アーセナルは今シーズン6枚めのレッドカード
今シーズンのPLでワースト。
Arsenal have received more red cards (6) than any other team in the Premier League this season. 😡#LIVARS pic.twitter.com/wDWUXblEyZ
— WhoScored (@WhoScored) May 11, 2025
しかし、あらためてその内訳をみても、受け入れられない判定のほうが多い。
- ライス(ブライトンH)
- トロサール(マンシティA)
- サリバ(ボーンマスA)
- MLS(ウォルヴズA)※のちに取り消し
- MLS(ウェストハムH)
- メリーノ(リヴァプールA)←NEW!
ライスやトロサールのリスタートの遅延行為、サリバのラストマンディフェンス、どちらもその後は二度と似たようなレッドカードは出ないはずと云われて、結局そのとおりになっている。アーセナルだけ基準が違ういつもの。
このなかで素直に受け入れられるのは、ウェストハムのMLSと今回のメリーノくらいかね。たった2枚じゃねーか。
ちなみに、これもちろんすべてPLでのできごとで、そのほかのカップ戦の合計20試合(CLが14試合)では、ひとつもレッドカードはない。PGMOLは、われらにレッドカード出し過ぎじゃね?
今回はサカのこれが物議に。完全にチョークな喉輪。これが、カードどころかファウルすらなし。もし、アーセナルの選手がこれをやったら。
どうもアーセナルだけ判定基準が特別扱いだというのは、もううすうす気づいていることであり、来シーズンはもっと気をつけるしかないね。あるいは、多少カードをもらったくらいで揺るがないほど圧倒的に勝つか。そっちのほうが気分いいか。
リヴァプールのセットピース守備ルーティーン:オフサイドトラップ
アーセナルの3分のフリーキック。自慢の攻撃セットピースの見せどころ。
そこで、オーデガードがボールを蹴る直前、ゴール前に並ぶリヴァプールの大男たちがいっせいにラインを上げるオフサイドトラップをやった。PLでこれを観るのはかなりめずらしいように思える。
あれは、PLでもなんでもっと多くのチームがやらないんだろう?とぼくもつねづね思っているプレイのひとつ。Jリーグとか南米とかだとけっこうあるのか?
とくにボールを蹴るひとが足元に集中してゴール前を観てないことがあるから、そういうときはとくに有効のように思っていた。
そしてリヴァプールの統率の取れたオフサイドトラップがきれいに決まったかと思いきや。ファーサイドで後ろから前に入ってきたブカちゃんがフリーでボールを受けてGKと1 v 1のチャンスをつくるという。ショットは惜しくも外れてしまったものの、状況的には入っていてもおかしくなかった。0.25xGだから、決して小さくないチャンスだった。
おもしろかったのは、このめずらしいルーティーンをやる理由とやらない理由がいっしょに観られたこと。
やる理由はもちろん、相手の攻撃セットピースを容易に無効化できること。タイミングがうまくはまれば、ゴール前に殺到する攻撃選手は全員まとめてオフサイドでゴール前の競り合いもない。超効率的守備熱烈歓迎。
やらない理由は、それこそがまさに今回のようなものだろう。オフサイドに引っかからない攻撃選手がひとりでもいれば、ゴール前で大きく空いたスペイスを使われることになり、とたんに危険に。ハイリスク・ハイリターン。
リヴァプールがアレをどの程度の頻度でやっているのかは知らないが、こうしたビッグマッチでさらしてしまった以上、もうしばらくできなくなるだろうね。相手に気づかれたらリスクが高まるのだから。
これは、おもしろいものが観れた。アーセナルもやろう。
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