またオーデガードが不運なケガ。ライスも
キャプテンがまたしても。 シーズン中に前半のケガで3回交代を余儀なくされるのはPL記録だとか。
肩、肩とやり、今度はヒザ。ヒザとヒザがぶつかるかなり痛そうなやつ。
Leeds United – 38 minutes Nottingham Forest – 18 minutes West Ham – 30 minutes
Martin Ødegaard has come off injured in the first half in all three of Arsenal’s Premier League games at the Emirates Stadium in 2025-26. pic.twitter.com/4nGj7ysWbX — Opta Analyst (@OptaAnalyst) October 4, 2025
3 – Martin Ødegaard is the first player in Premier League history to be substituted before half time in three consecutive Premier League starts. Prone. pic.twitter.com/4QxqPn9zKq
— OptaJoe (@OptaJoe) October 4, 2025
このOptaJoeのTWにある “Prone”には反発しているひとも多い。ケガしがちなひとを“injury prone”と云ったりするのだが、彼の場合は3回ともあきらかに事故。アクシデンタルなやつ。これはいわゆる「ケガがち」とは違うだろう。 まったくの不運。
これは気の毒だなあ。
彼は去年ケガで二ヶ月ほど離脱したときも、ノルウェー代表での事故みたいなケガが原因だった。さすがに、こんなに頻繁に事故に見舞われる選手も少ないのでは。お祓いを受けるべきかも。
そのキャプテンのケガについて、昨日AFCからお知らせがあった。
Medical update: Martin Odegaard
これによれば、左ヒザのmedial collateral ligament injury、いわゆるMCL(内側側副靭帯損傷)をやったということ。たしか、ACLより軽度なやつだっけ?
もちろんノルウェーNTの2試合(イスラエル、ニュージーランド)は辞退することに。イスラエル!?
フットボーラーのケガ解説Physio Scoutがこれに反応している。
Martin Odegaard UPDATE: Arsenal’s captain has been ruled out of Norway’s upcoming fixtures after sustaining an MCL injury.
As noted in our earlier analysis, a valgus stress or direct impact to his knee likely placed excessive load on the medial collateral ligament, leading to… https://t.co/zNiQERBmuK pic.twitter.com/2HbeKiGX8h — Physio Scout | Football Injury Analysis (@physioscout) October 5, 2025
彼らの復帰までの予想は、Grade 3はなさげということで、Grade 2としても最長6週間。
Grade 1: 1-3 weeks Grade 2: 3-6 weeks Grade 3: 6-10 weeks+
これでNT義務を回避できると一瞬喜んでしまったが、IBの2週間で癒えるケガではなかったかもしれない。ついてねえなあ。
それと、ライスも試合中に背中?の痛みで途中交代を余儀なくされた。彼はもうプレイできないと訴える前にも、腰のあたりを気にしており、ちょっと心配なところだ。
が、サイモン・コリングスによれば、彼は予定どおりイングランドNTに参加するということで、シリアスなケガではなかったようだ。せっかくだから2週間休めばいいのに、それをしないということはやはり本人が望んでいるということか。
ということで、またしてもキャプテンの離脱。彼はせっかく調子が上がってきたと思っていたのに。
サカが200試合と100ゴール関与を達成
200試合の節目で100ゴール関与(Goal Involvements = Goals + Assists)。持ってるなあ。Star boy.
Bukayo Saka Reaches 100 Premier League Goal Involvements in Win over West Ham | Opta Analyst
Saka hits 100 goal involvements in 200 PL games
今回のペナルティについて、アルテタとしては、もしかしたらヨクレスに譲ってほしかったかもしれないが、まあしょうがないね。
基本的にチームのプライオリティは彼のようだし、彼が自分で取ったペナルティでもある。なにより蹴りたかった。
ひきつづき、エースの今後の活躍に期待。
カラフィオーリがスターティングの価値を証明。ティンバーの貢献
カラフィオーリはおもしろかったな。彼は基本的にいつもおもしろいが、今回はとくに。
ますます彼のポジションがどこか、わからなくなっている。いちおうLBながら、ボールを持っているときはほぼCMで右も左も自由に動いているし、チームがファイナルサードに入っていくときは、フロントラインのひとりになっていたりする。No.10かな?
前半終了間際には、右足によるかなり惜しいショットもあった。ポストを叩いてGKに当たるもゴールならず。彼のこの試合のショッツは2で、じつはヨクレスと同じだったりする。
左のWBでありながら、右のインサイドでもプレイし、前後左右ほんとうにどこにでも顔を出していた。この試合の彼のタッチ83は、82のライスに匹敵。
アルテタが彼を称賛するときに使うunpredictability(予測できなさ)とかchaos(混沌)というワードが、このチームにおける彼のパフォーマンスの効果をよく表している。相手チームも、彼にマンマークをずっとつけておくのは無理。
今シーズンのPLではカラフィオーリがずっとスタートしていて、昨シーズンのレギュラーだったMLSはポジションを奪われてしまったかたちであるが、このフォームではアルテタも彼を選ばずにはいられないだろう。

それと、フルバックでは逆サイドのティンバーの貢献も著しい。
このブログではいつも彼についてはあまり書いていないのだが、あまりにも毎回安定してハイパフォーマンスだから、逆に触れることも少なくなるという。
ところで、この試合のあと、ジャック・ウィルシャーがアーセナルのキープレイヤーとしてティンバーを挙げていたのが印象的だった。
(サカ、オーデガード、サリバがフィットしていない時期もあるが、アーセナルがタイトルを取るためのキープレイヤーは誰だと思う?)
JW:わたしが一番好きなのはティンバー。彼のことはマジで好きだ。No.9以外なら、彼はどのポジションでももたらせるだろう。アグレッシヴで、ジュエルに勝てるし、リーダーに見える。
同意。
アーセナルではもうしばらくサリバとビッグガビのふたりがベストCBと云われてきたが、今後も彼らが活躍していくようなら、PLのベストFBと云われるかもしれない。
彼らには、ケガだけは気をつけていただきたいものである。
この試合について以上!