試合について
試合結果
7人で7ゴールだったら。惜しかった。ちなみにゴールした6人のうち3人がゴールだけでなくアシストも決めている。
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、メリーノ、ワネーリ
ライス、パーティ、オーデガード
MLS、ガブリエル、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、カラフィオーリ(35 MLS)、ジンチェンコ(71 パーティ)、スターリング(71 ワネーリ)、KT(77 メリーノ)、ホワイト(77 ティンバー)
スタートは予想通り。選択肢がすくないので、予想は当たりやすい。
サブは、なんとアルテタが35分に決断。ケガでもないのにめずらしい。しかし、それも試合を観ていれば十分納得できた。MLSが短時間に守備でやらかして、カード危機にあったため。守備で不安定だったカラフィオーリをHTで下げてMLSを入れた先週のPLフォレストと逆のことが起きた。正しい判断だったと思われる。
後半のサブはかなり余裕があった。
ジンチェンコとスターリングが入った時点では、スコアは5-1。もう試合は死んでいた。もちろん、KTとベンジャミンも。彼らが入ったときは6-1。
ジンチェンコはここ数試合で、MFとしてプレイしていて、今シーズン限りで退団と云われる今ごろになってアルテタはそういう起用を始めたわけだが、当然彼のMFとしてのプレイは悪くない。なぜこれまで頑なにMFで使わなかったんだろうと思う。
それとKTは、この試合でもウィンガー起用。いいと思います。KTとジンチェンコの連携からのあのゴールが決まっていればなあ。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
全体的に拮抗した数字。ポゼッションでアーセナルが負けているのは珍しい。でも、そこがこの試合のキーポインツのひとつだと思う。後述。
今回のスタッツでもっとも特筆すべきは、やはりアーセナルのSoTとゴール。SoT 8で7つゴールを決めてしまった。びっくりの決定力。催眠術なのか、なにか拾い喰いしたのか。あのフィニッシュ局面になると、なぜかドジでのろまになるアーセナルが突然に進化した。
それと、7ゴールのインパクトもあって、ちまたではあまり注目されていないように感じるが、今回はとくにサリバとビッグガビのCBコンビの守備が際立っていたと思う。サリバの1 v 1はいつ観ても惚れ惚れしたし、ビッグガビとぶつかる相手はいつも交通事故だった。
PSVには何度もカウンターの機会があっても、ふたりはそれを防ぎ、チーム全体でも12ショッツありながらSoTは2しか許していない。ペナルティで1がカウントされているとすると、オープンプレイからのSoTはわずか1。それだけ有効な攻撃をさせなかった。さすが、ベストディフェンスを支えるふたりである。
Opta AnalystによるxGは、1.38 vs 1.96。PSVのxGには、ペナルティも含まれている。彼らのチャンスの半分がそれ。
PSVのバーにヒットした16分のショットは、0.12xG。ペナルティを除いて彼らの最大のチャンスは45+1分のLuuk de Jong。0.19xG。危なかった。
結果は7-1というスコアラインではあるものの、彼らは前半だけでも2ゴールくらいはあってもおかしくなかった。
アーセナルは、1.96でG7なのでちょっと出来過ぎの感はある。+5以上のオーヴァーパフォーム状態。
ただ、試合後はチャンスに対するxGという評価方法に疑問の声も少なくなかった。たしかに、この数字が毎度あんまり実情を表していない感じはある。
チャンス量を正しく評価するには、xGではなくxGOT(Expected goals on target)を使うべきという議論もあるようだ。xGがシュート前を評価しているのに対し、xGOTはショット後を評価しているとかなんとか。そちらではアーセナルのチャンス量はもっと大きいものになる。
Introducing Expected Goals on Target (xGOT) – Stats Perform
レフトバックはスケリーよりカラフィオーリスタートのが良いかなと
スケリーはまだ17なんで未熟な所が多いし、それを上手く育てないと
いつも楽しみに読ませてもらってます。
ウデゴーがこのペースでどんどん復調してほしいところです。キャプテンのパス成功率の話ですが、チャレンジングなパスの数増えると下がると思うので、むしろ良い兆候なのでは?と思ってます。
ユナイテッドのブルーノなんかも成功率はそれほど高くなかったような…。