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【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(2/Feb/2025)ラストチャンス

試合結果予想

BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 2-1

Sky Sports (Jones Knows)  N/A

WhoScored.com   1-1

Chiris Sutton (BBC Sport):アーセナルのボスであるアルテタが、こんなにも長いあいだ新ストライカーを必要としていないのは、おかしなことだ。そして1月も終わりにさしかかったところで、突然にヴィラのWatkinsにオファーをしているのだという。

これはちょっと遅いんじゃないかと思う。なぜ1月の始めからそれをしなかった? わたしも彼らがサカやジェズースなど複数のケガ人が出ているのは知っているが、なぜこのように遅くなったのかは理解できない。まるで場当たり的な対応に思える。

これはアーセナルにとっては、とても大きな試合だ。この数シーズンではシティとの試合はタイトルディサイダーだったが、今回はアーセナルのタイトルだけが線上にある。

シティは最近よくはなってきた。しかし、わたしには彼らがそれでも失点はすると思う。水曜のクラブ・ブルージュが見せたように。

シーズン序盤のこの対戦は素晴らしい試合だった。トロサールが退場になり2-2ドロウ。これを読んでいるひとは今回も1-1を予想するかもしれないが、わたしは今回は勝者を選ぶ。それはアーセナル。セットピースが試合の決め手になっても驚かない。

もしシティが敗けるようなら、今度はHaalandがstay humbleであることを願おう。

試合のみどころ

今回も、いろいろなみどころのある試合だと思う。

ひとつは間違いなく、HaalandとアーセナルのDFたちのバトル。とくにガブリエルとサリバ。彼をいかに止めるか。

Haalandはいくら謙虚になったといっても、PLでここまでG18。リーグで2位の数字は大人しくない。シティとの対戦ではいつも同じように彼にゴールさせないことは、この試合の結果に直結する。幸いなことに、ビッグガビとサリバの対Haalandの対戦成績は悪くない。彼を完璧に近いかたちで抑えてきたことも、アーセナルがシティにこの3試合敗けていない、大きな理由だろう。

それと、そのことに関係することで興味深い話がある。Opta Analystのシティのロングボールについての分析記事。

もともと、シティはショートパスで試合を支配したがるチームで(※2016にペップがマネジャーになってから全シーズンでパスがリーグベスト)ビルドアップもバックからにこだわるし、基本的にロングボールも少ないのだが、最近試合によっては、意図的にロングボールを利用しようとしているらしい。

とくに先週3-1で勝ったPLチェルシー(H)でそれが顕著に観られたという。その試合ではパス全体の9.4%がロングボールで、今シーズンの彼らのPL試合ではもっともロングボールの割合が多かった。また試合には敗けたものの、その前のCL PSG(A)では、それが12.4%。

じつは昨シーズンには、アーセナル戦でも似たような傾向があり、エミレーツでの全パスにおける彼らのロングボール率は17.2%と2016のグアルディオラ以降で2番めに多い割合だったという。アーセナル戦はエティハドでのFAカップでも、13.2%と多かった。

水曜のCLブルージュでは、たったの2.3%しかロングボールがなかったということは、相手を選んでそれを戦術的にやっている。

直近のアーセナル戦で勝てていない3試合の平均のそれは7.9%(※もっともトロサールの退場の影響もあり)だったので、その反省も活かしつつ、今回彼らが意図的にロングボールを多用する可能性はある。ここは注目しよう。

考えてみれば、アーセナルは人数をかけてハイプレスを行い、DFラインを高く保つハイラインのチームであり、それを回避するロングボールは定石の対策のひとつ。そして、彼らにはターゲットになるでかくて速いFWがいる。それにHaalandだけでなく、両FBのMatheus NunesとJosko Gvardiolもロングボールの受け手であり、むしろここでやらない理由がないとも云える。

アーセナルにしてみると、対戦相手のロングボールは、ハイライン/ハイプレスで強いるものでもあり、それをプレッシングのなかで苦し紛れのなかで蹴らせるか、あるいは余裕をもって蹴らせるかは、勝負の大きな分かれ目になりそうだ。チームとして、ハイライン/ハイプレスのクオリティが問われるテストになる。

その点でアーセナルの懸念はラヤの不在。ネトは先日のジローナでも、ハイライン裏でやらかしてしまった。彼は、あの日自分がプレイするとは思っておらず、こころの準備ができてなかった説もあるが、いずれにせよネトがGKになると途端にハイラインが心配になる。

またアーセナルは、攻撃面ではシティの守備の不調にどれだけ付け入ることができるかも大きな課題だ。

シティのPLでのここまでの30失点はリーグ7位タイ(※アーセナルは21でトップタイ)。xGAでは10位になる。攻撃(ゴール)ではいまもリーグベストに近いものがあるので、彼らの不調は悪い守備に起因しているといってもよい。

彼らが今シーズンここまでのPLで勝った12試合で、2点かそれ以上失点した試合はフラムとの1試合だけ(3-2)。それ以外、すべてポインツを落としている。

つまりアーセナルが今回彼らに勝つためには、複数ゴールを決めることがかなり重要になるだろう。もちろん相手にゴールを許さなければ1ゴールでも試合には勝てるが、彼らがここまでのPLでゴールできなかった試合は、ToT(H)とリヴァプール(A)の2試合しかない。

サカとジェズースのいないアーセナルは、攻撃では不利な状況もあるが、RWとしてプレイするであろうイーサン・ワニエリには期待したい。彼は試合でプレイするたびにパフォーマンスを称賛されていて、もう十分チームのキープレイヤーになっている。彼が自分の価値を証明するには、またとない大舞台。

それと、最近はちょっと元気がないように感じるオーデガード。そのおかげで?左サイドが活性化するということにもなっているが、であればおもに右でプレイする彼もまたその恩恵を受けてほしい。彼本人も課題として述べていたように、今シーズンはゴール貢献が物足りない。この試合では、ぜひゴールを狙ってほしいと思う。

 

9月の対戦の試合後、Haalandのstay humle発言に対しビッグガビは云いました。

It’s a battle, a war. It’s normal to have provocative acts in football, it’s part of the game. Now this is over and we are waiting for them at our ground.

これはバトルです戦争です。フットボールでは挑発的に振る舞うこともふつうです。それもゲイムの一部だからいいです。でも今度はぼくらはぼくらのグラウンドで待ってるからなこのやろー。

このやろーは云ってないか。なんか聞こえたから。

戦争? なら勝たないと。

 

キックオフは、日本時間で2月3日(月)1:30。今日の深夜。

彼らがこれから臭い飯を食っていくということで、このライバル関係もおそらく今年かぎり。できればもっと早くにこの関係がひっくり返っていてほしかったが、ギリギリ間に合ったとも云える。ラストチャンス。

やってやりましょうよ。コテンパンに。目を閉じると、もうホームサポーター6万人のノイズが聞こえてくるようだ。Louder!!!

 

COYG!



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One Commnet on “【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(2/Feb/2025)ラストチャンス

  1. やったりましょう!!極東からも、North London Foreverだこのやろー!!!

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