EL is back! ほぼ2ヶ月ぶり。
ウーナイ・エムリ(とFL)がわれらをネクストラウンドに進めてくれたおかげで、今回のオリンピアコス戦と相成った。グループステイジを脱落せずにいてくれてありがとうウーナイ(とフレディ)。
さて19-20UELラウンド32のファーストレグは、いざグリースのアーセンズへ(どこかわからねえ笑)。ミケル・アーセナルの初めてのヨーロピアンマッチになる。
来年のCLに出る気マンマンのわれらはELこそ本気度マックスで臨む……はずだったが、シティのアレでPLにもわずかな光明が。このあと中二日でPLエヴァートンを控えるアーセナルが、「マストウィン」ではないアウェイでのファーストレグにどういうチーム・アプローチで臨むか。注目である。
アルテタの試合前コメント「オリンピアコスには明解なプリンシプルがある」
オフィシャルサイトより試合前プレスカンファレンス。今回はもちろんパパ・ソクラティスが同席した。箇条書き・要約にて。
オリンピアコス戦について
- (マネージャーとして最初のヨーロピアンカップ)もうひとつの大きなコンペティションだ。去年このコンペティションで戦ってきたし、クラブのシーズン目標にとりとても重要だった。明日がどのようなタイプの試合になるかもわかっている。
- パパがそれをチームによく伝えている。もしわれわれが疑念を抱いていればどうなるかを。周到に準備する必要がある。
- (ソクラティスの伝えたこと)彼はオリンピアコスのすべてを知っている。国のことや、われわれがそこでどういうファンを目撃することになるのかも。わたしは彼らの試合を観て、パッション、クオリティ、アトモスフィアについて用心している。
- (オリンピアコスについて)コレクティヴリーなチームだと云える。彼らは自分たちが何をやりたいのかとてもクリアなアイディアを持っている。相手に合わせてプレイしたりはしない。
- 彼らはとてもクリアなプリンシポーがある。どういうプレイをしたいのか、どんな相手でもそれを実行しようとし、ヨーロッパのビッグクラブだろうが国内リーグの小さなチームだろうか関係ない。そこが一番好感の持てるところだ。
- もちろん何人かの個人クオリティもあるので注意が必要だ。しかしわたしが大きく感心しているのは、彼らのチームのコレクティヴな機能のレヴェルだよ。
- (若い選手たちについてと、彼らをオリンピアコス相手に使うとすればその自信はどこから来るか?)それはプロセスの一部。披露しない限りはわからない。彼らはやる気マンマンになるだろうが、彼らはこういったステイディアムに行き、ミステイクや悪い判断をやったとしても、トライとプレイをつづける勇気を持たねばならない。わたしは選手たちにはそういったものが見たい。17才でも35才でも。それが彼らに期待するものだ。
- もしトライしつづけるなら、彼らはわたしのサポートを得る。もしその後に隠れてしまうようなら、それはわたしの好みではない。
- しかしわたしがこれまでに見てきたものからすれば、彼らはフィールドでいつでも、ほんとうにほんとうによい反応をしているし、それこそがわたしが望んでいるもので、きっと明日も同じことをやれると思えるんだ。
- (2015年にはここで3-0で勝利。この5年でのアーセナルの不安定さにどう対処する?)もちろん、近年の結果にそれは表れている。トップチームスと争うこと、現在のその要求はとてもとても高い。PLを勝つには100ポインツ必要だ。そんなの以前にはどこのリーグでも聞いたこともない。もしかしたらスペインは別かもしれないが。
- しかしそれがわれわれのいるところだ。それがチャレンジなんだ。それがわれわれが見ていくべき一貫性であり、選手たちに課さねばならない要求なんだ。毎日このマインドセットでプレイすること。自ら切迫性を持ち、つねに違いをつくるどんなディーテイルにも取り組んでいく。
ELについて
- (昨シーズンのELの成績と今シーズンの目標を設定しているか?)イエス。試合ごとにやらねばならないが。毎年どのコンペティションもまったく違う。違う相手だし去年と今年を比べることはできない。そういったコンテキストの違いはあるが、目的は同じだ。われわれのようなクラブはすべてのコンペティションに勝とうとしなければならない。それがこの試合、このコンペティションに対するマインドセットだ。
- (最初のヨーロピアン試合で格別のモチヴェイションがある?)ほんとうにワクワクしているよ。わたしの最初のそれだしね。
- 彼らのことはたくさんチェックしている。国内リーグを支配していることやプレイスタイル、どういうタイプの試合で快適か。
- ヨーロッパでプレイするとき、PLとはまったく違うタイプの試合で、われわれはそれに適応し、相手の要求するタイプの試合でプレイできなければならない。それがわれわれが取り組んできたことだ。
ゲンドゥージの件
- (ゲンドゥージがニューカッスルのスクワッドから外れた件)わたしは自分のチームセレクションをしただけだ。選ばれるスクワッドは、どういうプレイをするか、どう彼らがトレインしてどう振る舞うかに依る。毎週違ってくる。ある週はある理由で、また別の週はまた別の理由に依る。
- (マテオの不在はディシプリナリーな理由?)われわれのトレインのやり方、プレイのやり方、生き方のためだ。わたしは試合にはベストプレイヤーズを使いたいし、それは毎日観ているもので選ぶ。
日程の難しさとロテイション
- (リーグのインテンシティとヨーロピアン試合について心配?)まあ、だからわれわれにはビッグスクワッドがあるのだ。選手たちをロウテイトできる。
- しかしフィジカリーには、ヨーロッパの試合はPLほどは要求されない。それはたしかだ。もしそれを3日ごとにやらねばならないのなら問題になりうるが、だからこそわれわれはそれに適応して、どの試合でもパフォームできる選手を選ぶのだし、いつも考えているのは、フィジカリーにバランスを保てるように何人かはロテイトせねばならないということ。
- (スケジュールの変更と金曜にとんぼ返りすることについて)4日間に2試合だ。長いフライトもある。2時間の時差も。現地時間でPM10時にプレイし、その後にフライトだ。ロンドンに着くのはとても深夜になる。
- それはともかくも、(試合が終わって)最初の1時間から1時間半が選手にはとても重要になる。クオリティがある必要な栄養を取ること。ホーテイルではそれをやったほうがいいと思う。フライトするよりはベッドで休んだほうがいい。そして翌日みんなで少しのりカヴァリをやり午後に飛行機で戻ると。
- (早い時間のキックオフのほうがよかった?)イエス。だが時差がある。自分たちのいまの状況に適応しないといけないし、試合後の選手たちのコンディションを可能な限りベストにすることを心がける。エヴァートンのためにできるだけ早くリカヴァーできるように。
- (ラインナップをロテイトする試合になる?)われわれには15日間のブレイクがあり、そのあいだ1試合しかしなかった。だから明日はわたしが考えるベストなチームを出すつもりだ。その後の残りの試合では、それぞれで考える。
- 誰かを休ませようとか、トレイニングでちょっとした問題があったり、病気になったりする。いつもコントロールはできない。明日はベストのチームで行くし、残りの選手はこれからの試合だ。
その他
- (Konstantinos Tsimikasに興味はおありで?)すまないが、自分たちのチームの選手以外、どんな選手に興味があるかという話はしない。悪いね。
- (パブロ・マリーがU-23でプレイ、ベレリンとセバーヨスが観ていた件)わたしも試合を観たが、個人的に観ていたわけじゃない。でもわたしは彼らふたりが彼をサポートしにそこにいたことはとてもうれしかったね。
- 彼がクラブに来たとき、彼は長いあいだプレイから離れていて、少しのniggleもあった。しかし彼のアティチュードとコミットメントはとてもとても素晴らしく、かなり驚かされた。いま彼はうまくやっているので、すぐに彼を使えるようになるといいね。
以上。
オリンピアコスを「相手に合わせて適応するようなチームじゃない」と称賛。ああ、またウーナイの顔が浮かんでしまう……
さて、ゲンドゥージの件。昨日書いたように、ボスがどんな発言をするか注目されていたが、事案の詳細についてはほとんど語らなかった。はぐらかしに近いコメントだろうか。でもまあ当然か。チームの内部の話だし、誰かに説明したところで益はない。すでに終わったことならなおさらだ。
今回彼はアテネへのトラヴェリングスクワッドに含まれているので、いずれにせよ懲罰的に干されるような大きな問題にはならなかったということだろう。よかったよかった。後述するようにトレイラの欠場が見込まれているのでプレイするチャンスもあるかもしれない。
それと、日程の厳しさについて話しているが試合後の具体的なことまで話していて、ちょっとリアルに考えてしまった。木曜夜に試合が終わり、少し休んで金曜の午後にロンドン着。土曜を1日挟んで日曜の夕方にはもう試合だ。ホームでよかったけど、マージーサイド地方まで行かなきゃならなかったらやばかった。
補強ターゲットと噂されていたKonstantinos Tsimikas。このブログではたぶんフォロウしていなかったと思うが、しばらく前にたしかそんな噂があった。オリンピアコスはELで直接戦う相手に売るわけないみたいなことが伝えられていた。23才のLB。どんな選手かチェックしよう。
最後、パブロ・マリのアティチュードとコミットメントについて「めっちゃ驚いた(highly surprising)」と。態度とか姿勢に驚くってどゆこと? 「どおりゃー」とか叫びながら練習しているとか? ウケるw
ソクラティスのコメント「どんな雰囲気になるかはみんなわかっている」
プレス会見に同席したパパ・ソクラティスのコメント。オフィシャルサイトより。箇条書き要約にて。
- (グリークプレイヤーが外国のクラブでプレイしグリーククラブと対戦するのは珍しい)まったくだ。ぼくにはとても大きい。このためにベストに準備してきた。勝つつもりだよ。
- (ニューカッスルでは3点めに35本のパス)アメイズィングなゴールだったと思う。それで見せたようにぼくらは新マネージャーからたくさん学んでいる。ぼくらはこのプレイスタイルが好きだし、試合を楽しんでる。毎週、毎試合で学び、進歩し、それがぼくらをよりよくしている。
- (アトモスフィアについてチームメイツに語ったこと)チームメイツとはディスカッションみたいなことをした。だからもうあのステイディアムがどれだけホットで、テンスなアトモスフィアになるかわかっている。たしかなことはぼくらが誇らしくもグリークのトップクラブとプレイできるということだ。これはつまり、90分勝とうと集中してくる相手と戦うということだ。とても難しくタフなものになるとわかっている。
オリンピアコスはこのひとの出身クラブかと思ったら違うのですな。彼はAEKアーセンズというクラブの出身だった。ライヴァルとしてお国のビッグクラブとしてよく知っとるということか。
CLではなくともヨーロッパの試合はワクワクします。
今季はインテル、アヤックスなどやっかい者なCLレベルチームがいますが何とか勝ち進んでほしい。
エメリにだって出来たんだから(笑)
オーバのウィング起用は、決してアルテタがやりたいことではなく、彼が選手に与えるタスク上、ウィングに当てはめるしかない状況だと思います。アルテタがCFに求めるタスクは、相手を背負うポストプレーなど下りてきて周囲を活かすプレーが必要で、それをオーバには任せられないため現在の起用にせざるを得なくなっています。
とはいえ、ウィングでも独力で突破することは得意としておらず、個人的には、アルテタが課しているタスク上、CFにもWGにも中途半端になっているオーバはチームバランス的にも夏に売却一択だと思います。トップスコアラーを失うリスクをとってでも売るべきでしょう。
エジルとトレイラが欠場!?
今こそエンケティアトップ下ウィロックCMで(毎度すみません)
個人的に実はペペのトップ下も見てみたいけど…(笑)
まぁウィロックトップ下ですよねぇ。
意外とフルローテしたりして。と言っても全員は無理か。ジャカルイスはそのままで。
ゲンドゥージの態度で本当に揉めたんならもう少し期間開ける方がいいんかな。
となるとジャカ、セバージョスは有力なのか。なるほど。それはそれで楽しみ。
マリはこのアーセナルでの期間に対して相当気合入れてるかもですね。
そんな話聞くと試合で見るのが楽しみになりますね。いつになるかな。
国内無敗、過去戦績をみても決してあなどれる相手ではないですね。パパはてっきりこのクラブ出身かと思っていましたが、違ったのか・・・。ロンドンの赤は白とはまーったく違うんだぜ、というのをみせつけてあげましょう!COYG