好調ウェスト・ハムとリーグ4位を争うこの試合、当然タフな相手で苦戦も予想されながら、アーセナルの今シーズンのベストパフォーマンスだと感じたファンも多いのでは。それほどよかった。
アーセナルではしばらく観られていなかったような流れるような連携の攻撃を成功させたり、あるいはインテンシティでも相手に敗けなかったりと、ファンとしては観ていて非常に満足度の高い試合になった。チームで、全体的にギアががっちり噛み合っていたような快感。
とくに最近は、攻撃の課題ばかりが注目されていたなかでの、ラカ・マルティネリ・オーデガード・サカのフロント4の躍動っぷり。またゴールのESRももちろんここに加えたい。
オバメヤンの騒動の影響がどれほどあったかはわかりかねるが、結果的には彼不在のチームで悪影響があるどころか、むしろうまくいってしまったことはすこし皮肉な状況ではある。もしオーバがこの試合を観ていたら、複雑な心境になったに違いない。それが彼のクラブでの今後にも影響を与えかねないというのは考えすぎか。Sky sportsの見出し“No Auba, no problem”.
この試合では、アルテタのつねづねやりたがっていたことがワークしたようなところもあったし、またああいう議論になりそうな大きな決断をした直後の試合だったので、この内容と結果にはボスがもっとも安堵しているはずだ。仮にこの試合でなにか問題があれば、あの決断が正しいものだったのかどうかを世間に問われかねない状況でもあったのだから。
ひとまずはマネジャーもハードワークが報われたひとり。
試合を振り返ろう。
Arsenal overtake West Ham to go fourth
アルテタの試合後コメンツ「チームが見せた団結はこのクラブそのもの」
アルテタの試合後インタヴュー。『BBC Sports』より。
アルテタ:チームはわたしが望むものそのものを見せてくれた。
彼らはチームとの完全なる団結を見せた。われわれはプロジェクトを築いている最中で、そのプロジェクトはひとがいなければ実現できない。
彼らは完全に集中していた。彼らはチームとして自分たちがどれほど強いのか見せたがっていた。パフォーマンス、アティチュード、コミットメント。彼らが見せたものは、われわれのクラブそのものだ。
わたしはパフォーマンス、クオリティ、エナジー、パッションそしてサポーターにとても満足している。かなりいい時間帯もあった。
相手は対戦するのがとてもむずかしいチームで、解決策や脅威で、とても多くのやりかたを持っている。わたしはそんな相手をこちらがとてもよくコントロールしたと思う。
この試合はわれわれにとり、彼らのうえを行き4位になれるチャンスがあり、もちろんビッグゲイムだった。これは宣言だ。われわれはホームではかなり強い。だから、いいチームに対してもいいパフォーマンスをする必要があったし、それをやったと思う。
(ラカゼット)今日の彼はまたトップだった。彼のインテンシティ、リンクアッププレイ、スペイスの理解。彼がいかに周囲の選手をよくしているか。
彼がゴールしなかったのは残念。今日の彼はゴールにふさわしかったから。
われわれは難しい場所からはるばるやってきた。しかし、信じつづけねばならない。謙虚でいなければならない。試合づつやっていこう。まだやるべきことはたくさんあるし、もっとうまくやれる。集中していこう。
試合後のプレス会見。オフィシャルサイトより。
(勝利の感触……)
チームが見せたパフォーマンス、アティチュード、コミットメント、クオリティにとても満足している。サポーターたちとのケミストリもあった。ホームで試合に勝つことは非常に重要だ。なぜなら、それがとてもいいチームに対してトーンを決めるから。今日やったみたいな支配はとてもむずかしい。
(オバメヤンの不在について試合前にチームに話す必要があった?……)
選手はクラブのためにプレイしている。われわれ全員が望むプライドとエナジーでプレイする。わたしは最初からとてもうれしかった。彼らが試合にどれだけ集中していたか。いいパフォーマンスをやっていたか。今日はウェスト・ハムを倒すためにとてもよくプレイしなければならないことはわかっていた。だからわれわれはそれをやったと思う。
(チームの若い選手たちはどれだけよくなれる? 彼らがクラブの未来……)
思うに彼らはみんなよかった。そしてシニア選手が模範となって導いた。チームは、とても力強いパフォーマンスをしていて、このチームを倒すには必要なものだった。とても満足。
ゴールズをシェアし、ガビにとっても今日のようなゴールは重要だった。概ね、わたしは非常に満足している。
(アーセナルのヤングスターたちがともに育ち、出てくることが役に立つ……)
そう思う。なぜなら彼らの何人かはアカデミーからの知り合いだ。ケミストリもある。わたしがとても好きなのは、そのリンクとシニア選手たちもまた貢献していること。彼らはボーイズを助けることをとても楽しんでいる。それが難しいときであっても。彼らはとても安定している。
(オバメヤンのチーム復帰はいつになるかのニュースは……)
ニュースはない。
(今日はあなたの下でのマルティネリのベストパフォーマンス?……)
試合のどの側面においても、ベストのひとつだろうことはたしか。彼はまた足がつってしまって、そこは成熟せねばならない。だが、全体的に試合の理解はよくなっている。彼はプレイでギアを入れることができる。ときどき、いまだに彼は時速100マイルの全力でやってしまう。だが彼が見せるエナジーとクオリティはトップだ。
(ラカゼットがキャプテンの2試合でよいパフォーマンス。これで彼がキャプテンに?……)
彼も候補ではある。今日彼は自分でそれを見せている。プライドとコミットメント。わたしは彼のプレイにとても満足している。
(ラカゼットはキャプテンを楽しんでいる?……)
そのとおり。しかしラカはドレッシングルームでもいつでもそうだ。彼が若い選手たちにどのように接するか観ている。彼がいかに助けようとしているか。それが彼の性格なんだ。彼は利己的な選手ではない。彼はほかのみんながよくなればそれがうれしい。ドレッシングルームでもそんな感じだ。
(ペナルティについて……)
わたしは観ていなかった。だから判断できない。
(トップ4へ入っていくこと。それがつまりこの12ヶ月で再構築がどれほど進んだか示している?……)
もちろんそれはとてもポジティヴなきざしだ。それだけでなく、チームがどうプレイしているかも。われわれにもいくらか進歩はあるが、まだたくさんやることがあるし、それに気づいていなければならない。
われわれの道にはまだ障害がある。しかし、わたしが思うにチームはそこからたくさんのことを学んでいる。まず第一に、われわれが一致団結すること。クラブのトップから、チームとスタッフのメンバー全員まで。
わたしが最大に称賛できることは、そして選手たちもまったく同じように感じているはずだが、観客のわれわれの応援のしかただ。チームと観客のあいだのケミストリを眺めることはユニークであり、わたしはそれがとても誇らしい。
(シーズンのこのステイジでトップ4にいることが意味すること……)
ノー。リーグが終わるのは5月だから。しかし、以前いたところよりはかなりいい。もっと上に行きたい。われわれは一貫性を見つける必要がある。このリーグのレヴェルを知っていればこそ。このリーグは、まったくもって容赦がない。明日はいつだって今日と違う。だからつぎの試合に準備をしよう。
(ここからはアーセナルはアウェイでもこの手のパフォーマンスをする必要がある……)
われわれがOTへ行ったとき、チームは去年よりもずっとプレイをしていると思ったが、試合には敗けた。そして、そここそがポインツを得るパフォーマンスをしなきゃならないところ。それがつぎのチャレンジだ。
(チームの守備ワークをフォワードたちがセットしている件……)
それがわたしが彼らに要求していることだ。もし自分たちがやりたいようにプレイするのならば、その選手たちはどの行動ひとつとっても安定してそれができねばならない。それが裏で起きることのすべてをやりやすくするから。そのプロセスは正しいときに行われる。正しいリズムとインテンシティで。わたしはそれにはとても満足している。
(今回が選手とファンの相乗効果をもっとも感じた試合?……)
おそらくイエス。彼ら(ファン)はわたしが望むものを完全に見せてくれた。それこそがチームとの完全な団結だ。われわれはプロジェクトを築いていて、わたしがつねに云っていることは、われわれがプレイをする理由である、そのひとたちなしでは不可能になるから。彼ら(ファン)がプロジェクトの最大の柱なのだ。彼らがわれわれとともにあるとき、チームはその柱をつかみ、とても力強くなれる。わたしはそのことがとてもうれしい。
(チームの守備の進歩に満足している?……)
以前に云ったように、わたしはそれは集団マターだと思う。チームに仕事をするフロントの選手たちがいるなら、すべてがやりやすくなる。われわれが相互理解や状況の回避において大いに進歩していることはほんとうだし、個人エラーもかなり減らしている。それはかつてたくさんのポインツが犠牲になったもの。わたしはチームが正しい方向に向かっていると思っている。
以上
ほぼ全体がポジティヴなやりとり。試合前とは全然違う。それもこれも、いい試合だったおかげ。よかよか。
ガビ・マルティネリの試合後コメント「ラカのアシストに感謝」
落ち着いてG1。エナジーとパッションのかたまり。試合後のインタヴュー。『BT Sports』より。
“We like to see the fans cheering us on, happy with our performance.”
“Thank you Laca for the assist!”
Gabriel Martinelli reflects on a strong performance as Arsenal move into the top four.
🎙 @TheDesKelly pic.twitter.com/FX5HPjR6jZ
— Football on BT Sport (@btsportfootball) December 15, 2021
マルティネリ:(ライヴァルに決定的な勝利)いい試合と勝利だった。チームにもすごく重要だった。ぼくらは自分たちのポテンシャルもわかってる。若いチームでグレイトな勝利。うれしい。
(トップ4に復帰)チームを応援してくれるみんなを観るのが好き。それがパフォーマンスの助けにもなる。
すごく厳しい試合になるとはわかっていた。でも云ったように、ぼくらはとてもいいグループで、とてもいい選手もいる。
(後半にゴールでリード)そのときを待っていて、やっとうまくいった。アシストのラカに感謝しないと。
(足がつっているのにマネジャーが……)(笑い)「カモンレッツゴー」って。でもそれがチームだし、ぼくもつねにプレイしたい。
(キャプテンシー問題でドレッシングルームで問題?)ないない。ぼくらはチームだし、団結している。それはミケル次第であり、チーム全体で誰がキャプテンをやるべきか決めることになる。
アルテタはけっこう、選手にピッチ上での振る舞い方を教えるようなことがたまにあるような気がする。
やはり元選手として、そういう勝負のなかでのずる賢さをもっと学んでほしいと思っているのかも。シティの『All or Nothing』でもそんなシーンがあったような(※観てないので思い出せない)。
トミヤスの試合後コメント「チームはパッションとオーソリティを見せた」
右サイドの攻守で安定。またもや高評価。オフィシャルサイトより。
(パフォーマンスについて……)
トミヤス:チームにとって4位にいける重要な試合だった。だからパッションを見せて3ポインツを取った。これで4位。結果がすごくうれしい。
(4位はどれほど重要?……)
ぼくらは毎試合で3ポインツ目指してプレイしなければならない。でも、ここからは4位をまもって、さらに上を目指す。つぎも集中しよう。
(ウェスト・ハムはどれほどタフだった?……)
云ったように、タフな試合だったけど、ぼくらはパッションとオーソリティを見せた。3ポインツがほしかったから結果に満足。
(マルティネリと一緒にプレイすること……)
イエス。彼はグレイトな選手だと思う。ニューカッスルではぼくが彼にアシストした。長すぎたかなと思ったら、彼は早くて(追いついて)得点する技術もあった。彼はグレイトな選手だ。
冒頭の“Hi Tomi”の呼びかけに、Hiじゃなくて「はい」って日本語みたく応じていて笑ってしまった。日本人の英語はそれでいいよな。。
それにしても、われら日本人が彼に注目してしまうのは当たり前なんだろうけど、この試合でも多くの非日本人のファンが彼の貢献をすごく評価していて(PLの夏のベストバイのひとりとか)、こっちまで誇らしい気持ちになる。これが「日本スゴイ」ってやつなのか。
デイヴィッド・モイーズの試合後コメント「テイラーは正しい判断をしたと思う」
勝ったし。『BBC Sports』より。
モイーズ:今夜はわれわれがいいプレイをせず、アーセナルはそれをやった。
怪我による苦労も多少はあったかもしれない。フォワードプレイには若干足りていないところがあった。そこはできるところは進歩させていかないと。
スタートからわれわれは試合のスピードについていけていなかった。アーセナルはマジなインテンシティを見せた。
(レフェリーのペナルティ判断)今週を通して、われわれはいくつかソフトなペナルティキックがあったが、アンソニー・テイラーの判定は正しかったんじゃないかと思う。Vladimir Coufalはもっとうまくボールに触らなきゃいけなかった。
レフェリーはあれを与えなくてもよかったんじゃないかとも思うよ。接触はあったが、たぶんそのあとがその判定の理由だったのだろうし。難しいタックルだったとは思わない。
ラカゼットのペナルティの事案については、わりと議論になりそうな微妙さもあったものの、モイーズはわりと受け入れていた。モウリーニョなら発狂しているところ。アルテタは「観てない」とアーセン流を踏襲。
まあ結局ゴールならずだったし、試合全体のパフォーマンスからすれば些末に感じられたからかもしれない。素直に敗けを認めるような試合後の感想だと思う。
このひと、試合前も批判にさらされている弟子のアルテタを擁護するようなことを云っていて、なんだか憎めない。モウリーニョよりは人間ができてる(大事なことだから)。
何度かあったジャカの判断の遅さと悪さは、やはり不安。
PKを安心して見たい。(^_^;)
ラムは、やはり1日一回はスーパーセーブ。
もう少し点をとって、私たちに余裕を与えて欲しい。
とはいえ、内容はホントに楽しい試合でした。(^o^)
ノーマルなCFはライン上で駆け引きするというのは結構昔の話で、基本的に今CFは低い位置まで降りてくることがどのチームでも多いです。ラカはアーセナルに来てからそれをやり出したみたいに言われるけど、別にそんなことはなくリヨンでもやっていたし、もともとそれがうまい選手だったので、アルテタの戦術に適応したということでは必ずしもないと思います。アルテタがちゃんと使わなかっただけで、もともと超いい選手。
パーティのフォームも徐々に上向いてきていると思います。それは、以前のエントリでも書いたけど相方にそれなりに頼れる選手が置かれているからだと思います。
試合は良かった、でもオーバがいないと一気に前線の選手層が減った気がする。質を落とさずに使える交代枠がESRしかいない。というか全体も、まぁちょっと期待出来るかもでタヴァレスがいるくらい。
CMの補強が最優先に感じるけど、前線もなぁ。ラカとオーバの間の子みたいなメンフィスとか来ないかな。デヨングとワイナルドゥムと一緒に。あとまだ見ぬ若手の台頭。
結果も内容も良き試合でしたが、プレイとは関係ないところで気になるシーンが1つ。
マルティネリのゴール後にチームメイトが集まって来たシーン(DAZNで80:40くらい)で、ベンジャミンがKTの胸をプッシュしてチームの輪から押し出していたように見えました。
ベンジャミンもKTも険しい顔をしていたのがなんだか気になりました。
ブリティッシュジョークですかね?
アーセナル公式のAAAでも見れますね…なんでだろう…
結果も内容も良き試合でしたが、プレイとは関係ないところで気になるシーンが1つ。
マルティネリのゴール後にチームメイトが集まって来たシーン(DAZNで80:40くらい)で、ベンジャミンがKTの胸をプッシュしてチームの輪から押し出していたように見えました。
ベンジャミンもKTも険しい顔をしていたのがなんだか気になります。
ブリティッシュジョークですかね?
いやあ快勝!
順位上の相手に攻守良い感じに上回れましたね!
守備陣はduel100%勝利とかニヤニヤするスタッツがでてますね
アントニオがベンジャミン狙ってこなかったのは少し意外でしたが、特に問題なく、1つ自陣内でのパスミスからのピンチはラムズデールがしっかりセイブするホント素晴らしい守備陣。
前プレも機能してますし、いやいいねえー
攻撃面はホント奥行きが使えてますね
サカ/マルティネリがサイドでしっかり幅/奥行き確保してるのでラカゼットが落ちても手詰まりにならない。そしてラカゼット/ウーデゴールも落ちすぎず、役割も整理できた感ある前線はいいですねぇ~
そしてマルティネリ! いやもうカッコよすぎ!
怪我が怖いですが、まだ左1番手で見たい!
ESRも素晴らしい単独行!シュートモーション大きめにしてる割に足の振りは速そうだからタイミング外してDFの下抜いて、ファビアンスキはPK完璧に止めたのにあれはノーチャンスでしたねえ~
こんだけ快勝だとオーバメヤン問題再燃ですね。
今の組み合わせの方が役割整理、コンビネーション成熟という意味ではいいでしょう
というかオーバメヤン自体、そういったモノとは異質のスコアラーだった訳で、理外の得点能力が見劣りしてしまえば。。
ただ過密日程的に起用して欲しい
ラカゼットは勿論、サカの出場過多、他の若手の故障癖は怖いですし
エンケティアも、、ぺぺ、、アルテタのこのあたりは良く理解できないんですよね。トレーニングでの公正的な競争なのかどうなのか。
冬でここら辺の問題がスッキリするといいですが。。
ちなみにAll or Nothing シティ編はアルテタのインタビュー何回かありますよ!
オススメです
最新作(?)ユベントス編も面白いですが、軽くネタバレすると元アーセナル組 ラムジー シュチェスニー 全く個別の出番なしなのでそれ目的はNGです!
追記
あとアメフト ラムズ編では
アーセナル界隈で見かけなくなったクロエンケ(父)が見れます
お疲れ様です!
こんなにポジティブな本ブログを見るのは初めてかも。読んでて喜びをおかわりできました。笑
相手が10人になった直後のナーバスになった感じは少々気になったのですが、そこから追加点を取ったのは進歩だと思えました。
チームとしてのメンタルが成熟してアウェイも苦にしなくなったら4位はおろか来シーズンの優勝争いだって夢じゃない気がしますね!楽しみ過ぎる!
モイーズがいい人らしい情報ありがとうございます。印象書き換えておきます。笑
あと誰も突っ込んでないようなので書いておきます。
どんだけスラダン好きなのよ!
私も大好きです。全巻持ってます(リアルタイム世代なので。。)
駄文、失礼しました。未来が明るい!COYG!
良い一日の始まりでした。普段よか人に優しくなれたりしてw
ただウエストハムもちょっとおかしかったと思う。CBが控えなせいかFBへのしょーもないパス(富安で話題のプレッシャーパス?)が多くて、勝手に同サイドで自滅してたような。アーセナルのハイプレスは中央の密度が薄くて簡単にサイドチェンジされる(そのたびにFWは逆サイドまで走ってポジション修正を強いられる)ことが多いけど、この試合あまりそうならなかったのは半分はウエストハム起因だと思う。
ここまで当たったハイプレスの強いチームは中央の密度と強度がハンパなくて、一度サイドに追い込まれるとサイドチェンジさせてもらえなかったと思う。同サイドに追い込まれるから相手は大きく走る必要がなく、結局90分間ずっと追い回され続けた。フレッジもアランもものすごいハイテンションでガツガツ前に出てそれを可能にしてたと思う。あれは見習いたい。
ジャカはあれだけ巻いて復帰したのによく調子を上げてるとは思うけど、まだ出足の部分で不足を感じる(もちろんボールプレーも)。スピードのあるDFラインが確立して、前のボールに食いつける状況は整ってる。もっとやれるはず。こっちはNLDでやれてるのを見たんだから、やれないとは言わさんぞ?
お疲れ様です。
失礼ながら、勝てると思ってませんでした。
チェルシーやリバプール戦に比べてWHUが明らかに強度を落として来てたってのもありますが、勝ちは勝ちなので、選手には自信にしてもらいたい。
好不調の波は確かにメンタル面も大きいし、あとはアルテタの戦術の引き出しの少なさも影響してると思います。(ハマる相手にはハマるけど、ハマらない相手だと下位クラブだろうが平気で負けちゃう)
とりあえず、年内はこのまま全勝すれば、良い後半に繋げられそう。
マルティネッリのゴールを見て、アルテタは本当はオーバにコレをやってほしかったんだろうなと。
ただスラダン的に言えば「オーバ、お前を超える逸材がここにいるぞ」という事で、今は成長するマルティネッリを見ていたいですね。
チーム得点王がESRとは、もうオーバFCから完全にパラダイム転換しましたね。その意味では、アルテタとチームの厳しい対応も、ある意味リスクをとってでも脱オーバに向かうべき、と大人の判断したのかもしれません。契約更改する前のオーバは本当にすごかったけど、最近は魂の抜けたオーバしかみていなかったので、もうラカとエンケティアでリンクアップを磨く、というのでいいような気がしますが。個人的にはプレイタイムがもらえてないリースをフェイエノールトから呼び戻して、ネイションズカップでAMNが中央でブレイクして、真ん中もウィングも心配がなくなる・・・というのが理想なのですが。明日は継続性が試されますね、Bとガビ―、本当怪我だけはしないで!COYG