が挑戦することを否定したりはしないはず。ファンがいちばんフラストレイションをためているのは、なにしろゴール前での躊躇であり、迷いが感じられるような中途半端なプレイだろう。
それと、こういう選手が足りない状況なので選手のステップアップもやはり必要だろう。
この試合で注目したいひとりはスターリング。アルテタは試合前会見で「彼ならもっとできる」と彼への期待について語った。実際そう思う。かつてあれだけの選手だったのだから。彼も責任あるシニア選手のプレイを見せるべき。あのRWポジションが生産的であるかどうかは、アーセナルの攻撃パフォーマンス全体に直結する。
あとは、上に書いたようにメリーノ。彼はいまチームプレイへの関与自体に問題があるように思える。彼のような選手なら、もっとボールを持ってイニシアティヴを取ってもいいはず。狭いエリアでも、あんなにボールをうまく持てるのだから。もうチームにも慣れてきているだろうし、そろそろ遠慮している場合じゃない。あのポジションで歯車のひとつではなく、自分がそれを回すくらいの気概を持ってほしいものだ。
ヴィラは、当然アーセナルの攻撃ではオーデガードを通過した右サイドの一連のプレイを最大限警戒する。だからこそ、メリーノが左で効果的にもなれる余地があるだろうし、チャンスもあるというもの。彼には、相手が予測できなかった存在になってほしい。
今回彼のスタート予想はしなかったけど、彼は本来はいまごろはレギュラーでプレイすることを期待されていたと思うんだよなあ。このまま埋もれてはいけない。まだ彼に希望は捨てていない。
そういえば、NLDの試合後エントリでだいじなことを書き忘れていたんだけど、じつはMD21まで今シーズンと昨シーズンとで結果はほとんど変わらなかったという件。しかしながら、昨シーズンはその後半がすごかったのだよね。
MD19-20で2連敗のあと(ドゥバイキャンプを経て)、最後の18試合でW16 D1 L1をやった。どえらい勝率。これで91ポインツのシティに2ポインツ及ばずの89ポインツ・2位フィニッシュ。残り試合にほぼ勝ったことでそこまでいった。
今シーズン、リヴァプールに勝とうと思ったら、やはりこれからこれに匹敵する結果を出す必要があるだろう。
なんという厳しさか。でも、可能性があるだけまだマシか。やってやろうじゃないの。
キックオフは、日本時間で1月19日(日)深夜2:30。
今年は逆にダブル。かましていただきたい。
COYG!