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サポーターの皆さんへ:ジョッシュ・クロンキ【2025 March】

先日のPLニューカッスルの前、われらがオーナーKSEの若頭ことジョッシュ・クロンキのメッセージが公式サイトで発表されていた。これは当日のマッチデイプログラムに掲載されたもののようだ。

いろいろなところでメッセージの断片がシェアされていたのは観ていたが、ちゃんと読んでなかったので、読むついでにざっと翻訳しておこう。

A message to our supporters from Josh Kroenke



サポーターの皆さんへ。ジョッシュ・クロンキ

昨シーズンを振り返っていたと思ったら、もうこんなに時間がたってしまいました。そして、いまはもう今シーズンの終わりに近い。われわれは、とても特別なときを共有し、その過程でいくつかの教訓もありました。

PLは残り2試合、それに女子チームのCL、まだたくさんの試合が残っています。

われわれは、Renée(Slegers)が、土曜にリスボンで行われるUEFA Women’s CLファイナルにチームを導いてくれたことを非常に誇りに思っていますし、もしあなたがそこでいっしょに観戦しようが、エミレーツから観戦しようが、世界中のどこで観ようが、われわれ全員がチームを応援しています。全員で。

われわれにはなんと才能ある女子チームがあることでしょう。Marionaは、われわれのPOTSというだけでなく、WSLのPOTYでもあるし、今週にはAlessiaがFWAのFootballer OTYにも選ばれました。ここからは、われわれに必要なことはトロフィを持ち上げるだけ。それは彼女たちのすべてのハードワークに見合うものでしょうし、リスボンまで導いた素晴らしいサポートに見合うものです。

クラブとして、われわれは大きなトロフィを獲得するために努力をしているところで、男子では、今シーズンずっと欲しかったものに少し足りなかったということはわかっています。ミュニックでのCLファイナルにたどり着けなかったにも関わらず、われわれのセミファイナルまでのランは、それでも今シーズンのわれわれのベストな夜をつくりました。

ここでのレアル・マドリッド戦は、これまでのベスト試合のひとつであり、われわれがかつてエミレーツステディアムで経験したもっとも電撃的な雰囲気でした。ベルナベウでプレイした試合は、間違いなく、あそこにいられた幸運とともに永遠に記憶されるでしょう。

ミケルとコーチングスタッフ、それに選手たちは、シーズンを通して挑戦に直面しました。わたしは、彼らがそうした状況でもなんとかやろうとしていたやりかたについて、称賛したいと思います。そしてそんなときこそが、もっとも学べるときです。

今日は(※ニューカッスル戦)、チームは3年連続のCL出場のためにすべてを尽くすはず。われわれは、いまもPLで3年めの2位を追い求めているところですが、われわれ全員が勝ちたいと思っています。

われわれは、勝利と来シーズンもっとうまくやれるよう投資を計画します。われわれは、スポーティングダイレクター、アンドレアがこのことでは重要な役割を演じることがとても光栄です。彼は団結した強いチームの一員であり、ボードにサポートされています。彼はわれわれが望むことを完璧にわかっているし、どういうやりかたを好むかもわかっている。正しいやりかた。それが、The Arsenal Wayです。

結局、われわれ全員が同じことを欲しています。われわれは成功にハングリーで、それはクラブで働く全員に当てはまります。アーセナルには、ブリリアントな人たちがおり、わたしはスタッフ全員が今シーズンも示してくれた貢献に感謝します。

クラブがたくさん行っているよい仕事の中心には、Arsenal in the Communityがあり、この素晴らしいチームの 40 周年を記念して、この機会に関わってくださったすべての方々に感謝の意を表します。

われわれは、ウィニングコミュニティへの貢献を誇らしく思うし、なによりも、それに参加している全員のことが誇らしいと思います。それに、われわれが関わってきた数千人の参加者と、われわれが築いた安全な場所。スポーツ、インクルージョン、教育、それに雇用プログラムのための。

Arsenal in the Communityは、ほかの人にはできないような様々な方法で人々と関わることを可能にしてました。だから、われわれがその力をよいほうに使うことが重要なのです。

考えてみればすごいのは、われわれの女子チームがコミュニティから生まれたこと。女の子や女性がフットボールをプレイする空間をオープンしたというだけで。これを達成できたことはふつうではありません。勝利をつかむチーム、文化、そしてコミュニティのために行動することを決意し、ともに歩むとき、どれほど素晴らしい成果を生み出せるか。それこそがわたしたちなのです。

最後に、ボードを代表して、今シーズンもご支援いただいたサポーターの皆さんに感謝を述べます。われわれは、あなたたちがチームとともにステップを踏んでいったことを認識していますし、ここN5から、そして世界中から、クラブに与えてくれた支援を愛しています。

アウェイでも毎週欠かさず応援に来てくれたファンにも特別な感謝を述べたい。あなたたちは、外国でもアウェイグラウンドでも精一杯声を枯らしてくれました。

われわれは、あなたがたがシーズンの終わりにどう感じているか理解しているし、われわれも同じように感じています。この理解とつながりが、2025/26シーズンとそれ以降、われわれの悲願達成を駆り立てるでしょう。

われわれは、皆さんの素晴らしい夏を願っています。7月のアジアでのプリシーズンでお会いできることも楽しみですし、8月にはまた会うでしょう。

あらためて、皆さんのサポートに感謝します。

Josh Kroenke
Co-chair, Arsenal Football Club

以上

 

ヴェンゲルさんの時代には、あんなにKSEとファンは険悪だったのに、いまやすっかりファンの信頼も得た。少なくともかつてのように嫌われてはいない。いつの間にか、スタンリーからジョッシュに世代交代もしたし、それまでゼロだったオーナー投資もされるようになった。

オーナーシップとファンの仲が良いというのは、いいことだね。チームがうまくいっている証拠でもある。

さて、このファン向けメッセージのなかには、夏の投資についても言及がある。

伝えられているところによると、この夏にアーセナルが獲得する新しい選手は、ST、WG、CM、CB、FB。いったいいくら使うことになるんだ。

ちなみに、22/23と23/24でアーセナルが使った移籍金はそれぞれNetでおよそ€160m程度。クラブには直近でFFP/PSR抵触の懸念もないというし、今シーズン(24/25)夏と冬をあわせてもNetで€25m程度しか使わなかったことも考えると、やはりビッグサマー不可避か。夢がひろがるなあ。

KSEの皆さんには、アルテタとチームを全力でバックアップしてもらいたい。25/26はここぞというタイミングだ。

 

おわり



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